2017/12/04 - 2017/12/05
18位(同エリア111件中)
旅ざんまいさん
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12月上旬、フィンランドのレヴィ滞在中に、レンタカーでスウェーデン ユッカスヤルビにあるアイスホテルまでドライブし、1泊して来ました。レヴィからユッカスヤルビまでは片道約4時間のドライブでした。
宿泊ホテル:ICEHOTEL
主要移動手段:レンタカー
利用したレストラン:ICEBAR
SPiS(キールナ)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
Google mapでレヴィからICEHOTELまでの経路を検索すると、レヴィから北上しムオニオ(Muonio)を経由してスウェーデン入りする経路2つと、レヴィから南下しコラリ(Kolari)を経由してスウェーデン入りする経路が出てきます。
私たちが経路に選んだのは、コラリ経由です。理由はそちらの経路の方が、途中小さな街をいくつも通過するので、トイレ休憩が入れやすいということと、万が一、車に何かトラブルが発生した場合、周りに助けを呼びやすいという点からです。4時間も運転していると、車に何があっても不思議はないので、レンタカー会社とも連絡が取りやすい平日を選んで出発しました。もちろん、レンタカー会社には車を借りる際に、スウェーデンまでドライブすることは伝えておきました。 -
本当はもっと早く出発する予定でしたが、ホテルで写真を撮ったりしていてモタモタしてしまい、結局朝11:00頃の出発になってしまいました。朝日が木に積もった雪をピンク色に染めていて、とても綺麗でした。
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こちらは、フィンランドとスウェーデンの国境を越える直前に、コラリで撮った写真です。太陽が一番高く昇って、これくらい。
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こちらは国境にかかる橋の上で飛行機雲を撮りました。橋の下は川ですが、完全に凍っています。
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このような雪道を延々とアイスホテルまで走り続けます。センターラインは雪に埋もれてほとんど見えないので、道路についたタイヤの跡を頼りに走行するしかありません。
道路の除雪はどこもきちんとされていたので、問題なかったのですが、途中積雪の多いところなどは、除雪された雪が路肩に半端なく積もっているので、道路幅がどうしても狭くなり、対向車とのすれ違いに気を使う所が何ヶ所かありました。特に、大型トレーラーとすれ違う時は車幅スレスレに物凄い勢いで突っ込んで来るので、その度に旅友さんと二人で「怖ーい!!」を連発していました(笑)。この時、間違っても右に寄りすぎないように。雪に突っ込んだら、後々厄介です。
道路標識は、雪に覆われてよく見えませんでしたが、所々見える標識を頼りに、街を通過する時は50km/時、それ以外の道は80~100km/時と理解していましたが、どうやら冬季期間中は80kmがMaxだったようです。ただ、ローカルの車はそれを遥かに上回るスピードでガンガン飛ばしています(苦笑)。 フィンランド、スウェーデンの速度標識は日本と同じkm表示でした。
日が暮れてからの夜間走行についてですが、ラップランドは街灯もなく真っ暗な一本道が多いので、基本ハイビームです。対向車のライトが見えたら、ロービームに切り替えます。夜間走行中は、このやりとりを何度も行わなくてはいけないので、ちょっと面倒でした。たま~にロービームの切り替えを忘れると、対向車にハイビームでしっかりしろ!っと合図されました(^_^;)
また、後続車が真後ろでハイビームを点灯してきたら、追い越しのサインのようです。何度か追い越しされている内に気がつきました。後続車がこのサインが出したら、じきに追い越しをしてくるので、加速したり反対車線にはみ出したりしないように気をつけましょう。
最後に車の駐車についてですが、ラップランドの駐車場はかなり幅に余裕があるので、基本前進で駐車をしておいた方が無難です。このくらいの気温になると、車のリアウィンドウが常にガチガチに凍り、さらにその上に雪が積もったりするので、後ろの視界がとても悪く、バックでの駐車はむしろ危険です。一度、キールナの街中で旅友さんがバックで駐車しようとして、道路脇の道路標識にぶつかりそうになり、通りがかったおばさんにこっぴどく叱られました・・・(_ _)
車種によっては、車のエンジンルームにブロックヒーターというものが付いていて、駐車場に設置してある電源コンセントと繋がなくてはいけない車もあるようなので、やはり前進で駐車する方がラップランドでは一般的なのだと思います。 -
今回の旅で最大の難関はここにありました・・・。「ガソリンの給油」です。渡航前に北欧での給油については事前に調べてみたのですが、イマイチ詳しく書かれているものがなく、一番確信のない部分でした。
夜中にアイスホテルからキールナの街までオーロラ探しに出掛けて帰る際、ガソリンがかなり減っていることに気づきました。給油ランプ点灯の一歩手前ぐらいです。アイスホテルの周りには何もないので、キールナで給油して行こうという事になりました。
現在地から一番近いガソリンスタンドを探して行ったのですが、ここのスタンドの給油機の表示はスウェーデン語オンリー、しかも無人でした・・・:(;゙゚'ω゚'): カードはちゃんと読み込んでいるようなのに、ガソリンが出る気配が一向になく、カードを差し直してみたり、違う給油機を試してみたりと色々やってみたのですが、全く状況は変わらず・・・。何せ給油機に表示されるスウェーデン語の指示が全く読めないので致命的です。寒ーいスタンドで3、40分ぐらい立ち往生しました。
結局、そこは諦めて今度はコンビニと併設している有人のガソリンスタンドに行ってみようとなったのですが、正直そのコンビニも24時間営業しているのか自信がなく、着くまで不安でした。日本でもお馴染みのサークルKです。
結果、行ってみて大正解!!コンビニも営業していて、給油機も英語表示可能でした!なぜ最初からここに来なかったのか・・・(/ _ ; ) サークルK様のおかけで、レヴィまでの帰路、ガス欠の心配なく走れました(笑)。
ちなみにレヴィに戻ってからは、3ヶ所のガソリンスタンドを回りましたが、どこも英語表示可能でした。一ヶ所だけなぜか、カードが使えなかった・・・。レヴィの給油機はキールナのものと違い、金額を選ぶタイプのものだったので、とりあえず一番安い20ユーロ分入れましたが、満タンにならず、空港のガソリンスタンドでもう一度給油し直し、無事満タンで車を返却する事が出来ました(^-^)v ところで、あれって高い金額を選んでお金が余った場合はどうなるんだろう(・・?) 疑問です・・・。
※2019.8.18 追記
給油した料金が給油器で選択した料金よりも安かった場合は、給油した分のみが請求されるようです。 -
画像出典 https://www.lhmlakewoodford.com/service/car-dashboard-warning-lights.htm
ここで海外でレンタカーを利用する方のために、知っておくと役立つ豆知識のご紹介。
今回スウェーデンに向かう途中でたまたまこの警告ランプが点灯したのと、アメリカではよく点灯するランプなので説明しておくと、これは「タイヤ空気圧警告灯」です。日本では車のメンテナンスもきっちり行っていて、長距離運転する機会も少ないので、馴染みのない人もいるのではないかなと思いました。
この警告ランプが出た時は、単にタイヤの空気圧が下がっている時もありますが、タイヤに釘などが刺さってパンクしている時もあるので(アメリカの場合は、大概コレ)、点灯後、出来るだけ早めにチェックしてもらった方が良いです。タイヤの空気圧が下がっているだけなら、空気を入れるだけで警告ランプは消えますが、パンクはちょっと厄介です。
今回の場合は、もうアイスホテルに着く直前だったということと、日も暮れた後だったので、とりあえずホテルに駐車して、翌朝明るくなってからタイヤをチェックしてみたのですが、いかんせん冬用のスパイクタイヤを装着していたので、釘が刺さっていても分からない・・・。
メンテナンスもやっている有人のガソリンスタンドがあれば、チェックしてもらおうと思っていたのですが、結局旅の終わりまでそんなガソリンスタンドには巡り合えず、時間もなかったので、そのままレンタカー会社に返却しました。アイスホテルの人に相談してみれば良かったかな?とりあえず、帰りのレヴィまでは無事に走行できたので良かったです。 -
こちらは警告ランプではないのですが、レンタカーを借りた時に給油口がどちらに付いているか迷った時の対処法です。車のスピードメーターの真ん中辺りにこのような給油機のマークが付いていると思うのですが、このマークの右に三角印があれば右に、左に三角印があれば、左に給油口が付いているという印です。自分の車だとあまり気にして見ないと思いますが、レンタカーで迷った時は試して見て下さい。
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ここからはお待ちかねの、アイスホテルです。アイスホテルには、氷のお部屋のある建物が2棟あって、12月上旬はその内の1棟(ICEHOTEL 365)だけしか完成していませんでした。
ホテルにチェックインすると、ホテルの敷地内の地図とアイスホテル見学の入場券の入った、カードホルダーをもらえます。外部からのアイスホテルの見学は有料ですが、ホテル宿泊者は無料です。
氷のお部屋の見学は、お部屋の利用者が入室する前の10:00~18:00まで。同じ建物内にあるアイスバーの営業は、12:00~01:00まででした。
防寒着は無料でレンタル出来るようでしたが、私たちは翌日11時にはチェックアウトだったので、レンタルしませんでした。他の宿泊者は、皆さんレンタルされているようでした。アイスホテル ホテル
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こちらは、建設中の建物(#27)。こちらの建物にチャペルが入るので、滞在中見られなくて残念でした。
アイスホテル ホテル
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ここからは、氷のお部屋の写真です。地図で言うと、アートスイート365の部分に当たります。
数えてみたら、見学用に公開されていたお部屋は全部で11室ありました。お部屋にはベットの手前ぐらいにそれぞれロープが張ってあって、それ以上立入れないようになっていました。まあ、それはお部屋の利用者がいる以上、仕方ないですね。アイスホテル ホテル
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氷の階段があるお部屋。階段の上に寝室があります。階段滑りそう~~。年配者にはあまりオススメできないお部屋です。
アイスホテル ホテル
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アイスホテル ホテル
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アルファベットの彫刻があるお部屋。
アイスホテル ホテル
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このお部屋のテーマは良く分からなかった。チェスの駒と、倒れた人?
アイスホテル ホテル
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考える人ならぬ、居眠りする人。
アイスホテル ホテル
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羽の生えた鹿。
アイスホテル ホテル
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このお部屋は、真ん中の通路の両側にもびっちり氷が埋まっていました。枕が3つあるので、トリプルのお部屋かな?綺麗なお部屋でした。
アイスホテル ホテル
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筋肉自慢。
アイスホテル ホテル
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テーマは男性の人魚でしょうか?
アイスホテル ホテル
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壁に無数のボツボツが彫られたお部屋。近未来っぽい雰囲気です。ベットの手間には、どデカイアイスボール付き。
アイスホテル ホテル
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アイスボールを近くで見るとこんな感じ。手間がかかってそう。
アイスホテル ホテル
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こんな2人に見下ろされながら寝たら、夢に出ちゃうよ(;´д`)
アイスホテル ホテル
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この2人は一体何を伝えたいのだろう・・・。
アイスホテル ホテル
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私にはイカにしか見えませんでしたが、旅友さんは「キノコでしょ!」と。名付けてイカキノコ(笑)
アイスホテル ホテル
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イカキノコの拡大写真。
アイスホテル ホテル
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このお部屋が一番良く出来ていて、人気でした。作品名は「DANCERS IN THE DARK」とありました。
アイスホテル ホテル
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壁にスピーカーが取り付けられていて、時折メルヘンチックな音楽が流れています。
アイスホテル ホテル
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天井のデザインも凝っています。
アイスホテル ホテル
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こちらは氷のお部屋の並ぶ通路。
アイスホテル ホテル
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365の建物に入ると、自動ドアのすぐ先にアイスバーがあります。私たちは閉店前の夜12時ぐらいに行ったのですが、バーテンダーのお二人がフレンドリーで、写真も撮ってくれました。
アイスホテル ホテル
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ここは立ち飲み席でしょうか。
アイスホテル ホテル
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こちらには色んな彫刻が敷き詰められていました。中にはイニシャル?が彫られた物もあったので、何かの記念品かな?
アイスホテル ホテル
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氷のパイナップル?
アイスホテル ホテル
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シャンデリアは上手く出来てるなーと感心しました。
アイスホテル ホテル
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二人でクランベリージュースを注文して、この氷の中の座席に座りました。
アイスホテル ホテル
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グラスももちろん氷です。
アイスホテル ホテル
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365の建物の中はそれなりに寒いです。冷凍倉庫ぐらいの温度?スノボーパンツは必須です。
アイスホテル ホテル
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氷のキャンドル。
アイスホテル ホテル
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アイスホテルには、ICEHOTEL RestaurantとOld Homesteadと言う二つのレストランがあって、前者の方は高級レストランなので、家族連れの宿泊者などは後者のレストランに行く人が多い雰囲気でした。
私たちの滞在中は、Homesteadは休業中ということで、キールナにあるSPiS(http://www.spiskiruna.se/?lang=en)というレストランに予約を入れました。こちらはホテルも併設しているレストランのようです。雰囲気も良く、お料理もとっても美味しかったのですが、とにかくこの日の4時間のドライブがかなり体力的に辛く、私は前菜1品、旅友さんもデザート1品を食べただけで終わりました。
アイスホテルからキールナ(Kiruna)までは、車で30分ぐらいだったのですが、その行きと帰りの車の中から、緑のオーロラを見ることができました。午後7~8時頃だったと思います。キールナの街や、アイスホテルでもこの時間にオーロラが出ていましたが、そこまで強い光ではなかったので、誰も気づかず素通りする人が多かったです。 -
朝食は、アイスホテルレストランで。アイスホテルの出入り口から道を挟んですぐの建物です。オーロラをイメージしている天井が素敵でした。
アイスホテル ホテル
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私たちが泊まったNordic Chaletのお部屋です。アイスホテルのページには、2ベッドルームのお部屋だと書いてあったので、予約時にマスターベッドルームのベッドをダブルベッドではなく、シングル2つにして欲しいとリクエストしていました。そのせいか、画像のような普通のツインのお部屋になっていました。お部屋の写真は撮らなかったので、ホテルのサイト(https://www.icehotel.com)からの転載です。
バスルームの写真はないのですが、シャワーはレヴィのホテルと同じようなガラスのブースに入って浴びるタイプでした。ただ、ブースのサイズが少し小さく、壁に物を置けるスペースが全くなかったので、とても使いづらかったです。アメニティは、シャンプーとボディーシャンプー両用のものが、壁に取り付けられていました。アイスホテル ホテル
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最後にオーロラ観測について。私がラップランド滞在中に参考にしていたのがこちらのAuroraAlertsというアプリ。内容は、下記リンクでも見られるのですが、こちらの方が見やすくまとまっていて、特に太陽の27日周期に合わせた予測が色付けされていて分かりやすいです。
http://www.aurora-service.eu
http://www.gi.alaska.edu/AuroraForecast
私は渡航前の11月から時々この予測をチェックしていて、ラップランド滞在中の12/1~3はオーロラ観測が難しく、12/4~5は観られるとほぼ確信していました。というのも、それ以前の11/20の辺りで、オーロラを見たという口コミが続々とネットに上がってきたので、かなり精度が高いのだと思ったからです。
ちなみに、日にちが近づくとその日の予測が時間ごとに見られるようになるのですが、そちらはハズれました(笑)。私がオーロラを見たのは、夕方6時から8時の間だったのですが、予測だと夜11時以降が赤く染まっていたので。一応、その時間に外に出て空を見てみたのですが、この時間帯は上空の水蒸気が完全に凍ってすっぽりと空を覆っていたので、全く見られなかったです。こうなると、朝まで状況は変わりませんでした。
観測時期や場所にもよると思うので、一概に予測が当たるとは言えないですが、一応ご参考までに。
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