愛知県の離島・篠島へ～昼行高速バス→定期船→セントレア～

2017/05/18 - 2017/05/19

夫から「2万円おこづかいあげるから1泊2日でどこか行っていいよ」と言われ、いそいそと旅の計画。
JAMJAMライナー昼の高速バス名古屋行き(3列シート)が初見で3000円、後日見たら2900円、検索方法変えてみたらWeb割引で2700円で買えたのでとりあえず予約して、その先はちまちま組み立てました。

エリア 篠島・日間賀島・佐久島(愛知)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

1泊2日といいつつ、何故かフライングでカプセルホテル・ファーストキャビン京橋に前泊。
大きいお風呂もあるしアメニティ(館内着、歯ブラシ、レンタルタオルセット、簡易スリッパ)も充実してるしなかなかです。

無料でWi-Fiも使えます。テレビを見るときはフロントで貸してもらえるでっかいヘッドホンを使用。

ファーストキャビン京橋 (FIRST CABIN) 宿・ホテル

新しい施設なので、パウダールームがすごく綺麗。

音の出るアラームはダメってフロントで説明されてるのに、少なくとも3人は朝スマホで目覚まし鳴らしてました。部屋出入り口のスクリーンの開け閉め音もけっこう気になるし、防音対策の自衛は大事です。


◆ファーストキャビン京橋 4700円(開業キャンペーン価格※公式サイトで予約)
◆セブンイレブンで朝ごはん購入 347円

ファーストキャビン京橋 (FIRST CABIN) 宿・ホテル

Google Map様にお世話になりながらコンビニ経由で集合場所へ。
待合室が座れないことで定評のある鍛冶橋駐車場、朝も混み混みでした。
ステッカーが貼ってあるFree Wi-Fiも電源が入っていないのか使えません。オリンピック来るのに大丈夫か、東京？

事前座席指定はできませんでしたが、当日あてがわれたのは左の窓側というわたしにとってベスポジな席。座席は3分の1くらいの埋まり具合かな？という印象でした。
バスは定刻どおり8時40分に出発したのですが、高速入ってすぐに120分の事故渋滞にハマり……しかしながら、足柄SAと長篠設楽原PAで休憩を取りつつ、運転手さんの素晴らしいリカバリーで到着は1時間遅れに留まりました。

JAMJAMライナー、名前がちょっとアレなので今まで敬遠してたのですが、運転手さんの技術や気配りはトップレベルだと感じました。縦9列で余裕があるし、紙スリッパとアイマスクが付いてるし、コンセントあるし、何よりレッグレストとフットレストがあったし、また機会があったら乗りたいです。


◆東京駅八重洲口鍛冶橋駐車場→名古屋駅南ささしまライブ 高速バス 2700円
◆SAのファミマで昼ごはん購入　580円(くらいだったはず)



バスを降りて人の波に乗ってわしわし歩き、まだ着かないの？と不安になった頃に駅の入り口発見。
近鉄の改札を通りそうになって直前に気付き、無事に名鉄へ(あれはトラップだと思う)。
ホームで待っていると、行き先の違う電車がビュンビュン到着しては去っていきます。行き先毎に待つ場所が色分けされていて効率的。ちょっと感動。


◆名鉄名古屋→河和 920円



河和駅で地元の学生さんの様子を倣いながら待っていたら、河和港行きの無料シャトルバスが来ました。
車内に「篠島 島らんち 昼食クーポン券＋往復定期船代 河和港発着 大人3200円」というリーフレットがあって、船の往復が2690円だからランチが510円で食べれるってこと？お得じゃね？と思ったのですが、なーんとなく虫が騒いだのでやめて普通の往復券にしました。
(これが後に大正解だったと…)

バスはあっけなく港に到着、窓口でチケットを買い、お宿に電話。島に着いたら車で迎えに来てくださるということで一安心。
船のお客さんは学生さんばかりで、観光客らしき人は見当たりませんでした。


◆河和港 ←→ 篠島 2690円(往復)



篠島の港に着いたら、宿泊先「篠島観光ホテル大角」の黄色いステッカーをバッと広げた係員さんが立っていました。
わたし一人を乗せてちょっとした高台にあるホテルまで。

チェックインすると女将さん(?)から衝撃の内容を告げられました。

「今日のお客さんは2組で、男性1名女性1名だけなので、お風呂に入るときはつっかえ棒をしてください」

予約してから数日後に検索したら空室表示がなかったから、てっきり満室なのかと思っていたのに。
…もしかして、休館日にうっかり予約してしまったパターン？もしかして、すごく迷惑な客なのでは？
ハラハラしつつも「ほぼ貸切状態」にテンション上がりました。

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

案内されたお部屋は401号室。
窓の外には砂浜と海。
いつもYoutubeで聴いている波の音が聞き放題です。

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

お部屋はおまかせプランだったのに、バストイレ付きツイン洋室…これ、割といいお部屋じゃないですか(汗)
じゃらんのクーポンとPONTAのポイントで3500円も安く泊まらせていただくのに…。

アメニティにあるはずの歯ブラシが見当たらなかったけれど、とても申し訳なくて言い出せませんでした(笑)

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

夕食前にとりあえずお風呂。かなり年季入ってます。

籠は12個くらいだったかな。化粧水と乳液、ドライヤーなども一応用意されています。
木製のドアの向こうはトイレ？と思いきや、なんとサウナでした。熱くはなっていなかったけれど、なんとなく電源は入っていた模様……切っていいよ！お客さんいないんだから！と思いました。

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

昨夜のファーストキャビン京橋の大浴場よりショートサイドが短いかな？という湯船ですが、なんせ貸切です。最高です。

源泉名は「南知多温泉 KUROTAKEの湯」と表示されていました。
ナトリウム-塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)だそうです。

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

あ、露天風呂だ、と思ったら青いカバーが掛けられていました。
それがいいよ！お客さん少ないのに露天風呂までやってたら不経済だよ！と心から思いました。
(あとで宿のHP見たら「平日は露天お休み」みたいな記述がありました)

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

カランは5つ。
でもよく見たら全部違う年式の蛇口でした。
壊れたら新しくして…ってやってきたんでしょうね。こういうの嫌いじゃありません。

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

「蜂が入ってきますので窓を開けないでください」と貼紙された休憩所。
200円入れると15分動くマッサージチェアやちょっぴり島価格(ジュース200円、ビール400円)の自動販売機などが置かれています。
海水浴場が近いので洗濯機や脱水機も置かれていましたが、洗濯機の中には見るたびに増える謎の洗濯物が…。渡り廊下にも謎の増えゆく干し物が…。

こういうユルユルな感じも、好きな人にはたまらないでしょう。
(ダメな人はとことんダメだろうけど)


◆自販機で爽健美茶 200円

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

夕食会場は20畳の広間。わたしのためだけのテーブルが用意されていました。
(もう一人のお客さんはこのお隣りのもう一つの20畳のお部屋で食事されてました)

贅沢と寂しさがごちゃ混ぜになったような風景です。

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

最低料金プランだったはずなのに、夕食は質・量ともになかなか豪華でした。

きときとなお刺身。
生しらす、なんちゃら(←なんだったっけ？)貝、カンパチ、はまち……と、魚の名前を覚えられないわたしですが、ちゃんと美味しくいただきました。食べきれなかったけど。

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

たぶんカンパチのカマ焼き。
表から裏からたっぷり身をほじくり出していただきました。
目玉の周りのトロ～リしたDHAたっぷりな部分も大変美味しかったです。

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

季節的にもうないかな？と思っていたのに河豚も出していただきました。
人間には2種類あって、「河豚の美味しさが分かる人間」と「分からない人間」がいるようなのですが、残念ながら後者であるわたしでもこのふわふわ感は美味しいものでした。
以前山口県の某温泉地で食べたよりも大ぶりの河豚だったので、半分くらいしかお腹に入りませんでしたが…。

左上にちょこっと写っているのは、追加でお願いした大吟醸。愛知のお酒でなかなか美味でした。

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

タコ。普段は大好きなのに、こんなに大量の夕食で出されるとその歯ごたえが疎ましいタコ。

ダイエットのときにはタコを食べるといいね、と学習しました。

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

左から河豚の煮こごり、タコの塩辛、しらすの佃煮。

日本酒に合わないわけのないラインナップ。

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

遅れてアツアツ状態で出てきた大アサリ。

歯ごたえシコシコで、タコ同様大量の夕食では天敵的な存在。
これもダイエットのときに食べるとたくさん噛めて良いですね。

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

火で熱せられていた鍋には、蒸されてぷっくりした牡蠣が入っていました。

口に入れた瞬間、その旨みにのけぞりました。
貸切部屋でよかった。


23時でお風呂が終わってしまうので、22時過ぎに向かったらつっかえ棒がされていて入れませんでした。居合わせたホテルの方が「空いたらお電話します」と言ってくださって15分後くらいに入れました。
たぶん女風呂だけやっていて、もう一人の男性のお客さんが入っていたのでしょう。
それくらいの不自由、全然OKです。

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

昨夜の夕飯を消化しきれないまま朝食へ。

でもこれがまた海のものと山のものがいい具合に混ざっていて、ご飯を2膳いただいてしまう羽目に。
写真に入りきれなかった出汁巻卵もちょっと半熟だったりして手作り感に溢れていて美味しかったのです。

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

濃いアツアツのお味噌の中にもずくを入れる郷土料理。
これも美味しくて白いご飯が進んでしまう…。

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

このホテルの娘さんがマドンナ(←あの、マドンナ)のプライベートシェフを勤められているそうで、廊下にマドンナから贈られたプレゼントや直筆の手紙などが飾られていました。
…けっこうなお宝と思われますが、あまり緊張感無く並んでいるのでルパンレベルの泥棒に狙われないことを祈ります。

チェックアウト時、お宿提供の地図に蛍光ペンでおすすめルートに印を付けてくださいました。
後に地図とスマホを手に島をうろついていたら送迎バスから声をかけてくださったり、ここのお宿の方はかなり親切です。
次に夫と伺うまでに無くなっちゃったらイヤなので、ぜひみなさんで篠島観光ホテル大角さんを保守しておいてください！


◆宿泊費 10540円(ポイント2000円＋クーポン1500円割引済)
◆冷酒 1300円
◆入湯税 150円

篠島観光ホテル 大角 宿・ホテル

ホテルを出て、まずは歌碑公園へ。
途中で町が設置したと思われる案内トラップに引っかかりながらも、誰ともすれ違わない道をのんびり歩きました。

松島の向こうに沈む夕日は「日本の夕日100選」に選ばれているそうで、次回はぜひ渋滞に巻き込まれることなく拝みに来たいと思います。
(写真は歌碑公園よりちょっと北側の道から)

名古屋城に使われた石が切り出されたという「清正の枕石」にも足を伸ばそうと思ったのですが、どうやら町の学校を突っ切らないと辿り着けないようで、あまりのハードルの高さに断念。

島の南側の道は舗装されていないそうで足が心配だったので引き返し、八王子社、神明神社とめぐってフェリー乗り場に向かいました。

歌碑公園 公園・植物園

こんだけ歩き回っても、お腹は空かず。
ランチクーポン券付きのチケットにしなくてよかった…！

でもまぁ待ち時間があるので、島の駅にてソフトクリームと缶コーヒーをちょびちょびいただきました。この施設は新しくてFree Wi-Fiも飛んでいてなかなか居心地よかったです。ソファで横になって寝てる人もいたりして…。

適当な時間にお手洗いも済ませ、船が来たので乗船。


◆ソフトクリーム　300円
◆缶コーヒー　120円

河和港に着くとみんなシャトルバスを待たずに歩きだしたので、釣られて歩くことに。表示板に従って歩いたら、体感時間5分ほどで河和駅に着きました。
既にホームにいた特急名古屋行きに乗車して知多半田駅まで。


◆河和→知多半田 400円



河和からセントレアまで行く経路を検索すると「河和→太田川→(常滑経由)→中部国際空港」が出てきますが、知多半田から常滑までの路線バスならショートカットになるし運賃もちょっとお得。
小銭確保のために知多半田駅でお水購入。


◆水 120円



2番乗り場から常滑駅行きのバスに乗り、街並みをゆっくり楽しみました。
常滑駅に着くと、先ほどのソフトクリームが刺激になったのか胃の不快感(←食べ過ぎて筋肉痛的な)がかなり増していて、駅の薬局でサクロンを購入。スーッと誤魔化してくれる感じに救われました。


◆知多半田→常滑 580円
◆胃薬 924円



ところが常滑駅、改札の外には何故か全く座れる場所が無いため、早々に改札内に入りホームの待合室へ。
海を突っ切る線路は関空っぽくて気持ちよかったです。


◆常滑→中部国際空港 310円



飛行機の時間は20時40分なのに15時台に空港に着いたのは、まず風の湯に入るため。H.I.Sのアプリで200円引きクーポンを確保して入湯。
温泉ではないけれど、寝湯や泡や電気風呂などけっこうバラエティに富んでいて、何より平日の昼間ということもあるのかかなり空いており、満足度は高かったです。湯上り後のドライヤー、化粧水、綿棒などもちゃんとあったし。
のんびりしすぎて、近くのマッサージ屋に行きそびれました…(マッサージを確実に受けたい人は入湯前に予約しましょう)。


◆風の湯 830円(200円割引クーポン使用)

中部国際空港セントレア 空港

セントレアに来たかった理由その2は、カードラウンジ。
ここはカードラウンジにも関わらず、ビールが飲み放題なのです！

第2で飲めるのはハートランド、バドワイザー、一番絞りの3種類。おつまみも豆系、あられ系、チョコ系…と一個一個は小さいけれど充実しています。都こんぶがあるのもシブイです。サクララウンジもこれくらい出してくれればうれしいなぁ。

途中混んできて、隣りにPCをカチャカチャターーーン！(←Enterキー)するサラリーマンが座り、しばらく離席したと思ったらめっちゃタバコ臭くなって帰ってきたので退散しました。

第2プレミアムラウンジ セントレア 空港ラウンジ

一旦トイレに行き、次は第1の方へ。
過去のクチコミでは第1より第2の方が同じ内容なのに空いているとあったのですが、最近第1はリニューアルしたようで、コチラの方がイイと思いました。

カウンター席にはコンセントと共にUSBの端子が。

プレミアムラウンジ セントレア 空港ラウンジ

さらにアルコール！
こっちには謎のサワーとシードルが！
(もうビール3杯飲んでるので写真ブレブレです)

こちらのビールはハートランドと一番絞り(×2)でした。


さらにこの後、ANAとJALの共同ラウンジにも行きましたが、カードラウンジの方が良かったです(笑)
ビールはプレモルで一瞬「おっ」と思いましたが、もう飲めねぇ…。

という感じで羽田に帰還。
なぜか夫が迎えに来てくれたので、帰りのカードラウンジでトマトジュースを呑む計画は流れてしまいました(ちぇ)。
でもよかった、寸前でお土産の赤福買っておいて。


◆赤福 760円
◆中部→羽田　8900円



というわけで、トータル37271円の旅でした。
胃薬はカバンに常備しておこうと心に決めました。

プレミアムラウンジ セントレア 空港ラウンジ