2018/02/07 - 2018/02/09
4位(同エリア62件中)
さとうさん
一時帰国から戻る道中で、チリのバルパライソに寄り道。世界遺産の港町は坂が多くて歩くのがたいへんでしたが、そこかしこにネコ(とイヌ)がいて、撮影しながら楽しく街歩きができました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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成田からバンクーバーとトロントを経由して無事サンチアゴに到着。バンクーバーまでが8時間しかからないので身体がすごくラク。ちょっと無駄遣いですが、バスに乗ってバルパライソに寄り道します。
サンチアゴの空港の到着ロビーはカオスでした。どさくさに紛れて「自称」インフォメーションスタッフが、大きな荷物を持ってキョロキョロしていたところをつかまえて市内までのタクシーをふっかけてきます。バルパライソへのバスは Pajaritos というバスターミナルから出発するのですが、50,000 CLP ふっかけてきました。日本へ向かうときには市内のちょっと遠目のターミナルからから空港へのタクシーが13,000 CLP だったので「おかしい!」と抗議したら値段を下げてきました。やれやれ。 -
バスはいたって普通。通路側の席だったのですが、それほど混んでいなかったので窓側の席に移動して車窓の景色を楽しみました。砂漠っぽい乾いた大地に時々ぶどう畑が。
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バスは1時間半ちょっとでバルパライソのターミナルに到着。とりあえず 100 USD を 58,000 CLP に両替。空港よりもレートがいいと予想しましたが、空港だと 59,300 CLP だったので、残念。
タクシーに乗ってホテルへ向かいます。Hotel Ultra Mar。第一印象は、廃墟のようなホテルです。チェックイン時にひととおり市内の観光案内をしてくれて助かりました。Hotel Ultramar ホテル
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外観の印象とは正反対に、建物の中はとてもおしゃれ。何よりも部屋からの眺めが最高でした。日没の遅い夏の夕方前の到着で天気も良かったですが、本日の目的は長旅の疲れを癒やすことなので、シャワーを浴びて、とりあえず寝ます。
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何時間か寝て目が覚めてもまだ日が落ちていませんでした。今日は、近所のレストランで夕食をとるだけにします。
レセプションで「ホテルの前の坂道を下ってすぐの階段を下りたら道なりに10分ほどで観光エリアに着きます」と言われたのですが、階段がイメージしてたのと違う..。
この階段のすぐ下にビスマルク広場というのがあって、観光マップでは見晴らしポイントの一つになっていましたが、電柱や民家などにところどころ遮られていまひとつ。ホテルからの眺めのほうがよかった。 -
横断歩道の標識。マリオネット仕様なのはなぜ?
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ネコその1 民家のある通りを歩いているとネコ発見。ユーモラスな顔立ちにおもわず一枚。このあと次々にネコに遭遇します。
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初めての道、帰りに五叉路を迷わないようにととっておいた写真。
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Almirante Montt 通り沿いにあったなんとなくいい雰囲気の MITO というレストランで夕食にします。入り口でメニューを見ていると、中からウエイターさんがやってきて声をかけてくれたので。最初は2階のテラス席に座ったのですが、肌寒くて1階の室内席に移動します。いい雰囲気。少し時間が早かったのでお客さんは2階にもう一人だけ。ですがじきに混んできました。夏のバルパライソ、最高気温が20℃くらいで、晩になるとかなり肌寒いです。
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南米ではつけ合わせのパンにつけるディップが美味しい。ここでは、ビネガーとチリのきいた野菜のディップでした。酸味と辛さが絶妙。料理はオニオンスープとシーフードのフライを頼んだつもりだったのですが、シーフードのフライはクリームで和えられてパイ生地に包まれて出てきました。とても美味しくていっしょに頼んだ地元のビールとよく合いましたが、量が多くて最後の方は飽き気味に。台灣や日本の料理スタイルがちょっと恋しくなりました。
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大満足の夕食を終えてから、ちょっと坂を下ったところのスーパーで水を買って、ホテルへ戻ります。坂道を見下ろす夜景がとてもきれいな港町バルパライソ。
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ホテルの部屋からの夜景もゴージャス。住宅街にあるのでとても静かです。
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ネコその2 翌朝。階下のテラスにホテルの飼い猫が。おはよう。
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夏だし前日の様子から晴れるもんだと思っていましたが、あいにくの曇り空。
朝食は7時半からとのことでしたが、準備はのんびり南米モードで、最初にポツンとあったコーヒーやトーストを食べているうちに、ハムやチーズ、フルーツが出てきました。シンプルですが、一つ一つ味がはっきりしてて美味しかった。 -
朝食ホール前のテラスから建物を見上げたところ。倉庫みたいな外観なのに、中はとてもおしゃれで快適。不思議です。自分の泊まったのはこの二階の部屋なので、一つ上の三階の部屋についで二番目に見晴らしのいい部屋に泊まれたことになります。
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明日は早朝にサンチアゴに戻らなければならないので実質今日一日。天気が残念ですが街歩き開始。
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ネコその3 紫色の外壁がいいかんじ。
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坂のある港町をこれでもかとペインティングした建物が。
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坂道のある風景。天気が良ければなー。
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ネコ派なのでイヌはカウントしませんが、イヌもけっこう登場しました。
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ハトもカウントしません。
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いい坂道。丘のてっぺんまで家がびっしりです。
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このごちゃごちゃ感とカラフルさが南米。
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本日最初の目的地、ネルダ博物館。ノーベル賞作家ネルダ氏の晩年の住まいを一般開放しています。同僚の先生のおすすめだったので、話のタネにぜひ行っておかねば、と。
パブロ ネルーダの邸宅 (ラ セバスティアーナ) 建造物
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この小さな建物がチケット売り場とミュージアムショップになっています。ネルダ氏は数々の詩作でノーベル文学賞を受賞したので、スペイン語の勉強がてらいちばん有名なのでも買おうかとも思ったけど、無駄な出費はせんとこ、荷物これ以上増やさんとこ、と思い直して買わずじまい。
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ネコその4 飼い猫のようにくつろいでいます。
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青いマンションのバルコニーにもネコがいました。というわけでネコその5その6
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ネルダさんの家。
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ネコその4ふたたび スロープ上のネコを上から。
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ネコその7
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5層になっている内部は撮影禁止なのですが、どうやったらこんな装飾思いつくんだろう、という素敵なデザインや家具、小物がこれでもかと詰まっていました。中から外を撮るのは自由なのですがこれでよかったでしょうか。
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窓から身を乗り出して撮影。港が見えます。
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山側もカラフルな民家がぎっしりで見ていて楽しい。
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ネコその8 ところどころにカリカリが置かれていてこうして飲み水も。完全に飼われてるんですねこれは。
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ネルダさん家を十分に堪能して、そのまま坂を下っていくと青空美術館 (Museo Cielo Abierto) のエリアなので、行ってみます。途中にあったフロリダ公園。
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とても痒そうなイヌがいました。
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ネコその9 外壁のペイントがカラフルです。
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ネコその10 テーマ:イヌとの共存
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アサガオ、じゃなくて昼だからヒルガオか。咲き乱れていました。
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趣のある坂道。
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晴れてればもっとカラフルに撮れるのになー。
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これもカラフルですが錆感がすごい。スラムっぽいけどあんまり危ない雰囲気はありませんでした。
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ネコその11 貴婦人タイプ。
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リオデジャネイロのような神様像が。青空美術館は、建物の外壁のペインティングがウリなのでしょうが、あまりピンときませんでした。坂を下りきったところには、クスリでもきめてるんじゃないかというような若い男女のグループがいたりしてあんまりいい感じじゃありませんでした。あえて見に行く必要もなさそうです。
青空美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ダウンタウンに下りてきました。コンセントのプラグが日本ともアルゼンチンとも違っていてスマホの充電ができなかったのでアダプタを求めて電気屋を探します。公園ではゴーカートを乗り回す子供が。
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公園の角の電気屋でアダプタを無事入手。日本人だというととても歓迎してくれました。バックパックに気をつけろ、と忠告が。たしかにダウンタウンはちょっと脳内警戒センサーの感度があがるような猥雑さがありました。
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ビーチへ出たいと思い海岸まで来てみましたが、メトロ(といいつつ地上を走っている)がずーっと続いていて、どこから入ればいいの?状態。
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チリも地震国ですね。
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海岸沿いから街を見上げるとふたたび丘の上に家がびっしりと。
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街の西の端まで歩こうと思いましたが、どこまで行っても線路でビーチには出られそうにないし、天気も良くないのでメトロに乗って引き返します。
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Puerto 駅に到着。
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目の前がソトマヨール広場。観光の起点です。
ソトマヨール広場 広場・公園
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イキケの英雄像。海兵が付き添っていました。
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El Peral でエレベータに乗って、見晴らしポイントのひとつ Paseo Yugoslavo へ。100CLP。エレベータに乗っていると、どこから来たの?と話しかけられ、日本と答えると話がはずみました。尋ねてきたのはチリのカップルで、そばにはリトアニアからの留学生の女の子と彼女を尋ねてきた家族が(生まれて初めてリトアニア人に会った)。日本人観光客として珍しがられる感覚が新鮮だなーと思って気づいたのが、中国人がいないこと。妙に快適なのはこれか。
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Paseo Yugoslavo の見晴らしはそうでもないかな。
コンセプシオンの丘 散歩・街歩き
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Museo Palacio Baburizza。バブリッツァという響きがなんかいいね。
バブリッツア宮殿美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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トトロ発見。
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せっかくエレベータで上ってきたのに、延々と続く下りの階段が。どーいうこと -_-#
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と憤っている間にもネコその12
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味のある Templeman 通りはたくさんの人たちの撮影スポットになっていました。
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ネコその13 別の貴婦人タイプ。めっちゃ睨まれてます。っていうか全体的にあまり歓迎されていない雰囲気でかなしい。
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お昼になったので、白いパラソルのレストランに入りました。セットメニューのひとつ、豚肉のステーキにきのこのソースがかかったのを注文しましたが美味しかった。ここでもビールを頼んでしまった。バルパライソの食事のレベル高いわー、とリピーターになりそうです。
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食後にふたたび街歩き。見たことがないきれいな花が咲いています。
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見晴らしポイントのひとつ Paseo Dimalow。 崖にせり出したおしゃれなカフェ。
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夜になると S のところに明かりが灯るサインボード。
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床屋が。バルコニーに乗り出してタバコを吸ってるオヤジがいい味出してます。
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このお店でバルパライソの街並みが描かれたしおりを買いました。
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Templeman 通りは坂を見下ろしたほうがきれいです。
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さらに別の見晴らしポイント Paseo Atkinson。
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海岸沿いを眺めます。
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ここにも見晴らしのいいカフェが。
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この時点で午後2時近く。なんとなく晴れてきました。
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楽しそうな落書きアート。
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おまえは何星人だ。
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先ほどのエレベータ脇の階段で坂を下ります。
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日が照ってきてイヌもぐったり。といっても最高気温は20℃をちょっと超える程度。暑くはありません。
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イヌも多いバルパライソ。あと、港町らしくカモメも多く、ミャーミャーという鳴き声が街のサウンドスケープに。
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ネルダ博物館と並ぶ本日の行き先、Paseo 21 de Mayo へ向かいます。ここはホテルのレセプションのおすすめ。
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日が照ってきて街のカラフルさもワンランクアップ。
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午後になって観光客も多くなってきました。エレベータはけっこうな待ち時間。
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久々のネコその14 順番待ちのちびっ子たちがかわるがわるなでにいっていました。
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街をくまなく横断するトロリーバス。
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エレベーター、順番がやってきて待合室みたいなのに入ったと思ったらその待合室が動き出してびっくり。どんどん上昇します。
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上の駅に着いてその先には..
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港町バルパライソが一望できます。ここで天気も青空に。
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海事博物館がありましたが中には入りませんでした。
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痒そうなネコその15
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街とエレベータを撮るべくタイミングを待ちました。
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帰りは階段でおります。
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ネコその16からその19
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電波系の落書きアート。
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さっきのエレベータにふたたび乗ります。今度はホテルに戻るため。
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Paseo Yugoslavo からの見晴らしも晴れていると一味違います。
コンセプシオンの丘 散歩・街歩き
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この赤い花を晴天のときに撮れてよかった。
バブリッツア宮殿美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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海が青いと建物のカラフルさも映えます。
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途中ジェラートを食べて寄り道して、ホテルに近づいてきました。ネコその20
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昨日夜景で見た坂道は昼間だとこんなかんじ。
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一休みして夕食のためにふたたび外出。最後のネコその21
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夕食は昨日の MITO でもよかったのですが、せっかくなので見晴らしを堪能しよう、と Templeman 通りの坂を下りきったところにあるカフェレストランへ。夕暮れ時で刻一刻と変化する空の色とシーフード料理を楽しみました。ここでもビールを注文。ふだん飲まないので一年分のアルコールをバルパライソで消費しました。
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夕食の帰り道。珍しく明るい雰囲気の路地。
というわけで街歩き終了。街のあちこちにポルテーニョ、という表記があって、港町バルパライソの人たちもそう呼ばれていると知りました。ポルトはスペイン語で港。日本で横浜の人をハマっ子、と呼ぶのと近いニュアンスです。ブエノスアイレスの人たちのことも通称ポルテーニョだと初級スペイン語のクラスで習ったので、バルパライソよ、素敵な街には違いないがブエノスアイレスと同様な呼び名はちょっとおこがましいんでないかい、と思ってしまいました。 -
翌日、最後に朝焼け。急いで朝食をとって8時にタクシーに乗って(予約時間ぴったりに来ていたのが素晴らしい)、バスターミナルからサンチアゴに戻り、午後のフライトでブエノスアイレスに戻りました。
というわけで港町街歩きと食事とネコを堪能したバルパライソでしたが、泊まったホテルが Ultra Mar という名前だったので、脳内BGMがウルトラソウルになってしまいどうしても頭から離れなくて、ほんとはイメージぜんぜん違うのに..とそこだけが残念でした。Hotel Ultramar ホテル
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