五月の金沢ひとり旅 (1泊2日)　

2018/05/14 - 2018/05/15

暇ができたので、行けるときに行っとかないと！と○十年ぶりに一人旅をした備忘録です
旅の手配をしたのは出発の10日前。有名な雪吊りや香箱ガニはないけど、5月の金沢は散策しやすくてよかったです
すっかりおばさんになってしまい、ひとり旅ができるか不安でしたが満喫しました
＜一日目＞5/14(月）曇りのち晴
近江市場→尾山神社→玉泉院丸庭園
→金沢城→兼六園→ひがし茶屋街

＜二日目＞5/15(火）快晴　夏日
香林寺→妙立寺→にし茶屋街→長町武家屋敷跡
→金沢聖霊病院聖堂→金沢21世紀美術館→
県立美術館(カフェのみ)→近江市場

エリア 金沢(石川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 日本旅行

明け方まで激しく降っていた雨が上がり出かけやすい天気になりました
北陸新幹線では、車内販売メニューを見たりガイドブックを眺めたりして過ごしました

北陸新幹線 乗り物

９：５１金沢駅到着　　鼓門ではたくさんの人が写真を撮っています
1日フリー乗車券を買ってバスに乗り込み

鼓門 名所・史跡

１０：２０近江市場の山さん寿司に来ました
先客はカウンター席に女子ふたり組とカップルが一組
おひとり様はわたしだけかー、ちょっと人目が気にならなくもないけど…

山さん寿司 本店 グルメ・レストラン

でもいいのだ！この3000円の豪華な海鮮丼を食べたい気持ちの方が勝っている
これが食べたくて朝は少ししか食べないでおいたのだし、ちょっと苦しかったけど全部食べ切れました

市場を見て歩きました。すみません。わたしの未熟な撮影技術によるショボいスマホのカメラでの撮影です

近江町市場 名所・史跡

買わないのに写真ばかり撮って悪いな…と思いながら遠慮がちに撮っていたら、変なアングルばかりになってしまいました

二階にもあがってみました

ひと駅だけバスに乗り尾山神社へ　前田利家公とお松の方を祀る神社です
この美しい神門を見たかったのです。ギヤマン張りが美しい。
もとはご神灯が点灯され、金沢の街を照らし、また遠く日本海を航行する船の目標たらしめたもの。第三層目に設置された避雷針は日本最古のものだそうです。（尾山神社HPより）

尾山神社 寺・神社・教会

１０分ほど歩いて玉泉院丸庭園に来ました
三代藩主前田利常が作庭をはじめ、廃藩時まで城内にあった庭園を再現したものだそうです

金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡

お手入れが行き届いた庭園を眺めながら、玉泉庵でお茶をいただくのもよさそう。毎週金土曜日の夜はライトアップもされているそうです
庭園をゆっくり眺めながら金沢城公園に向かって

視界が開けてきました　　二の丸広場の向こうに五十間長屋が見えます

金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡

橋爪門続櫓石垣
ガイドさんをお願いして石垣巡りをしている方もいらっしゃいました

金沢は外国人観光客が多いです。特にフランス語がよく聞こえてきます
かっこいい橋爪門続櫓を海外からの小さなお客様が観ています。日本の金沢で素晴らしいお城を見たこと覚えていて欲しいな

内堀石垣に沿って歩いていると何かが聞こえてきました。たぶんカエルかな。お堀を覗き込んでみましたが鳴き声の主は確認できませんでした

金沢城を出て橋を渡って　兼六園に着きました
日本最古と伝わる噴水。最大3.5メートルまで上がるそうです。
ここで某国の団体ツアー客の皆さんがとても賑やかすぎたので、この皆さんとは反対周りで行くことにしました

新緑真っ盛りですが、つつじがまだすこし咲いています
つつじ越しに見た徽軫灯籠

この松の枝ぶりのすごさ　　たくさんの支柱に支えられて頑張っています

雁行橋　違う角度から撮ればよかった
11枚の赤戸室石（金沢郊外の戸室山から採掘）で形作られた橋。石の並びが、がんが飛んでいくように見える（るるぶより）

雪見橋から見たカキツバタはいまひとつ

根上松　高さ15メートルの黒松
根の周りを厚く土で覆い、木の成長に従って土を取り除き根をあらわにしたものと伝えられる

近づいてみました。地上2メートルに40数本の根が盛り上がっているのだそうです（るるぶより）

曲水のあたりに来ました　　カキツバタがきれいです

花見橋を渡りました　こちらのカキツバタもいまひとつ

成巽閣に入りました。残念ながら内部は撮影できません
入口でもらった推奨順路の用紙を見ながら周りました
用紙には
階下「書院造」加賀百万石　前田家　奥方の御殿
階上「数寄屋風書院造り」
の文言に続いて見どころの説明書きがあります
群青の間（フランスから輸入されたウルトラマリンブルーの群青色と弁柄の朱色の室）の群青色が美しかったです

成巽閣(歴史的建造物) 名所・史跡

和服をレンタルして散策している女子旅グループを多く見かけました

新緑の季節ですが赤色もありました　　緑の中に赤が映えて美しい

瓢池の側にある夕顔亭　茶室だそうです

瓢池　奥には翠滝　秋はきっと紅葉が美しいのでしょう

桜ケ岡口近くに咲いていたサンザシ

兼六園は立派な松の木や季節の花々の美しさも見ごたえがありますが、様々な木々の根っこや苔にも思わず目がいきました

兼六園を出て、金沢城下からバスに乗って次の場所へ　バス停の近くには前田利家公がいらっしゃいます

ひがし茶屋街に来ました　　さすが人気の観光地、賑わっています

ひがし茶屋街 名所・史跡

バスを降りてガイドブックを見ながら歩いていると魚屋さんのおじさんに呼び止められてました。
「大丈夫ですか？あのね志摩さんに行ってください。お茶屋さんです。あとは全部お土産屋さん。行かなくてもよろしい」とのこと
了解しました

箔一を見つけて、早速魚屋のおじさんの言いつけを破りました

箔一 (東山店) 専門店

金箔ソフトは外せません　　味は普通のソフトクリームです

志摩さんを探してぶらぶら　つばめがたくさん飛んでいました

見つけました。せっかくなのでお茶付きのチケットを買って見学しました
国指定重要文化財です

志摩 名所・史跡

以下、相変わらずの乏しい撮影技術ですが内部です
江戸時代に創立された格式高いお茶屋の建物

加賀の建物は外装も内装も美しい　色遣いが本当に洒落てます

展示も豊富

台所の道具もたくさん残されています　　　この台所の奥が茶室です

茶室でお庭を眺めながらゆっくりお茶をいただきました
ひたすら歩いていたのでゆっくりと休憩させていただき落ち着きました
和菓子はつつじを表しているそうです　時間に余裕のある方はぜひ

人があまり歩いていない道を選んで散策しました

１５：００　主計町茶屋街に来ました
ひがし茶屋街から浅野川大橋を渡って浅野川沿いを歩きました
こちらは人も少なく静かで落ち着きます

主計町茶屋街 名所・史跡

あかり坂を探して少し道に迷いました　　
浅野川から一つ入った路地を歩いてみて、横道を覗くと猫さん発見　
そして猫さんの向こうに見えるのは

暗がり坂 ・ あかり坂 名所・史跡

見つけました　五木寛之氏が命名のあかり坂

猫さんありがとう

その近くに暗がり坂　　旦那衆が人目を避けて茶屋街に行くために通ったという
上から見た暗がり坂の方が絵になる感じ

軒先に干したトウモロコシが掛けてあるお宅を数件見かけました
魔除けだそうです　　ひがし茶屋街でガイドさんが説明しているのをちょっと小耳にはさみました

バスに乗って駅に戻りホテルにチェックインして暫し休憩
リーズナブルで駅近で最上階に大浴場ありのビジネスホテル

ホテルルートイン金沢駅前 宿・ホテル

１７：３０
金沢駅内あんとに入っている黒百合さんで金沢おでんをいただきました
待たずに入れました
おひとり様の女性が二人座っている隣に案内していただきました
よかった　おひとり様女性がいて

黒百合 グルメ・レストラン

赤巻　梅貝　車麩　大根　そして　ビール中ジョッキ
あっさりですが味が染みててどれも美味しかった
サクッと飲んで食べてお店を出たときには(おそらく18:20くらい）
10人くらい待っていました

初ひとり飲みを制覇して気分が良くなったのではしご酒をしました
黒百合さんのすぐ近くのお酒売り場に設けられたカウンターだけのお店
女性おひとり様の先客がいらしたので入れました

メニューには飲み比べセットもあり迷いましたが
こちらの辛口の生酒の「千」をいただきました
グラス一杯のお酒とからすみとごぼうのすり身が付いて1000円
このあと、このボトルの小さいほうが千円以下で売られているのを見てしまい少しショックを受けましたが
いいんだ！私はこの時間と雰囲気を楽しんだから気にしない

外に出てみるとまだ明るい
金沢駅　朝は鼓門しか見ていませんでしたが、違う角度から見てみると近代的でかっこいい駅舎です

金沢駅 駅

少し遠回りをしてホテルに戻りました
かっこいい建物　と思ったらステーキ屋さん　翌日駅で広告を見つけました
母の日に娘がプレゼントしてくれた万歩計を持ち歩きました　21700歩

＊＊＊二日目＊＊＊
無料朝食付き宿泊なのでしっかりと朝ごはんをいただいて
今日も一日フリー乗車券を買って、広小路でおりてローソンの横の細い道を入っていくと

正面に妙立寺が見えました　予約は10時　早く着いてしまったので

妙立寺(通称 忍者寺) 寺・神社・教会

香林寺に行ってみました
20分ほどご案内をしていただき、庭園にある十二支の像がある幸福の道を
干支の位置を確認しながら二周して、自分の干支の像と不動像の前で祈願すると願いが叶うそうです
家族や親族の分も祈願して良いそうなので、それぞれの干支の像に祈願してきました

香林寺 (金沢市) 寺・神社・教会

妙立寺に戻り見学をしました　撮影禁止です
隠し階段など仕掛けがたくさんあっておもしろいところでした

妙立寺(通称 忍者寺) 寺・神社・教会

バス通りを渡りにし茶屋街に来ました
西料亭組合事務所は大正時代の建築だそうです
ここの裏の建物から三味線や太鼓の音が聞こえてきていい雰囲気でした

にし茶屋街 名所・史跡

１１：００暑くなってきました　夏日です
カカオサンパカのチョコレートアイス　濃厚で美味しい　急いで食べないと暑さで溶ける

カカオ サンパカ (金沢店) グルメ・レストラン

観光客はあまりいません

こちらの甘納豆を買いたくて、にし茶屋街に来たと言ってもいいくらい
オーガニックひよこ豆と能登大納言を買いました

甘納豆かわむら グルメ・レストラン

またバスに乗り香林坊で降りて長町武家屋敷跡にきました

長町武家屋敷跡 名所・史跡

二の橋の通り

大野庄用水に沿って歩いて

武家屋敷跡野村家に着きました

武家屋敷跡野村家 名所・史跡

野村家は11代にわたり加賀藩の重臣を歴任した名家だそうです

お庭も立派

おもしろい　　鶯の鳥かごを霧箱に入れて鳴き声を響鳴させ風情を楽しみます、とあります

小さな空間も美しく

金沢聖霊病院聖堂　少し入口がわかりにくかったです　
ここの奥に入口があり、隣の病院から入れる入口もありました

昭和初期に建てられたロマネスク様式の木造教会　　半分が椅子　半分が畳敷き

群青色が効いていて美しい　窓はステンドグラスです
金箔や黒漆塗りの円柱などは金沢の伝統技法（るるぶより）

せせらぎ通りにはおしゃれなお店が並んでいました

またバスに乗って21世紀美術館に来ました。

金沢21世紀美術館 美術館・博物館

うさぎの椅子

足ながーい！　コンセントが出ています

広阪を上って県立美術館内へ
石川県出身のパティシエ辻口博啓氏が手掛けるルミュゼドゥアッシュで休憩

ル ミュゼ ドゥ アッシュ 和倉店 グルメ・レストラン

窓側のカウンター席に通していただき、小径を眺めながらゆっくりしました
アンフレーズはイチゴのムースで中に能登大納言が包み込まれています
紅茶はニルギリ　バームクーヘンがひと切れ付いているのが嬉しい

県立美術館の向こうにかっこいい建物が見えたので行ってみました
県立歴史博物館は赤レンガ建物3棟並んでいて、かつては陸軍の兵器庫だったそうです。中には入らず外観だけ見てきました
向かいにある本多公園は造成工事中で通れませんでした

石川県立歴史博物館 美術館・博物館

ルミュゼドゥアッシュの席から見えた小径を歩いてみました。広坂公園を抜けてバス停に戻ります

１５：３０バスに乗って再び近江市場に来ました
朝食以降スイーツばかり食べていたのでちゃんとご飯を食べよう
まだ回転ずしを食べていなかったのでもりもり寿しさんへ
待たずに入店できました。閉店時間が近いので品切れのものもありました
北陸五点盛　ホタルイカの沖漬け　生しらす　マグロ三点盛　をいただきました
全部美味しかったです

もりもり寿し 近江町店 グルメ・レストラン

新幹線の出発時刻までかなり余裕があり、金沢の景色が名残惜しかったので駅と反対の方向に周る金沢周遊バスに乗って市内を一周しました。一周約45分です
駅で家族にお土産を買って１９：１８のかがやきに乗って帰京しました
のどぐろらーめんはまだ味見をしていません
金沢は季節ごとに訪れてみたくなる町でした　　
最後までご覧いただきありがとうございました

この旅行記へのコメント （2）

• ももであさん 2018/11/07 20:09:34

  入門

  牛肉麺さん　はじめまして♪
  
  表紙の海鮮丼が美しくも旨そう過ぎて
  目眩がしてきました。
  
  女子ふたり組とカップルを蹴散らし、
  朝は少ししか食べないでおいたとは!
  なんと計画的犯行!!
  
  弟子にしてください。

  牛肉麺さん からの返信 2019/02/19 12:15:51

  RE: 入門

  ももであさん
  
  はじめまして♪
  
  長い間コメントに気付かず大変失礼いたしました。
  
  弟子だなんてそんなめっそうもない。
  ひとり旅のご飯はハードルが高いですね。海鮮丼だけをひたすら見つめ黙々と食べました。
  
  しかし、恐れず挑戦しようと思います。ちなみに海鮮丼とっても美味しかったです。
  
  コメントありがとうございました。