下地島コーラルホテル（旧ANA宿舎）＆下地島空港RW17エンド　

2018/02/10 - 2018/02/11

伊良部島にあるANAゆかりの下地島コーラルホテルの宿泊と下地島空港の滑走路RW17エンドの見学を目的にした旅行です．

ホテルはもともとANAの宿舎だったということで，あちこちにANAのポスターが貼ってあります．

空港１７エンドへはホテルの自転車を借りていきました．強風と小雨という最悪コンディションでしたが，目的は達成．写真の曇り空が雨と強風を思い出させてくれます（苦笑）．
これはこれで楽しい旅行になりました．

エリア 伊良部島・下地島(沖縄)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日は宮古島への旅行です．
土日の1泊だけになりますが，ウキウキした気分になります．
羽田空港11:40発のNH87に搭乗しました．機体は767です，

宮古空港からタクシーで下地島コーラルホテルへ向かいました．運転手さんに行先を告げましたが，場所がわからず，本部と無線でやり取りして確認していました．だいたいの場所がわかったようなので，出発です．

約30分でホテル近くまで来ましたが，入口がわからずキョロキョロしていました．ようやくホテルの看板が見つかりました．．道路に面して設置されていますが，残念ながらそれほど大きくないため，あまり目立ちません．タクシーも行き過ぎるところでした．結局，料金は3600円で，事前情報より少々高めでした

ホテルの入り口を入ったところです．
ロゴ入りマットの花がいいですね．正面がロビーで，受付はこの左側にあります．受付と同時にレンタサイクルも申し込みました．

部屋はごくオーソドックスなシングルルームです．他の方の旅行記では，虫やヤモリが出るという事でしたが，いまは冬なので問題なしです．

こういうANAのポスターがロビー，廊下のあちこちにたくさん張られています．これは787導入時のものでしょうか．

こちらもANAらしさがよく出ているポスターです．

でも...このコピーは...「まあたらしい」が読みにくい...（苦笑）
「新しい」ではありふれていて，ひねったのでしょうが，私の中では違和感のほうが残ってしまいました．

こういうものが階段の踊り場に掲示されていました．これはなかなかお目にかかれないレアものですね．ANA乗務員の宿舎っぽさが最も出ているものと思います．

さらにホテル内を散策中．
これは，渡り廊下からみた建物です．低層の建屋で，敷地も広くゆったり作られていて，リゾートの一流ホテルみたいです．

こちらは会議室．研修用だったのでしょう，ここで勉強したのでしょうね．

まだ時間があったので，自転車で出かけることにしました．自転車は普通のママチャリです．

自転車で市街地のほうへ向かいました．途中の伊良部島と下地島を分ける水道です．宮古島，伊良部島はどこに行っても海の色がとてもきれいです．この日は天気は良くなかったのですが，曇り空の暗い色を跳ね返してさらに海の青を見せています．

途中，こんな石碑が．「公教育発祥之地」だそうです．いろいろと歴史があるんですね．

ぐるっと回ったのですが，特に面白いところもなかったので，急遽，17エンドに行くことにしました．もともと2日目に行く予定でしたが，まず下見ということで．そうと決まったら，急げ急げ．

市街地からホテルを素通りして反対側へ向かいます．下地島空港17エンドに行くためには，滑走路とほぼ平行にずうっと先まで行かないといけません．

途中，空港の正門に到着しました．
もちろん，ここからは入れません．空港ビルや管制塔にいく職員など関係者専用です．「警備中」「テロ対策警備実施中（黄色い看板）」など，当然ですが，物々しい感じになっています．

道路はここから右に折れて，うっそうと茂った森の間を抜けていく感じになります．天気が悪いのに加えて，カラスも鳴いていて少々気味が悪かったのと，両側から草がぼうぼうと伸びてはみ出してきているまっすぐな道路が延々と続いていて「道を間違ってないよなー」という不安も重なって，ひたすら自転車をこぎ続けました（ので，この付近の写真がありません...）

不安の中，自転車をこぎ続け，ようやく開けて海に到達しました．あとから地図を見ると，距離としては600メートルほどのようですが，なかなか通り抜けられなかったので，海を見たときには安心感で「おーっ」と声が出ました．

ここは，砂浜が沖合まで続いているようですが，大小の岩がごろごろと散乱しています．以前の津波で運ばれてきた，と何かでみたきがします（間違ってたらすみません）．

ここから後は，海沿いを進みます．実は，遠くのほうにすでに17エンドの桟橋が見えています．さあ，あそこまでがんばろー！

ようやく空港の外周道路にきました．金網の向こう側には滑走路が直接見えます．遠くには管制塔もあります．ここからさらに先端まで行くことになります．

写真を見てわかると思いますが，天気は悪く小雨が時々落ちてくるような状態です．さらに！この道路は反対側が海になっていて，容赦なく向かい風が吹き付けているのです．ママチャリの立ち漕ぎで頑張りますが，歩くより遅い速度にしかなりません．

こちらが四苦八苦している脇をレンタカーが数台，次々と追い越していきます．変な人だと思われているんだろうなあ，と思いつつ，少しでも前進するように必死になっています．

途中に観光案内の石碑がありました．ここで力尽きていったん休憩です．風はやむことを知らず，びゅーびゅーとふいています．「いやー，もう帰ろうかなー」「明日もあるし，今日はここでもいいんじゃない」「せっかくここまできたんだから，もう少し行こうよ」と休憩中は心の中で葛藤が続いています．

結局，もう少し，行けるところまで行くことにしました（この判断がよかったのは，明日になってわかります）．

先のほうを見たところです．自転車がさみしそうですね．
17エンドの桟橋はこのずっと先，左手になります．まだまだ距離がありますし，この強烈な向かい風は耐え難いものがあります．

結局，せっかく来たんだから行けるところまで行こう，と結論づけて，出発しました．相変わらず歩くより遅いくらいなので，ときどき歩いてしまっています．

おー，ついに到着．感動ですね．「自分をほめてあげたい」ですね．実はこの言い方は好きではないのですが，今回ばかりは強風の中をここまで来たということで，自分に対して「お疲れさまです」．

天気が悪いのはイマイチですが，沖に向かってすぅーっと伸びている桟橋はとても美しいです．桟橋の先端がちょうど水平線に重なって消えている，あるいは逆に無限のかなたから足元まで桟橋が伸びてきているように見えました．

この場所であれこれ写真を撮りながらうろうろしていました．レンタカーも数台通りましたが，みなさん車内からちらっと見て写真をとって，はい終了，1分もしないうちに出発されていました．強風小雨模様なので，車から出る気にならないのでしょうが，もったいないなあ，と思いました．

これは，桟橋の場所から空港側を見たところです．目の前の赤い目印（すみません，何かよくわかりません．ご存知の方がいらっしゃいましたら，教えてください．）の向こう側に滑走路が伸びています．こういう写真はあまり見たことがないので，一興ということで．

このあと，さらに向こう側を進んで，通り池まで行きたいと思っているのですが，今日は天気が悪く，時間も遅くなってきたので，これで満足して帰ることにしました．また明日，行けるところまで行こうと思ってホテルに戻りました．

さあ，ホテル併設のレストラン「さしば」で夕食です．ここは，周りに何もないので，ホテルで夕食の一択です．左下に移っているメニューが洒落ています．

これがメニューです．
さしば（鳥）が羽を大きく広げて滑空している様が真ん中にあり，その上に雲と虹（？）がかかった中を飛行機が飛んでいます．
さしばの羽には「SHIMOJISHIMA]の文字もあります．黒地に白抜きになっていて，なかなかいいデザインですね．

宮古牛ステーキ定食です．とてもおいしかったです．ビールはもちろんオリオンビール．定番ですね．

さて翌日．
なんと，強風+激しい雨．しばらく様子を見て，雨が治まってきたら出かけることにしました．

9時過ぎまで待ちましたが，雨が止む気配がありません．時間切れということで，本日のお出かけは中止しました．いやー，初日に強風小雨のなか，がんばって17エンドまでいっておいてよかったです．

さて，こうなると空港へ行くしかやることはありません．昼食をとって，お土産をゆっくり見ながら時間つぶしをすることにしました．

帰り際，もう一つ新しいポスターを見つけました．
ANAのおもてなしの心の原点ですね．
結局ポスターの写真ばかりになってしまいましたが，ANA好きということで許してください．

空港で昼食です．前から行ってみたいと思っていたA&Wに行きました，沖縄地方にはたくさんありますが，初A&Wです．ここのルートビアが有名ですが，まだ飲んだことはありません．写真のビールはもちろんオリオンビールです（笑）．

ここのハンバーガーは初めて食べたのですが，肉厚のパテがジューシーでとてもおいしかったです．おすすめです．

これで今回の旅行は終了です．空港待合室で今回の旅行を思い返してみると，二日目が雨で何もできませんでしたが，旧ANA宿舎の宿泊と下四島空港17エンドの見学という目的は達成しました．こういう旅行もありでしょう．