2017/08/29 - 2017/08/29
64位(同エリア1039件中)
ElliEさん
- ElliEさんTOP
- 旅行記393冊
- クチコミ171件
- Q&A回答54件
- 845,366アクセス
- フォロワー169人
それはインスタグラムの一枚の写真から始まった。
絶壁と絶壁の間に渡された長い吊り橋。そこを渡る人の姿。下を見れば目もくらむほど底無しの峡谷。
こんなスゴイところがあるんだ~。きっとプロの登山家が行くんだろうな~。
初めはそう思っていたが、調べてみると、ヴィアフェラータといってロープで固定して安全に渡れるようになっており、
クライミングなどの特別な技術がなくても行けるらしい・・・。
去年コルチナ・ダンペッツォでヴィアフェラータを見たこともあり、
体力のある今のうちにやってやろうじゃないかっと、決めました!!
しっかし、ヴィアフェラータの紹介ビデオなどを見る度に
「本当に行けるんだろうか?」
「途中で怖くて動けなくなったらどうしよう?」
「体力が続くんだろうか?」
「ホントに安全?ホントにホント?」
など不安が次々沸き起こる。
だがしかし~ここまで来たら行くっきゃない~~。
ということでヘリコプターで山荘に飛び、そこで3泊過ごして、天上のハイキングとヴィアフェラータをしてきました。
これはその1日目の旅行記です。
表紙写真はきっかけとなった天空の吊り橋。
渡っているのは私ではありません。
さて、私は本当にここへ行けたのでしょうか?
あなたなら渡りますか?
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ヘリハイキングの出発地は、レイクルイーズから西へ約1時間、バンクーバーからだと車で約8時間です。
私たちは、バンクーバーからレベルストークとゴールデンに泊まってヘリパッドに来ました。
途中2泊したのはレベルストークでハイキングをしたかったから。
レベルストークについても書きたいことはたくさんあるので、別の旅行記にします。
朝9:45ヘリパッドに集合。
いよいよ3泊4日のヘリハイキングの始まりです~! -
ボビーバーンズ山荘まではヘリで約15分。
ヘリは15人乗ってました。
1日4回ほど往復して山荘にお客を運びます。 -
ボビーバーンズ到着!
-
山荘から見た山の景色は・・・というと
大規模山火事の影響で煙っていてイマイチはっきり見えません。
今年のBC州の山火事はひどくて150件以上発生しています。
バンクーバーでも8月の始め頃は10日ほど空気汚染警報が出ていました。 -
山荘内部
まずは、山荘設備やハイキング装備などについてのブリーフィング。 -
ハイキングブーツ、雨用ジャケット、パンツ、バックパック、ウォーキングスティックなどは無料で貸してくれます。
ブーツは自分にあったものの方がいいけれど、そのほかは借りるのもいいと思います。
バックパックなんて、ほこりですごいことになりました。
ヘリの離着陸時の砂ぼこりがすごいんですよ。 -
ドクタースース(絵本)からの引用が壁に貼ってあった。
「きみのいくところどこでも、今日と言う日はきみのため!
山が待っているよ
さあ、出発だ!」
胸がわくわくしてくるじゃありませんか!! -
サンデッキ
他にホットタブ、レクリエーションルーム、ジム、などもあります。 -
ラウンジにはいつでもコーヒーなどの用意が。
夕食の前にはアルコールも飲めます。
ワイン、ビール、カクテルなど色々そろっている。
料金は名前を言えば部屋につけてくれます。
とにかくスタッフがフレンドリー!
一度名前を言えば次からはちゃんと名前で呼んでくれる。
よく覚えられるな~って思うくらい。
こっちも必死でスタッフの名前を覚えましたよ。 -
お客同士もとってもフレンドリー。
すぐに打ち解けて、会話が弾みます。
60人位のお客さんほとんどと話ししたんじゃないかなあ。
もうね、一生分英語を話したような気がする。
最近はあまり英語を使ってなかったので、ちょっとブラッシュアップしたかも。 -
部屋で少しゆっくりしていると、ガランガランと鐘が鳴ってランチの時間。
ランチはバッフェスタイル。
その後、4グループに分かれて今日のハイキングが始まります。 -
ハイキングの前にヘリの乗り降りの仕方についてブリーフィング。
ヘリが飛んでくる時は、片膝を立て下を向いて、爆風に備えます。
緊急時のドアの開け方なども教えてもらいました。
飛行機の時はもう慣れちゃって「ふんふん~」とほとんど聞いてませんが、
今回は真剣。
なんせこれから1日に数回、4日乗るんですからね。 -
1日目のハイキングは足慣らし。
事前にどのグループにする?と聞かれ、写真をたくさん撮りたいからあまり早く行かないグループがいい。と答えました。 -
そしたらおじいさん、おばあさんばっかりのグループで本当にスロー。
主人には物足りなかったみたい。 -
でも私はたくさん写真が撮れてこれでよかったです。
高地に慣れることもできました。
なんせここは海抜2500メートル以上もあるんですからね。
レベルストークのハイキングで2000メートル位のところで息があがってしまったので、ちょっと心配してました。
スイスでもイタリアでもそうだった。
私は高い山には弱いかも。 -
あとで他のグループの人に聞いたら、
ずっとアップダウンを歩いて、ぜいぜいはぁはぁしちゃったと、言ってました。
頭が痛くなったと言っていた人も。
なので明日からのヴィアフェラータに備えて、これで良かったんです。 -
地リスちゃんがお出迎え!
このあたりでは、シマリス、地リス、ピカ、マーモットなどの小動物がよくみられます。
山にマウンテンゴートがいるのも見られましたが、
言われなければただの白い点としか思えないほど遠かった。
クマもいるそうで、2日ほど前のクマの足跡をガイドさんが見つけてくれました。
ところどころ土を掘って、球根を食べたりするそうです。 -
Mountain Sorrel マルバギシギシ
葉を噛むとほんのりレモン味。
山で喉が渇いた時などに口にするといいそうです。
ガイドさんのサバイバルの知恵。 -
白いのはクォーツ。
これを磨けば水晶になる?!
いやちょっと違うらしい・・・。 -
きれいな湖。
山が写りこんでいます。 -
座ってランチ休憩。
周りは絶景。
道もついてないところをガイドさんだけを頼りに歩きます。
こんな経験、なかなかできません! -
3日間私につきあってくれたガイドさん。
ヴィアフェラータの時もいつもそばにいてくれて、危ないところはちゃんとサポートしてくれた頼りになる人。
ガイド歴20年以上とか。
話を聞いてると、普通じゃない人生送ってます。 -
自然が作った美しい岩の配置。
私たちは「ナチュラル ジャパニーズガーデン」と呼ぶことにしました(笑)。 -
ほんとにどこを見ても絶景です。
水があるとほっとする。
完全に森林限界を超えていて、緑が見えるのは水のそばだけ。 -
お花の最盛期は過ぎていたけれど、あちこちに残っていてうれしかった。
水辺に咲くピンク・モンキーフラワー -
ワイルド・ファイアーウィード
-
黄色のペイントブラッシュ。
他に、赤やピンクもありました。
2週間ほど前はこのあたり一帯ペイントブラッシュが美しく咲いていたそうです。
アシスタントのガイドさんが一面に咲いたお花畑の写真を見せてくれました。
あ~そんな頃に来れたらよかったんんだけどな~。 -
もう一度ヘリに乗って場所を変えます。
ヘリに合図するガイドさん。 -
他のグループと合流。
姿勢を低くしてヘリを待つ人たち。
この姿勢をみんなで「王様のおなり~ King has arrived」と呼んでいました(笑)。 -
近づくヘリ。
もしヘリに見捨てられたら
もしガイドさんに見捨てられたら
こんな何もないところでどうしましょう~。
グループ行動が苦手なあなたもわたしも、しっかりついていかないとダメですね。
日本みたいに点呼とかとらないんですよ。
ちゃんと見ててくれているんでしょうけどね。 -
見づらいけれど saxifrage の花(ユキノシタの仲間)とグループのみんな
-
岩肌を流れる滝
-
黄色い花にオレンジ色の蝶々
この黄色い花はアルニカに似てるけど葉が違うんだよ。
と、ガイドさんが教えてくれたが、名前を忘れてしまった・・・。
あれ?それともこれがアルニカだったか? -
ウェスタンアネモネの花が終わったあと。
白髪頭がたくさん残ってます。 -
3時間ほどのんびりテンポのハイキングを終え、地上に戻りましょう。
-
ボビーバーンズに戻ってきました。
夕食の鐘がなるまでシャワーをしたり、食前酒を飲みながら他の人たちと話をしたり。
山荘前には小さな湖があって、私はそこで泳ぎたかったんだけど、主人が「水が冷たすぎる」と却下。
冷たい水の後にホットタブに飛び込んだらどんなに気持ちがいいだろう~って思ったんですけどね。
一人じゃ行きたくないしね。 -
今日の夕食はポークチョップ。
2日目はチキン。3日目はビーフ。
もちろん前菜、サラダ、デザートつき。
お肉系ダメな人は、ベジタリアンミールや魚もお願いすれば作ってくれます。
私の時は、トーフのカレー味だったけど・・・。
ちょっとこれはどうかなあ・・・。といういかにも外人の作ったトーフ料理でした。
スタッフも一緒にテーブルについて、あれこれ話が弾みます。
ほんとみんなフレンドリーで楽しかったです。
が、知らない人と英語ばっかりで4日間っていうのはやっぱり疲れますな。正直なところ・・・。
冬のヘリスキーはヨーロッパからの人が多いけど、夏はほとんどカナダかアメリカらしいです。
明日はヴィアフェラータ。
迷ってた人が何人かいたけど「せっかくここまで来たんだから、私は行く!」って言い切りました。
それで行くのを決めた人がいて、後で「あなたの言葉に勇気がでたわ」って感謝されちゃいました~。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- ゆんこさん 2017/09/21 21:04:07
- 見たいような、見たくないような^^;
- ElliEさん
ヘリハイキング、楽しみにやって来ました〜。
が、なんと、あんなつり橋渡るのだったのですか?
何を隠そう、私は高所恐怖症!
あのキャピラノでさえ、半べその世界で足がすくんで動けなかったんですから〜。
なので、旅行記見たいような見たくないような。^^;(笑)
もちろん、私はわたりませんよ!\(^o^)/
ロッキーって水晶が出るんですね。
確かレイクオハラだったか、ローズクォーツの塊の上歩いてきましたよ。
次の旅行記、見たくないけど、ElliEさんの雄姿を見たいので、片手目をつぶって拝見しますね。
★ゆんこ★
- ElliEさん からの返信 2017/09/22 11:46:13
- RE: 見たいような、見たくないような^^;
- ゆんこさん
片目つぶってみてくださってありがとう〜(笑)。
今回のコースは高所恐怖症の人には勧められませんね〜。
やっている時は周りは見ないようにしていましたが、
何度写真を見ても
あんなところによく行ったもんだ〜〜。と、自分で感心してます(笑)。
ゆんこさんのいったレイクオハラにも行きたかったけれど、
予約だのなんだの・・・うちにはハードル高くて。
割と行きあたりばったりなんで。
でもいつかそれをメインで行ってみたいもんです。
この後に行ったハイキングコースも楽しいところがありました。
また見てくださいね〜。
今度は怖くないですよ。
-
- 夏への扉さん 2017/09/09 10:31:20
- ヘリハイキングすごい!
- ElliEさん、こんにちは。
凄いツアー見つけられましたね!!
ヘリスキーでなくて、ヘリハイキングですか! ヘリって10分、20分でも1万円超えるから、一日に何度も乗って4日間、高そう〜
それはともかく、お天気良くてヘリ飛んで良かったですね。素晴らしい山々の景色、立ち上がっているリスも可愛い。マルバギシギシは噛むとギシギシ言うのかな。いいなあ・・・
ヴィアフェラータは次の旅行記ですか? もしElliEさんが谷瀬の吊橋を渡ったことがあったら、どちらが怖いか教えてください。私は谷瀬の吊橋やっと渡れたので、それ以上怖いと無理かも。キャピラノは楽勝でした。
次の旅行記も期待しています♪
なつ
- ElliEさん からの返信 2017/09/10 01:41:37
- RE: ヘリハイキングすごい!
- なつさん
コメントありがとう〜。
ヘリハイキングは結構あちこちにあってカナダではポピュラーですよ。
でも泊まりになると確かに高い。
だけど食事やガイド付きハイキング、すべて込みだし、
ヨーロッパ行く航空券のことを思うと、車で行けばおんなじかなあって思ったので、今年はこれにしました。
景色は最高でした。どこを見ても絶景。
こんなすごい景色を見てしまったら、ちょっとやそっとのハイキングでは満足できなくなってしまうかも。
シニアの人たちでそんなにハイキングをしない人たちもいたけど、少しの苦労でこれだけの景色が見れるのだから、又来たくなるのも当然だと思いました。
リピーターが多いです。
谷瀬の吊り橋って知らないけれど、キャピラノより長く、板と板の間はもっと離れていて、下が完全に見えます。
横のフェンスも無い。
途中、はずれている板もあった(わざとそうしてあるそうです)。
そこは、私みたいに背の低い人は、う〜んと足を伸ばさないとダメでした。
とにかく高度がすごい。完全に天空の吊り橋です。
だけど、命綱をつけているから安全ですよ。
写真を見る度に、よく渡ったなあ〜〜って自分で感心します。
次の旅行記で全行程を詳しく紹介しますね。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
カナディアンロッキー(カナダ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
37