2017/09/06 - 2017/09/06
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まみさん
上海歌劇団の来日公演・舞劇「朱鷺」を2度観ました。
1度目は渋谷のオーチャードホールで観たのですが、チケットが取れた座席は1番前。
オーチャードホールでは1階S席であっても、前の人の座高が高かったため、舞台の3分の2ほどが隠れてしまって見えずに、くやしい思いをしたことがありました。
なので、そのときの取れる座席の中から、いっそ1番前ならいいや、と思ったのです。
ところが、1番前の席だと、ダンサーの様子は、息づかいまで聞こえてくるほどよく分かりましたが、どうしても舞台の一部しか集中できません。
しかも、ややはじの方でしたので、舞台袖でスタンバイ中のダンサーや、舞台を見守る監督がチラ見できる、おちゃめな席でした。
なので、もっと舞台全体を集中して鑑賞したいと思い(観劇中に裏舞台まで見なくていいから(笑))、割引のリピーターチケットを購入し、2度目は有楽町の東京国際フォーラム・ホールCで観劇しました。
リピーターチケットで取れた国際フォーラムの座席は、かなりはじの方でしたので、購入する時迷いました。
でも、ちょうど前列との段差がつく7列目でしたので、思った以上に舞台が見やすい席でした。
また、来日公演では、カーテンコール中に撮影OKな公演が時々あって、これまで撮った写真をフォートラベル旅行記にのせたこともあります。
実は1回目、オーチャードホールの1番前の座席で観劇した時は、カーテンコール中に撮影してよいのか分からなかったので撮り損ねました。
でも、2回目の国際フォーラムの席ではもっと舞台全体が見られるよい位置で撮れました。
今回もスマフォのカメラで撮ったのですが、スマフォによるカーテンコール撮影ももう何度目かになるので、ずいぶつコツがつかめて、思ったより良い写真が撮れたと思います。
でもそれは、なんといっても、もう一度、朱鷺たちが美しい舞いを披露してくれたすばらしいカーテンコールだったおかげです。
舞劇「朱鷺」公式サイト
http://toki2017.jp/
<これまでのカーテンコール写真が撮れた観劇シリーズの旅行記>
2016年4月14日
「2度目のヤン・リーピンの「シャングリラ」のカーテンコールをスマフォで」
http://4travel.jp/travelogue/11122185
2016年4月10日
「観劇前に新宿御苑の葉桜・八重桜紀行(後編)空を覆い尽くすさまざまな八重桜や見事な枝ぶりの葉桜に魅了されて&歌とダンスの舞台「バーン・ザ・フロア」」
http://4travel.jp/travelogue/11121468
2014年5月28日
「痛恨! スマフォで撮ったヤン・リーピン「孔雀」のカーテンコール」
http://4travel.jp/travelogue/10893671
2013年8月28日
「六本木のアミューズ・ミュージカル・シアターで韓国オリジナルのミュージカルを見よう!」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10807404
2013年3月1日
「フランス版ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」でカーテンコールをスマフォでなんとか撮影」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10754850
2013年1月26日
「観劇ついでにちょっとだけ赤坂サカスのイルミネーションと韓国ミュージカル「ウェルテルの恋~若きウェルテルの悩み~」のカーテンコール」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10745860/
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
舞劇「朱鷺」の巨大パネルより、オーチャードホールのロビーにて
※公式サイトより作品解説・引用(文・高橋彩子(舞踊・演劇ライター))
「薄絹のような羽衣をまとった朱鷺の精ジエが地上に舞い降り、青年ジュンと恋に落ちる……。中国上海歌舞団『朱鷺』は、「鶴の恩返し」「羽衣伝説」「白鳥の湖」「オンディーヌ」など、古今東西、人々を魅了してきた物語の系譜に連なる作品だ。初めは戸惑いながらも次第に心を通わせるジエとジュンの踊りは、瑞々しいときめきで溢れている。また、バレエ「白鳥の湖」2幕さながらの見事なフォーメーションを作る朱鷺の群舞は、まさに洗練の極み。光と色が繊細に移ろうパステル画のような舞台に、民族舞踊とバレエやモダンダンスを融合させた上海歌舞団の踊りが鮮やかに映え、観る者は桃源郷のような幻想美の世界に誘われる。
しかし本作は、単なる古(いにしえ)の恋物語では終わらない。ジエはジュンのもとを去り、時代は古代から、まず自然が破壊され荒廃した近代、さらに、朱鷺が絶滅状態にある現代へ。かつての麗らかな情景とは打って変わって、ここではシャープな動きに乗せて嘆きや苦しみが表現される。
1000年もの歳月の間、出会いと別れを繰り返しながら、次の時代・世代に引き継がれていくジエとジュンの愛。たとえ個体としての生物の命は尽きても、思いが繋がり、絆が深まり得る。そのことをかくも雄弁に示す舞台に、胸を打たれずにはいられない。観る者を深い感動に導く世界がここにはある。」
http://toki2017.jp/story.html -
舞劇「朱鷺」関連の写真をSNSにアップするとオリジナルポストカードがもらえる
私はインスタグラムとフェースブックはやっていますが、ツイッターはやっていません。
でも、フェースブックはもっぱら撮影散策先の最新情報を知るためにアクセスするのでROMですし、インスタグラムは動物園連の写真に特化させています。
なので、このときは撮った写真をSNSにアップする気になれず、ポストカードがもらえなくても別にいいやと思いました。
でも、あとで考えたら「朱鷺」の舞台なので、動物関連の写真というくくりに入るんでした。
そうしたら、なんだか惜しくなってしまいました。 -
2度目に観劇したときのカーテンコールで、朱鷺の精霊たちの登場
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羽衣のように布をまとって
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白い布が照明でピンクに
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美しき朱鷺の精霊たち
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全部で24人はいた精霊たち
上演中に数えました@ -
この舞いは第一部で披露され
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夢のような美しい舞いを
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カーテンコールでも披露してもらえて
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第二部の終わりが現代だったから
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カーテンコールでもう一度夢の世界へ還る
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夢を見ているだけでは失われた朱鷺/時は戻らないけど
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くるくると舞い上げる
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すらっとしたダンサーたちの足も美しい
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美しく変化のある舞いで
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誇らしげな朱鷺の精霊たち
※公式サイトよりあらすじ・引用
「人間界に舞い降りた朱鷺(トキ)と青年の愛の物語
第1幕
古代。人々が長閑に暮らしている、牧歌的な村。山に入った青年ジュンは、羽衣を脱いで憩う朱鷺の精達に遭遇し、ひと際麗しいジエに惹かれてその羽衣を手に取る。運命の出会いを果たしたジエとジュンは、互いについて学び、共に生きようとする。しかし、異なる世界に生きる彼らは別れる運命にあった。ジエはジュンのもとに羽根を1本残し、羽衣をまとって飛び立つ。ジュンは羽根を手に、ジエが消えた空をみつめる───。」
http://toki2017.jp/story.html -
中華人民共和国でござい、という服装で登場した男性陣
その背後に再び朱鷺たちが、今度は布なしでしずしず登場しました。
※公式サイトよりあらすじ・引用
「第2幕
近代。1幕から一転、世界は都市化されている。朱鷺たちの身体は黒く染まり、動きにもかつての煌めきがない。そこに舞い落ちる1本の白い羽根。生き物の手から手へと渡るその羽根を最後に拾ったのは、カメラマンの青年ジュンだ。彼は弱ったジエをみつけ、介抱する。ジュンが持つ羽根に気づくジエ。時空を超えて再会した2人は、かつてのように飛翔しようとする。だが、甚大な自然破壊を前に、朱鷺たちは次々と落命し標本箱に入れられ、やがてジエも、箱に納まる。
時は移り、現代。博物館では、教師が標本箱を示しながら学生たちに朱鷺のことを教えている。今や老人となったジュンは、箱に入ったジエに羽根をつける。すると、朱鷺と人とが共生していた、ありし日の楽園の情景が広がっていく。美しい記憶と共に、ジュンは羽根を学生に託すのだった。」
http://toki2017.jp/story.html -
今度は朱鷺としての舞いを披露
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一列に並ぶと見ごたえある
こういういわゆるラインダンスが見たくて、よく宝塚の舞台を見に行きます。 -
動きがきれいにそろうと見事
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首の動きがとりわけ朱鷺らしく
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あんまりステキなのでちょっとのポーズの変化でもシャッターを切ってしまう
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腰をひょいとひねった色っぽい動き
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片足を上げて、バレエっぽい動き
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鳥らしい手の動き
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お辞儀する動き
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主役の2人が登場
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精霊ジエと青年ジュン役の2人
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出演者勢揃い
朱鷺たちの足のポーズはバレエの基本形のようです。 -
鳥らしい動きで青年ジュンに寄り添う精霊ジエ
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かなわなかった朱鷺の精霊と人間の恋物語
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拍手喝采!
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カーテンコールの写真をインスタグラムにアップしてオリジナルポストカードをゲット
主催側には宣伝になるし、観客側にとっても、プレゼントをもらうにしても、ちょっとした参加型で、こういうのもなかなか楽しいと思いました。 -
国際フォーラム・ホールCのロビーの様子
ロビーとかいろんな写真を撮った東京国際フォーラムの劇場シリーズの旅行記はこちら。
関連の旅行記
2007年12月:国立モスクワ音楽劇場バレエ「白鳥の湖」(ブルメイステル版)
「国際フォーラムでもバレエを見るよ」
http://4travel.jp/travelogue/10206978/
2011年9月:ミュージカル「ドラキュラ」
「スタイリッシュな東京国際フォーラムで、あまりに美しかった女ドラキュラのミュージカル」
http://4travel.jp/travelogue/10598932 -
グッズ売り場やオブジェ
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等身大に近い舞台写真のあるパネル3種
これを撮ってSNSにアップする人も多かったようです。 -
頭の飾りとドレスのすそがほんのり朱鷺色に染まった衣装で
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精霊ジエと青年のバレエっぽいパ・ドゥ・ドゥ
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跳躍する精霊ジエ
<感想のようなもの>
実は翌日9月8日には東京バレエ団の20世紀傑作集「小さな死/アルルの女/春の祭典」を鑑賞しました。
それで、バレエと比べながら鑑賞していました。
バレエの方が、アーティストの存在感を感じます。これまでのバレエの歴史をふりかえり、振付家が追求したいものを追求する、という個人の主張が感じられます。
題材は、現代になればなるほど、人間の情念が多いです。
あるいは、20世紀バレエからは、ストーリーがなく、ダンサーのポーズやフォーメーションの美しさを追求したもの。
それに対して、上海歌劇団の「朱鷺」は、中国の舞踊団のものらしくと言い切っていいか分かりませんが、社会的なメッセージ性が強かったです。
社会主義国の芸術というかんじがしました。
個の存在よりも団体力が全面に出ている気がしました。
群舞の美しさが際立っていました。
もちろん、精霊ジエと青年ジュンという主役級のペアがいるし、他にも群舞ではなく、役柄をもったダンサーがいました。
だけど、バレエほど主役級のダンサーと群舞とに差を感じさせなかったです。
それは技能面の話ではなく、全体の構成や振付や衣装などにおいて、それほど差をつけていなかったかんじです。
そのあたりはバレエも、昔の方が主役や役柄をもったキャラクターダンサーと群舞の差があり、現代バレエになるほど際立たせていないです。
外側から際立たせなくても、ダンサー自身が際立つことが多く、それが求められていて、かえって演出上ではあっさりになっているかんじです。
ただ、「朱鷺」の方は、それは社会主義性から来ているという風に感じてしまったわけです。
「朱鷺」では、特定のダンサーになにかを求める作り方をしているのではなく、全体の美しさを追求し、全体でメッセージを発していました。
ストーリーも、ひねりやどんでん返しはなく、すなおでシンプルでした。
とにかく分かりやすい美しさとストーリーをめざしていました。
バレエと比べると、一昔前なかんじはしましたが、万人受けしやすいと思いました。
それがいけないというわけではなく、背景知識があまりなくても、分かりやすく、安心して鑑賞できます。
かくいう私はコンテンポラリーすぎるとついていけなくて、バレエでも、バレエらしいオーソドックスなクラシックが大好きなミーハーなのです。
おわり。
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