アメイジング！エジプト⑤カイロ・ギザ後編

2018/02/03 - 2018/02/11

かつて世界史でがっつり勉強した古代エジプト。
世界ふしぎ発見！でもおなじみでした。
いつかこの目で見てみたいと思いつつ、安全性が気になり先送りになっていましたが、今回思い切って行ってみることにしました。

調べてみると個人旅行はちょっとハードな感じなので、ツアーを検討することに。
団体ツアーが苦手なので、少人数制ツアーをやってるファイブスタークラブに申し込んでみました。

ルクソールから始まり、クルーズ船でナイル川を上り、経由地で観光しつつアブシンベルへ。
最後にカイロ・ギザを観光するという9日間です。

2/3成田空港発
2/4ドバイ→カイロ→ルクソール
2/5ルクソール東岸
2/6ルクソール西岸
2/7エドフ・コムオンボ
2/8アブシンベル・アスワン
2/9カイロ
2/10カイロ
2/11カイロ→ドバイ→羽田空港

エリア ギザ(エジプト)

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

ギザのピラミッドを見に来ました。
入場ゲートを入ります。

フハハハハハッ

笑っちゃうほどでかい。

クフ王のピラミッドだよー！

別角度から撮ったものですが、これがクフ王のピラミッド。
最大のピラミッドです。
4500年ぐらい前に建造されたようです。
もう何なんでしょうね？これ。
重機の無い時代に古代人達が石を運んでせっせと造ったかと思うと、人のやる気と根性に驚くしかない。

盗掘用に開けられた穴から内部に入れます。
入る人で行列ができている。
私たちはここには入らないけど、別のピラミッドに入ります。

とりあえず登ってみました。

ギザの街が一望できます。

結構急なので風が吹いたりすると怖いです。
ミステリーハンターが頂上まで登ってたけど、たいしたもんだ。

続いてカフラー王のピラミッド。
2番目に大きいとのことだけど、クフ王のとほとんど変わらない大きさ。

別角度から。
上部に表面を覆っていた化粧石が残っています。
元々は全ての部分がこのような平らな状態だったそうです。
やはり平らな方がかっこいいと思います。

続いて、ちょっと小ぶりなメンカウラー王のピラミッド。
内部に入れます。
撮影禁止なので、ガイドさんにカメラを預けて入りました。

観光客を乗せるラクダが沢山います。
ラクダかわいいんだけど、乗り降りするの大変なんだよね。

全てのピラミッドが一望できるスポットへ。
まあ一望はできるんだけど、もやってて残念。
ピラミッドではいい写真撮れなかったな。

スフィンクスの近くの神殿。
ここでミイラを作ってたんだって。

スフィンクス

いつ誰がなんのために造ったのか？

謎が解き明かされる日が来るのでしょうか？

わけのわからない存在感に圧倒されながら、しばらくこの景色を見ていました。
エジプトに来てよかった！
大満足だーーー！！

大満足したところで昼食へ。

ツアー客でいっぱいのレストラン。

ビュッフェだったけど、もはや何を食べたか覚えてないぐらい印象に残らない料理だった。
やっぱツアーで連れていかれる店はいまいちだな。

これでツアーの観光は終わりです。
午後は自由時間なので、自分達だけで観光します。

なぜか中央分離帯にラクダ。

カイロの旧市街へ。

フトゥーフ門まで送ってもらいました。
ガイドさんとはここでお別れです。
明るくていいガイドさんでした。

カイロの旧市街は世界遺産になっています。
とても広いのですが、一部歩いて観光します。
この門の向こう側に旧市街イスラム地区が広がっています。

門を入るとムイッズ通り。
古い商店街です。
この辺は地元民向けのお店が多いよう。

オシャレなカフェ発見。

ちょっと入ってみたいけど、まだ歩き始めたばっかりだしな。

結構にぎわってます。

ベイト・スハイミを見学します。
チケットは￡５０。

昔の大金持ちの邸宅です。
中に入ると、まず椰子の茂った中庭。
木製の装飾窓が目を引きます。

こういう細かい格子窓をマシュラビーヤというんだって。
アラブの伝統的な建築だそうです。

室内から見ると、こんなに繊細な採光が。
美しすぎる～。
夏場強すぎる日差しをさえぎり、微風を取り入れることができるという。
日本でいう簾みたいなもんかな？

古い家好きなんです。

部屋の中に噴水がある。
夏場涼しげに過ごす工夫でしょう。

天井にも細かい装飾が施されている。

外は暑いけど、この家の中は涼しくて気持ちいい。
観光客が少なくて静かだし、外の喧騒を逃れて休憩するのに丁度いいです。

貴重な建物だと思うんだけど、観光スポットとしていまいちやる気が無いような。
説明書きとか無いし、順路もわかりずらいし、通路に障害物置いてあったりする（笑）

ムイッズ通りにもどりました。
歴史を感じる建物があちこちに。
旧市街好きにはたまらない。

観光客丸出しの私たちが歩いていても、じろじろ見られることもないし、変な人が寄ってきたりもしないし、気楽に散歩できる。

かわいいランプいっぱい。

水たばこ屋さん

横道も味があっていいねー。

ひときわ目立つこの建物は、サビール・クッターブ・アブドゥル・ラフマーン・ケトフダー。
覚えられない…
共同井戸兼学校だったそう。
見学できるとガイドブックに書いてあったのでのぞいたけど、人がいっぱいいて何かやってて見れなかった。

歩いてるとこのような大きなミナレットが目を引きます。
カイロは「千のミナレットをもつ街」と言われ、多くのミナレットがそびえたつ街として知られているそうです。

スルタン・カラーウーンのマドラサに入ってみます。
マドラサとはイスラム教の神学校のことです。
この辺りのいくつかの施設に入れる共通チケット（￡１００）を買いました。

なんと壮麗な！

きれいなステンドグラス。
キリスト教会っぽい感じもします。

13世紀に建てられたそうです。
見ごたえがあって良かった。

見るからに古そうな建物がいっぱい。

土曜日なので、みなさん街に繰り出して遊んでるっぽい。

スルタン・バルクークのマドラサに入ります。

入り口を入ると、まるで中世にタイムスリップしたよう。

素敵な中庭でちょっと休憩しながら見学。

中央の窪みは、メッカの方向を示しています。
この窪みに向かって礼拝するんですね。
ご本尊が無いとなんか物足りない気がしてしまう日本人…（笑）

ドアとかいちいちかっこいいよ。

ぶらぶら歩いてお店見たりしてるだけで楽しい。

御伽噺に出てきそうな変な店。

これ何に使う道具？

やっぱ旧市街はテンションあがる。

人がかなり増えて混雑してきた。
夫が疲れたと言う。
私はめっちゃ楽しんでたんだけど、夫はこういう猥雑な雰囲気苦手みたい。

休むためカフェを探す。

フセイン広場にやってきました。
すっごいにぎやか。

カフェが何軒かあるけど、どうせなら有名なカフェに行ってみよう。

観光客向けの土産屋が多いエリア。

この辺がハーン・ハリーリのようです。

老舗カフェのエル・フィシャウィに入ります。

鏡のカフェとして知られているようで、デコラティブな鏡が飾られてたり、しゃれた雰囲気。
でも物乞いや物売りが自由に入ってくるので、落ち着かない。

メニュー無し。
値段を訊いて、コーヒーを頼みました。
￡１５だったかな？
粉っぽくてあまり美味しくない。
ちょっと長居してたらコーヒー下げられちゃったし。
トイレの場所を訊いたら、近くの公衆トイレを使えと。
このトイレが、紙無し・ドアの鍵無し・水流れないの三重苦。
いまいちだわー。

疲れた夫をカフェに残して１人で散策。
でも迷路のように入り組んでいて方向がわからなくなりそうなので、ほどほどに。
かっこいい門発見。

ニーハオと話しかけられながらお店をのぞいたり。

インスタ映え～なランプ屋があったり。

そろそろホテルへ戻ろうと大通りに。
渋滞していてあちこちからクラクションが鳴りまくり、すごい喧騒。
タクシーを捕まえようとするけど、なかなか捕まえられない。
タクシーに当たり外れがあることを知った私たちは、慎重になっていた。
通りに立ってるとタクシーが寄ってくるのだが、どいつもこいつも怪しいアラブ人にしか見えない。

しばらくまごまごしてたけど、なんとかマジメそうなドライバーを見つけて乗車。
ホテルまで￡３０。
多少ぼられてるかもしれないけど、180円だしね。

エジプトポンドを再両替することができないので、ヒルトンの隣のショッピングセンターで買い物して使いきろうかと。
しかし欲しいものが何も無かった。
ヒルトンと名の付く一等地のショッピングセンターなのに、まるで地方の寂れたショッピングセンターみたいだった。

ホテルにお迎えが来て空港へ。
ポンドは空港でお菓子買ったり機内で寄付したりして使い切った。

エジプトは期待以上に刺激的で面白かった。
大迫力の古代遺跡・アラビア～ンなカイロの街並・ナイル川の素朴な風景…がっつりと心に刻まれました。
9日間でさくっと上辺をなぞるような旅だったけど、もっと知りたくなるような奥深さを感じる魅力的な国でした。

今回初めてツアーを利用してみたけど、こんなに楽だとは目からウロコ。
移動の仕方とか面倒なこといちいち考えなくていいので気が楽だし、道に迷ったりもしないから体力消耗しなくて済む。
行く場所によっては今後も利用してみようかと。

行く前は、お腹壊すんじゃないかとか、発展途上国だから何が起きるかわからない的な不安も多少あったけど、大きなトラブルも無く無事に旅を終えられそう…
と思ってたら最後の最後にトラブルが。

なんと羽田でロストバゲージ。
翌日届いたけど、スーツケースの車輪壊れてるし…
くっそー

「ホルス様、我が家のことも守ってなっしー」
「わかったホル！」
こうしてルクソールからやってきたホルス神は、我が家の守り神になりました。

終わり