2016/02/01 - 2016/02/01
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くろへいさん
2016年1月にベトナム中部を旅してきました。
最近、日本からダナン直行便が飛ぶようになり、益々注目が高いベトナム中部ですが、フンニャケバン国立公園は未だ訪れる旅行者は少なく、深い山に囲まれた一帯は美しい風景が広がっています。
フンニャケバン国立公園は2億5000万年前に形成されたといわれており、アジア最古のカルスト地形により大小300以上もの洞窟が発見されています。
未だその殆どが人跡未踏のジャングル地帯であり、周囲の調査が始まったのはつい最近の事です。
英国洞窟研究協会(British Cave Research Association)通称BCRAによると、人跡未踏のジャングルの中には、未だ発見されてない洞窟は限りなく、1000以上もの洞窟が存在する可能性も否定できないとコメントしています。
現在までに発見されている洞窟の中でも、一般公開されている洞窟は少なく、最も有名なのは世界遺産に登録された”フォンニャ洞窟”と世界最大の”ソンドン洞窟”の2つでしょう。
1991年に発見された”ソンドン洞窟”は、その桁違いのスケールから世界中が驚きましたが、今でも洞窟に入る為には事前の許可が必要とされ、ロッククライミング等洞窟探検に必要な高度な技術を要する事から、未だ探検家のみ立ち入りが許される聖域です。
一方のフォンニャ洞窟は、世界遺産という事もありフエやドンホイから多くの旅行者が訪れています。
さて、今回紹介する「パラダイスケーブ」は2005年にBCRAにより発見、調査。
その際、あまりにも美しい事から、”世界一美しい洞窟”にBCRAにより正式に認定されました。
今回、フエからプライベートカーでフンニャケバン国立公園の洞窟に訪れる際、世界遺産に認定された”フォンニャ洞窟”か”パラダイスケーブ”のどちらにしようか決めかねていました。
決して多くは無い情報の中から”パラダイスケーブ”を選択した理由は以下のとおりです。
1.ライトアップが美しい
”フォンニャ洞窟”のライトは極彩色のど派手ライトに照らされているが、”パラダイスケーブ”のライトアップは自然の色が映えるように工夫されている。
2.自分のペースで歩く事ができる。
”フォンニャ洞窟”の入口に川が流れており、洞窟内に入るにはボートに乗る必要がある。
従って、ボートの船頭の決めたルートで往復しなければならず、事前に船頭と取決めしない限り自分のペースで見る事が出来ない。
3.撮影ができる
何れも洞窟内は暗く、カメラのストロボの光量では撮影範囲が極めて限定される。
従って、三脚にカメラを固定し、レリーズを用いて長時間の露光を行う必要があるが、ボートの上では三脚は使う事が出来ない。
4.観光客が少ない
世界遺産の”フォンニャ洞窟”に比べると、”パラダイスケーブ”は一般的にはマイナー。
従って訪れる人は圧倒的に少ない。
”フォンニャ洞窟”が世界遺産になったのは、”パラダイスケーブ”よりも早く発見されたから。
その後、”ソンドン洞窟”など”フォンニャ洞窟”を遥かに凌駕する洞窟が次々と発見される。
もし”パラダイスケーブ”が先に発見されていれば、間違いなくこちらが世界遺産に認定されていた筈。
という訳で、世界遺産の”フォンニャ洞窟へと向う”日本人や中国人団体ツアーバスを尻目に、更に奥の”パラダイスケーブ”目指してフエから日帰りで訪れました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ティエンドン(Thien Duong)洞窟、通称パラダイスケイブのあるフォンニャケ晩国立公園までは、フエから片道230?。
乗用車で4時間の距離です。
今回は家族旅行で3名と丁度良い人数。
ドライバー付きのプライベートカーをチャーターして日帰りで向います。
午前7時に運転手のケン君が迎えに来ました。
安全運転モットーのケン君の車を、アヒルバイクが追い越していきます。 -
小雨の降る中、ケンちゃんの新車のシボレーは順調に国道を北上。
途中から国道を左折し、嘗てのホーチンミンルート上に建設したハイウェイを通りドンホイ近郊へ
更に山間部に近づくと広大な田園地帯に入りました。 -
今回のチャーター代金は120ドルとツアーに比べると若干高くなります。
(フエ市内からのツアーは30-35ドル/人)
但し、3名参加の場合で比較すれば20ドルしか変わりません。
又、前述したようにパラダイスケイブは人気が無い事から、世界遺産のフォンニャケバンには行けてもパラダイスケイブに行くツアーは非常に稀。
追加料金を払えば行ける場合もありますが、NOT SURE。
日系の旅行会社を利用すると、ひとり125ドルもします。 -
途中、興味深い景色を見つける度に停車してもらい、風景をカメラに収めます。
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多くの農村地帯では、既に農業は機械化されはじめていますが、この周辺は未だ昔ながらの方法です。
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プライベートカーはTam Minh Chauffer Driven Tourist Transport社で手配
http://www.privatecar.com.vn/#_=_
数社で比較したところ、一番安価でレスポンスも一番早く即決
参考までに、欧米人ご用達の”シンカフェ”は同条件で160ドルでした。
「英語ができる運転手さん希望」とのリクエストに対し、ドライバーさんは日本語OK
日常会話レベルなら概ね問題ありません。
英語は非常に流暢なので、基本的には英語での会話となりました。
英語が苦手な人には便利。 -
フンニャケバン国立公園にはいりました。
”フォンニャ洞窟”へはこの辺から左折。
目的地のパラダイスケーブには、更に山の懐に入り、20km以上進みます。 -
のどかな風景です
ドンホイから約65km北東に位置してます。
今回は日程上フエからの強行軍ですが、ドンホイからバイクで来れば1.5時間で来れそうです。 -
洞窟に向う途中の村で昼食の休憩です
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山間の静かな村です。
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運転手のケンちゃんお勧めの食堂。
薪で焚いた火で料理をしています。
ヌードル屋さんですが、魚や野菜が多く、アツアツのフォーに大満足
本当に美味しかった -
小さなキッチンで起用にお料理してます
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揚げ春巻き
これも最高に美味しかった -
ビールが飲みたくなる…
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この辺には食堂が殆ど無いので、お昼になると周辺から多くの村人が食事に訪れます。
村の集会場みたい -
お店で働く(遊ぶ?)女の子
お母さんが料理する様子を眺めています。 -
「写真撮っていい?」
恥ずかしそうに頷いたので、カメラを構えてシャッターを押す瞬間…
舌をベローンと出されてしまいました。 -
おばあちゃんも一緒です
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皆、美味しそうに食べてます。
しかし、本当に此処のフォー(正確にはフォーとは呼ばないとの事ですが、名前は失念)は美味しかった。
訪れる観光客も少ないので、素朴な雰囲気満点。
値段は…忘れたけど、想像した価格の半分程度でした。 -
お腹いっぱいになって、パラダイスケーブ入口駐車場に到着
ケンちゃんお疲れ様でした。 -
入場券購入窓口までケンちゃんが案内してくれました。
ベトナム人料金で買ってくれるかと期待しましたが、外国人料金で買ってくれました。
料金は250,000ドン/人
因みに、世界遺産のフォンニャ洞窟は150,000ドン/人です。 -
チケットを買って鍾乳洞に向います
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鍾乳洞までは1.6km
途中まで電動カートに乗り、終点から20分くらい徒歩で山道を登ります。
電動カートは往復100,000ドン
片道50,000ドンなので、往路の坂道はカートに乗り、帰路の下り坂は歩いても良いかと思います。
歩くと片道30分くらいでしょうか。
因みに、フォンニャケバンの場合は、船代が320,000ドン
こちらは泳いで行く訳にはいきませんので、合計金額では天国洞窟の方が安価になります。 -
電動カートを下車後、更に山深いジャングルの中を15-20分ほど歩きます。
それなりに勾配もあるので、歩きやすい靴がお勧め。 -
大人ひとり入れるくらいの小さな入口から下っていきます。
いきなりの鍾乳石に感動! -
奥の階段の上部が入口
約30mほど階段を下りると、遊歩道はほぼ平らになります。 -
このように奥へと進みます
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どんどん奥に進みます
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大きな空間に出ます
Wikipediaによると、洞窟内の最大高さは100mあるそうです。 -
火星探検みたいです
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照明のセンスが素晴しい
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右下の歩道と比べると大きさが分かります。
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入口から最奥まで概ね1.6km
往復すると3.2kmの工程になります -
あまりにも素晴しいので3時間ちかく居ました。
その間、7-8名の日本人ツアー客とベトナム人の観光客が15-20名程度。
BCRA(British Cave Research Association/英国洞窟調査団体)が公式に"世界で最も美しい洞窟"に認定した割には、訪れる人は殆どいません。 -
日本人ツアーの皆さんは、最後まで達する事無く、途中で帰ってしまいました。
滞在時間45分くらいでしょうか。
嗚呼、勿体無い。 -
誰もいなくなったので、妻がふざけてNessun Dormaのアリアをババロッティー調に歌ったところ、スグに監視員が飛んできました。
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鍾乳石に悪戯書きでもされるかと思ったようです。
下手な歌は歌うけど、危害が無いと分かってくれたようで、暫くは行動を監視していましたが、その内諸々案内してくれるように… -
監視員さんは、英語は全然ダメですが、懐中電灯で照らして一生懸命ベトナム語で説明してくれました。
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結局、最後までエスコート(監視?)してくれました。
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【まとめ】
個人で行くには不便な場所にあるが、フエ市内から各種ツアーが催行されているので、是非機会があればお勧めしたい。
但し、前述しているように、殆どの旅行者は世界遺産に認定されているフォンニャ洞窟を目的としている。
その為、ツアー会社ではフォンニャ洞窟は行ってもパラダイスケーブの催行はしていない事も多々あるらしい。
場所的には、若干離れているので、10ドル程度の追加料金でパラダイスケーブまで特別に連れて行って貰う事も可能らしい。
最も、これも旅行会社や運転手の気まぐれで異なるので、もし条件が合うのであれば、数名でシェアしてプライベートタクシーで行くのが最も便利といえよう。
くろへい自身は、フォンニャ洞窟には行って無いのでどちらが良いか判断は出来かねるものの、フォンニャ洞窟方面への道路には団体客を乗せたバスが何台も通って行くのを見ており、おそらくは随分賑やかな洞窟探検になると予想した。
静かにゆっくりと自然の造型した洞窟を味わいたいのであれば、迷わず”世界一美しい”と認定されたパラダイスケーブだろう。
洞窟観光の利点は、天候や季節に関係なく観光出来ること。
尚、洞窟内での撮影は、長時間の露出が必要なので、じっくりと撮影したい人には三脚は必需品である。
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