2016/09/14 - 2016/09/23
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nonさん
ウィーン・ブダペスト【準備編】〜華麗なるハプスブルク家の帝都を巡る旅〜
今年のシルバーウィーク。
いつもより長い休みが取れそうだったので、思い切って秋のヨーロッパ旅行を計画しました(^^)
期間は9月14日(水)〜23日(金)の8泊10日間。
行先は中欧に位置するオーストリアとハンガリーです♪
ヨーロッパの歴史や文化を語る上で絶対に外せないのが、13世紀から645年間も続いた名門中の名門’ハプスブルク家’
全盛期にはヨーロッパの大部分と中南米まで及ぶ広大な世界帝国を築いた華麗なる一族です!
彼らが残した美の遺産を訪ね、その栄光と波乱に満ちた物語をたどってみたいと思います。
ガイドブックではよくチェコを加えた中欧3か国ウィーン・プラハ・ブダペストの周遊旅行が紹介されていますが、今回はゆったりと過ごしたいのでウィーン滞在がメイン。
鉄道で片道4時間以上かかるプラハは諦めて、約2時間半のブダペストに1泊するという無理のない旅程を組みました。
スケジュールは以下の通り♪
9月14日(水) 羽田発〜フランクフルト経由〜ウィーン着(夜)
シュテファン寺院などホテル近くを散策
15日(木) ウィーン滞在
街歩きやカフェ、ショッピング、夜は楽友協会のコンサート
16日(金) ウィーン滞在
公園散策や教会巡り、市庁舎やウィーン大学の見学、夜は教会コンサート
17日(土) 早朝ブダペストに向かい、
街歩きやオペラ座見学、夜はドナウ川ナイトクルーズ
18日(日) 王宮の丘など1泊2日間の定番観光を楽しみ、夜ウィーンに
19日(月) ウィーン滞在
’ウィーンパス’3日券を活用し効率良くハプスブルク家の必見ポイントを巡る
20日(火) シェーンブルン宮殿へ
広大な敷地内にある馬車博物館や温室、動物園なども
21日(水) ウィーン滞在
’ウィーンパス’を使いこなしてウィーン観光を満喫
22日(木) ウィーン発〜フランクフルト経由
23日(金) 羽田着(朝)
今回の旅行記は準備編です♪
旅行を思い立ったのが7月に入ってからなので、実質2ヶ月程度の準備期間しかありません。
家の書棚や図書館、本屋さんから関連本を集めて予習を開始しながら・・・
・まず最初に確保したのは航空券。次にホテル。そして鉄道の予約をします。
・効率的な観光にとても便利な’ウィーンパス’も公式サイトから予約。
・ぜひ参加したいコンサートや見学ツアーなどもよく調べて必要なものを予約。
・人気のカフェやレストランなどはお店のサイトから直接予約しました。
※旅の思い出作りには、カメラとレンズ選びも大切です!
欧州は建物の撮影が中心となるのでまず広角レンズ、また暗い教会内やブダペストの夜景撮影には明るいレンズが必須、記念撮影では人物の背景がボケ過ぎないよう、フルサイズカメラはお留守番。
・・・と、いうように目的に応じた使い分けが必要になります♪
日本で色々試し撮りや練習を重ねて吟味したカメラを合計4台持っていきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
旅行の準備としてまず参考にしたのがこのガイドブックです(^^;
地球の歩き方、るるぶ、マップルのシリーズ。
このエリアは2年ごとの改訂らしいので、最新情報というよりは全体像を掴んで基本や定番の情報を確認するために活用しました。
写真も豊富なので旅行のイメージ作りには欠かせませんね。
(ただし使われている写真や文章は毎回あまり変わり映えせず・・・?) -
さらに家にあった本を読みなおしたり、図書館で借りたりアマゾンで買った本などで勉強しておきました。
-
中でもお勧めはこちら。
左の本『ハプスブルク家 美の遺産を旅する』は、2009年に東京で開催された’THE ハプスブルク’展(華麗なる王家と美の巨匠たち)の公式ムック本でとても参考になります!
表紙の絵は、女帝マリア・テレジアが11歳頃に描かれた肖像画の一部。
右の本『世界の名家と名門』はハプスブルク家の他、ブルボン家、メディチ家、ロマノフ家、オスマン家などヨーロッパにおける王朝の栄枯盛衰がわかりやすく語られています。
表紙はマリア・テレジアの末娘マリー・アントワネット。 -
表紙をめくるとこんな感じ♪
どのページも本当に見応え、読み応えたっぷりの保存版です。 -
写真もふんだんに使われていますよ!
-
『ハプスブルク家 美の遺産を旅する』の目次。
華麗なる一族にまつわるエピソードやハプスブルク家の芸術コレクションとして展示された絵画や名品など、約120点が美しい写真入りで紹介されています。 -
『世界の名家と名門』の目次。
-
さらに役立ったのが、次の2冊。
左『図解雑学 ハプスブルク家』
右『ビジュアル選書 ハプスブルク家』
なにしろ645年も続いた名門一族なので、登場人物も多岐にわたり家系図も本当に複雑に絡み合っています。
中世から近年までの波乱に富んだ歴史を織り交ぜて、ビジュアル的に分かりやすく解説されたこの2冊。
時々こんがらがってしまう頭の整理ができてとても助けられました! -
こちらは10年前に旅行した時、現地で買った公式ブックです。
それぞれ各国版が出ています。
今回も色々買い求めました(^^)
(旅行記の最後に、番外編としてお土産の紹介をしますね!) -
中を開くとこんな感じです。
写真撮影NGの所などは、公式ブックがあれば記憶が鮮明に蘇りますよ。
王宮や宮殿は日本語のオーディオガイドがありますが、やはり事前に知識があった方がより心に響くと思います♪(経験より) -
こちらはずいぶん昔に買った『週刊 地球旅行』
-
ウィーンもブダペストも、今も変わらない美しい街並みが残っていました♪
-
こちらは映像編♪
『感動の世界遺産』シリーズです。いずれも55分程度。
音楽やナレーションと共に街歩きが疑似体験できます(^^; -
そして忘れてはいけないのがこの映画、『アマデウス』
ウィーンは言わずと知れた’音楽の都’であり’クラシックの聖地’
中でもモーツァルトの人気は今なお絶大なものがあります!
(街中で何度もモーツァルトに扮した男性に声をかけられますから♪)
『アマデウス』は謎に満ちた彼の生涯を綴った名作で、1984年にアカデミー賞8部門を受賞しました。
ストーリーはもちろん、当時の時代背景や文化、音楽、ファッションなどが総合的に楽しめる必見ムービーです♪ -
こちらはフランツ・ヨーゼフ2世の皇妃が主役の、『エリザベート 愛と悲しみの皇妃』
これまで何度も映画やミュージカルで描かれたシシィ伝説を、より鮮やかな映像で伝えてくれます。
それにしても・・・旅行の予習って趣味そのものって感じで楽しいですよね!
それに比べて、ネットの事前予約はクレジット引き落としがあるので少々緊張します。
英語もマストですし、いつもより注意深くしないと入力ミスをしそう(^^;
飛行機やホテルなど、最安値を選んだのでキャンセル不可です・・・ -
まず最初に予約したのは、往復の航空券。
成田から直行便のオーストリア航空は残念ながら9月4日をもって撤退する・・・と表明されていたので、いつも通りスターアライアンス系の全日空ANAで手配しました。
予約はANAのWEBサイトから。早めに座席指定できるのが嬉しいですね。
http://www.ana.co.jp/
予約の時点では半分以上空席でしたが、いずれも当日はほぼ満席状態。
フランクフルト空港でオーストリア航空(ANAのコードシェア便)に乗り換えますが、EUの’シェンゲン協定’によりドイツで入国審査とセキュリティ・チェックを受けなくてはなりません。
乗り換え時間はわずか1時間10分(・・・と言っても、搭乗開始時刻までは40分しかない!?)
はたして間に合うのか?実際の所要時間はどうだったのか?次の【出発編】でご報告します。 -
次はホテルの予約です。
ウィーンにゆっくり滞在したかったので、シュテファン寺院近くにある新しいアパートメントタイプのホテルを8泊予約しました。
口コミで評判の良かった’シンガーシュトラッセ2125’というモダンでスタイリッシュなホテルです(1泊あたり約¥16500 税サ込)
ミニキッチンやネスプレッソマシン付き。30平米以上の広さも魅力です。
3日目はブダペストに一泊旅行しますが、途中でパッキングやチェックアウトするのは煩わしいので8連泊します。 -
ブダペストのホテルは、部屋からのビューを最重視してドナウ川沿いのインターコンチネンタルにしました。(デラックスルーム 1泊¥31000 税サ込 朝食付き)
ブダペストにしては高めかもしれませんが、お値段以上、最高の眺望が見られること間違いなしです! -
次に予約したのがウィーン・ブダペスト間の往復切符。
オーストリア鉄道OBBのサイトから英語ページを選んで簡単に予約ができます。
http://www.oebb.at/en/
クレジットカードで支払い、チケットはプリンターで印刷して持参するだけ。
ウィーン中央駅、プダベスト東駅(ケレティ)のいずれも改札はなく、また刻印も不要です。
少しでもプダベスト滞在時間を長くするために、早朝6時台の鉄道を予約しました(^^)
いつものパターンだと1等車でリラックスするのですが、ドイツでは2等車でも日本の新幹線と同じように綺麗で快適だったので、多国間移動のユーロナイト(寝台列車の2等指定席)を予約。
事前にOBBの特急列車、RAIL JETの車両をチェックしていたため、これに似てるんだろうと勝手に解釈し(7時台のRAIL JETではなく)ユーロナイトを予約。
ところがこれが後で衝撃的な結果に・・・(詳細はブダペスト編にて)。 -
そしてとってもお得な、’ウィーンパス’♪
ウィーンでは、シシィ・チケットなど割安な組み合わせチケットや、入場割引のあるウィーンカードもありますが、私達にピッタリだったのは’ウィーンパス’
65以上の観光施設が入場無料です!(1、2、3、6日券があります)
2015年に登場したばかりで、あまり口コミがなかったのですがこれは大正解でした♪
こじんまりした街の中にたくさんの観光スポットが集まっているウィーン。
日数を決め集中して観光する場合にはもってこいです。
毎回バッグからお財布を出す煩わしさがないのも嬉しい限り。
今回の旅行では、3日間で15の観光施設に入りました。
交通券も付けたので地下鉄・トラムも乗り放題。
本来なら2万円以上かかったところ、’ウィーンパス’なら一人97ユーロ(¥11,265)
ほぼ半額で済んだことになります(^^)
https://www.viennapass.com/?forceEN=1
公式サイトで購入し、ウィーン空港などの窓口で現物交換します。
ホルダーケースもついていて本当に便利ですよ♪
キャンペーンもしょっちゅうやっているので是非チェックしてみてください。
写真真ん中の小冊子ももらえますが小さな文字(英語)なので読みづらいかも?
事前にサイトで予習しておくことを強くお勧めします(^^; -
楽友協会の黄金の間で行われる’モーツァルトコンサート’は公式サイトから座席を選んで予約。
写真のように日本語ページがあります。
http://www.musikverein.at/konzerte/konzerte.php?lang=jp
おなじみの予約サイト’ベルトラ’は座席が指定できませんが、おまけのCD(15ユーロ)がもらえるようですね。
席のこだわりがない場合は良いかも?
私達は良く観えるボックス席が良かったので今回ベルトラはパス。
C席で一人49ユーロでした。信じられないようなお値段です♪ -
次に予約したのは、カールス教会のコンサート♪
イベントスケジュールによると、曜日によって演目が変わるようです。
私達が選んだのは金曜日恒例の’ヴィヴァルディ 四季’
教会はどこも音響効果が素晴らしいので、本当にお勧めです♪
こちらは2等の自由席なのでベルトラから。(先着順に座れます) -
お値段も2等席で一人31ユーロと、とてもお手頃でした。
約1時間位ですが音楽の都ウィーンならではの貴重な体験ができます♪
カールス教会自体、バロック様式の建物や内部の天井画、装飾などとても見応えがありますよ(普段の入場は有料、確か8ユーロ) -
ブダペストでの予約は写真にある’ラプソディア’というサイトを利用。
ハンガリー方面専門の予約サイトのようで何かと安心です。
スケジュールなど現地の情報もリアルタイムでアップデートされていました。
メインイベントのひとつ、’ドナウ川ナイトクルーズ’は、クルーズ船を事前チェックし、ガラス越しではない’レジェンダ’を選びました(割引で一人15ユーロ)
乗り場がホテルから徒歩5分と近く(マリオット前)、2階席が360度の視界となるため素晴らしい夜景が目の前で繰り広げられます。
http://www.rapszodia.hu/
合わせて、’オペラ座日本語見学ツアー’も申し込みました(割引で一人9ユーロ)
2つ以上の申し込みで割引もあるので、公式サイトから別々に購入するよりお得ですよ(^^
日本語を話す現地ガイドさんもとても親切だったのでお勧めです! -
ブダペストの王宮の丘にある’マーチャーシュ教会’(有料1500フォリント)の入場券も事前に予約。
団体客で入場待ちという口コミが多かったからです。
こちらは公式サイトから(日本語はありません)
http://www.matyas-templom.hu/main.php?Lang=EN
※もう一つ観光客必見の、世界一美しいと言われる’国会議事堂’の内部見学はあいにく2日間ともクローズの日でした・・・(涙)
公式サイトのヴァーチャル映像を見ると本当に素晴らしいので、日程が合えば絶対に予約すべきです(日本語ツアーあり) -
レストラン’オーフェンロッホ’
地球の歩き方にも掲載されている老舗レストラン♪
静かな路地にあり、地元の方にも定評があるようです。
お得な日替わりセットのあるランチタイム(12:00)を予約。
窓側のベストシートが確保されていましたよ(^^)スタッフもみんな親切!
12:30過ぎにはフランスからのマダム団体が来店して一気に賑やかになりました。
ウィーンらしい伝統的な雰囲気と美食が同時に味わえる素敵なお店です! -
カフェレストラン’レジデンツ’
シェーンブルン宮殿内にある優雅なテラス付きレストランです。
広いお店ですが団体もよく利用するので、12:00を予約して少し前に行きました。
ここでも静かで落ち着いたソファシート席に案内されましたよ(^^)
(しばらくすると中国系団体客が多数ご来店・・・)
ウィーンでは老舗のラントマン系列なので、お料理やサービスも良かったです♪ -
どうしても行きたかったブダペストのカフェレストラン’NYカフェ’
’世界で一番豪華なカフェ’として有名なお店です。
ブダペスト到着後の時間(10:00)を予約しましたが、駅でもたもたして20分遅れたら予約が取り消されていました・・・(涙)
入店待ちの行列もできたので今回は諦めて、写真撮影のみ満喫しました!
こうしてみると、やはり人気店は予約(ただし余裕をもって・・・)することが大事ですね。
スタッフにも丁重に扱っていただき良席にも案内されるので♪
もちろん一番大切なのは、笑顔と挨拶、それもなるべく現地の言葉で・・・です(^^)
こんな感じで一通りの準備が無事に終わりました。
次回からはいよいよ旅本番!
これから計画される方やすでに行って来た方にも、ウィーン&ブダペストの素晴らしさをお届けできればと思っています♪♪
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