2017/11/13 - 2017/11/13
47位(同エリア137件中)
ミケルさん
2017年11月13日(月) 国道1号線宇津ノ谷峠にある旧東海道『つたの細道』『明治のトンネル』を散策しました。10年前にも一度歩いていますが写真もなく記憶もおぼろげ。今回はしっかり記録として残しておこうと思います。出発地点は、「道の駅岡部(藤枝側上り)」です。反時計回りに1周して戻ってくる約2時間のウォーキングです。①は「道の駅岡部」から「つたの細道」までを記録。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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つたの細道へ車で行く場合、駐車場は道の駅岡部(上り)か、道の駅静岡(下り)のどちらかになると思う。私は西から行ったので岡部に車を停めることにした。つたの細道入口は道の駅の建物からはだいぶ東(奥)寄りにあるので、車はそちらに停めたほうがいいと思う。帰ってきて気が付いたのだが、周辺ガイドの地図は一部不案内な箇所があり、明治トンネルから戻ってくる道がない!が、誰かが黒のボールペンで書き足してくれている(感謝)
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いざ出発。天気快晴。時刻は13時7分。道の駅岡部の東側、つたの細道入口は車も通れそうな舗装された道だ。山道を行くのかと思っていたのでちょっと拍子抜けした。
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道路は国道1号線の下をくぐり抜けて反対車線側の「つたの細道公園」へと続いている。緩い下り坂。
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5分ほどでつたの細道公園手前の「坂下地蔵堂」に到着した。案内板によると、建立者、建立年月は不明。堂内には地蔵菩薩像が安置されており(見ることはできない)、当時は峠を越えようとする旅人の安全を守り、また堂前の木陰は旅人の疲れを癒したと言う。ここは右に行けばつたの細道、左に行けば明治の道を通って明治のトンネルへ行くことが出来る。つたの細道は古代・中世(約700年~1590年頃)の東海道。険しい道は先に制覇しなければ!ということで右の道を選ぶことにした。
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歩き出してすぐにまた「宇津ノ谷・明治のトンネル」の標識が。こちらは江戸時代に作られた旧東海道を行く道で、ここから明治のトンネルの上を通って宇津ノ谷地区に行くことが出来るようだ。いくつかのルートがあるようだが、時間が制限されているので、私は今回ここはスルーすることにした。
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つたの細道公園周辺は平坦な道で歩きやすい。ハクセキレイを見つけた。休日は子供の遊び場になりそうだ。
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かわいい吊橋があったり…(下は小川が流れている)
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東屋があったり…
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古人が詠んだ短歌などがたくさん飾られている。これは兼好法師(吉田兼好)作。「ひと夜ねし かやの松屋の 跡もなし 夢かうつつか 宇津の山ごえ」
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現在地の看板です。もうすぐ左側につたの細道入口が見えてくるはず。まっすぐ行った先には自然ふれあいゾーンなどがあるようだ。こちらは次回に取っておこう。
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イチオシ
つたの細道入口。つたの細道碑が立っているので分かりやすいと思う。見上げるような石段にちょっと怯む。
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足場は悪いがゆっくり進めば大丈夫そうだ。左側には沢が流れている。昔の面影を残していて雰囲気がとてもいい。
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次第に道幅が狭くなり、気をつけないと沢に落ちてしまいそうだ。それほど深くはないが子供は注意が必要かも。
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展望のない杉林の中を進む。紅葉は期待できない。道は一本道で整備されており、看板もあるので迷うことはないと思う。時々、台風で倒れた木が道をふさいでいることも。
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少し視界が開けたと思ったら、いきなり民家(農作業小屋?)が出現。何でこんな所に?一気に古代から現代に戻された感(^-^;
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猫石の看板まで来た。どう見ても石は猫には見えない。由来は「昔、暗い夜道を歩いていた旅人が、この石の近くで猫の鳴き声を聞き、人家が近いと安心した」との伝説から命名されたとか。なるほど…。
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猫石の反対側にはミカン畑と野菜畑が。息が上がって暑いくらいだ。ちょっと水分補給。
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丸太の階段に変わった。だいぶ上まで登ってきた感じだ。この辺りで一組の夫婦とすれ違った。多分私とは逆回りで歩いているのだと思う。ずっと誰にも会わなかったので誰かに会うと安心する。
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一瞬だけ左側に遠くの山が見える場所があった。思わずシャッターを切る。昔の人もここから岡部の山を眺めたのだろうか。
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樹木の根っこゾーン。こういう所を歩くのは楽しいかも。子供の頃の遠足を思い出す。
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ついに頂上に到着!約30分で着いた。ベンチがあるだけでそれほど広くない。標高は170mらしい。
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遠くに山の連なり。秋の風景。
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頂上には在原業平の歌碑が立っていた。「駿河なる 宇津の山べの うつつにも 夢にも人に 逢はぬなりけり」(駿河の宇津の山べに来ているが、現実にも夢にも貴女に逢わないですよ) 関西に残してきた愛しい人を想って詠んだ句と言われている。昔は相手が夢に現れないのは、自分のことを想ってくれていないのだと考えられていたらしく、私のことなど忘れてしまったのかと、切ない男心を詠んでいる。。
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しばし休憩したのち、静岡口を目指して降りる。距離は500m。岡部口までは400mと書いてあったので、下る静岡側のほうが距離が長いことになる。
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特に階段のないなだらかな下り坂だ。鳥の鳴き声がして気持ちがいい。
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つたの細道の横には常に沢が流れている。当時の人々はこの水を飲みながら歩いたのだろうか?この辺りでサワガニを見つけた。
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竹で作った水飲み場のようなものがあった。看板がないので飲むのはやめて手を洗うだけにしたけど、水は冷たくて気持ちがいい。
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だいぶ下まで降りてきたようだ。道が二俣に分かれていて、左の先には建物が見えるので左に行ってしまいそうだが、ここは右の細い道が正解。看板もあるので迷わないとは思う。
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なだらかな下り坂。しばらく歩くと車の走る音が聞こえてきた。
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国道1号線が見えた!ようやく下界に辿り着いたようだ。
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つたの細道静岡側に降りてきた。終点手前で右側の木の辺りにスズメバチらしき蜂が2~3匹飛んでいた。最後の最後に危険トラップか!?身を低くして通り過ぎる。帽子は必需品だと悟った瞬間。
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つたの細道静岡口到着!道の駅静岡(下り)内にある。頂上から約30分で降りてきた(トータル1時間)。逆回りだともう少し時間が掛かるのかな?
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これが道の駅静岡(下り)。ここでトイレ休憩と水分補給をする。国道1号線沿いにあるため利用者が多い。道路はひっきりなしに車が通り、東名、新東名に並び関東と関西を結ぶ重要幹線道路である。
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今度はあの陸橋を渡って宇津ノ谷地区を通り、明治のトンネルを抜けて出発地点に戻ろうと思う。
長くなったので2つに分けました。
②に続く。
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