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皆さまこんにちは!ウォータースポーツカンクンの店長吉田です。カンクンは雨期に入った当初は天気も荒れまして、ジンベエ等キャンセルや未遭遇などちょっとしたトラブルが続きましたが、やっと安定をしてきまして、連日大量のジンベエに遭遇しています。満月の前後は特に増えますので、次回は7月20日前後は期待大ですので、楽しみにいらしてください。<br /><br />さて、今回はちょっとマニアックなご紹介です。<br /><br />弊社の英語ツアーやチチェンイッツア遺跡Specialのチェックインは、お土産屋の中で行っています。<br /><br />お店の名前は弊社のHPでもご紹介していますが「Plaza La Fiesta」といい、カンクンの中では最大の品ぞろえを誇り、価格も周りのお土産屋よりずっと安いという事でお勧めさせていただいております。<br /><br />カンクンに来ると何をお土産にしたらいい?!という質問をいつも受けるのですが、実は店長が好きなぬいぐるみにチョンタル・マヤ語で「SOTO」(ソト)というぬいぐるみ人形があります。SOTOというのは、チョル語で人形をさす言葉で、この人形そのものの固有名詞ではありません。<br /><br />ただ、南部マヤ族の子供たちが小さい時に親が作ってくれて親しむぬいぐるみはこれしかないので、基本的にSOTOというとこの人形をさすことが多くなっています。<br /><br />ぬいぐるみというと女の子のおもちゃの専売特許みたいなイメージがありますが、この人形は男の子も遊ぶヒーローの人形などもあり、男の子/女の子の隔てなく親しまれている人形です。<br /><br />ちなみに、チョンタル・マヤの男の子にとってのヒーローは仮面ライダーでもゴレンジャーでもありません。それは「マルコス副指令」です。ご存知、メキシコでは人口800万を要するマヤ族と、メキシコ政府の間でいざこざが絶えません。もちろん、その理由はすべてメキシコ政府側にあるわけなので、世界の同情も含めた支持はマヤ族にあるわけですが、この民族戦線であるサパティスタ解放軍という民族解放戦線を率いているのが、マルコス副指令なのです。<br /><br />マルコス副指令は、マヤ人ではない白人のメキシコ人です。義憤に駆られてマヤ民族のために立ち上がった白人のため、先住民の為の戦線であるから、白人である自分が長官になるのはおかしいということで、彼は「副」となっていますが、トップは彼です。まー、彼らにとっての「長」はマヤ民族すべてという事になっているわけです。<br /><br />そんな現実のヒーローであるマルコス副指令は大人気で、そのソト人形にもモチーフになって作られています。サパティスタはマスクをしていますので、忍者みたいになっていますが、もし忍者みたいなソト人形を見つけたらそれはマルコス副指令だということ、覚えておくと面白いと思います。<br /><br />基本的には、カラフルな色遣いの自然界に生息する生き物をモチーフとしていることが多いです。デフォルメされたその容姿は、とても愛らしく、また、我々が知っている化繊を使ったぬいぐるみと違い、自然素材であるサイザル麻を使っているので、ちょっとごわごわと、質実剛健で硬質な感じが魅力の一つとなっています。<br /><br />店長、以前はよく道端で南部のマヤの人たちが並べて売っているのを見つける度に一つまた一つと買い足して行っていたのですが、これなかなかカンクンでは買うことが出来ない幻のぬいぐるみでした。<br /><br />ほとんどのチョンタル・マヤの女性は自分で手織りをしたミサンガ等を売っているので、こういうかさばる大きなぬいぐるみはあまり扱いがないのです。<br /><br />なので、お客様に紹介しようにも、そもそも買うことが難しいお土産を紹介したところで意味がないので、これまで表立って紹介をすることが出来ませんでした。<br /><br />が、今回、Plaza La Fiestaでは様々な種類のSOTOを入荷し販売開始をしましたので、やっと晴れて紹介をすることが出来るようになりました(^^)<br /><br />この色使い、、、形、、、まさにマヤ民族のアイデンティティが凝縮された一品です。当然ですが、すべて手作りなので、物によってその表情、形、また色の入れ方すべて一つとして同じものがありません。<br /><br />こういう手のぬくもりを感じる民芸品、、、今でもマヤ民族の間で親しまれている人形は、観光客向けの商品とは違う本物のお土産です。ぜひ、Plaza La Fiestaにいかれましたら、または、弊社のツアーでLa Fiestaに立ち寄りましたら、SOTO人形、手に取ってみて頂きたいと思います。<br /><br />本当に愛らしく、全部ほしくなってしまうこと請け合いです(^^)<br /><br />価格は、150ペソ前後と良心的なのもグッドですね。あ、弊社で配っております10%OFFのクーポンもぜひご活用いただきたいと思います(^^)<br /><br />どうか、皆さま素敵な滞在を!!<br /><br />店長吉田でした<br /><br /><br />

■カンクン発■ カンクンで買う店長お薦めの本物のお土産 By ウォータースポーツカンクン店長吉田

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2016/06/23 - 2016/06/23

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watersportscancun

watersportscancunさん

皆さまこんにちは!ウォータースポーツカンクンの店長吉田です。カンクンは雨期に入った当初は天気も荒れまして、ジンベエ等キャンセルや未遭遇などちょっとしたトラブルが続きましたが、やっと安定をしてきまして、連日大量のジンベエに遭遇しています。満月の前後は特に増えますので、次回は7月20日前後は期待大ですので、楽しみにいらしてください。

さて、今回はちょっとマニアックなご紹介です。

弊社の英語ツアーやチチェンイッツア遺跡Specialのチェックインは、お土産屋の中で行っています。

お店の名前は弊社のHPでもご紹介していますが「Plaza La Fiesta」といい、カンクンの中では最大の品ぞろえを誇り、価格も周りのお土産屋よりずっと安いという事でお勧めさせていただいております。

カンクンに来ると何をお土産にしたらいい?!という質問をいつも受けるのですが、実は店長が好きなぬいぐるみにチョンタル・マヤ語で「SOTO」(ソト)というぬいぐるみ人形があります。SOTOというのは、チョル語で人形をさす言葉で、この人形そのものの固有名詞ではありません。

ただ、南部マヤ族の子供たちが小さい時に親が作ってくれて親しむぬいぐるみはこれしかないので、基本的にSOTOというとこの人形をさすことが多くなっています。

ぬいぐるみというと女の子のおもちゃの専売特許みたいなイメージがありますが、この人形は男の子も遊ぶヒーローの人形などもあり、男の子/女の子の隔てなく親しまれている人形です。

ちなみに、チョンタル・マヤの男の子にとってのヒーローは仮面ライダーでもゴレンジャーでもありません。それは「マルコス副指令」です。ご存知、メキシコでは人口800万を要するマヤ族と、メキシコ政府の間でいざこざが絶えません。もちろん、その理由はすべてメキシコ政府側にあるわけなので、世界の同情も含めた支持はマヤ族にあるわけですが、この民族戦線であるサパティスタ解放軍という民族解放戦線を率いているのが、マルコス副指令なのです。

マルコス副指令は、マヤ人ではない白人のメキシコ人です。義憤に駆られてマヤ民族のために立ち上がった白人のため、先住民の為の戦線であるから、白人である自分が長官になるのはおかしいということで、彼は「副」となっていますが、トップは彼です。まー、彼らにとっての「長」はマヤ民族すべてという事になっているわけです。

そんな現実のヒーローであるマルコス副指令は大人気で、そのソト人形にもモチーフになって作られています。サパティスタはマスクをしていますので、忍者みたいになっていますが、もし忍者みたいなソト人形を見つけたらそれはマルコス副指令だということ、覚えておくと面白いと思います。

基本的には、カラフルな色遣いの自然界に生息する生き物をモチーフとしていることが多いです。デフォルメされたその容姿は、とても愛らしく、また、我々が知っている化繊を使ったぬいぐるみと違い、自然素材であるサイザル麻を使っているので、ちょっとごわごわと、質実剛健で硬質な感じが魅力の一つとなっています。

店長、以前はよく道端で南部のマヤの人たちが並べて売っているのを見つける度に一つまた一つと買い足して行っていたのですが、これなかなかカンクンでは買うことが出来ない幻のぬいぐるみでした。

ほとんどのチョンタル・マヤの女性は自分で手織りをしたミサンガ等を売っているので、こういうかさばる大きなぬいぐるみはあまり扱いがないのです。

なので、お客様に紹介しようにも、そもそも買うことが難しいお土産を紹介したところで意味がないので、これまで表立って紹介をすることが出来ませんでした。

が、今回、Plaza La Fiestaでは様々な種類のSOTOを入荷し販売開始をしましたので、やっと晴れて紹介をすることが出来るようになりました(^^)

この色使い、、、形、、、まさにマヤ民族のアイデンティティが凝縮された一品です。当然ですが、すべて手作りなので、物によってその表情、形、また色の入れ方すべて一つとして同じものがありません。

こういう手のぬくもりを感じる民芸品、、、今でもマヤ民族の間で親しまれている人形は、観光客向けの商品とは違う本物のお土産です。ぜひ、Plaza La Fiestaにいかれましたら、または、弊社のツアーでLa Fiestaに立ち寄りましたら、SOTO人形、手に取ってみて頂きたいと思います。

本当に愛らしく、全部ほしくなってしまうこと請け合いです(^^)

価格は、150ペソ前後と良心的なのもグッドですね。あ、弊社で配っております10%OFFのクーポンもぜひご活用いただきたいと思います(^^)

どうか、皆さま素敵な滞在を!!

店長吉田でした


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  • 素材はSISAL(サイザル)という麻で出来ています。<br /><br />このユカタン半島がスペインの植民地だった時代にプランテーション栽培で世界中の需要を一手に引き受けていた黄金時代から続く伝統の素材です。<br />

    素材はSISAL(サイザル)という麻で出来ています。

    このユカタン半島がスペインの植民地だった時代にプランテーション栽培で世界中の需要を一手に引き受けていた黄金時代から続く伝統の素材です。

  • もともとは、マヤ文明の中で生きる生物がモチーフとして作られていましたが、最近では、マヤの地には生息していない動物なども積極的に作られるようになっています。<br /><br />

    もともとは、マヤ文明の中で生きる生物がモチーフとして作られていましたが、最近では、マヤの地には生息していない動物なども積極的に作られるようになっています。

  • 店長、お気に入りの一つ、フクロウ。<br /><br />ちなみに、すべて手作りです。<br /><br />この為、すべての表情が違っているので、一つとして同じものがありません。マヤの人々は、織物も含めて型紙などを使いません。<br /><br />全てフリーハンドで、頭の中に入っている経験と勘で作り上げています。

    店長、お気に入りの一つ、フクロウ。

    ちなみに、すべて手作りです。

    この為、すべての表情が違っているので、一つとして同じものがありません。マヤの人々は、織物も含めて型紙などを使いません。

    全てフリーハンドで、頭の中に入っている経験と勘で作り上げています。

  • 色使いも大きさも、微妙に違っているのが特徴です。<br /><br />

    色使いも大きさも、微妙に違っているのが特徴です。

  • Plaza La Fiestaの1番の入口近くの棚に展示販売されています。<br /><br />

    Plaza La Fiestaの1番の入口近くの棚に展示販売されています。

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