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 昨年の冬に、雪の湯西川温泉で雪見風呂三昧を楽しんだのだが、これがすっかりお気に入りとなった連れ合いに、今年もまた行きたいとせがまれた。自分自身も温泉大好き人間なので拒む理由もなく、再訪したのであった。掲載した写真は前回の旅行記とあまり変わり映えしないが、昨年はたまたま、冬の湯西川温泉の目玉イベントであるかまくら祭りが定休日で見られなかったのだが、今年はじっくり、このイベントも楽しめた。<br /><br />参考<br />昨年の湯西川温泉旅行記<br />https://4travel.jp/travelogue/11216011<br /> <br />

今年も平家落人伝説の湯西川温泉で雪見風呂三昧

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2018/01/29 - 2018/01/30

2位(同エリア174件中)

    60

     昨年の冬に、雪の湯西川温泉で雪見風呂三昧を楽しんだのだが、これがすっかりお気に入りとなった連れ合いに、今年もまた行きたいとせがまれた。自分自身も温泉大好き人間なので拒む理由もなく、再訪したのであった。掲載した写真は前回の旅行記とあまり変わり映えしないが、昨年はたまたま、冬の湯西川温泉の目玉イベントであるかまくら祭りが定休日で見られなかったのだが、今年はじっくり、このイベントも楽しめた。

    参考
    昨年の湯西川温泉旅行記
    https://4travel.jp/travelogue/11216011
     

    同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    交通手段
    自家用車
    利用旅行会社
    個別手配
    旅行の満足度
    4.5

    PR

    •  いつもの小旅行だと、あちこちで撮影したいがために早朝に自宅を出ることが多いのだが、今回はもっぱら雪見の温泉三昧なので、午前遅くに出発。途中、川治温泉を通りすぎてしばらく行くと五十里(いかり)ダムがあるのだが、ここが栃木県ではちょっとした話題になっている。このダムは1956年に完成したのだが、すでに60年以上経ち、放水路も旧式で放水量のコントロールができないため、ダムの壁に穴をあけて放水量を自在に制御できる新しい放水路を建設中なのである。

       いつもの小旅行だと、あちこちで撮影したいがために早朝に自宅を出ることが多いのだが、今回はもっぱら雪見の温泉三昧なので、午前遅くに出発。途中、川治温泉を通りすぎてしばらく行くと五十里(いかり)ダムがあるのだが、ここが栃木県ではちょっとした話題になっている。このダムは1956年に完成したのだが、すでに60年以上経ち、放水路も旧式で放水量のコントロールができないため、ダムの壁に穴をあけて放水量を自在に制御できる新しい放水路を建設中なのである。

      五十里ダム 名所・史跡

    • そのため、ダムの水が抜かれ、五十里湖の湖底があらわになっている。ダムのすぐ後ろはさすがに若干の水は溜まっているが・・・

      そのため、ダムの水が抜かれ、五十里湖の湖底があらわになっている。ダムのすぐ後ろはさすがに若干の水は溜まっているが・・・

    •  少し上流に行くと、かつての男鹿川の流れが姿を見せている。下の写真は、昨年1月の撮影。今回の撮影は、下の写真に写っている橋の上からの撮影で方向は真逆だが、風景がガラリと変わっている。五十里湖の水が抜かれたのは17年ぶりだというが、今後は水を抜く予定はないという。こんな風景が見られるのはこれが最後である。<br /> 江戸時代には、男鹿川に沿って会津と日光を結ぶ会津西街道が通っていて、かつての宿場町の後が姿を現しているらしい。この場所からは、その様子はうかがえないが・・・

       少し上流に行くと、かつての男鹿川の流れが姿を見せている。下の写真は、昨年1月の撮影。今回の撮影は、下の写真に写っている橋の上からの撮影で方向は真逆だが、風景がガラリと変わっている。五十里湖の水が抜かれたのは17年ぶりだというが、今後は水を抜く予定はないという。こんな風景が見られるのはこれが最後である。
       江戸時代には、男鹿川に沿って会津と日光を結ぶ会津西街道が通っていて、かつての宿場町の後が姿を現しているらしい。この場所からは、その様子はうかがえないが・・・

    •  男鹿川と支流の湯西川が合流するあたりに道の駅「湯西川」がある。ここでランチタイム。オーダーしたのはダムカレー。ごはんがカレーをせき止めたダムの形で供される。最近全国のダムを見学するのが趣味のダムマニアが増えているらしい。ダムカレーを注文すると、川治ダムのダムカードがついてくる。<br /> 余談だが、川治ダムは五十里ダムの上流1㎞ほどのところにあるが、2つのダムは水路で繋がっていて、貯水量を互いに融通しあうネットワークになっているそうだ。

       男鹿川と支流の湯西川が合流するあたりに道の駅「湯西川」がある。ここでランチタイム。オーダーしたのはダムカレー。ごはんがカレーをせき止めたダムの形で供される。最近全国のダムを見学するのが趣味のダムマニアが増えているらしい。ダムカレーを注文すると、川治ダムのダムカードがついてくる。
       余談だが、川治ダムは五十里ダムの上流1㎞ほどのところにあるが、2つのダムは水路で繋がっていて、貯水量を互いに融通しあうネットワークになっているそうだ。

      道の駅 湯西川 道の駅

    •  道の駅「湯西川」と野岩鉄道会津鬼怒川線湯西川駅が隣接している。この駅は地下ホームになっている。 しばし干上がった五十里湖を撮影している間、連れ合いは道の駅の足湯に浸かっている。この道の駅には足湯だけでなく日帰り温泉設備も併設されている。

       道の駅「湯西川」と野岩鉄道会津鬼怒川線湯西川駅が隣接している。この駅は地下ホームになっている。 しばし干上がった五十里湖を撮影している間、連れ合いは道の駅の足湯に浸かっている。この道の駅には足湯だけでなく日帰り温泉設備も併設されている。

    • 道の駅の前の五十里湖。今は湖水が抜かれ、湯西川がかつての姿で流れている。今日の目的地、湯西川温泉は、ここから10kmほど上流の山あいにある。

      道の駅の前の五十里湖。今は湖水が抜かれ、湯西川がかつての姿で流れている。今日の目的地、湯西川温泉は、ここから10kmほど上流の山あいにある。

    • 鬼怒川方面に向かう上り列車。昨年も同じところで撮影したっけ。

      鬼怒川方面に向かう上り列車。昨年も同じところで撮影したっけ。

    • 12:44湯西川駅発会津若松行き快速「AIZUマウントエクスプレス号」。普通列車は1両編成だが、これは2両編成になっている。

      12:44湯西川駅発会津若松行き快速「AIZUマウントエクスプレス号」。普通列車は1両編成だが、これは2両編成になっている。

    • 干上がった湖底には、縦横に鹿らしき野生動物の足跡が残されている。

      干上がった湖底には、縦横に鹿らしき野生動物の足跡が残されている。

    • 宿のチェックインタイムまで2時間ほどあるので、昨年も訪れたが、ふたたび平家の里に行ってみた。<br />平家の里の入り口の冠木門。

      宿のチェックインタイムまで2時間ほどあるので、昨年も訪れたが、ふたたび平家の里に行ってみた。
      平家の里の入り口の冠木門。

      平家の里 名所・史跡

    •  湯西川は、源平の戦に敗れた平家方武将とその家族が源氏の追手から逃れて集落を築き、ひっそりと暮らしたという平家落人伝説が残るところである。その子孫たちの暮らしぶりを展示するために、源平の合戦で平家が滅亡してから800年目を記念して1985年に古民家を移築して作られた。<br /> 

       湯西川は、源平の戦に敗れた平家方武将とその家族が源氏の追手から逃れて集落を築き、ひっそりと暮らしたという平家落人伝説が残るところである。その子孫たちの暮らしぶりを展示するために、源平の合戦で平家が滅亡してから800年目を記念して1985年に古民家を移築して作られた。
       

    • しかしながら、湯西川の平家落人伝説は史実ではない。昨年の旅行記で書いた文章を、転記しておこう。<br /><br />「平家の重臣平貞能は清盛の長男重盛の妹、妙雲禅尼と重盛の2人の子、資盛、忠房を助けて宇都宮の藤原朝綱のもとに落ち延びた。だが、源氏の平家残党狩りは厳しくなる一方で、平家残党一族は高原山(矢板市の最高峰)に落ち延びた。おりしも端午の節句に一族の女性が男児を出産し、鯉のぼりを立てて祝っているところを源氏に見つかってしまった。痛手を負いながらも一族はさらに奥地の湯西川に分け入り、そこで集落を営んだが、この事件以来、外部に生活の気配を感じさせないため、鯉のぼりなんぞはあげず、鶏さえ飼わずに、ひっそりと暮らしてきた」<br /> しかし、平貞能は、平家一門が一の谷合戦で敗れ屋島に逃れるときに一門を離脱して出家したとされる。資盛は、壇之浦合戦で源氏に敗れ入水自殺しているのである。したがって、パンフレットに書いてある平家落人伝説は、源義経が平泉で兄・頼朝の軍に攻め滅ぼされることなく、さらに奥州奥地、蝦夷地まで逃れて生き延びたという伝説と同じ類の伝承にすぎない。

      しかしながら、湯西川の平家落人伝説は史実ではない。昨年の旅行記で書いた文章を、転記しておこう。

      「平家の重臣平貞能は清盛の長男重盛の妹、妙雲禅尼と重盛の2人の子、資盛、忠房を助けて宇都宮の藤原朝綱のもとに落ち延びた。だが、源氏の平家残党狩りは厳しくなる一方で、平家残党一族は高原山(矢板市の最高峰)に落ち延びた。おりしも端午の節句に一族の女性が男児を出産し、鯉のぼりを立てて祝っているところを源氏に見つかってしまった。痛手を負いながらも一族はさらに奥地の湯西川に分け入り、そこで集落を営んだが、この事件以来、外部に生活の気配を感じさせないため、鯉のぼりなんぞはあげず、鶏さえ飼わずに、ひっそりと暮らしてきた」
       しかし、平貞能は、平家一門が一の谷合戦で敗れ屋島に逃れるときに一門を離脱して出家したとされる。資盛は、壇之浦合戦で源氏に敗れ入水自殺しているのである。したがって、パンフレットに書いてある平家落人伝説は、源義経が平泉で兄・頼朝の軍に攻め滅ぼされることなく、さらに奥州奥地、蝦夷地まで逃れて生き延びたという伝説と同じ類の伝承にすぎない。

    • 古民家の中には、おそらく江戸時代のものと思われるさまざまな民具が展示されている。

      古民家の中には、おそらく江戸時代のものと思われるさまざまな民具が展示されている。

    • 古い柱時計もある。これは明治期のものか?<br />こんな京や江戸から遠く離れた秘境ともいえる山間での暮らしは、平安時代から明治大正に至るまで、ほとんどその生活ぶりは変わっていないのかもしれない。

      古い柱時計もある。これは明治期のものか?
      こんな京や江戸から遠く離れた秘境ともいえる山間での暮らしは、平安時代から明治大正に至るまで、ほとんどその生活ぶりは変わっていないのかもしれない。

    • 足踏み式脱穀機。これなどは、昭和30年代まで使われていた。事実、玄白の子供のころ、我が家の納屋にあった。

      足踏み式脱穀機。これなどは、昭和30年代まで使われていた。事実、玄白の子供のころ、我が家の納屋にあった。

    •  古民家のうちの一棟は、みやげ物店になっていて、その店先で売られていた「ばんだい餅」。湯西川を含む旧栗山村(現在は日光市に合併されている)に昔から伝わる伝統料理で、もち米ではなく、うるち米で作った餅に甘味噌を塗って焼いたもの。連れ合いが食べたいと言っていたが、どうせ宿の食事に出てくるからやめておけと宥めた。やはり宿の夕食で出てきた。

       古民家のうちの一棟は、みやげ物店になっていて、その店先で売られていた「ばんだい餅」。湯西川を含む旧栗山村(現在は日光市に合併されている)に昔から伝わる伝統料理で、もち米ではなく、うるち米で作った餅に甘味噌を塗って焼いたもの。連れ合いが食べたいと言っていたが、どうせ宿の食事に出てくるからやめておけと宥めた。やはり宿の夕食で出てきた。

    •  3時になったので、今宵の宿「平家の庄」にチェックイン。昨年と同じ宿である。玄関に飾られた大きな天狗の面が出迎えてくれる。天狗は湯西川の守り神なのだそうだ。

       3時になったので、今宵の宿「平家の庄」にチェックイン。昨年と同じ宿である。玄関に飾られた大きな天狗の面が出迎えてくれる。天狗は湯西川の守り神なのだそうだ。

      湯西川温泉 桓武平氏ゆかりの宿 平家の庄 宿・ホテル

      最安値(2名一室) 10,800円~

    • 玄関脇の狸の置物も雪の綿帽子をかぶっている。

      玄関脇の狸の置物も雪の綿帽子をかぶっている。

    • 宿の館内はランプを模した明るさを落とした照明になっている。<br />左上:フロント、 左右下:ロビーに飾られた置物

      宿の館内はランプを模した明るさを落とした照明になっている。
      左上:フロント、 左右下:ロビーに飾られた置物

    • 通された部屋は「あやめの間」。湯西川の渓流が望める部屋である。昨年の部屋同様、部屋の中に打掛が飾られている。床の間にはつるし雛が飾られている。

      通された部屋は「あやめの間」。湯西川の渓流が望める部屋である。昨年の部屋同様、部屋の中に打掛が飾られている。床の間にはつるし雛が飾られている。

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      この旅行記へのコメント (2)

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      • 白い華さん 2018/02/13 21:41:04
        湯西川温泉は、「雪 & 夜景」が 素晴らしい~!デスネ。
        今晩は。
        いつも、 「見事な 腕前・・・の お写真」を 楽しみ!に 拝見させてもらっています。 

        昨年に 続いて、 奥様の リクエスト旅行 『 湯西川温泉 』 は、 冬旅!が いいデスネ。
        行ったコト!は ありません。が、「夜、 灯り!を 灯したり・・・が 雪景色と 素晴らしい」ので 憧れています。

        今回は、『 五十里湖 』 の 水無し!シーン・・・と 共に、
        温かい! 温泉旅館。 美味しそう!な お料理・・と 「日本らしい! 冬旅」を 
        魅せてくれて、 有難う御座いました。
           これからもよろしくお願いします。

        玄白

        玄白さんからの返信 2018/02/13 23:06:15
        RE: 湯西川温泉は、「雪 & 夜景」が 素晴らしい?!デスネ。
        白い華さん、こんばんは!

        いつも玄白旅行記訪問、いいね投票ありがとうございます。

        いろいろなところに行ってみたいのでリピートする旅行先は少ないのですが、家内が雪見風呂にすっかりハマってしまったのと、真冬の雪道でも我が家からは近くてアクセスが楽なので、今年も行ってしまいました。
        本当は乳頭温泉に行きたかったのですが人気の温泉なので予約が取れず、次善の策として湯西川温泉をリピートした次第です。

        玄白

      玄白さんのトラベラーページ

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