中国東北三省歴史文化の旅　８（集安）

2005/09/05 - 2005/09/05

　午前中、集安の高句麗時代の遺跡、“将軍塚”“太王陵””五号墓”等を見学。
　歴史的背景を余り勉強せず来ているため
　一つ一つの遺跡の重みは良くわからない
　しかし、２０００年近い前に造られたものが
　目の前にある事が感動である。
　何処の遺跡に行っても、必ずその時代の隆盛、
　戦争による滅亡の歴史が語られる。
　いつの時代も、権力争いする人間の性が歴史から見て取れる。

　続いて北朝鮮との国境を流れている鴨緑江を
　モーターボートで遊覧する観光にでる。

　船で北朝鮮国境を見るなんて夢にも思わなかった。
　船着場で、救命胴着を着け、３艘のモーターボートに分乗する。
　船に乗ると運転手兼案内人が
　「もし船が転覆したり、川に落ちたりした時は、間違っても
　北朝鮮側に泳ぎ着かないように。帰れなくなるから！！」
　とジョークを含めて脅かされる。

　いよいよ船で鴨緑江を上流に向かって走り出す。
　川の中国側は、堤防もしっかりしていて、家並みも多く、
　山には木が青々と茂っている
　一方、北朝鮮側は、堤防もなく、家がほとんど無く、
　山は木を切ってしまい禿山が続いていた。

　２０分位さかのぼると、日本軍が１９３７年に造ったと言う
　中国と　北朝鮮を結ぶ鉄道用鉄橋に着く。
　ここの北朝鮮側には、かなり大きい町が広がっていた。

　北朝鮮側の川辺には時折車、オートバイ、自転車が走っていた。
　また河原で多くの人々がのんびりと談笑している姿が見られた。
　この川は、結構水量が多く泳いで渡るには難しそうであった。
　川岸の所々に監視所があり、
　そこで北朝鮮の軍人が見張っているらしい。
　無事に拉致をされず遊覧終了。

　川の畔に有るレストランで、
　北朝鮮を眺めながら昼食を採った。

　昼食を終え、商店街を散策した。
　店の前でテーブルを出し麻雀をしていた。
　点棒は無く、一回上がるごとに現金で払う、わかりやすい。
　人々は、大変人懐っこく日本人とわかると話しかけてきた。
　旧満州国には、かって沢山の日本人が住んでいた。

エリア 吉林(中国)

• 旅行の満足度: 4.5

　集安で泊まったホテル“集安賓館”

　ホテルの前の道路

　広くくしかし車も少なく、人も少ない

　緑の中に、高句麗時代の遺跡が

　沢山点在していた

　“将軍塚”

　鴨緑江に面する小さな谷が入り込み

　北側には緩やかな傾面が続いて

　河岸段丘が造られそこに沢山の古墳造られている

　大きな石を何段も積み上げた

　エジプトのピラミッドのような墓が

　点点と造られていた

　一辺が31.5ｍ　高さが12.5ｍ　底面積　９６０㎡

　ピラミッドのスケールとは比べ様も無いが

　集安の高句麗遺跡群広がる

　緑も多く、畑も広がっている

　墓に上ってみる

　見学通路も出来ている

　高句麗西暦３００年代の王の墓

　大きな石を積み上げ、

　組み合わせてお墓を造っている

　各時代の王族の石室墓が沢山あり

　その中で重要な“石碑”には

　保護用の建物が造られ保護されていた

　大きな石碑には

　いわれが事細かに刻まれている

　
　近くの休憩所では

　ケシの木が売られていた

　集安から鴨緑江を

　川下に下り

　沢山の川が合流し

　川幅は広く

　水量も多い大きな川になっている

　船着場から

　遊覧船に乗り

　北朝鮮との国境地帯を
　
　クルージング

　３艘のモーターボートに分乗

　モーターボート結構飛ばした

　落ちないように必死！！

　中国側の護岸はコンクリートで
　
　堤防が築かれ

　その奥には沢山の建物が

　並んでいた

　一方、反対側の北朝鮮側を

　見ると低い土手が連なり

　草の生えた岸壁が続く

　川岸では、

　人が洗濯しているのか？

　何か取っているのか？

　また煙が上がって

　何かを燃やしている

　山の尾根には、

　大きな煙突が建っていて

　白い煙が立ち上っていた

　何か工場か？？

　火力発電所か？？

　少し上流のほうで

　街のような家並みの集中している所が

　見えてきた

　やがて中国と北朝鮮を結ぶ

　鉄道用の鉄橋が現れた

　この鉄橋はかって日本軍が

　１９３７年に建設したものらしい

　まだ現役で利用されている

　残念ながら列車が通るのは見れなかった

　かなり北朝鮮側に近づいた

　やはり川の真ん中より

　北朝鮮側に近づくと

　危ないそうだ

　レストランのテラスからは

　北朝鮮が眺められる

　昼食後、街を散策