タスコ 旅行記(ブログ) 一覧に戻る
皆さまこんにちは!ウォータースポーツカンクンの店長吉田です。夏も終わりこれから短い秋の季節がここカンクンにもやってきます。。。スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋、、、日本はこれから様々なイベントが盛りだくさんかなと思いますが、この時期カンクンにいらっしゃるお客様におかれましても、是非え?!これのどこが秋なの?!と不思議に感じるカンクンの秋を堪能して頂きたいと思います(笑)<br /><br />さて、そんな店長吉田は、常に旅に新しい出会いとトキメキを求めて日々精進を続けています。これは弊社スタッフにも共有されていて、スタッフが自ら参加をして面白かったと思えば積極的にツアーに取り込むという事を、これまで12年間ずっと行ってきました。<br /><br />これが、弊社が他社に先じて常に新しいツアーを開拓してきた所以でもあります。エクバラム遺跡を取り込んだのも弊社が初でしたし、ピンクレイクのツアーも弊社が一番最初でした。いまだに他社が扱っていないツアーも数多くあり、常にお客様からは、ウォータースポーツさんには面白いツアーがたくさんあって迷ってしまうといううれしいお言葉を頂戴しています。<br /><br />これはひとえに店長吉田が、常に冒険を求めるセーラーであるという事もあります。ヨットという乗り物は、一度海に出れば命がけになる乗り物。もちろん、安全なデイセーリングも楽しむことは出来ますが、セーラーは常に冒険心を忘れることはありません。<br /><br />空を眺めて南の風が吹いてくれば夏の予感を暦の上ではなく肌の上で感じ取る。そんな生き様に自然との対話、共生を意識し、今という人生の時間を最大限に楽しむことを、感動で満ちあふれたものにすることを、常に追い求め、そんな素晴らしい体験をお客策にもお届けしたいという原点がそこにあるのです。<br /><br />弊社のツアーにお客様が他との違いを感じるとするならば、それはこの熱い店長吉田の思いが隅々まで浸透したツアーにあるからなのかもしれません(^^)<br /><br />さて、そんな熱い店長吉田は、今回、ふとした縁から、メキシコでは有名な産銀の町タスコという町に行ってきました。1524年に銀山が発見されてから、1743年の大鉱脈による大発展、そして枯渇という流れを1700mという切り立つ山間に開けたとても美しい町です。<br /><br />飛行機のアクセスはないので、メキシコシティーから車でえんやこらワインディングロードを走り続けること3時間半、突然、赤と白に統一された街並みに囲まれるように聳え立つカテドラルが姿を現す。。。そんな山間の町です。<br /><br />政令もあり、町の外壁は赤と白しか使う事が出来ませんので、町全体がメキシコでみる色とりどりの原色の家々で埋め尽くされるということはなく、単一のモノトーンが町全体を包んでいます。<br /><br />一目見れば、きっと感じる思いは店長と同じ。。。あー、なんて美しい町なんだ、、、きっとそれです(笑) 店長は、突然山間に現れた美しい街並みを眺めた時に、長時間ドライブの疲れも忘れてステアリングを握る手を緩め、、、あやうく、車ごと谷底へ転落するところでした(苦笑)<br /><br />それくらい瀟洒で美しいオールドタウン、、、それがTAXCOです。<br /><br />山間の町であるが故、坂が多く急であることはあらかじめ聞かされてはいたのですが、まさかこれほどとは思わぬ急坂!! ひどいところは傾斜20度近くあるという恐ろしい斜面、、、またもともとの街並みをそのままに残している為、とにかく道が狭い!!<br /><br />この町に入った時に、これまた白と赤に統一された小さなフォルクスワーゲンビートルのタクシーと数多くすれ違ったのですが、その理由が分かった瞬間でした。。。とにかく、道が狭いので、簡単にはすれ違う事が出来ない。ビートルは小さい上にRRですから、この町を運転するにはピッタリなサイズと性能を持っているというわけです。<br /><br />これ最近人気のSUV車などだと間違いなくすれ違い出来ません。。。なので、レンタカーでこの町に行かれるご予定の方は、大型車ではなく、コンパクトカーにしてください。小さい車必須です。さいわい、私も小さな車をレンタルしていたので、どうにか大丈夫でしたが、それにしても、RRの空冷ビートルが、町を縫うように、しかも、軽快に走り回る姿を見て、いや、これほどビートルが姿形だけでなく、実用の上でも似合う町もないものだと感心をさせられました。<br /><br />街とビートルが美しいコントラスを奏でるこの街に、燦然と輝く銀製品のショップ。メキシカンシルバーといえば、タスコというほど有名なこの町では皆さんの予想通り銀製品が他の町で買うよりも、もちろんカンクンなどで買うよりも物によっては半額近い金額で買う事も出来ます。<br /><br />今回、ホテルはソカロの目の前に位置するエスコンディードというホテルに滞在しました。立地優先という事でカテドラル目の前のホテルにしたのですが、これが正解でした。というのも、この町はとにかく坂が多いのですが、急坂の上の高地なので、息切れ動機めまい?!がちょっと歩くと容易に、40も半ばを過ぎた体に堪えるのです(汗)<br /><br />観光もせっかくですから楽しみたいと思ったわけですが、ちょっと出歩くとそれだけで大汗、、、仕事上、お客様のアテンドでピラミッドに上って体力にはそこそこ自信のある店長でも、この急坂を歩き続けて流石に音をあげてしまいました。。。まー、タクシーがそこかしこに流しているので、いざとなればタクシー捕まえればいいかと思いなおして、滝のように汗を流しながら休み休み頑張って歩きましたけどね(^^;<br /><br />さて、今回の目的は、ヒーリングボールという音のなる鈴のような製品です。似た商品としてはガムランボールなど東南アジアでも見かけますが、構造は全く別物。中には櫛のついたいわばオルゴールが入っていて、手の上で転がせば、静かに広がる音のハーモニーが広がっていくという、とっても素敵な代物です。ヒーリングボールとかハーモニーボールとか、ミュージカルボール、オルゴールボールと呼び名はいろいろあるようです。。。<br /><br />これらの作品は、メキシコでしか生産されていないメキシコが生んだ至宝。。。<br /><br />この製品、、、まだ店長が日本で仕事をしていた時代、オルゴール博物館の立ち上げに携わった際に知ってはいたのです。とてもきれいな音のなる何とも言えない愛らしいアクセサリーに、店長アクセサリーを身に着けないにも関わらず、自腹でいくつか買い込んだのです。<br /><br />その当時は、まだ店長メキシコに移住するなど考えもしていませんでしたので、メキシコという国は、結構おおらかなイメージがあるけれども、こんなに繊細で柔らかな音を奏でるアイテムを作り出せるものなんだな。。。と驚いたのを覚えています。それもすでに20年近く前の話なのかと、今書きながら遠い目になっていますが(汗)<br /><br />あれから20余年の歳月が私の人生に流れた今年9月の月末、散らかった書斎を掃除していた店長の眼に、、、何の予兆もなしに、何の脈絡もなく、突然に、、、このヒーリングボールが、私の机の引き出しからころっと転がり出てきたのでした。<br /><br />あー、これヒーリングボールじゃないか。<br /><br />懐かしくなって、思わず手に取り掌で転がしてみると、色あせた表面とは裏腹にとても美しく済んだ音色が響いて来ました。しばらく、手の中で転がして、在りし日の思い出に浸っていた店長でしたが、ふと、そう言えば、このアクセサリーは、タスコ産なんだよな。。。と我に返りました。<br /><br />これまで12年カンクンにいて、また移住してくるまで何度も足を運んだここカンクンで、一度も見たことのないことに違和感も覚えました。<br /><br />こんなに素敵なものが、カンクンのお土産屋に並んでいない。。。一度も見たことがないのはおかしな話で、遠く離れた日本の方が有名だったりしている?!のはどうしてだ?!<br /><br />これ、メキシコのお土産として、きっと、弊社のお客様に紹介したら喜んでもらえるんじゃないのかな。。。そんな思いが頭を駆け巡ったのです。<br /><br />そんなわけで、とりあえず、その場で受話器を取って工房の方に電話を入れてみましたら、いきなり社長が電話に出た(笑)<br /><br />まー、つまりは、それだけ小さな工房だというわけで、それでカンクンで流通していない理由もなんとなく合点がいきました(笑)<br /><br />日本には代理店があるので、比較的有名だけれども、ここカンクンでは全然見ないが、どこか代理店はないのか?!<br /><br />の問いに、カンクンには卸していないとの回答。<br /><br />じゃー、我々は、カンクンの旅行社で、お客さんはメキシコ独自のここだけでしか買えないというお土産を求めているから、是非弊社で扱わせてほしいと単刀直入にお願いをしました。<br /><br />ら、とりあえず、一度こっちに来てくださいという。<br /><br />善は急げで、店長、その場でアポイントの約束をして、チケットを購入、出発したという次第なのでした(笑) この行動力の速さも先方には好印象だったようです(笑)<br /><br />そうして、今回のブログの最初の話に繋がっていくわけですが、大汗かいてやっとたどり着いた普通の一軒家の工房では、職人さんが一つ一つ丁寧にヒーリングボールを作っていました。<br /><br />二階では、女性職員が一つ一つ検品し、業者からの注文に応じて、袋詰めをしています。もちろん、一つ一つすべて手作業です。<br /><br />メキシコは、ほとんどの産業が家内制手工業のまま発展をすることなく続いており、そのため、大きな工場生産によるコストダウンが出来ていません。これ、例えば、メキシコのお菓子業界も同様で、日本でいう駄菓子をスーパーで見かけてもかなりの金額がするので驚くかと思います。<br /><br />大量生産された見栄えもパッケージも良いお菓子の方がずっと値段が安く、野暮ったい手作り感満載のそれでいて駄菓子の値段の方が結構な金額が付けられていることに違和感を覚える方も多いのではないでしょうか。<br /><br />これ機械で作られていないからで、全く工業化が進んでいない証拠なのです。国が工業化を進めるために、関税障壁をもうけて海外からの安い製品の流入を5年という期限付きで保護をし、その間に工業化をしなさいと指導しても、5年たっても何もかわらない(笑)<br /><br />また、5年延長してくれればそれでいい。。。そういう発想をするのがメキシコ人。こんな国ですから、大量に生産して、その分売り上げをたくさん上げようなんて発想はあまりありません。大体が、機械化すれば職を失う人が出てくるという部分を問題視するし、皆が平和に暮らしていくことを大前提としている大家族主義のメキシコでは、あまり工業化という方向はそぐわないのかもしれません。<br /><br />だから、慌てることもないし、生産量も増えて行かない。<br /><br />考えたら、今の時代、良い商品をより安く手に入れるという価値観は見直されようとしています。<br /><br />大量生産大量消費は環境への負担も大きく自然保護という観点から変革を迫られている。少量の品を自分たちのペースにあわせて生産をし、ほしいと言ってくれる人たちに届ける。決して贅沢は出来なくても、美しい山並みを眺めながら、この町全員の人と知り合いというそんなこじんまりとした社会の中で、皆が争うことなく食べていく幸せを求めているのだと、社長のホルヘさんは言いました。<br /><br />家内制手工業がメインのこの工房で、職人が和気あいあいと休憩時間には話をしながら、いざ、作業が始まるともくもくと自分の作業に集中をする。<br /><br />削りだし、音合わせ、磨き、絵付け、焼き付け、検品、梱包。。。一連の流れが見事に分担作業化されているけれども、やはり人の手作業ですから、生産量も限られてしまう。。。そんな一つ一つ手作業で作られる品物は、先進国であれば、びっくりするような高額になるのが普通ですが、ここメキシコは第三国ですので、ぐっと値段が抑えられている。日本での販売価格も3000円前後と非常にリーズナブルに抑えられています。<br /><br />価格が安からといって、作りが悪いわけではありません。このこじんまりとした工場を見学させていただいて、一つの製品が出来上がるその工程が、一つ一つの製品に込められた思いが、結晶のように輝く銀色の玉となって、何とも言えない美しい音を奏でる製品として誕生をしていく姿に感動をさせられました。<br /><br />決して器用とは思えない、更にある意味ずぼらなメキシコ人が、どうしてこんなに繊細な音のなる不思議な玉を作り出すことが出来るのか。。。とっても不思議に最初は思ったのだけれども、この工場を見学し、職人さん達の、真剣に作業する姿を見た時に、一つの作品を生み出すことにかける思いは、職人であり続ける限り、人種の差などなしに、匠という言葉そのままの世界であることに気が付いた店長なのでした。<br /><br />この思いの分だけ音色が増すのだという匠の心は、確実にこのボールにも宿っているのです。<br /><br />また、大量に工業製品のように作り出される均一の製品とは違い、一つ一つが個性をもった個体として生み出されるヒーリングボールは、それを手にする人に、この作品を作り上げた職人の、その思いをも同時に手にすることになる。<br /><br />手の上で転がして、一つ一つが異なるハーモニーを奏でるヒーリングボールに、癒されるのはその音だけでなく、この玉に込められたさまざまなメッセージが人の心と心をつなぐからなのかもしれません。<br /><br />さて、そんな工房訪問を終え、職人さんたちの邪魔をしないうちにお暇をしようとお礼を述べると、二代目のセルジオさんが、今日は娘の誕生日なので、パーティーに来ないかというお誘いを受けました。予想だにしませんでしたが、なんとこの日が、その工房を現在取り仕切る二代目セルジオさんの娘さんの13歳の誕生日だったのです。。。<br /><br />たった数時間しか訪れていない突然の訪問者に家族としてのお誘いを受けてびっくりしていると、アメリカ留学の経験のある二代目、しかも、年齢は店長とほぼ同じ40代という事で、似た経歴をもつ店長に興味を持ってくれたこと、そして、上記でも書きましたこのハーモニーボールの工房を見学した際の私の真剣な思いが伝わったからだという事でした。<br /><br />これが縁というものなのか、招かれた彼の自宅から広がる美しい山並みを眺めながら、本当にいろいろな話をしました。昔からの友達のように打ち解け、このヒーリングボールに携わる人たちのとても澄んだ美しい性根も知ることが出来たのは、本当に僥倖だったと思います。<br /><br />メキシコにはたくさんの素敵なものがあります。けれども、当のメキシコ人ですらまだしらないような品物も実に多くあります。<br /><br />そうした魅力的な商品に巡り合うのも運命。素敵なお土産として、今回カンクンにいらっしゃる日本のお客様にお届け出来るようになり、また弊社のHPにお客様が出会ったこともこれまたご縁です。<br /><br />このご縁を大切にしながら、これからも弊社、カンクンにいらっしゃるたくさんのお客様に、弊社だけでしか味わうことの出来ない特別な世界と、特別なお土産を、ご紹介していければと思っております。<br /><br />癒しの音色を奏でるハーモニーボール。ぜひ、メキシコにいらしたお土産としてお買い求めいただければと思います。あ、ついでにツアーも是非弊社にお願いをいたしますね(笑)<br /><br />素敵なカンクンご滞在を!<br /><br />店長吉田<br /><br />

■カンクン初■ 産銀の町タスコで出会った癒しのアイテム「ヒーリングボール」By ウォータースポーツカンクン店長吉田

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2016/10/10 - 2016/10/10

10位(同エリア33件中)

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    皆さまこんにちは!ウォータースポーツカンクンの店長吉田です。夏も終わりこれから短い秋の季節がここカンクンにもやってきます。。。スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋、、、日本はこれから様々なイベントが盛りだくさんかなと思いますが、この時期カンクンにいらっしゃるお客様におかれましても、是非え?!これのどこが秋なの?!と不思議に感じるカンクンの秋を堪能して頂きたいと思います(笑)

    さて、そんな店長吉田は、常に旅に新しい出会いとトキメキを求めて日々精進を続けています。これは弊社スタッフにも共有されていて、スタッフが自ら参加をして面白かったと思えば積極的にツアーに取り込むという事を、これまで12年間ずっと行ってきました。

    これが、弊社が他社に先じて常に新しいツアーを開拓してきた所以でもあります。エクバラム遺跡を取り込んだのも弊社が初でしたし、ピンクレイクのツアーも弊社が一番最初でした。いまだに他社が扱っていないツアーも数多くあり、常にお客様からは、ウォータースポーツさんには面白いツアーがたくさんあって迷ってしまうといううれしいお言葉を頂戴しています。

    これはひとえに店長吉田が、常に冒険を求めるセーラーであるという事もあります。ヨットという乗り物は、一度海に出れば命がけになる乗り物。もちろん、安全なデイセーリングも楽しむことは出来ますが、セーラーは常に冒険心を忘れることはありません。

    空を眺めて南の風が吹いてくれば夏の予感を暦の上ではなく肌の上で感じ取る。そんな生き様に自然との対話、共生を意識し、今という人生の時間を最大限に楽しむことを、感動で満ちあふれたものにすることを、常に追い求め、そんな素晴らしい体験をお客策にもお届けしたいという原点がそこにあるのです。

    弊社のツアーにお客様が他との違いを感じるとするならば、それはこの熱い店長吉田の思いが隅々まで浸透したツアーにあるからなのかもしれません(^^)

    さて、そんな熱い店長吉田は、今回、ふとした縁から、メキシコでは有名な産銀の町タスコという町に行ってきました。1524年に銀山が発見されてから、1743年の大鉱脈による大発展、そして枯渇という流れを1700mという切り立つ山間に開けたとても美しい町です。

    飛行機のアクセスはないので、メキシコシティーから車でえんやこらワインディングロードを走り続けること3時間半、突然、赤と白に統一された街並みに囲まれるように聳え立つカテドラルが姿を現す。。。そんな山間の町です。

    政令もあり、町の外壁は赤と白しか使う事が出来ませんので、町全体がメキシコでみる色とりどりの原色の家々で埋め尽くされるということはなく、単一のモノトーンが町全体を包んでいます。

    一目見れば、きっと感じる思いは店長と同じ。。。あー、なんて美しい町なんだ、、、きっとそれです(笑) 店長は、突然山間に現れた美しい街並みを眺めた時に、長時間ドライブの疲れも忘れてステアリングを握る手を緩め、、、あやうく、車ごと谷底へ転落するところでした(苦笑)

    それくらい瀟洒で美しいオールドタウン、、、それがTAXCOです。

    山間の町であるが故、坂が多く急であることはあらかじめ聞かされてはいたのですが、まさかこれほどとは思わぬ急坂!! ひどいところは傾斜20度近くあるという恐ろしい斜面、、、またもともとの街並みをそのままに残している為、とにかく道が狭い!!

    この町に入った時に、これまた白と赤に統一された小さなフォルクスワーゲンビートルのタクシーと数多くすれ違ったのですが、その理由が分かった瞬間でした。。。とにかく、道が狭いので、簡単にはすれ違う事が出来ない。ビートルは小さい上にRRですから、この町を運転するにはピッタリなサイズと性能を持っているというわけです。

    これ最近人気のSUV車などだと間違いなくすれ違い出来ません。。。なので、レンタカーでこの町に行かれるご予定の方は、大型車ではなく、コンパクトカーにしてください。小さい車必須です。さいわい、私も小さな車をレンタルしていたので、どうにか大丈夫でしたが、それにしても、RRの空冷ビートルが、町を縫うように、しかも、軽快に走り回る姿を見て、いや、これほどビートルが姿形だけでなく、実用の上でも似合う町もないものだと感心をさせられました。

    街とビートルが美しいコントラスを奏でるこの街に、燦然と輝く銀製品のショップ。メキシカンシルバーといえば、タスコというほど有名なこの町では皆さんの予想通り銀製品が他の町で買うよりも、もちろんカンクンなどで買うよりも物によっては半額近い金額で買う事も出来ます。

    今回、ホテルはソカロの目の前に位置するエスコンディードというホテルに滞在しました。立地優先という事でカテドラル目の前のホテルにしたのですが、これが正解でした。というのも、この町はとにかく坂が多いのですが、急坂の上の高地なので、息切れ動機めまい?!がちょっと歩くと容易に、40も半ばを過ぎた体に堪えるのです(汗)

    観光もせっかくですから楽しみたいと思ったわけですが、ちょっと出歩くとそれだけで大汗、、、仕事上、お客様のアテンドでピラミッドに上って体力にはそこそこ自信のある店長でも、この急坂を歩き続けて流石に音をあげてしまいました。。。まー、タクシーがそこかしこに流しているので、いざとなればタクシー捕まえればいいかと思いなおして、滝のように汗を流しながら休み休み頑張って歩きましたけどね(^^;

    さて、今回の目的は、ヒーリングボールという音のなる鈴のような製品です。似た商品としてはガムランボールなど東南アジアでも見かけますが、構造は全く別物。中には櫛のついたいわばオルゴールが入っていて、手の上で転がせば、静かに広がる音のハーモニーが広がっていくという、とっても素敵な代物です。ヒーリングボールとかハーモニーボールとか、ミュージカルボール、オルゴールボールと呼び名はいろいろあるようです。。。

    これらの作品は、メキシコでしか生産されていないメキシコが生んだ至宝。。。

    この製品、、、まだ店長が日本で仕事をしていた時代、オルゴール博物館の立ち上げに携わった際に知ってはいたのです。とてもきれいな音のなる何とも言えない愛らしいアクセサリーに、店長アクセサリーを身に着けないにも関わらず、自腹でいくつか買い込んだのです。

    その当時は、まだ店長メキシコに移住するなど考えもしていませんでしたので、メキシコという国は、結構おおらかなイメージがあるけれども、こんなに繊細で柔らかな音を奏でるアイテムを作り出せるものなんだな。。。と驚いたのを覚えています。それもすでに20年近く前の話なのかと、今書きながら遠い目になっていますが(汗)

    あれから20余年の歳月が私の人生に流れた今年9月の月末、散らかった書斎を掃除していた店長の眼に、、、何の予兆もなしに、何の脈絡もなく、突然に、、、このヒーリングボールが、私の机の引き出しからころっと転がり出てきたのでした。

    あー、これヒーリングボールじゃないか。

    懐かしくなって、思わず手に取り掌で転がしてみると、色あせた表面とは裏腹にとても美しく済んだ音色が響いて来ました。しばらく、手の中で転がして、在りし日の思い出に浸っていた店長でしたが、ふと、そう言えば、このアクセサリーは、タスコ産なんだよな。。。と我に返りました。

    これまで12年カンクンにいて、また移住してくるまで何度も足を運んだここカンクンで、一度も見たことのないことに違和感も覚えました。

    こんなに素敵なものが、カンクンのお土産屋に並んでいない。。。一度も見たことがないのはおかしな話で、遠く離れた日本の方が有名だったりしている?!のはどうしてだ?!

    これ、メキシコのお土産として、きっと、弊社のお客様に紹介したら喜んでもらえるんじゃないのかな。。。そんな思いが頭を駆け巡ったのです。

    そんなわけで、とりあえず、その場で受話器を取って工房の方に電話を入れてみましたら、いきなり社長が電話に出た(笑)

    まー、つまりは、それだけ小さな工房だというわけで、それでカンクンで流通していない理由もなんとなく合点がいきました(笑)

    日本には代理店があるので、比較的有名だけれども、ここカンクンでは全然見ないが、どこか代理店はないのか?!

    の問いに、カンクンには卸していないとの回答。

    じゃー、我々は、カンクンの旅行社で、お客さんはメキシコ独自のここだけでしか買えないというお土産を求めているから、是非弊社で扱わせてほしいと単刀直入にお願いをしました。

    ら、とりあえず、一度こっちに来てくださいという。

    善は急げで、店長、その場でアポイントの約束をして、チケットを購入、出発したという次第なのでした(笑) この行動力の速さも先方には好印象だったようです(笑)

    そうして、今回のブログの最初の話に繋がっていくわけですが、大汗かいてやっとたどり着いた普通の一軒家の工房では、職人さんが一つ一つ丁寧にヒーリングボールを作っていました。

    二階では、女性職員が一つ一つ検品し、業者からの注文に応じて、袋詰めをしています。もちろん、一つ一つすべて手作業です。

    メキシコは、ほとんどの産業が家内制手工業のまま発展をすることなく続いており、そのため、大きな工場生産によるコストダウンが出来ていません。これ、例えば、メキシコのお菓子業界も同様で、日本でいう駄菓子をスーパーで見かけてもかなりの金額がするので驚くかと思います。

    大量生産された見栄えもパッケージも良いお菓子の方がずっと値段が安く、野暮ったい手作り感満載のそれでいて駄菓子の値段の方が結構な金額が付けられていることに違和感を覚える方も多いのではないでしょうか。

    これ機械で作られていないからで、全く工業化が進んでいない証拠なのです。国が工業化を進めるために、関税障壁をもうけて海外からの安い製品の流入を5年という期限付きで保護をし、その間に工業化をしなさいと指導しても、5年たっても何もかわらない(笑)

    また、5年延長してくれればそれでいい。。。そういう発想をするのがメキシコ人。こんな国ですから、大量に生産して、その分売り上げをたくさん上げようなんて発想はあまりありません。大体が、機械化すれば職を失う人が出てくるという部分を問題視するし、皆が平和に暮らしていくことを大前提としている大家族主義のメキシコでは、あまり工業化という方向はそぐわないのかもしれません。

    だから、慌てることもないし、生産量も増えて行かない。

    考えたら、今の時代、良い商品をより安く手に入れるという価値観は見直されようとしています。

    大量生産大量消費は環境への負担も大きく自然保護という観点から変革を迫られている。少量の品を自分たちのペースにあわせて生産をし、ほしいと言ってくれる人たちに届ける。決して贅沢は出来なくても、美しい山並みを眺めながら、この町全員の人と知り合いというそんなこじんまりとした社会の中で、皆が争うことなく食べていく幸せを求めているのだと、社長のホルヘさんは言いました。

    家内制手工業がメインのこの工房で、職人が和気あいあいと休憩時間には話をしながら、いざ、作業が始まるともくもくと自分の作業に集中をする。

    削りだし、音合わせ、磨き、絵付け、焼き付け、検品、梱包。。。一連の流れが見事に分担作業化されているけれども、やはり人の手作業ですから、生産量も限られてしまう。。。そんな一つ一つ手作業で作られる品物は、先進国であれば、びっくりするような高額になるのが普通ですが、ここメキシコは第三国ですので、ぐっと値段が抑えられている。日本での販売価格も3000円前後と非常にリーズナブルに抑えられています。

    価格が安からといって、作りが悪いわけではありません。このこじんまりとした工場を見学させていただいて、一つの製品が出来上がるその工程が、一つ一つの製品に込められた思いが、結晶のように輝く銀色の玉となって、何とも言えない美しい音を奏でる製品として誕生をしていく姿に感動をさせられました。

    決して器用とは思えない、更にある意味ずぼらなメキシコ人が、どうしてこんなに繊細な音のなる不思議な玉を作り出すことが出来るのか。。。とっても不思議に最初は思ったのだけれども、この工場を見学し、職人さん達の、真剣に作業する姿を見た時に、一つの作品を生み出すことにかける思いは、職人であり続ける限り、人種の差などなしに、匠という言葉そのままの世界であることに気が付いた店長なのでした。

    この思いの分だけ音色が増すのだという匠の心は、確実にこのボールにも宿っているのです。

    また、大量に工業製品のように作り出される均一の製品とは違い、一つ一つが個性をもった個体として生み出されるヒーリングボールは、それを手にする人に、この作品を作り上げた職人の、その思いをも同時に手にすることになる。

    手の上で転がして、一つ一つが異なるハーモニーを奏でるヒーリングボールに、癒されるのはその音だけでなく、この玉に込められたさまざまなメッセージが人の心と心をつなぐからなのかもしれません。

    さて、そんな工房訪問を終え、職人さんたちの邪魔をしないうちにお暇をしようとお礼を述べると、二代目のセルジオさんが、今日は娘の誕生日なので、パーティーに来ないかというお誘いを受けました。予想だにしませんでしたが、なんとこの日が、その工房を現在取り仕切る二代目セルジオさんの娘さんの13歳の誕生日だったのです。。。

    たった数時間しか訪れていない突然の訪問者に家族としてのお誘いを受けてびっくりしていると、アメリカ留学の経験のある二代目、しかも、年齢は店長とほぼ同じ40代という事で、似た経歴をもつ店長に興味を持ってくれたこと、そして、上記でも書きましたこのハーモニーボールの工房を見学した際の私の真剣な思いが伝わったからだという事でした。

    これが縁というものなのか、招かれた彼の自宅から広がる美しい山並みを眺めながら、本当にいろいろな話をしました。昔からの友達のように打ち解け、このヒーリングボールに携わる人たちのとても澄んだ美しい性根も知ることが出来たのは、本当に僥倖だったと思います。

    メキシコにはたくさんの素敵なものがあります。けれども、当のメキシコ人ですらまだしらないような品物も実に多くあります。

    そうした魅力的な商品に巡り合うのも運命。素敵なお土産として、今回カンクンにいらっしゃる日本のお客様にお届け出来るようになり、また弊社のHPにお客様が出会ったこともこれまたご縁です。

    このご縁を大切にしながら、これからも弊社、カンクンにいらっしゃるたくさんのお客様に、弊社だけでしか味わうことの出来ない特別な世界と、特別なお土産を、ご紹介していければと思っております。

    癒しの音色を奏でるハーモニーボール。ぜひ、メキシコにいらしたお土産としてお買い求めいただければと思います。あ、ついでにツアーも是非弊社にお願いをいたしますね(笑)

    素敵なカンクンご滞在を!

    店長吉田

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    • タスコの町は、メキシコシティーから南東へ3時間ほど走った山間に突然開けて存在しています。<br /><br />1524年にオールド・タスコという町で鉱脈が発見されてから、1743年の大鉱脈発見で一大銀産業の町として発展をしました。<br /><br />この町の中心にそびえる教会は、18世紀に大鉱脈を発見したフランス人鉱夫ボルヘがその当時得た巨万の富で建設したという個人が建てた教会です。<br /><br />

      タスコの町は、メキシコシティーから南東へ3時間ほど走った山間に突然開けて存在しています。

      1524年にオールド・タスコという町で鉱脈が発見されてから、1743年の大鉱脈発見で一大銀産業の町として発展をしました。

      この町の中心にそびえる教会は、18世紀に大鉱脈を発見したフランス人鉱夫ボルヘがその当時得た巨万の富で建設したという個人が建てた教会です。

    • この町は、山間を切り開いて作られているので、坂道が非常に多いです。また、限られた土地に沢山の住宅を作る関係で道も狭く車の往来は常に困難を極めます。<br /><br />それでも、この昔から手つかずの街並みは美しいの一言です。<br /><br />ただし、街歩きにはかなり体力が必要ですが。。。

      この町は、山間を切り開いて作られているので、坂道が非常に多いです。また、限られた土地に沢山の住宅を作る関係で道も狭く車の往来は常に困難を極めます。

      それでも、この昔から手つかずの街並みは美しいの一言です。

      ただし、街歩きにはかなり体力が必要ですが。。。

    • 今回、訪問した工房の窓から広がる山間の美しい景色。<br /><br />こんなきれいな空気と街並みに包まれながら、ヒーリングボールは生産されています。<br /><br />

      今回、訪問した工房の窓から広がる山間の美しい景色。

      こんなきれいな空気と街並みに包まれながら、ヒーリングボールは生産されています。

    • 旋盤を回す職人さん。近代化とは程遠い機械をつかって、器用に型を抜いていきます。

      旋盤を回す職人さん。近代化とは程遠い機械をつかって、器用に型を抜いていきます。

    • 手作業での削り出し。

      手作業での削り出し。

    • 留め金の取り付け

      留め金の取り付け

    • もちろん手作業です。

      もちろん手作業です。

    • 留め金の削り出し

      留め金の削り出し

    • もちろん手作業です。。

      もちろん手作業です。。

    • 検品作業の女性陣。<br /><br />写真は恥ずかしいと手前の女性には顔を伏せられてしまいました(^^;

      検品作業の女性陣。

      写真は恥ずかしいと手前の女性には顔を伏せられてしまいました(^^;

    • 完成品。銀に見えますが、銅とニッケルの合金です。ここから、更に絵付けやレジンを施していきます。<br /><br />このままのものも人気があり、そのまま出荷もされます。宝石のように輝いています。<br /><br />宝石のように輝いています。<br /><br /><br /><br />

      完成品。銀に見えますが、銅とニッケルの合金です。ここから、更に絵付けやレジンを施していきます。

      このままのものも人気があり、そのまま出荷もされます。宝石のように輝いています。

      宝石のように輝いています。



    • 完成品。

      完成品。

    • 完成品。このヒーリングボールの絵は、「命の木」です。

      完成品。このヒーリングボールの絵は、「命の木」です。

    • 真ん中が社長のホルヘさん。そして、右が二代目のセルジオさんです。<br /><br />この道一筋50年のベテランです。

      真ん中が社長のホルヘさん。そして、右が二代目のセルジオさんです。

      この道一筋50年のベテランです。

    • タスコのランドマーク的存在「サンタブリスカ教区教会」<br /><br />街のどこからでも見えるので、自分が今どこらあたりにいるのかが分かります。1751年から当時の金額で170万ペソの私財を投じて建設された高さ40mの教会です。<br /><br />

      タスコのランドマーク的存在「サンタブリスカ教区教会」

      街のどこからでも見えるので、自分が今どこらあたりにいるのかが分かります。1751年から当時の金額で170万ペソの私財を投じて建設された高さ40mの教会です。

    • ファン・カバジェロ設計

      ファン・カバジェロ設計

    • モチーフには、この地にもともと生活をしていた先住民や先住民が使っていた文様などが施されています。<br /><br />よく見ると、ピラミッドをあしらった模様も。。。

      モチーフには、この地にもともと生活をしていた先住民や先住民が使っていた文様などが施されています。

      よく見ると、ピラミッドをあしらった模様も。。。

    • 壁画は、当時スペインでもっとも「イケイケ」だった宗教画家&lt;ファンガブレラの作品が並びます。<br /><br />「神はボルダに富を与え、ボルダは神にこれを捧ぐ」という信条の下、銀山王ボルダは、その富を惜しみなくこの教会と町の発展に注ぎ込んだと言いいます。<br />

      壁画は、当時スペインでもっとも「イケイケ」だった宗教画家<ファンガブレラの作品が並びます。

      「神はボルダに富を与え、ボルダは神にこれを捧ぐ」という信条の下、銀山王ボルダは、その富を惜しみなくこの教会と町の発展に注ぎ込んだと言いいます。

    • 圧巻は重さ1トン?!の銀無垢のマリア像<br /><br />流石、銀の町です。<br /><br />触れないようにガラスケースに収められているのはちょっと残念?!<br />

      圧巻は重さ1トン?!の銀無垢のマリア像

      流石、銀の町です。

      触れないようにガラスケースに収められているのはちょっと残念?!

    • 坂の多くて狭い道だらけの街並み。。。<br /><br />RRのビートルが大活躍します。<br /><br />そして、ビートルがとってもよく似合う町。。。

      坂の多くて狭い道だらけの街並み。。。

      RRのビートルが大活躍します。

      そして、ビートルがとってもよく似合う町。。。

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