2016/06/18 - 2016/06/18
17位(同エリア15件中)
万歩計さん
11日目(6月18日(土))
・長かったSNCFのストが終わったらしい。旅の終盤でやや遅きに失した感もあるが先ずは目出度し。
・早朝TGVでボルドーへ。1時間の乗り継ぎでサルラ行のTERに乗換。行先を確認に行ったY氏がマドモアゼルを連れて席に戻ってきた。日本語を学んでいるボルドー在住の女学生で週末の里帰りらしい。試験前の勉強をしていたという。こうなると日本のオヤジは図々しい。早速怪しげな英語を交えた楽しい日本語の授業が始まる。教えていると日本語の難しさがよくわかる。特に助詞の使い方が難しい。これに比べたら日本人が英語、フランス語を学ぶのはうんと優しい。もっと英語を勉強しよう。女学生は途中の駅で降りたが後日メールを送ってくれた
・延べ5時間半の列車の旅でサルラに到着。100km東は前半に訪れたコンクなのでまた戻ってきた感じ。駅前にタクシーはなくスーツケースを引きながら急ぎ足でホテルへ。荷物を預けて現地ツアー集合場所へ向かう。今日のサルラは市の日でメインストリートの両側にはいろんな品物を売るテントがぎっしり並んでいる。
・ツアー参加者は我々2人と70歳は優に過ぎたオーストラリア人夫婦(ドバイ→フランス→タイとテーマ不明の6週間の地球半周旅行中)とアメリカ系フランス人老婦人2名の計6名。英語を話す現地ガイドの運転するSUVに乗ってドルドーニュ川下りと美しい村の4時間半の小旅行。この一帯はフランスの最も美しい村の密集地で、これから行く村々もすべてその指定を受けている。ただ空模様が気になる。最初のドンムはライムストーンで建てられた可愛い家並みでイギリスのコッツウォルズを彷彿とさせる。歩いているうちに雨が。ここは雨男のY氏が1本。
次のラロック・ガシャックはドルドーニュ川の左岸の崖にへばりつくように家並みがある。ここから昔ドンムのワインをボルドーへ運んだという帆掛け船で1時間の川下り。川の流れは早く、ドイツのネッカー河畔に勝るとも劣らない古城が次々と現れる。
最後は船から見上げたベナック城と麓の村へ。急な坂を下るとき歩き辛そうな老婦人にさり気なく腕を出す。手を組んでエスコートする姿を夫のオーストラリア爺さんが下から振り返って写真を撮る。
「彼は紳士よ。あなたは先に行ったけど。」
この自然な紳士的行動を後でY氏が褒めることしきり。旅は人を大胆に、かつ紳士にするものだ。
結局後の二か所は天気が回復し、結局晴れ男の万歩計の2勝1敗(万歩計のこれまでの海外旅行での晴天率は90%を超える)。
・夜はY氏念願のフォアグラを食べにホテル推薦のレストランへ。出てきたフォアグラは3個。シンプルな味付けだが地元ならではの新鮮な味が堪能できたようだ。肝類が苦手な万歩計は散々迷った挙句にまたまたステーキ。この旅で何枚目だろう、能がない。Y氏は更にフォアグラを食べるためもう一軒レストランへ。出てきた3個のうちまともなのは1個だけで後はテリーヌ状とカニカマ風。食べ残した皿を見てウエイターは「オー!ノー!(実際はフランス語で)」。
・食後はまた雨が降ってきた。雨男もしぶとい。傘をさして写真を撮りながらしっとりとした夜の中世の街を歩く。週末だが雨のため賑わいはない。ここの建物は素晴らしい。ルネサンス、バロック期の建物が装飾豊かに並ぶ様子はまさに建物博物館。Y氏はサルラを舞台にした大人の恋愛小説の構想が沸いたらしい。Y氏と別れ万歩計は更に夜のサルラの街を歩き、最後は殆ど灯りのない教会の墓地に入り込んだ。さすがに気持ち悪くなり、無事人間界に戻ってきた時はほっとした。
夜はホテル側が何を間違ったかダブルベッドが一つ。満室で変更もかなわず、枕とクッションで入念な仕切りを作って寝た。何も問題は起こらず二人とも熟睡
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バイヨンヌ→(TGV)→トゥールーズ→(TER)→サルラ→ドルドーニュ渓谷現地ツアー(ドンム、ラ・ロック・ガジャック、帆掛け船で川下り、ベナック・エ・カズナック)→サルラ街歩き;(泊)
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朝バイヨンヌ駅に行くと何時ものストダイヤの貼り紙がない。聞いてみるとストは解決したらしい。ずいぶん苦労したがいい思い出になりそう。
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TGVはボルドーに向けてバイヨンヌをスタート。
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ボルドー駅でサルラ行のTER(普通列車)に乗り換える。少し時間があるので駅を歩いてみた。
ボルドー サン ジャン駅 駅
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TERで160km東のサルラを目指す。途中は一面のブドウ畑。
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そして美しい田園風景。
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車内で日本語を勉強しているボルドーの女子学生にあった。しばし楽しい日本語講座を開講。
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12:46サルラに到着。しかし駅前にタクシーがいない。現地ツアーの出発まで1時間しかない。急ぎ足でホテルに行き荷物を預けて何とか集合時間に間に合った。
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ツアー参加者は我々と70歳は優に過ぎたオーストラリア人夫婦とアメリカ系フランス人老婦人2名の計6名。英語を話す現地ガイドの運転するミニバンで最初の目的地ドンムの村へ向かう。
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ドンムの村が見えてきた。この地方独特の城塞都市のひとつ。
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村の展望台で下車。
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ここから見下ろすドルドーニュ渓谷の眺望は素晴らしい。
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ここからガイドさんの案内で街歩きスタート。
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雨が降ってきた。
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黄金色の石で造られた古い家並が続く。
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ドンムは「フランスで最も美しい村」の一つである。
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昔はこの村でワインが作られていたそうだ。
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プチトランが止まっている市庁舎前広場。これから少し自由行動。
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イギリスのコッツウォルズの村に似たハチミツ色の石の家。
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広場に戻りの古い教会を覗いた。ドンム、落ち着いた美しい村だった。
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車に乗り次の目的地ラ・ロック・ガジャックへ向かう。雨が上がり青空が見えてきた。
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ラ・ロック・ガジャック村に到着。
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ドルドーニュ川に面した断崖に沿って美しい石の民家がぎっしり並んでいる。
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村のはずれに古い城跡。
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家は崖に張り付くように中腹まで広がっている。
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ここも「フランスで最も美しい村」の一つ。
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崖に窓らしいものが見える。昔の修道士の修業の場?
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昔ワイン樽を運んだというノスタルジックな帆掛け船。これに乗って1時間のドルドーニュ渓谷のクルーズ。
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人気のクルーズでハイシーズンは行列ができるそうだ。
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船から街並みを見る。
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行く手にアーチ橋と丘の上に城が見えてきた。
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カステルノー城。この辺りでUターンして戻る。
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川を渡る風が気持ちいい。
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ラ・ロック・ガジャック村が見えてきた。
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村に戻って下船。楽しいクルーズだった。
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ガイドさんの案内で少し村を歩いた。
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洞窟に掘られた家はショップになっていた。
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小さな広場が展望台になっていた。
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カヌー
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広場に小さな小さな村の教会。
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次はベナック・エ・カズナック村へ向かう。
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ドルドーニュ川の山の斜面にいくつも城が見える風景は、ドイツのライン川やネッカー川の流域に似ている。
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ベナック・エ・カズナック村に到着。
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村に入りベナック城に向かって歩いていく。
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この村もやはり「フランスで最も美しい村」。
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カフェ
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城の入口
ベナック城 城・宮殿
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高さ150mの城のテラスからドルドーニュ川を見下ろす。
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帰りは急な石畳の坂道を下りていく。
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ところどころに見晴らしのいいテラスがあった。
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歩き辛そうな老婦人に腕を出す。この行為を後でY氏に褒められた。
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麓の城下町まで下りてきた。
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4時間半にわたるドルドーニュ渓谷ツアーはこれで終了。公共交通機関では訪れることのできない場所なので値打ちがあった。
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サルラの街の戻りツアー解散。ホテルに向かう。
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あちこちに古く美しい建物があり、その都度カメラのシャッターを切った。
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今夜のホテルは城壁跡の北に位置するプラザ・マドレーヌ・エ・スパ。
ここで名物フォアグラ料理の美味しいレストランを教えてもらった。プラザ マドレーヌ ホテル & スパ ホテル
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レストランを探しながら旧市街を歩く。
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途中趣ある建物や広場があり何度もシャッターを切った。
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週末の夜なのに雨のため人出は多くない。
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ここがホテルお勧めのレストラン。
ラ・ラピエール 地元の料理
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念願のフォアグラにY氏はご満悦。
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肝類が苦手な万歩計は散々迷った挙句にステーキを注文。
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食後小雨の中を街歩き。
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街角にガチョウのオブジェ。
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リベルテ広場 広場・公園
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Y氏はこの街を舞台にした大人の恋愛小説の構想が沸いたという。
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Y氏と別れ万歩計は更に夜のサルラの街を歩いた。
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水汲み場のような石の泉があった。
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幻想的な照明。
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道の先にサン・サセルド大聖堂が見える。
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サン・サセルド大聖堂の裏にやってきた。
サン サセルド大聖堂 寺院・教会
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三角のとんがりは共同墓地に建てられた死者の角灯。なんだかすごい場所に足を踏み入れた。
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この辺りは明かりが殆どない。
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もうホテルに戻ろう。
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無事人間界に戻ってきた。
遅くまで歩いたので折角のスパを利用できなかった。プラザ マドレーヌ ホテル & スパ ホテル
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