2016/05/06 - 2016/05/10
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からぱっちさん
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2016年。
15世紀の画家ヒエロニムス・ボスの没後500年を記念する史上最大規模の大回顧展が故郷スヘルトゲンボス(通称デン・ボッシュ)で開催されるという情報をめずらしく夫が教えてくれた。
わが家では、旅行の言い出しっぺ(今年はヨーロッパに3カ月いくぞー!)は夫。
そして、どこに行くか?(よし、オランダ、ベルギー、フランスの3カ国だ!)も夫。
それから、わたしがルート、滞在日程、どこで何を見る食べる、どこに泊まるを調べて、つぎの夫の出番は絞った宿泊先の候補から選んで予約すること。言い出しっぺの割に、じゃあ、何が見たいのさ?については、なんの情報もくれない。わたしの好きに決められるので、楽っちゃ楽だが、イラっとするのも事実です。
さて、その夫が見つけた情報。
作品数は多くないけど、世界中に散らばったボスの作品たちが全部でないにしろ、故郷に戻ってくるなんて、おもしろそうじゃないの?
行きましょう、行きましょう!こんなチャンスは滅多にない。
ヒエロニムス・ボスもデン・ボッシュも知らなかったけどね。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
のっけから、こんな写真が登場しちゃってすみません。
デン・ボッシュの街には彼の作品から3D化されたアートが点在します。
通りだったり、広場だったり、川の中だったり。
ぼーっと写真を撮っていると、たまたま写っていたり。
神出鬼没だわ。 -
この方がヒエロニムス・ボスさんです。
作品とは似つかわしくないとても穏やかなお顔立ちだったようです。
マルクト広場にありまして、右後方に見える緑色の建物がボスさん住んでいた家らしいですよ。今はアンティークのおみせだったかな。
ちなみに、ボスさんは1450年ー1516年までの66年間の生涯をデン・ボッシュで過ごしました。この街を出なかったんですね。 -
水曜日と土曜日はマルクト広場にマーケットがたつよー。
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野菜とか、
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チーズとか、
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あ、またボスさんの3Dアートだわ。
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さて、デン・ボッシュの街にはボスさんの大回顧展のポスターや垂れ幕などがありまして、お祭りムードでした。今年いっぱいイベントが催されるようですが、史上最大回顧展は2/13〜5/8までで、わたしたち本当にそれを目掛けてやって来たんです。
昨日デン・ボッシュに着いて、最終日1日前の混雑が予想される土曜日、北ブラバンド美術館に駆けつけました。
チケットは22ユーロ!日本円だと2,700円くらいですよ。たっかー!などとは言ってられませんね。史上最大回顧展ですから。
そう言えば、チケットを買うとき受付のお姉さんが「この時間の残り2枚だわ」と言っていたのです。時間の発売枚数制限があったのかな、と後で調べてみたら、なんとウェブで販売していたチケットは完売していて、キャンセルが出た分だけ日時時間指定で販売したというではありませんか!びっくりしたー。わたしたち呑気過ぎじゃないか?見れないだろうなんて、全然考えもしなかった。見られて良かったー??
と、ここからいよいよ大回顧展の様子をスタートさせたかったわけなのですが、写真撮影が禁止でした。
ドラマチックにやや勿体ぶった感じで作品を並べていたのですが、会場全体がとても暗くて、見ずらかったです。油絵25点、素描8点が現存する作品数のようですが、スペイン国王がボスの愛好家であったことから、現在も作品の多くがプラド美術館などスペインに保存されています。わたしが楽しみにしていた作品は故郷に凱旋しませんでした。ちぇっ、プラド美術館ケチだな。
とても多くの作品が展示されているような気がしたのですが、よく確認すると後継者たちの作品でした。ただボスと後継者たちの作品を比較したものが何点かあって、人物の表情の豊かさや色彩の違いなどを見比べることができたのはとても興味深かったです。 -
こちらは翌日曜のヒエロニムス・ボスアートセンターです。
かつて教会だったところに、ボスの作品の原寸大のレプリカや3Dアートが展示されています。ここは今年のボスさん没後500年のイベントに関わらず、常設されているところです。
日曜の午後は読書会があるようで、1時半〜3時まで入場できませんでした。タイトなスケジュールだと想定外なことに順応するのが大変なこともありそうです。 -
教会の塔から街が一望できると事前勉強で読んでいたので、まずはエレベーターで最上階へ。
でもガラス張りで外に出ることができませんでした。写真もガラスが反射してよく撮れない。かなりがっかり。写真はデン・ボッシュの象徴といわれる聖ヤン大聖堂だったはず…。
らせん階段で下ることにします。 -
ステンドグラスがこんなに近くに見えた!
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2階まで降りたら、どーんとこんなにがありました。
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上から見るとこんな感じ。
教会なので天井も高くて、何よりとっても贅沢なスペースがあります。 -
モビールが天井から吊り下がっています。
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それでは、ここからざざっとご覧ください。
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こちらはギフトショップ。
昨日の北ブラバンド美術館の回顧展の会場より品揃えがいい感じ。 -
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それにしても、ボスさんの作品が非常に個性的であることは事前学習及び昨日の回顧展でわかりましたが、いったい誰が3Dアートを作ろうなんて思ったんでしょう?
ルネッサンス期の多くの画家が描いた宗教画とは明らかに違うシュールな作品。熱心な宗教家だったといわれているようですが、この小さなオランダの町を出ることなく生涯を終えたボスさん。その深い洞察や想像力、そして人間の愚かさというか滑稽さを表現した作品は、500年の時を経て、どどーんとわたしに響いたことは確かです。
貴重な体験でした。夫よ、探してくれてありがとう。 -
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あら、これもおもしろい。
こういうユーモアがあるのはいいなぁ。 -
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わたしはアートセンターに満足しました。
デルフトのフェルメールセンターほど深くはありませんが、エンターテイメント性があって、おもしろかったです。
今回夫がボスさんの回顧展を見つけなかったら、わたしはボスもデン・ボッシュも知らないままだったかもしれない。楽しみました。 -
ところで、デン・ボッシュの名物はボスさんだけじゃありません。
じゃーん!
ボッシュ・ボーレン! -
シュークリームをチョコレートでコーディングした美味しいケーキ。
ほんと、美味しいの。
これは、ボス・ボスアートセンターの入口左のカフェのもの。
デン・ボッシュに行ったら、絶対食べなきゃダメです。
ちなみに、日曜日でお休みだったのですが、一番人気のお店は駅を背にして100mくらい歩いた右側のお店ですよ。名前を思い出したら、上書きしますね。 -
翌日Vught(デン・ボッシュの隣町)で食べたボッシュ・ボーレン。
どうしても、食べたくなった。
でも…あれ?
やっぱりデン・ボッシュの方が美味しい。
なんでだろう?
昨日のカフェのお姉さんも「ロッテルダムでも食べられるけど、こことは全然違うわね!」と自信満々だったけど、頷けるわー。
回顧展でデン・ボッシュの街が賑わっていたせいかもしれませんが、どうも今まで訪れたオランダの街とは違った印象を受けました。なんていうか、南フランスとかイタリアのブロンズ色に焼けた肌を惜しみなく出したお洒落なご婦人がテラス席でお茶しているような感じです。集まっている人々の人種が違う。気温も上がっていたしな。たぶん普段はもっと静かな街だと思う。きっとこれはヨーロッパ中から、史上最大回顧展を目掛けて、ブルジョワが集まっているせいだ。そうに違いない。わたしたちはミーハートラベラーだけど。
またいつか訪れたいオランダの小さな街でした。
ありがとう、デン・ボッシュ!
ありがとう、ボスさん!
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