2017/01/28 - 2017/01/28
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およそ3,000の島々が散らばる瀬戸内海。瀬戸内に面する街で育った自分にとって、瀬戸内は海の原風景。少年時代に眺め、何時かは行きたいと思っていた島々。それからうん十年、橋が通った島、芸術の島、世界遺産の島、時の流れとともに変わりゆく。
今回の旅は、岡山県最南端に位置する六島へ。六島は島民の方々が植えた水仙が1月から2月にかけて花咲きます。波穏やかな瀬戸内でも冬は海が時化ることもあり、訪島した前週末は、船が欠航したとのことです。幸い天候には恵まれ1月にしては暖かく、水仙の薫りとのんびりとした島の空気に癒されました。
【旅程】
○1月28日(土)
岡山駅7:13(山陽本線)7:59笠岡駅(徒歩)笠岡港8:50(三洋汽船)9:50六島前浦港(徒歩で六島散策)14:25六島湛江港(三洋汽船)14:45大飛島洲港14:45(vol.14 飛島編http://4travel.jp/travelogue/11218436につづく)
【島データ】
・六島(むしま) 岡山県笠岡市
面積:1.02平方㎞ 周囲:4.3km 標高:185m 人口:73人(2016年)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 船 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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岡山駅から40分少々山陽本線の普通列車に乗って笠岡駅へ。
笠岡駅 駅
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笠岡駅から地下道をくぐって歩くこと約10分。笠岡港旅客船乗り場に到着。この風情ある待合所は近いうちに取り壊され、2017年3月に西側に新築される待合所に移転する予定。
三洋汽船(株) 乗り物
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笠岡諸島は7つの有人島があり、今回の旅では最南端の六島を目指します。写真の地図は本州側から見たもので上が南になります。
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自動販売機で切符を買います。乗客のほとんどはスイセンを見に六島へ向かう人々。出発までの待ち時間、港の係員が六島の観光案内をします。
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六島には湛江(たたえ)、前浦の2つの港に寄りますが、いずれで降りても運賃は同じ1,260円。
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乗船は出発の約5分前に始まります。
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ほぼ満席で出港します。
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波静かな瀬戸内を南に向かって走ります。
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途中、大飛島、小飛島に寄り、笠岡から1時間で六島前浦港に到着。
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ブイねこが歓迎。古いブイを利用したブイねこ、島のいたることろにあります。
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島のメインストリート。
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ひじきが干されています。「ひふみちゃん天然ひじき」をお土産で買いました。水で戻し、生のままポン酢でいただけます。ぷりぷりした食感と濃厚なひじきの味わいは絶品。
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細い路地を歩きます。
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集落を出るやいなや、あたり一面スイセンが咲き誇っています。
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緩やかな斜面にスイセンは植えられています。
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毎年8月にイベント「植えるカム」が開催、島外から大勢の人が訪れ、球根の植えかえを手伝っているそうです。
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灯台に向かう道の途中には「トトロのトンネル」があります。
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港から約20分で六島灯台に到着。大正11年12月1日に初点灯、岡山県で最も古い灯台。
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灯台の周辺にもスイセンが群生。
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島の最高峰、大石山に登ってみます。
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20分ほどで標高185メートルの山頂に到着。山頂は木が茂っていて見晴らしはイマイチ。
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木々の間から望む宇治島。
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六島小学校に向かう道で下山。前方には佐柳島(左)と高見島(右)が見えます。
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前浦の集落まで下りてきました。
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胴体付きのブイねこがいました。
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なぜか写真を撮ろうとすると背を向けてしまいます。
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前浦港待合所に戻ってきました。
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待合所に飾っている「ムシマトウダイ」のゼッケン。しかも宝塚記念。謎。
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公民館は水仙シーズンの土日限定で「ふれあい喫茶」として営業しています。
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メニューはうどんとぜんざい。うどんをいただきます。冷えた体が温まりました。
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島の北側に向かって歩きます。
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道に並べられたブイ。これからネコになるのでしょうか。
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打越の浜。夏は海水浴の人で賑わうそうです。とてもきれいな海なのでシュノーケリングをしてみたい。
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大鳥神社を参拝。10月には回し御輿が開催されます。
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大黒様が鎮座する鬼瓦。
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島には車が通れる道はほとんどなく、ネコが闊歩しています。
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あんた一人で何しに来よん?
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六島には平地がほとんどありません。緩やかな斜面がある所にには畑が拓かれ、野菜などが作られています。
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湛江展望ひろば。島々を望むことができます。
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島の北側にある湛江漁港。
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湛江は漁師町。漁師さんに声をかければ魚を買えるらしい。
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島で唯一のカフェ、島小屋に向かおうとすると、なんとネコがやって来て案内してくれました。
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ネコについて行きます。
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坂を少々登ったところに島小屋はありました。
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古民家を改修し、カフェ兼ゲストハウスとして2016年にオープンしたばかり。
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地域おこし協力隊の方が切り盛りしています。ビールを注文すると、サービスで漁師から貰ったとのナマコをいただきました。コリコリしていて旨みもあり、ビールが進みました。
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地魚からスープをとった「六島カリー」(600円)。これも美味い。さっきうどんを食べたばかりなのにあっという間に完食。
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六島で収集したシーグラスを見せていただきました。
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宿泊できる客室。食事は原則自炊で、宿泊者用のキッチンがあります。風呂は別棟で岩風呂。次回の訪島では是非ここで泊まってみたい。
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島小屋の方に「笠岡諸島アートブリッジ2016」の展示作品を案内していただきました。
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船のオブジェ。
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ブイを利用した楽器。このほか、ピンホールカメラもありました。
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船の時間まで少々あるので港周辺を散歩。湛江地区はネコが多く棲んでいます。
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屋根から伸びる松。
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船が到着しました。
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湛江港を後にします。
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同じ六島の前浦港に立ち寄り、多くのお客さんを乗せ六島を後にします。この写真を撮った直後、スナメリが水面に現れました。一瞬の出来事で写真に収めることができませんでした。(vol.14 飛島編http://4travel.jp/travelogue/11218436につづく)
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