天草半島をフェリー＆バスで縦断。鹿児島から長崎へ船旅

2018/02/20 - 2018/02/22

マレーシアからタイへのフェリー旅（https://4travel.jp/travelogue/11321781）で船旅にはまってしまい
沖縄からできるだけ航路を利用して博多まで縦断旅を楽しんできました。

沖縄からフェリーで与論島を経由して鹿児島へ到着。
鹿児島からは、鉄道・フェリー・バスの公共交通を利用して天草半島を縦断し、長崎へ向かいます。

鹿児島中央駅から川内駅まではJR鹿児島本線、川内駅から出水駅までは肥薩おれんじ鉄道でのんびりローカル線旅。
出水駅からはシャトルバスを利用して蔵の元港へ行き、そこからフェリーで天草半島の牛窓港に到着！
牛窓からは路線バスに乗って、天草の中心地となる本渡バスセンターへ。
天草観光は、1000円観光バスを利用して崎津集落や大江教会などを散策し、ふたたび路線バスに乗って富岡港へ。
富岡港から高速ジェットにのって長崎の茂木港への船旅というプラン。

天草のおいしいお魚とお酒に美しい海。隠れキリシタンが静かに暮らしてきた美しい景色に癒される旅行でした。

レンタカーがないとなかなか移動しにくい天草半島ですが、熊本県が力を入れて観光アピールしています。
決してアクセスの便がよいとはいえないのですが、多くの観光客が訪れてほしいとあれこれがんばってくれているので、興味のある方はぜひ足を運んでほしいと思いました。

エリア 天草諸島(熊本)

• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

与論島からフェリーで1泊して鹿児島港へ。
与論島旅行記：https://4travel.jp/travelogue/11333032

港からは連絡バス（160円）が出ているのでそちらにのって中央駅へ移動します。
フェリーの時刻に合わせて運行してくれていて、とても親切です。
乗り遅れないよう、早めに下船するようにしました。

10分ほどでJR鹿児島中央駅へ到着。

出水駅までは新幹線もありますが、節約のためローカル線を利用。
出水駅から蔵の元港のシャトルバスは新幹線に合わせて時間設定されているので、お金に余裕がある人は新幹線のほうが時間のロスが少ないと思う。

JR鹿児島本線に乗ります。
JRなのでICパス（スイカ）の利用OKです。川内駅まで940円。

本当は指宿・枕崎を経由して出水へ行きたかったんだけど、バスの本数や運賃を考えて欲張らずに直接向かうことにしました。

10時29分発の川内行きに乗車。

なんだかおしゃれな椅子です。

1時間ほどで終点の川内駅へ到着。おれんじ鉄道へ乗り換えます。

降りたホームをそのまままっすぐ進んだ先に改札がありました。
スイカを清算してから、切符を購入します。
おれんじ鉄道は現金のみ。出水（いずみ）駅まで1450円。

自動券売機がなく、駅員さんから窓口で購入です。
駅名の読み方がわからずおろおろ。
「いでみず？までお願いします」
「あ、いずみですね。」日本語って難しい。

乗り換えの時間は短くて、バタバタと切符を購入して乗り込みます。

11時28分、予定通り出発。

2月の平日だったのでがらがら。

きれいな海岸線を眺めながら進みます。
のどかでいいです。ローカル線にしてよかった！！

12時30分、出水駅の到着。

シャトルバス乗り場への案内があって親切です。
12時40分発なので、いそいで乗り場を探します。

駅に軽食を購入したかったけれど、、、新幹線の売店も見てみたんだけどあまりなかった。

乗り場はわかりやすく、無事に見つかりました。
でも、1分前になってもバスがいない。。。
こういう始発駅は早めに待っているもんだと思っていましたが、ぴったり40分にやってきました。

バスは貸しきり状態。終点まで誰もいませんでしたー

車窓からの写真を撮っていると、運転手さんが所々説明をしてくれたり、スピードを落としてくれて撮影しやすくしてくれました。
海がとてもきれいです。

バスで1時間ほどゆられ、13時45分ごろ蔵の元港に到着。1050円。

フェリーで朝食を食べ、中央駅でかすたどんを食べてはいたものの、お腹がすいてきた。でも、周辺にはお店がなく、、、牛窓港まで我慢です。

地元の漁港。のどかです。
お天気がよくて海が本当にきれいです！

14時発のフェリーにのります。490円。
降りたバス停の目の前の建物がチケット売り場となっています。

時間になるとゲートがオープン。船に乗り込みます。
ほとんどの乗客は車ごと。

船内はかなりきれい。
ソファもたくさん。
売店スペースもありましたが、営業はなし。

中国からの個人旅行の8名ほどのグループと地元のひと数名。
シャトルバスも出して、がんばってくれているんだけれど、なかなか利用者は少ないみたいです。

30分ほどの短い航路ですが、湾に浮かぶ島々を眺めつつ、なかなかよい景色です。
まだ2月なので風は冷たい。
夏だったらビールなんかを飲んでクルーズできたら最高だと思う。

牛窓港に到着。

乗客はみな車に戻って下船。
車のない人は車の横を通って降ります。

フェリーターミナルのそばにはレストラン・売店があるのですが、、、
なんと目をつけていたレストランは本日定休日。。。
旅のあるあるです。残念。。

時間も14時を過ぎていたので、ランチはあきらめて、ちかくにあったかまぼこやさんでさつま揚げ（80円）を購入。

めちゃくちゃ、おいしかった。夜のおつまみにもっと購入してもよかったな。

フェリー乗り場の物産展でゼリー（410円）も購入。
ちょっと高かったけど、飢えはしのげました。

夜はお酒のおいしい居酒屋さんを調べてあるので、そちらに賭けます。

牛窓港から大渡バスセンター行きの路線バスに乗ります。

こちらもほとんど貸しきり状態。
ICカード（スイカ）使用できます。1530円。

バスに揺られること1時間30分ほど、天草の中心地となる本渡のバスセンターへ到着。
このあたりには、マックもTSUTAYAもコンビニもあって、スーパーなどいろいろそろっています。

バスセンターから徒歩2分ほどの天草プラザホテルが本日のお宿。
清潔感があってスタッフの方もとてもフレンドリー。
天草の人はバスの運転手さんもフェリーのスタッフさんも、観光客にやさしい。

ほぼお昼ぬきだったので、夜は豪華に。
事前に調べておいたホテルから徒歩5分ほどの地酒がおいしい居酒屋、入福さんへ。

ご主人と奥様？のこじんまりとしたお店ですが、お魚がとにかくうまい！
お造りは予算を伝えて作ってくれるので、とっても良心的。
5種類を2切れくらいでみつくろっていただきました。
いろんな種類を少しづつ味わえる、一人旅には本当にうれしいお店です。

お酒の種類も多くて、ついつい飲みすぎてしまいました。

ご主人は、だいぶお年を召していて、長時間のたち仕事がちょっと大変そうだった。お元気で無理せずにお店を続けてほしいです。

翌日は天草の教会めぐりツアーに参加。
路線バスと迷ったけれど効率を考えて、現地ツアーをチョイス。1000円

2日前までに電話で申し込み。1組のご夫婦と私の3名のみ。。。
こういうツアーは観光客には本当に助かるんだけど、この人数だと採算を取るのが厳しそう。そういえば、長崎に行ったとき、外海教会ツアーを利用したときも今日がラストです、なんてガイドさんが寂しそうに言っていました。
世界遺産登録されることによって、観光客が増えてくれることを願うばかりです。

13時20分にバスセンターへ集合し、まずはコレジョ館へ。
入館料200円は別途支払い。

館長さんじきじきに説明してくれました。
隠れキリシタンのクロスだったり、オルガンや印刷機などのレプリカなどなかなか見所いっぱいです。

続いて崎津集落へ。

湾のなかにひっそりたたずむ姿がなんとも情緒あります。
ガイドさんがなんとこちらのご出身だそうで、故郷に対する熱い思いをいろいろ聞かせてくれました。

とても明るく楽しいガイドさんで、わざわざ天草までやってきてくれたお客様にすこしでも楽しい思い出を作ってほしいという想いが伝わってきます。
天草の人はみんないい人ばっかり！

崎津教会の中へ。
畳敷きの教会となっていて、足を伸ばした甲斐がありました。興味深いです。

再びバスに乗って、大江教会へ。
結構距離があるので、ツアーにしてよかったです

神父さんとガイドさんが顔なじみのようで、いろいろ地元の会話を楽しませていただきました。

17時10分ごろに本渡バスセンターへ戻ってきました。

17時35分の富岡港行きのバスに乗り込みます。
富岡港は長崎行きの高速ジェットの乗り場です。
乗り物に乗るのは苦にならないのでそれはそれで楽しいけれど、なかなか大変です。

1時間ほどバスに揺られます。
この時間は高校生が多くてバスは満席でした。

今日の宿は「あまくさ温泉ホテル　四季彩」。最寄の「3丁目」バス停で下車します。
ホテルは、ここから歩いてすぐ。夜は温泉で疲れを癒します。

翌朝、よいお天気です。
ホテルのそばの海岸をお散歩。

高速ジェットの時間まで時間があるので、富岡城へ行ってみます

小高い岡の上にあってだいぶ登りますが、景色がよかった。
あまり見所は少ないかな。。。

富岡城の近くにあるお店でランチ、と思っていたら本日団体のため貸切だそう。
天草ちゃんぽんの名店「名月」に行ってみたら、こちらも臨時定休日（涙）
天草はランチとご縁が合わなかったみたいで残念。

近くのお店でパンを購入して飢えをしのいでから、ホテルで荷物をピックアップ。

13時ごろ富岡港へ。