住んでみた大連

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　旅行というより結婚する前、嫁がここの経済特区の日本企業に勤務していたので長期および何回も訪れた思い出の場所です。夏もさほど暑くならずエアコン無しでも大丈夫です。東北の 仙台と同じような位置ですから冬は寒くなりますが日本のように雪は降りません。でも足元から底冷えします。この頃、日本の公営住宅のような団地の1LDKの家賃が月に１００００円位でした。風呂はないので近くの公衆浴場（シャワーのみ）を利用していました。食事は普通の地元の中華料理屋さんが安くあがります。また日本では一般的に炒飯は一種の料理のようで白飯より高く設定されています（白飯１５０円炒飯は３倍の４５０円）というように。中国では炒飯は一番安い料理です。いわゆるライスとしての価格設定です。そう主食だから手間はかかっていて大変な作業をして作りますが安く提供しようという中国人のスピリッツです。下手に食材を買いに行って自分で作ると意外とコストがかかります。中国は野菜や果物は安めだが肉や魚のタンパク質系は高い。また鮮度の良いものが高級スーパーマーケットに行っても手に入りにくい。鮮魚が中途半端に干乾びて売られていて買う気がしません。また回転寿司もありますが長時間回り放しなので完全に乾燥しています。当時、日本統治時代の古い建物が健在でしたが成長著しい中国のこと再開発で無くなってしまった物も多いでしょう。港へよく魚釣りにも行きました。サバの子供が沢山釣れました。ここから煙台や北京方面等各地へ向かう船も出ています。煙台経由で神戸まで船で帰ったこともあります。昔は中国へ行くとなると必ずビザが必要でした。これらの船では本国とFAXでやり取りして下船時までに中国ビザが取得できたのが有難かった。次工程の列車や飛行機の予約までできたのです。中国の交通は日本の盆、正月みたいに年中混雑していますからこれは良かったです。国際航路は夏休みの時期でもガラガラ二組くらいしか乗客はいませんでした。船は飛行機と違い手荷物が多くても非常に寛大です。まあスペースが広いですから。時間がかかりその間、自腹で何度も船内で食事を摂ることになりますがピークシーズンでもさほど料金に格差がないのが飛行機と違いいいところです。たまにはのんびりゆっくりも良いです。所詮近いので２－３日で着きます。