2017/04/28 - 2017/04/28
18位(同エリア87件中)
小心者さん
【トビリシからのエクスカーション】
前夜、宿の男の子に「明日カズベキに行きたいんだけど」と相談すると、インターネットで天気を調べてくれた。
結果「最高気温-1℃ 最低気温-8℃ 曇り時々雪か霙」という予報。
彼が「5月の終り頃からだったお勧めするけど、今の時期はキビシイ」と言い、私自身(風邪で)体調も良くないので、翌日は『ダヴィド・ガレジ』ツアーに参加することに決める。
しかしこれが予想とは全然違ってめちゃくちゃハードな内容。
私の想像では、
『ブルガリアの僧院みたいなのどかな場所で、のんびりオヤツを食べたり散策したりする + 往復バスの中で昼寝し放題』
という『癒しのツアー』だと思い込んでいたのだが、大間違いだった。
持参したオヤツもパンも食べる余裕などまったく無く、無駄に持って降りた上着も日除けも邪魔なだけで一切使うことなく、ひたすら山歩きをする羽目に。
救いは「寒いどころか汗だくになった」ことくらいだが、足腰がヨレヨレになって、ついでに思いっきり焦げた。
※ツアー概要
自由広場のツーリストインフォメーションそばの駐車場から11時出発。
事前申込は不要、15分前までに直接行って申し込む。
料金は25ラリ。一人参加OK。
ツアーと言っても現地までの送迎のみ。
自由時間は3時間ほどで、帰着は自由広場19~20時頃。
【旅程】
□04/22 出国 仁川空港泊
□04/23 バス泊
□04/24 トラブゾン泊
□04/25 バス泊
□04/26 トビリシ泊
□04/27 トビリシ泊
■04/28 トビリシ泊
□04/29 列車泊
□04/30 エレバン泊
□05/01 エレバン泊
□05/02 エレバン泊
□05/03 アラヴェルディ泊
□05/04 クタイシ泊
□05/05 クタイシ泊
□05/06 クタイシ泊
□05/07 スフミ泊
□05/08 スフミ泊
□05/09 スフミ泊
□05/10 バトゥミ泊
□05/11 バス泊
□05/12 イスタンブール泊
□05/13 機内泊
□05/14 帰国
為替レート:1ユーロ≒122円 1ラリ≒46円
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス ヒッチハイク 徒歩
- 航空会社
- アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ミニバスは自由広場そばの駐車場を11時過ぎに出発。
ドライバーはけっこうなお爺さん!
参加者は少なく座席はじゅうぶん余っているが、シートピッチは狭く角度はほぼ直角でリラックスはできない。
序盤にガソリンスタンドに立ち寄り、そこで飲み物や菓子類を購入できる。 -
何箇所かのポイントで停車し、PHOTOタイムも設けられていた。
向こうに見えるのは塩湖。
できればもっとそばで停まって欲しかった。 -
羊の群れ。
絶景を眺めながら約3時間のドライブ。
但し、しつこいようだがシートはほぼ直角。 -
トビリシは曇り空だったが、ダヴィド・ガレジに近づくにつれ、どんどん雲が晴れてきた。
-
『ダヴィド・ガレジ』到着。
オヤツと飲み物と防寒着を持って車を降りる。
しかし誰も修道院には向かわず、手前の山道へと入ってゆく。
「え?こっち?」と尋ねると「うん」と言うので、腑に落ちないまま私も山道に入る。 -
修道院全景。
この素晴らしい景色をずっと眺めていたい(既にバテ気味)が、何となく一緒に登り始めたポーランド人夫婦の後を追ってしまう。 -
滑れそうな岩肌
-
何が何だかわからないまま、ずいぶん登ってきた。
きれいに地層の色が分かれた小山が美しい。 -
道は概ねこんな感じで滑り放題。
ものすごく怖くて、疲労度倍増。 -
右はジョージア、左はアゼルバイジャン。
先には兵士が二人立っていて、怪しい動きをするとすっ飛んでくる。 -
片手にオヤツと飲み物、片手に防寒着(しかもフリースとウインドブレーカーの二枚)を持ったマヌケは私だけだ。
-
兵士の横を「パスポートは要りますか?」とか言いつつ通り抜け、アゼルバイジャン側の山道へ。
-
春の花が咲いているが…見ている余裕はあまりない。
-
下手すると余裕で死に得る。
-
携帯電話はアゼルバイジャンの通信会社をキャッチしていた。
-
山肌には岩をくりぬいた礼拝堂がいくつもある。
-
中にはフレスコ画が残っている。
いつ頃のものなのだろう? -
フレスコ画
-
おぉ…
-
こういうところに潜り込むのが大好きなので、ここまでつかず離れずご一緒させてもらったポーランド人ご夫婦と別れて単独行動に入る。
-
洞窟内から眺めるアゼルバイジャンの大地。
なぜかピンぼけ。 -
至る所、落石だらけ。
怖すぎて草 -
少しぐらい休憩させて欲しいが、時間が限られているのでそうもいかず。
-
このハードな山歩きから無事に生還できますように…
-
礼拝堂内から
-
この先で道を誤って、もうちょっとで滑落死するところだった。
マヌケの単独行動は危険だ。 -
ふうぅ。
やっと何となく安心できそうな場所に着いたぞ。
(向こうに見えるのは国境警備兵) -
まだ上るかね。
-
あれがちょっと気になったもので…
-
「おぉ…帰路は楽ちんそうじゃないか!」
と思ったが大甘で、滑り放題地獄の連続だった。
こういう道は上りの方がまだマシだ。
2回尻餅をついて半泣き。
でも、若い女性もお尻が砂まみれだったので、「両手が塞がってなくても皆転ぶんだなー」とちょっと安心?した。 -
やっと修道院の上まで戻ってきた。
なかなかの眺めだ。 -
集合時刻まで30分を切って、やっと修道院の中へ。
-
入口上部に刻まれた文字
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彫刻
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修道院
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うひゃー、なんかすごいぞ!
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修道院
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修道院
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修道院
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修道院には未練が残るが、何か大きなことを成し遂げさせられたような気分で『ダヴィトガレジ』を後にする。というか、させられる。
-
帰路には軽食と飲み物が摂れる店に立ち寄る。
スパイシーなお肉のハチャプリが美味しかった。 -
トビリシまで残り2時間ほど。
…もちろんリラックスはできず。
しかもタイヤの上の席のため、嬉しくもないのに飛び跳ねまくる。 -
帰路もあの美しい塩湖の横を通るのだが、やはり誰も一切反応しない。
なぜなんだよぅ!
自由広場に帰ってきたのは20時近く。
運転手のお爺さんにお礼を良い、仲良くなった人たちと握手してお別れ。
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