ラージャスターンと北インドの旅　（13）　　　　　　　　ホーリー祭りでダンドゥットの原曲を聴く。

2017/03/15 - 2017/03/15

【ホーリー祭り(Happy Holi)】
インドのヒンドゥー教の春祭りで、春の訪れを祝い、
誰彼無く色粉を塗り合って祝う。
13～14日と聞いていたが、ガシュラホーでは１５日に歌謡ショーが行われていた。
インド歌謡を聴いていたら、ダンドゥットの元歌が聞こえてきた。

【ダンドゥット】
ダンドゥットは１９７０年頃から、アラブ、インド、マレー音楽の混ざりあった
インドネシアで流行り始めたダンス音楽。
特にインド映画音楽の影響が多く、
初期のダンドゥットは歌詞をインドネシア語に替えて歌われていた。
長年ダンドゥットの曲だがインドの元歌がわからなかったのが、
今回この歌謡ショーでわかった。
　

エリア カジュラホ(インド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

6時過ぎに宿を出て、オルチャ駅にシェアー・オートで行く。10Rs

駅前でチャイを飲んだり、アメを買ったりして列車を待つ。

ガシュラホー行の列車が到着。40Rs

ジェネラル席は座れた。

上の荷物棚に子供が載っている。

へび使いが廻って来た。
珍しい大道芸にはちゃんと小銭を出す。

途中マホバでガシュラホー行きの車両が切り離される。

下りて連結を一緒に見る。
オルチャの駅で乗ったフランス人は
この切り離しを知っているだろうかと
一瞬気になった。

12時過ぎにガシュラホー駅に到着。
バラナシ行の切符を買って、ガシュラホーに
オートリキシャーで向かう。100Rs

最初に見たホテルは薄暗かったので、予定していた
シバ・サガール前のホテル・レークサイドに泊まる。400Rs

Hotel Lakeside ホテル

早速村に出てみると、

ホーリー祭りの歌謡ショーをやっていた。

歌に合わせて、

おねーさんが一人踊っている。

服装の柄といい、顔に着いた色粉といい、
サイケデリックと言う懐かしい言葉を思い出した。

顔見知りに会うと色粉を付けあう。

「ハッピー・ホーリー」と言って外人にもつけて来る。

目立たないように歌謡ショーを聴くことにする。

しだいに踊る人たちも増えてきた。

踊りに特に型があるように見えない。

【ホーリー祭り動画　その①】
https://www.youtube.com/watch?v=yecu_RU2WnQ
最初の曲ではリズムもダンスもダンドゥットらしくないが、
次の曲ではまさにダンドゥットで、ダンスもそれらしくなっている。

【ホーリー祭り動画　その②】
歌謡ショーを聴いていたら、聞きなれたダンドゥットの曲が聞こえてきた。
それがこの曲、急いで録音した。（画像ではなく音に注目）
https://www.youtube.com/watch?v=vCip0VpFwjA&feature=youtu.be
早速、宿に戻り宿のオヤジに聞いたがわからない。
後日バラナシの宿のオヤジに聞いたら、
「フイルム・ムービーの曲だ。」しかわからない。

インドネシアのダンドゥットでは
https://www.youtube.com/watch?v=XLhZcBe72Ko
曲名　　KHAYALAN MASA LALU 　
歌手　　IDA LAILA


帰国後ユーチューブで「kabi kabi india」と音だけで適当に調べると
曲名　　Kabhi Kabhi Mere Dil Mein Khayal Aata Hai
映画　　Kabhie Kabhie (1976 film)と分かった。

映画が１９７６年でイダ・ライラが歌っていた時期と一致する。
イダ・ライラの声はインドの女性プレイバックシンガー「ラタ・マンゲシュカル」に似ている。
https://www.youtube.com/watch?v=owdOLWKccI8&list=PLEvIAQrFatGiFv1ryZp4-Y8a2jG7uH7pq&index=16

オリジナルはインドだが自分的にはやはり聞きなれたダンドゥットの名曲
「ハヤルカン・マサラル」だ。

女性歌手二人と男性歌手一人が交互に歌う。

踊りながら色粉を撒いている。

最後まで聴いて宿に戻った。
思わぬ収穫のあった一日だった。
宿に戻り鏡を見たら顔が真っ赤に塗られていた。