2017夏バルカン3国　その４～巨大建造物が立ち並ぶスコピエ

2017/08/11 - 2017/08/12

２０１７年の夏はバルカン半島の３国、コソボ、マケドニア、アルバニアへ。

その４は、２カ国目、マケドニアの首都、スコピエの街歩き。巨大建造物が立ち並ぶ、新しい街並みには目を見張らされました。ヴォドゥノ山の山腹に建つ、聖パンテレモン修道院も訪れました。

・車窓からのスコピエ市内
・オールドシティハウスで昼食
・聖パンテレモン修道院
・徒歩で市内観光（プロメテウスのモニュメント、凱旋門、マザーテレサ記念館、マケドニア広場、石橋）
・オールドバザール
・ムスタファ・パシナ・ジャミーヤ
・ホテル　ホリデイ・イン　スコピエからの夜景
・朝の散歩

表紙写真は、ホテルから見たヴァルダル川と巨大建造物の夜景。

エリア スコピエ(北マケドニア共和国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.5

• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

コソボ国境から３０分ほどで、マケドニアの首都、スコピエ市内へ。

遠くに城塞が見えます。そして、このあともあちこちで見かける、ライオンの像。

そして、あちこちでビルの建設中。

大きな国旗が掲げられています。

ビルの上に吊り上げられるのを待つ、聖女の像。

まずは腹ごしらえ。

オールドシティハウスです。

１人一皿のサラダ。この量が適量に見えるほど、大量のサラダに慣れてしまいました。

前菜はトゥルリ・クヴァという伝統料理。ペーストとチーズの揚げたの。

ゴマたっぷりのグリッシーニみたいなパンが香ばしくておいしい。

メインは煮込み料理。

デザートは、あま～いカダイフ。小さなパスタをシロップに漬けたような感じ。

食後のコーヒーはマキアートで。

遠くに見える山がヴォドゥノ山。山頂にはミレニアムクロスが立っています。

この山の中腹にあるのが、聖パンテレモン修道院。

タクシーで修道院へ。

１１６４年創建の古い修道院。

聖パンテレイモン教会 寺院・教会

あれ、閉まってるのかな。この修道院はすでに使われていないようです。
扉を押してみると、中に受付がありました。やはり撮影禁止。

この聖堂も内部のフレスコが素晴らしい。下の方は１２世紀のもの、上は１６世紀に描かれたものだそうです。特に、十字架から降ろされたキリストの亡骸を抱いて嘆き悲しむマリアの様子には心が打たれます。

聖堂前のテラスからは、スコピエ市街が一望に。

とはいえ、旧市街のほうは見えないみたいです。

聖堂のまわりをぐるっと一周。

まだ四角い板ガラスを作る技術がなかったのでしょう。丸い窓が建設時期の古さを物語っているようです。

修道院からでてみると、目の前に新しそうなホテルができていました。

大きな国旗です。

あ、ロバがいます。

ヴォドゥノ山を降りながら。ミレニアムクロス。

一旦ホテルに戻り、今度は徒歩で観光。
この日は最高気温４０度。１７時になってもまだまだ暑いです。

これは１９６３年の大地震の後に、丹下健三による新しい都市計画にもとづいて作られたショッピングモール。実際にはもっと大規模な計画で、全体が緑の丘のようになる予定だったそうです。

公園の中に白と金の派手なモニュメント。

共産主義時代に立てられたプロメテウスのモニュメントだそう。

議事堂。

その先には新しく作られた凱旋門。

どこを見ても彫像だらけです。

マザーテレサ記念館。不思議な造形の建物と、マザーテレサの銅像。

マザーテレサ記念館 博物館・美術館・ギャラリー

マザーテレサの生家のあとに建てられたそうで、中は当時の様子を再現しています。

マザーテレサが使っていたベッドの復元。

こちらは、本物のヴェールとロザリオ。

記念館のすぐとなりには、正教会が建設中。資金不足とのことで、建設がやや滞っているらしい。

マザーテレサ記念館の二階はチャペルになっています。

マザーテレサ記念館の門の外から。

歩行者道路を歩いて・・・

あれ、これはクロアチアのチョコレート屋さん。

その先に見えてきたのは・・・・
アレクサンダー大王の巨大な銅像。下にはライオンを従えています。

ギリシャこそがアレクサンダー大王の出身地だとするギリシャに対抗して、マケドニアのイメージを強めようとしているようです。

このマケドニア広場も、最近までまったく建物がなかった場所だったそう。

川沿いにはユスティニアヌス帝の像。スコピエから２０Kmほど離れたところの生まれ。
ユスティニアヌス帝の折に、東ローマ帝国は最大の版図となりました。

ヴァルダル川にかかる石橋と、奥は考古学博物館。川沿いに建つ巨大な建物はみな２０１４年以降に建てられたものなのだとか。

石橋 (カメン モスト) 建造物

考古学博物館。

石橋のたもとから、アレクサンダー大王像を振り返って。

あ、ミレニアムクロスも見えています。

マケドニア広場 広場・公園

石橋を渡った先にはホロコースト記念館もありました。

こちらは母性をあらわす銅像らしいです。

道の先には、フィリップ二世（アレクサンダー大王の父）の像。

フィリップ2世広場 広場・公園

フィリップ二世像から石橋とミレニアムクロスを。

それにしても、本当に銅像好き。そして巨大な建物好きな国民のようです。

その先はオールドバザールにつづいています。

まずはハマム。

左手には城塞。

オールドバザールに入ります。

正面坂の上はクラフトビール屋さんのようですね。

皮のサンダルを売る店。

ガイドのクリスティナさん曰く、こちらのカバブ屋さんは、スコピエで一番美味しいそうです。

金とアイスクリーム。絶妙な組合せです。

老夫婦がくつろいでいました。

あれ、こういう傘の演出、他の国でもみかけますね。

この石畳は昔のままなのだとか。

オールドバザールの発祥の場所とのこと。交通の要所で、関税をとったところです。

その周囲にたくさん店が並ぶようになりました。

キャラバンサライの跡にいた猫。

往時はこうしたキャラバンサライがたくさんあったそうです。

オールドバザールの先にある、ムスタファ・パシナ・ジャミーヤ。

ムスタファ パシナ ジャミーヤ 寺院・教会

中はとってもおしゃれな色合い。

ドーム。

城塞の中ではビアフェスティバルをやっていました。

ヴァルダル川まで戻ってきました。

芸術家の銅像が立ち並ぶアートブリッジ。夕焼けです。

アート ブリッジ 建造物

アートブリッジとオペラ＆バレエシアター。

これは、ホテルの部屋から見たヴァルダル川。石橋がよく見えます。

明日もいいお天気になりそうです。

夕食はホテルで。チーズを揚げたもの。手前のカッテージチーズのほうが好みでした。

ピーチメルバ。

部屋からの夜景。ライトアップされて美しい。

こちらは翌朝。日の出の後です。

朝の散歩。ホリデイ・インの目の前がヴァルダル川。そして川には船が係留されていて、中はカフェやレストランになっています。

スコピエでは二階建てバスもよく見かけました。

私達もバスに乗って、オフリドに向かいましょう。

あ、朝市をやっているようです。