太古の森を歩き、人類誕生前の世界に思いを馳せる。スプリングブルック国立公園 <4日目>

2017/07/25 - 2017/07/25

日本語ツアーに参加し、スプリングブルック国立公園へ。
前日のラミントン国立公園と同様に、ゴンドワナ多雨林と呼ばれる世界遺産指定保護区にあります。

鳥のさえずり、滝の流れ落ちる音。
今にも恐竜が出てきそうな亜熱帯雨林。
数千前年前の世界を知る南極ブナ。冷温帯雨林...
普段あまり使われていない五感が、自然と研ぎ澄まされていることに気づきます。

エリア ゴールドコースト(オーストラリア)

• 同行者: 家族旅行
• 旅行の手配内容: 個別手配

本日お世話になる、認定エコガイドさん。
豊富な知識と細やかな心配りで、森を案内して下さいます。

100mほど上がり、展望台から見る Purling Brook Falls

パーリングブルック滝

原住民、アボリジニの言葉が書かれていました。

ユーカリ林

お茶を頂いてる間、鳥が綺麗に歌っていました。

https://www.youtube.com/watch?v=m24TirN0Qpc

Antarctic Beech Trees
かつてオーストラリア大陸が南極と繋がっていたことの証。
現存する最古の樹木で、樹齢2000年を超えるものがほとんど。

南極ブナ

冷温帯雨林に生息する南極ブナ（ベストオブルックアウト展望台の周辺は 冷温帯雨林）。形が似ているだけで、ブナではない。

成長するとボコボコ、モコモコした表面に。

Best of All Lookout

壮大なカルデラ地形を一望できます。

2300万年前！の火山大噴火によってできたカルデラ地形

湧き水が滝へと流れゆく

岩の割れ目を通るような道もありワクワク♪

見上げたところ

Warringa Pool

水しぶきを浴びながら、滝の裏側を通り抜けます。

わずかに虹が...

再びユーカリ林へ

焼きとうもろし

ではなく、オーストラリア固有植物の一つ、バンクシア。
一つの花序に1000以上の花が含まれるのだそう。

Canyon Lookout

ゴンドワナ大陸だった一億年以上も前から続く、太古の森。
分裂しオーストラリア大陸となってから、他大陸の動植物の進化の影響を受けなかったので、固有種の多さは 世界でも群を抜いています。

しかし 気候変動、外来種、生息域を奪われるなどして、
絶滅の危機にさらされている動植物も少なくありません。

うちの子も日本で今まで、色々な生き物を連れ帰ってきました。
ヤモリ、カブトムシ、オタマジャクシ、メダカ、ザリガニ、小亀...
観察するため飼うのですが、外来種持ち込みにならないよう、一週間位したら 必ず捕まえた場所に返しに行く、という約束を父親としているようです。

なので 日々台所から汚水やゴミを排出している母の私こそ、気をつけなければ、、
人間の手では決して造り出せない美しい大自然、多様性に富む動植物。
いついつまでも絶えることなく存続してほしいですから。

まずは一人一人が環境への関心を持つこと。守りたいという意識を持ち続けることが大切ですね。

森を出た後は、HINZE DAMへ

世界遺産の森からわき出た水が貯まるダム

ヒンズダム ビジターセンターのView Cafe

こちらで皆さんとお昼ごはんを戴きます。
この日のツアー参加者は、三組でした。

若いカップルの方に話しかけてはお邪魔でしかないので ご挨拶程度でしたが、
小学生と中学生のお子さん連れご家族と、特に食事中お話しさせて頂き 楽しかったです。物腰の柔らかい素敵なご夫婦と 素直なお子さんたちでした。

こんな景色を見ながら食事、気持ちがいい♪

フィッシュ&チップスとフラットホワイト

子どもはチキン&チップスとジュース

元々ツアーについていたメニューなので、失礼ながら期待していなかったのですが、
すごく美味しい☆
子どもの飲み物は甘い炭酸飲料しかなかったのは残念ですが、息子は喜んでました^^;

出発までは自由に、ダム周辺を散策。

こっちも散策すると言い張る息子。
「えー、こんなに歩くの？ 強烈な日差しの中、日陰ゼロ～」

歩き出すのを躊躇していたら、あっという間にあんなところへ

先ほどお昼を食べた建物の前を通り、
渋々息子を追いかけて行ったのですが、、

別の方向から眺めると、また違った美しさがありました。

二日連続 森を訪れ、「ゴールドコースト旅行の魅力は、美しい海岸線だけではない」
改めてそう感じました。