2017/05/28 - 2017/05/28
108位(同エリア166件中)
風待人さん
ウエスタン・リーグ公式戦、阪神対広島が、周南市の周南市野球場、こちらの球場は南陽工業で甲子園出場し、社会人野球の協和発酵を経て、広島東洋カープにドラフト一位入団した炎のストッパー、津田恒実氏の功績を記念して津田恒実メモリアル・スタジアムとも呼ばれています。
当日は、先着100名に対してカープの選手のサイン会が行われるということで、少し早めに出かけました。
開場11時、試合開始12時半です。
サイン会は10時30分からで、9時から整理券が配布されます。
今までなら、まあ早くても7時半くらいに並べば良かったのですが、今回は私、6時半に着いて74番目、実は7時には予定の100人は並んでいました。
恐るべき昨今のカープ人気です。
サイン会と言っても、2軍の選手ですから。
試合の方は、カープが昨秋のドライチ右腕、加藤投手の先発、阪神も同じくルーキーで昨秋のドラフト6位入団の福永投手でした。
初回に、四球を絡めて一挙、4得点を奪い、試合を優位に進めたカープですが、5回に1点、6回に3点を入れられ同点にされると、8回には、ランナーを貯めてから、ファーストメヒア選手の手痛いエラーで逆転されました。
その裏には、エラーをしたメヒア選手のソロホームランが出ますが、まだ1点ビハインド。
9回裏に代打天谷のヒット、代打坂倉の四球を得て、ノーアウト1塁、2塁のチャンスに1番庄司選手はまさかの送りバント失敗、しかし、そのミスを物ともせず続く、2番で選手会長の小窪選手が同点タイムリー。
しかし、カープの反撃もここまで、3番、4番が倒れ同点で終わりました。
自宅まで帰る道すがらまだ日も高かったので、寄り道をして周南市和田地区にある津田恒実さんの顕彰碑や生家、お墓を見学して帰りました。
お墓は流石に夕方なので怖かったのですが、弱気は最大の敵とばかりに強気で訪問しました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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-
自宅を朝5時に出て、高速道路を利用して球場には6時半くらいには着いたのですが、既に70人位の方々がサイン会目当てに並んでおられました。
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広島東洋カープの選手を乗せたバスが球場に入ってきました。
時間は午前8時20分、選手見たさとサインを貰おうと人が群がりますが、選手はそそくさと球場入りしています。ですから、人混みもすぐに切れ切れになりました。 -
こちらが周南市野球場、津田恒実メモリアル・スタジアムの正面になります。
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周南のうまいものが集まっている周南グルメフェスタも開催されていますが、周南付近のみならず広島からの出店も有りました。
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この球場の周辺は緑が多くて本当に綺麗な町並みです。青い空に歩道の緑が映えて目が休まります。
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故津田恒実さんの在りし日の姿を写真で展示したブースが有りました。
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小学校から中学校、高校、社会人野球とプロ入り前の津田恒実さんのヒストリーも垣間見えました。
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本当に素晴らしい投手でした。
人間性も素晴らしく誰からも愛される方だったと聞いています。 -
ひょうきんで明るくて、繊細で実は小心者だったと聞きます。
ボールに書かれた「弱気は最大の敵」の言葉は誰にでも当てはまる言葉かも知れません。 -
阪神タイガースのバスが入って来ました。中にひと際、背の高い選手がいました。
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子供や女性が大きな声で叫んでいました。あの藤浪晋太郎選手が来ていました。
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ファームでは年少者らしく先輩方の荷物も運んでいました。
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何かすると騒ぎになるからか、終始無言でスタジアムの中に消えていきました。
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9時に整理券が配られ、10時半くらいからサイン会が始まりました。
サイン会は、100名を3班に分けて、選手2名ずつが3回入れ替わります。
選手は選べませんのでこれは運です。 -
初回のサイン会の選手、一人目は将来の左腕エースとしての期待がかかる戸田隆矢投手です。
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もう一人もポスト菊池、ポスト田中広輔を狙う最右翼、原樹選手です。
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途中で正面玄関から、横山投手と高橋樹也投手が買い物に出て行き、すぐに荷物を抱えて帰って来ました。
どうやら周南グルメフェスタで仕入れてきた模様です。 -
サイン会の二組目は、まずは将来が嘱望される打てる捕手、坂倉選手です。
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二組目のもう一人は、神ってる鈴木誠也選手と同期入団のドライチ、高橋大樹選手でした。
私が、サインを貰った3組目は、先程買い出しに行っていた高橋樹也選手と若手左腕のホープ、塹江敦哉投手でした。
サイン会は何の混乱もなく無事終わりました。 -
入場料高校生以上1000円、子供無料ですがバックネット裏でさえ空きが有りました。
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球場に入りました、敵将、阪神タイガースの監督はあの掛布雅之さんです。
ゴーゴー掛布~って歌ってしまいそうです。 -
阪神タイガースで主に3番、5番打者として活躍して首位打者、打点王を獲得した今岡誠コーチです。
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一軍の戦力として期待されている二人、阪神今成選手と広島小窪選手会長が何やら雑談をしていました。
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いよいよウエスタン・リーグ公式戦、阪神タイガース対広島東洋カープの一戦が始まります。
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周南市市長のお言葉が有りました。この市長さんは野球好きなんでしょうか。周南市は結構野球イベントが有るように思います。
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両チームの監督に花束の贈呈が有りました。
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カープの先発はこの人、じゃあ無かったこれは始球式の女の子です。
稲村亜美ばりの美しいフォームからストライク投球をしていました。
こんな所にも女性の社会進出がされているんですね。 -
さて、カープの先発はドライチ右腕の加藤投手です。
阪神はドラ6の福永投手です。 -
1回に四球を絡めて幸先よく、カープが4得点をしました。
この試合は楽勝の予感です。 -
阪神タイガースは3回表までゼロを並べていますが、加藤投手が良いというよりも阪神が攻めきれていない様子でした。
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とか何とか言っている内に阪神の小宮山捕手にソロホームランを浴びてしまいました。
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スコアボードにホームランの文字が浮かび上がりました。まだまだ、4-1で勝っています。
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ここいらで加藤投手が降板し、ベテランの江草投手とバトンタッチです。
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何とメヒア選手のエラーで2点を献上してしまいました。
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任せとけと元阪神タイガースにも所属した左腕、江草投手がその後を引き受けます。
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健闘も虚しく、二安打を打たれて傷口を更に広げて江草投手が降板しました。
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ここで頼りになるのがかつては黒田二世と呼ばれた今井啓介投手です。
後続を打ち取り、無失点で凌ぎます。 -
さて、阪神タイガースの7回表ラッキーセブンの攻撃です。
「六甲おろし」の合唱の後、ジェットバルーンが上がりました。 -
阪神ファンに負けじと、カープファンもジェットバルーンを飛ばしますが両チームとも期待した7回は無得点でした。
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さて、8回のマウンドにはかつてのカープの守護神、永川勝浩投手が上がります。
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内容は置いといて結果はこうです。最近はファンの間では永川勝浩投手をして「安定の2失点」などと揶揄されていてかつての輝きは見いだせません。
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永川投手の後を、小野淳平投手が引き継ぎ何とか後続を断ち切ります。
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さて、逃げ切りをはかりたい阪神はここでベテランの安藤投手にスイッチしました。
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カープ打線の前に、クミチョウ安藤優也が立ちはだかります。
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が、そこはクミチョウのオーラが通じない、メヒア選手にソロホームランを打たれて1点差に迫られます。
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カープは9回の表を、飯田投手が一安打を打たれたものの無失点で切り抜けます。
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阪神の9回裏のマウンドには、ドレッドヘアが似合う、メンデス投手が上がります。こちらの20番はどうでしょうか。
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カキーン、代打天谷選手のクリーンヒットがノーアウトから飛び出します。
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ここらはベテランの読みでしょうか。
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次打者、代打坂倉選手の打席の時にすかさず盗塁を成功させます。打撃センスも足もまだ衰えてはいません。
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二塁走者を気にしすぎたのか、代打坂倉選手には四球を与えてしまい、ノーアウト一塁二塁の願ってもないチャンスです。
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ここでベンチの戦略は、1番、庄司選手に送らせて1アウト、二塁三塁にしたいところでしたが、庄司選手はフライを上げてしまい、バント失敗となりました。
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さて、ここで頼りになるのは選手会長、小窪哲也選手です。黙って結果を見守りましょう。
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流石は、1軍でも代打の切り札として活躍している小窪選手です。
すかさずタイムリーヒットを放ち土壇場で同点に追いつきました。
タラレバですが、先程のバント失敗が痛いです。 -
天谷選手が二塁から生還して、高橋大樹選手とグータッチです。
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一塁ベース上では、殊勲の小窪選手が、永田コーチから労いの言葉をかけられています。
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ここで打ったらヒーローだ、頑張れ高橋大樹のエールを送ります。
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しかし、結果は平凡な内野フライ。これじゃダメだ。
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続く期待の4番、バチスタの放った打球はライナーで飛んでいきます。
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結局は、センターライナーで3アウトチェンジになりました。
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9回を終わって6-6の同点ですが、延長はなく引き分けです。
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負けを意識していたのか、阪神の選手には笑みが見られます。
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カープの選手は観客に向かって一礼をして試合を締めくくります。
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周南市からの帰り道、少し寄り道をして津田恒実さんの故郷、和田地区に向います。
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炎のストッパー、津田恒実のふるさとと書かれた看板が道路脇に有りました。
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こちらの中学校に顕彰碑が有ります。
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在校生から故津田恒実さんに向けて書かれた文面が学校の入口に有りました。
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こちらが故津田恒実氏の顕彰碑です。最近、基金を募ってリニューアルしたものです。
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こちらが津田恒実氏が通った和田中学校の校舎です。
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こちらのグラウンドで日が暮れるまで白球を追いかけたのでしょうか。
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こちらは津田恒実氏の生家の前です。顕彰碑やお墓の位置が地図に示されています。
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和田地区は山と川に囲まれた田園地帯で実に長閑な佇まいを見せています。
こんな長閑なところから気の優しい野球少年が、炎のストッパーとなって名を馳せたのだと思うと不思議な気持ちになります。 -
津田恒実氏の生家の横の細い道を上り詰めると駐車スペースが有ります。
道は、普通車の小型クラスでやっと通れるくらいで軽自動車が最適ですが、かなり急な上り坂です。
駐車スペースには普通車の小型クラスで3台分くらいです。 -
駐車スペースの反対側の斜面に有る小道を登って行きます。
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すぐに目の前にお地蔵さんが見えるので、その前の道をまた登ります。
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道なりに登って一番上の奥から2番めが津田家のお墓になります。
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ボール型のモニュメントが有るので分かり易いです。
こちらでカープの今年の戦いを見守って下さいと手を合わました。
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