嵐よりも激しく夏より熱く真夏の冒険2017　2・3日目、関西脱出編

2017/08/06 - 2017/08/11

おはようございます。徳島どうでしょうです。
さてさて、今回は二日目をご紹介・・・と思ったら一日中豪雨すぎてネタも写真も足らんではないか。
それならと三日目も合同で関西脱出編としましょう！
さて、我々は迷走台風5号と格闘しながら、関西脱出を狙います。
迫り来る自然の脅威。
我々徳島どうでしょう班の夏、二・三日目が始まる。

エリア 愛知

• 旅行の満足度: 5.0

さて今日は早起きして、ぱぱっとご飯食べて、始発の伊勢湾フェリー乗って、あー忙しい朝になるぞーっ！
と私が起きたのは5時ごろ、いや正確には起こされた
吹き荒れる風！横殴りの雨！こいつは紛れもなく・・・台風やぁ！！！
って、もしかして・・・
と伊勢湾フェリーのサイトをチェックしてみると、「本日、全便欠航」の文字が横スクロールでページ内を踊っておりました
寝よ
というわけで、この写真は本日二度目の起床の際に撮ったもの

鳥羽キャンプセンター キャンプ場

暴風雨でも東屋あると便利だなー、屋根の下なら晴れてるのと変わらない環境やん！
と感動しつつ簡単な朝食作り（どちらも湯しか沸かしてない）
伊勢湾フェリーが使えないとなると、ツーリングルートとしては避けたい都市部、それも東海地方最大の都市、名古屋を通過せざるを得ません
こうなってもなお、高速を使おうとなど思わないのです
えー！やばい！嫌やー！台風も来るのにー！と言いながら、3人とも内心めっちゃわくわくしてます、アラサーなのに

鳥羽キャンプセンター キャンプ場

とはいえ安全が第一
とりあえず、四日市市にある「2りんかん」でシールドの雨弾きなどのケミカルを入手します

豪雨すぎてテンションを上げたらいいのか迷っている、の図

感覚的にはゲリラ豪雨がすでに30分ほど続いているような感覚
そう思ってから気づいた
これは台風だ
天気予報でも数日前から予想されていた展開だ
となると、”ゲリラ”ではないのである
我々はこうなることを自覚しつつ、それでもツーリングを決行しているのである
ここまで来たら突き進むしか無い、迷っている暇なんか無い
それにこれはゲリラでは無い
当分、少なくとも今日1日は続く豪雨なのだ

写真がここまで飛んでしまうのが惜しい・・・
実はここはすでに安城市
まず、名古屋市内の南側をバイパスする国道23号線に乗る
23号は名古屋市に入ると同時に高規格道路となり、高架のバイパス道路となる
そんな近未来的でもある人工物の上で、我々は大自然と対峙することとなる
強風である
めっちゃ風強い！の表現の3倍は風が吹いていたと思う
チャーリーはまるまる1車線分流されたらしい
みんな意気消沈である
コンビニで小休止を挟んだ後、刈谷市と知立市の境界周辺で国道419号に乗り換え北上
先頭を走る私のサイドミラーにチャーリーが駆るセローのヘッドライトが一際眩しく映る
ローにするよう注意しても少し走るとハイになっている
そう、チャーリーのセローは、走るとハイになる仕様となった
いや壊れました、バイク屋さん行きます
安城市にあるビーオールさんにピットイン

どうやら後付けしたシガーソケットに水が侵入していたらしい・・・一安心
絶縁しただけなのでお金とかいいよー、それより気をつけて！
とアラサー3人に感動を与えたビーオールさん、本当にありがとうございました
というわけで、限界です
さすがに今日はキャンプ場も営業してないし、野宿は色々怖すぎる
というわけで宿に泊まってみましょう
夏焼温泉郷　ホテル岡田屋さんです

夏焼温泉郷 温泉

いやぁ旅館とか逆に新鮮！！高まるぅ！！
野宿ライダー3人で旅館に泊まるのは10年以上走っていて初めてのこと
チャーリーと二人の時はたまに泊まって都市をエンジョイしたりするのだが、ながっちはツーリングでの旅館初体験でしばらく「！！！」と感嘆詞だけが溢れていました

夏焼温泉郷 温泉

写真ないがさすがは温泉郷、お風呂が最高である
檜の香りが漂う内風呂に、ヌルッとしてお肌すべすべになりそうな泉質
ありがとう台風、晩飯はコンビニ調達だけど、温泉がとにかく最高だったよ
それにあなたのおかげでお風呂はほぼ独占状態だったよ
ありがとう、そしてさっさと消え去ってください

夏焼温泉郷 温泉

朝食付きにしたけど、これまた最高
ありがとう台風、消え去ってくれたかな？？？

夏焼温泉郷 温泉

うん、豪雨の数千倍マシ
晴天の半分ぐらいのテンションになれそうだよ！ありがとう台風！

夏焼温泉郷 温泉

ヘルメットをしっかりクリーニングして、シールドに撥水施工して三日目スタートや！

台風の影響でところどころ通行止め
これもなぜか予想してなかったけど、回り道も田舎道なら苦にならずで、予定よりも50ｋｍほど多く走って北へ向かいます
ええ、この時点で富士山は諦めています
だって、どうせ曇って何も見えないに決まってる
不毛である
それなら元々毛のない場所に向かおう、と最終目的地を毛無峠に絞って行動を開始したのだ
それにしても国道418号には吊り橋が多い、綺麗

クマー
台風とともに去ってくださいお願いします出会いたくありません

こうして並べるとNC700Xがでかく見える
一昔前でいえば、ビッグオフ系とも呼べる系統だが、金属部品が多くないのでそんなに重くはない（装備重量213ｋｇ）
とはいえ、前車XR-BAJAと比較すると大幅な車格アップであるため、ＮCで林道に突入してキャンプ地が探せるかどうかは今回のツーリングの隠されたテーマなのだ

と浸っているとチャーリーが倒れていた
理由は無い
先を急ごう

お昼ご飯は道の駅「遠山郷」でいただく
お、天狗さまじゃぁねぇかぁ！！
うぉおおおお！！
天狗さまには男のロマンを感じる
これは毎年12月に行われる「遠山の霜月祭り」を再現したもので、国の重要無形民俗文化財にも指定されている
信州の12月にお祭りがあるということ自体が驚きであるが、湯を煮えたぎらせて、さらにそれを素手ではねかけるという
いつか体験したい
その時は必ず車でくるからね！
いや車も持ってるよ！何せアラサーだよ！？スタッドレスはないよ・・・

道の駅 遠山郷 道の駅

名物ジンギス丼
もう文句なく美味い！
それにボリューム満点
これお世辞じゃなく量が多いのでお子様づれやカップルなど、少食な方がいる場合はちょっと量に注意！嬉しい悲鳴をあげちゃうぞ！
え？我々は平気なのである、なにせあらｓ

道の駅 遠山郷 道の駅

そして旅館を出てから大幅に迂回しつつも、国道152号に出たのは紛れもなくここが目的だった

事前に写真を見ていたので思わずテンションあがる

森も綺麗だ
こうしていると雨も悪くないな

そうこれ！日本のチロルと呼ばれる下栗の里！
駐車場から約20分ほど歩くだけあって若干の感慨深さもプラスされます
でも良く考えたら我らが故郷徳島県でも見たことあるような無いような・・・
今度帰った時探してみよ
見つけたら東洋のチロルと名付けてみよう

下栗の里 名所・史跡

やっぱり写真じゃなく、自分の目で見て体験することは大事なんだなぁ

下栗の里 名所・史跡

帰りの道中、バスツアーで来たと思わしきご高齢の方々と多くすれ違った
すれ違う度に「あとどれくらい？もう半分来てる？」と聞かれるが、正直私共としても正確には把握していない
励ます気持ちで「もう少しですよ！めちゃ綺麗に見えます！」と笑顔で答えるのだが、心の中では「本当に半分きてるのだろうか・・・ぁあどっかに距離とか書いてないんかい」と葛藤する事が10回近くあったかと思う
人として成長できた気がする

下栗の里 名所・史跡

ちょっと寒いけど、ソフトクリーム食べる
黒ごまうまし
ところでさっきの展望台までの道は地元の方々が手作りした道なのだとか
途中で維持への協力費を入れる募金箱があるので、通る際は協力するようにしましょう
もちろん我々もきちんと入れた、えっへん！だってあらｓ

下栗の里 名所・史跡

さて、そろそろ日も暮れて来た
温泉は駒ヶ根市にある「こまくさの湯」で
温泉と併設されたレストランで名物ソースカツ丼を食べてみようとここをチョイスした
が、
時間間に合わず温泉のみとなる
周辺のソースカツ丼屋さんものきなみ閉店時間
どうしょう
でもお腹減ったし・・・あ、CoCo壱番屋や！
というわけで入ると、びっくり
長野県限定メニューが多く存在するではないか！棚ぼた！
その中からキムチホルモンカレーを選んで美味い！
山賊焼カレーを選んだながっちも美味い！
ソースカツカレーを選んだチャーリーも美味い！
んで、抽選でココイチのスプーンが当たりました
次回からキャンプ用にします、ありがたや

はい、寝ましょう！
今夜は雨も上がったし、林道野宿に回帰しましょう！
ツーリングマップルでダート表示を見つけたら、そこは我々にとってのホテルのエントランス
通行車の邪魔にならない広場を見つけたら、そこは本日のお部屋なのである
うん！ＮC700Ｘいけるぞ！アドベンチャーライクなのは見た目だけじゃなかった！これは嬉しい予想の裏切り方！

ながっちが釣り用に導入したＬEDを埋め込んだイルミネーションテープが雰囲気づくりを担当する

台風で木々は濡れているので焚き火はできなかったが、このライトのおかげで焚き火気分は味わえた
これいい！
家でもベランダで光らせてビール飲みたい！うわ想像したら寂し！そんなアラサー絶対ヤバいやつだ
ベランダでシュラフで寝るぐらいにしとこう・・・

さて明日は晴れの予報！ゆっくり寝て長野県を満喫するぞー！