マニラ近郊のモンティンルパでフィリピンを垣間見る

2018/01/15 - 2018/01/17

仕事の都合で初めてフィリピンを訪れました。フィリピンは人口約１億人。島の数が7,500以上（2016年発表）で世界２位（日本は6,852で３位、１位はインドネシア）の島国。出張先は首都マニラ近郊のモンティンルパ。観光と言えるような特別な場所には行けませんでしたが、プライベートで訪れことはそうそう無さそうなので、見たこと感じたことを備忘録的に旅行記にしてみました。

エリア その他の都市(フィリピン)

• 旅行の満足度: 2.0
• 観光: 1.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 2.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: フィリピン航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

フィリピン滞在先ホテル"The Bellevue Manila"。４つ星。
治安が不安なフィリピン。出張先からホテルまで車で30,40分ありましたが、安全第一ということで、治安の良い地域にあるこちらのホテルに滞在することになりました。

ザ ベルビュー マニラ ホテル

ホテルロビー。ホテル出入り口には金属探知のゲートがありました。それに銃を持った警備員もいました。この警備、フィリピンの治安の悪さを伺うことができます。

客室からの風景。
遠くに見えるのはてっきり海かと思っていたのですが、湖（バイ湖）でした。

今日は移動のみで未だ時間があったので、アテンドの方にマニラ市街に行けないかとお願いしてみましたが、あっさり「ダメ」との返事。そりゃそうですね。仕事で来てトラブルに巻き込まれたらシャレになりません。ホテル周辺を散策する程度あれば問題無いとのことだったので、気持ちを切り替えて散策開始。

ホテルがあるこの一帯は工業団地のようになっていていました。入り口では銃を持った警備員が車の出入りを監視していました。

フィリピンというと思い浮かべるのは乗合タクシーの「ジプニー」（Jeepney）。タイでも「ソンテウ」という名の乗合タクシーがありますが、こっちは随分と派手なデコレーションを施しています。

もともとは第二次世界大戦後にフィリピン駐留アメリカ軍払い下げのジープを改造したことが始まりで、Jeep と路線バスの意の英語 "Jitney"との合成語。今もジプニーは改造して製作され、1台として同じ車両はないらしいです。

このジプニー、散策中や車で移動中も頻繁に見かけました。運賃が安いので庶民の足として大事な存在らしいです。ただ古い車ばかりで、排気ガスが酷く社会問題となっているのだとか。

ジプニーに混ざってこんなのも走ってました。

翌日のランチ。出張先の事務所で中華料理をいただきました。しろくまの絵の入ったコカコーラのデザインが何故が印象に残りました。

仕事を終えて相手の会社の方と一緒にディナー。フィリピン料理店"Market Basket Moern Dampa"にて。

正直言って、フィリピン料理と言われても何も頭に浮かばず、どんな料理が出てくるのだろうか？と、チョット不安な気持ちがありました。今夜のメニュは全て先方の現地の方が注文。最初はエビ料理。

次はイカ料理。最初味付けが不安でしたが、どちらも私の口に合いました。写真には無いですが、ナンプラー味で雰囲気がトムヤムクンに似た料理も出てきました。ですがこちらは全然辛く無い。現地の方曰く、フィリピンはタイみたいに辛く無いよ、とのこと。

実は事前にリサーチして仕入れていた唯一の現地フードの情報として、スイーツの「ハロハロ」がありました。明日のお昼にフィリピンを発つけど、その前に食べたいからハロハロのオススメ店を教えて、なんて会話をしていたところ、先方の現地の方がこっそりお店を抜け出して近くのお店でハロハロを買ってきてくれました。

これには感激。お礼を言って早速頂きました。ハロハロの「ハロ」とは現地タガログ語で「混ぜる」の意味。なので直訳するとハロハロは、「混ぜ混ぜ」の意味になります。

ちなみにタガログ語には同じ言葉を繰り返す単語が沢山あるよ、と現地の方が言ってました。ネットで調べてみると、「ダミダミ」=沢山、「ロコロコ」=気遣い、などなど。

日本で食べたミニストップのハロハロとは大分見た目が違います。このハロハロ、紫色のアイスクリームは紫芋が原料。Wikipediaのよればハロハロは、「かき氷とミルクをベースとして、各種の果物、甘く煮た豆や芋類、アイスクリーム、ゼリー、ナタデココ、タピオカ、ココナツ、プリン、米やトウモロコシの加工品など、多種多様な材料が用いられる」とあります。見た目は凄く甘いかなーと思ったのですが、意外とさっぱりしていて紫芋の風味もよく出ていてとても美味しかったです。

翌朝。フライトが午後だったので、朝食後ホテルの周りをブラブラしてみました。隣に"Jollibee"という名のお店が。

可愛らしい蜂のようなキャラクタが出迎えてくれます。ネットで調べてみるとこの"Jollibee"はフィリピンでNo.1のファーストフード店で、マクドナルドよりも店舗数が多いのだとか。かつてのアメリカの植民地にも関わらず、あのマクドナルドを押しのけて成功しているだから凄い。ちなみにこの日は水曜日の平日で時間は午前９時頃。日本だったら、会社や学校でお店にそんな人が集まるイメージが無いのですが、やたらいっぱい人がいたのでびっくりしました。

Jollibeeのメニュ。写真のフライドチキンがハンバーガーよりもフィリピンでは人気なのだとか。マクドナルドよりも人気な理由はここなんだろうか。

ちなみに同じ敷地内、というか隣にマクドナルドがありました。こちらも平日の午前９時にもかかわらず賑わっていました。

こちらのメニュを覗いてみたところ、やっぱりフライドチキンが注文カウンタの中央あたりにありました。意外なところでフィリピン文化を垣間見ることができました。

同じ敷地内に中華料理チェーンの"Chowking"がありました。現地の方からは、ハロハロの美味しいお店として聞いていました。昨晩食べていなければ食べてみようと思いましたが、思いがけず昨晩頂いたのでパスします。

スタバがあったので入ってみました。左側で写っているのが警備員。１年ほど前に訪れたベトナムでもスターバックスに警備員さんがいましたが、こちらは拳銃を持っていました。Jollibeeでは見かけなかったのですが。

ちょっと変わったメニュがあったのでコーヒーと一緒に買ってみました。オートミールです。

空港へ出発の時間までテラス席でまったりとした時間を過ごしました。フィリピンは湿度が高く不快なイメージがあったのですが、１月は乾季で若干気温が低いらしく快適に過ごすことができました。

２泊３日のフィリピン滞在。観光はできませんでしたが、フィリピンをちょこっとだけ垣間見ることができました。写真は飛行機からみたマニラ市街。次に来ることがあればこの市街地を訪れ、世界遺産となっているサン・アグスチン教会などを観光したいですね。

この旅行記へのコメント （2）

• arfaさん 2018/04/29 20:59:25

  イイね！をありがとうございました。

  こんばんは、arfaと申します。
  フィリピンは私にとっては１１回も訪問した最大の訪問国です。最も治安が悪いトンド地区のスモーキーマウンテンが見える場所にもにも３回泊まっています。日本人がこんなところに来てくれたとコレを食べろ、あれもやると皆さん親切でした。夜遅くにはウロウロする勇気はありませんが１０時頃まではジプシーに乗って街中をウロウロしていました。フィリピン人の友人と乗った際は彼の知り合いの女性とかと乗り合わせ世間話が花咲いたり、ホテルに帰る途中でジプシーが故障して乗り換えたりと結構いろんなことを経験しました。
  
  とはいえエルミタを歩いていて、ある路地は誰もいなかったのですが変な雰囲気がしたので足が止まり、その路地は通らず別の路地を抜けました。マニラはこういう直感が働かないと街歩きは危ないと思っています。

  ころころさん からの返信 2018/04/30 20:14:31

  RE: イイね！をありがとうございました。

  arfaさん、こんばんは。
  
  フィリピン旅行記への「いいね」ありがとうございます。
  
  今回の旅ではマニラを訪れる機会はありませんでしたが、
  自身の旅行の中では、一番治安の悪い旅先だったかもしれません。
  公共情報による客観的な情報収集と身の回り状況を感じ取る
  感覚が大事ですね。アドバイスありがとうございます。
  次のフィリピン旅行の際は色々と教えてください。
  
  ころころ。