2017 エジプト(6) アブ・シンベル神殿

2017/04/12 - 2017/04/19

ナイルの船旅の観光最後の日に，「アブ・シンベル神殿」を目指します。

エリア アブ・シンベル(エジプト)

アスワンダムの堤防を渡ります。
軍隊が厳重な警備をしており，写真撮影は禁止です。
装甲車，機関銃などがありました。

アブ・シンベル神殿は，アスワンから南西へ３００㎞。
「ヌビア砂漠」をバスで突っ切ります。（自動小銃を持った警官がバスに乗り込んでいます。）

真夏には５０度になるそうです。（今日は３０度以下？）

砂漠の中に湖が‥‥‥蜃気楼です。
島が湖に映っているように見えます。

灌漑用の運河を造り，アスワン・ハイ・ダムによりできた「ナセル湖」の水を引き入れ，農地化を行っています。この運河より規模の大きな運河の工事も進んでいました。

アスワン・ハイ・ダムより上流のエジプトからスーダンにかけて水没したナイル川流域のヌビア人の入植を進めているそうです。

ヌビア人の住居の特徴は屋根が半球になっています。

アスワン・ハイ・ダムは１９７０年に完成した巨大ダムですが，ダムによって造られた人造湖ナセル湖は琵琶湖の７．５倍もの広さがあります。
この湖は，スーダンにまで続きます。

ナセル湖より上流のナイル川は，スーダンのハルツーム付近で分岐し，ヴィクトリア湖から流れる白ナイルとエチオピア高原から流れる青ナイルになるそうです。

３３００年前のラメセス２世の建造した「アブ・シンベル神殿」は，ユネスコの手で１０４１個の岩塊に解体され，ナセル湖畔に移築されています。

左手の大神殿は，幅約３８ｍ，高さ約３３ｍの４体のラメセス２世像があります。
右手の小神殿は，王妃ネフェルタリの像を中心に高さ１０ｍの立像が６体並んでいます。

大神殿

（内部は撮影禁止）

小神殿

ヌビア砂漠を往復で６００㎞
暗くなってきました。

「アスワン・ハイ・ダム」の夜景

軍事施設とかで，見学は許可制だそうです。