2016春の皇居乾通り一般公開と東御苑の桜

2016/03/27 - 2016/03/27

2年ぶりに開催された春の皇居乾通り一般公開へ行ってきました。
桜の花はまだ咲いていないと知りつつも、来年は実施されないとのことなので、出掛けたのですが、やはり桜は一分から二分咲き程度でした。
桜の花が咲いていないせいか、人出は少なく、ほとんど待つこともなく乾通りを通り抜けることが出来ました。
その後は、皇居東御苑で見頃を迎えている早咲きの桜や、六義園の枝垂れ桜を楽しませてもらいました。

表紙の写真：左側２枚は乾通りの桜、右２枚は東御苑の桜

2年前の一般公開の様子はこちらをご覧ください。
http://4travel.jp/travelogue/10874329

エリア 丸の内・大手町・八重洲(東京)

東京メトロ千代田線二重橋前駅から皇居に向かいます。　１０：４０頃

この日の天気予報は曇りでしたが、青空も広がりお花見日和となりました。

皇居前の様子

「あれ、いつもと違う」
乾通りの一般公開には３度来ましたが、この日が一番行列は短いです。
これまでは、二重橋からさらに左（桜田門近く）まで回らされましたが、今回はショートカット。

坂下門の手前で手荷物検査とボディーチェックを受けますが、ここもスムーズに流れていました。

これまで実施された春と秋の乾通りの一般公開は５日間でしたが、人出も多いので今回は７日間に伸ばしたそうです。
また、桜の開花予想を参考に３月２５日〜３１日に開催することとなったのですが、寒の戻りがあって桜の開花は進まない中での一般公開となりました。

皇居外苑 公園・植物園

坂下門から乾通りへ入ります。　１０：５０頃

宮内庁のＨＰに待ち時間が載っていて、この時も１０分程度の待ち時間とありましたが、待つというよりも歩くのにかかる時間でした。

2年前は、ここまで1時間40分ほど掛かりましたので雲泥の差です。

皇居 一般参観 名所・史跡

皇居　宮殿

宮内庁庁舎

昭和１０年（１９３５）に建築された建物。
庁舎３階は、昭和２７年（１９５２）に改装され、昭和４３年（１９６８）の宮殿落成までの間，仮宮殿として使用されていたそうです。

2年前の一般公開２日目には、天皇陛下がこの庁舎の窓から大勢の人が楽しんでいる様子をご覧になり、喜んでいらっしゃったそうですが、ひょっとしてこの日も？

皇居 一般参観 名所・史跡

皇居乾通り

乾通りは、坂下門から乾門の約７５０ｍで、染井吉野５２本、サトザクラ５本、シダレザクラ３本、ヤマザクラ系１２本、ヒガンザクラ４本の合計７６本の桜があるそうです。（千代田区のＨＰより）

皇居乾通り

しかしながらこの日、ソメイヨシノは１分から２分咲きとのことです。

皇居乾通り　蓮池濠の石垣と桜

皇居　山下通り

こちらへは入れません。

皇居乾通り

もう少し咲いていると絵になるのですが。

皇居乾通りの桜

皇居乾通り

皇居乾通り　局門

皇居乾通り　長屋門

皇居乾通り　長屋門

皇居乾通り　長屋門

皇居乾通り　長屋門の近くの桜

皇居乾通り　道灌濠

２年前は、この辺りの桜が素晴らしかったのですが。

皇居乾通り

外国人が多いこともあって、英語でアナウンスをする婦警さん。
なかなか上手な英語でした。

皇居乾通り　乾濠と桜

皇居乾通り

中ほどを過ぎた辺りにようやく咲いている桜がありました。

皇居乾通りの左手に咲いている小彼岸桜

皇居乾通りの左手に咲いている小彼岸桜

皇居乾通りの左手に咲いている小彼岸桜

皇居乾通り　江戸彼岸桜

皇居乾通り　江戸彼岸桜

皇居乾通りの右手の八重紅枝垂れ桜

この付近の小彼岸桜、江戸彼岸桜、八重紅枝垂れ桜が一番咲いていました。

皇居乾通り　乾門の横の桜

皇居乾通り　乾門　１１：１５頃

ゆっくり歩いても２５分ほどで出口の乾門まで到着です。
樹木の手入れがされるため、今秋と来春は一般公開が中止だそうです。

乾門 名所・史跡

北桔橋門前から眺める乾濠と乾通り

桜の花が咲き揃うと綺麗なのですが。

皇居東御苑 公園・植物園

北桔橋門から東御苑に入り左手にある桜

こちらの桜は結構咲いています。

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑のソメイヨシノ

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑のソメイヨシノ

こちらのソメイヨシノは随分咲いていますね。
日差しもあって綺麗です。

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑の天城吉野

大島桜に似た白い花です。

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑の天城吉野

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑の天城吉野

乾通りの桜がまだでしたので、こちらの桜を楽しむ人が多かったです。

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑の天城吉野

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑の天城吉野

大島桜よりも花が大きいです。

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑　天守閣跡

江戸城の天守閣は、二代将軍秀忠の代の慶長１１年（１６０６）から２年にわたり建設され完成。
その後、たびたび修築され、寛永１４年（１６３７）三代将軍家光の代に、江戸幕府の権威を象徴する国内最大の天守閣が完成。
地上からの高さ５８ｍ、天守閣の基礎石積みは４４ｍ四方、高さ１８ｍで、その上に外観五層、内部６階の天守がそびえていたそうです。

明暦３年（１６７５）の大火で焼失した後は再建されておらず、石垣だけが残っていてます。（現在の石垣の高さは約１０ｍ）

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑の中ほどにある越の彼岸

あまり聞いたことのない名前なので調べてみると、
花は中輪、一重咲きで淡紅色。開花期は３月下旬。
江戸彼岸系の雑種で富山県で多く見られる桜だそうです。

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑の中ほどにある越の彼岸

染井吉野の様に葉に先立って花が咲き花着きもよい美しい桜とありました。

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑の中ほどにある越の彼岸

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑の中ほどにある越の彼岸

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑の中ほどにある越の彼岸

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑の中ほどにある越の彼岸

青空に淡いピンク色の花が映えます。

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑　松の廊下跡の近くに咲く天城吉野

低いところに花が咲いているので桜と一緒に写真を撮るにはもってこいです。

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑　松の廊下跡の近くに咲く天城吉野

まさに満開と言って良さそうです。

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑　松の廊下跡の近くに咲く天城吉野


大きな花です。

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑　松の廊下跡の近くに咲く天城吉野

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑　松の廊下跡の近くに咲く天城吉野

綺麗な桜の花と一緒に写真を撮りたいのは分かりますが、枝に手を掛けて引っ張るのは止めてほしいですね。
外国人にもマナーを教えるべきですね。

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑　松の廊下跡の近くに咲く椿寒桜

こちらはそろそろ終わりかけで、残っている花が少なかったです。
原木は愛媛県松山市居相町・伊予豆比古命神社（椿宮）に栽培されていることから名付けられたそうです。

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑　他にも見頃を迎えている桜がありました。

皇居東御苑 公園・植物園

皇居東御苑　大手門へ向かう途中にて

女性陣が群がっているのはボケの花です。

皇居東御苑　大手門に向かう途中のボケの花

花の名前をご存じない方がいたので教えてあげたら感謝されました。

大手門から出ました。　１２：００頃

午後は、六義園へ行ってみることにして東京メトロ東西線で大手町駅から飯田橋駅乗換、南北線で駒込駅へ向かうことにしました。

大手門 名所・史跡

ランチは飯田橋駅で乗り換えるついでに神楽坂へ

神楽坂　鳥茶屋別亭でいただいた親子御膳

平日は親子丼の単品もありますが、土日は御膳になります。
ここはうどんすきでも知られる店ですが、全国親子丼コンテストで金賞を受賞したそうです。

３０分ほど待たされたのは、嵐の二宮君が出演していた「拝啓、父上様」の舞台になった店だからでしょうか？

鳥茶屋 別亭 グルメ・レストラン

神楽坂　善国寺の石虎

都内で唯一といわれる石虎は、嘉永元年（１８４８）に地元の住民から寄進されたもので、安山岩製で像高は阿形（右）が８２ｃｍ、吽形（左）が８５ｃｍ。
毘沙門天信仰から住民が虎を寄進したものだそうです。

京都の鞍馬寺にも虎が安置されていますね。

善国寺 石虎 名所・史跡

神楽坂　善国寺（神楽坂毘沙門天）

創設は、桃山時代末の文禄４年（1595）。
江戸時代から信仰を集める毘沙門天立像は木彫３０ｃｍ、室町時代の作といわれるが不詳。
加藤清正の守り本尊だったとも、土中から出現したとも言われるそうです。
（解説より）

善国寺 寺・神社・教会

六義園　染井門　１３：５５頃

地下鉄南北線で駒込駅下車。
この日は、染井門(裏門）が開いていましたが、数十ｍの行列が出来ていました。

六義園 公園・植物園

六義園の枝垂れ桜

皆さん、この枝垂れ桜を見に来られています。
気の周りにはロープが張られていますが、手を伸ばせば桜に触れることが出来るので、ガードマンが立って注意をしていました。
外国人向けに「Don't touch cherry blossom」とも言っていましたが、中国語での注意が必要なのではないでしょうか。

六義園 しだれ桜 名所・史跡

六義園の枝垂れ桜

着物姿のご婦人もいらっしゃいました。

六義園 しだれ桜 名所・史跡

六義園の枝垂れ桜

解説には、昭和３０年代に東京都によって植栽されたもので、樹齢はまだ６０〜７０年ですが、高さ約１５ｍ、幅約２０ｍだそうです。

六義園 しだれ桜 名所・史跡

六義園の枝垂れ桜

六義園 しだれ桜 名所・史跡

六義園の枝垂れ桜

満開時の薄紅色の滝のような姿は圧巻です。
多い時には１日３万人の人が訪れるそうです。

六義園 しだれ桜 名所・史跡

六義園の枝垂れ桜

六義園 しだれ桜 名所・史跡

六義園の枝垂れ桜

六義園 しだれ桜 名所・史跡

六義園の枝垂れ桜

六義園 しだれ桜 名所・史跡

六義園　蓬莱島と臥龍石

五代将軍・徳川綱吉の信任が厚かった柳沢吉保が元禄１５年（１７０２）に築園した和歌の趣味を基調とする回遊式築山泉水の大名庭園。
明治時代に入り三菱の創始者岩崎弥太郎の別邸となり、昭和１３年に岩崎家より東京に寄付され、昭和２８年に国の特別名勝に指定されています。

六義園 公園・植物園

六義園　吹上茶屋の横からの眺め

六義園 公園・植物園

六義園　藤代峠の山頂付近からの眺め

園内で一番高い築山で標高３５m、頂きは「富士見山」と呼ばれ素晴らしい展望が開けます。

六義園 公園・植物園

六義園　内庭大門　１４：４５頃

正面玄関から入園するとこの門を潜り、目の前に枝垂れ桜が飛び込んできます。
この日は、裏口から入り表口から失礼しました。

六義園 公園・植物園

旧古河庭園　１５：１０頃

東京メトロ南北線・駒込駅から隣の西ヶ原駅まで乗車してやって来ました。

旧古河庭園 公園・植物園

旧古河庭園

ここは洋館とバラの写真でよく知られていますが、桜の木は少ないです。

旧古河庭園 公園・植物園

旧古河庭園の桜

枝垂れ桜でしょうか。

旧古河庭園 公園・植物園

旧古河庭園　洋館と桜

うまく一緒に撮れませんでした。

旧古河庭園 公園・植物園

旧古河庭園　洋風庭園と石造りの洋館

５月になれば、ここはバラの花で埋め尽くされますね。

旧古河庭園 公園・植物園

旧古河庭園　日本庭園の雪見灯籠

心字池を中心に大滝、枯滝などが配され、明治・大正期の庭師、植治の作として有名だそうです。
　

旧古河庭園 公園・植物園

旧古河庭園　洋館の玄関と桜

こちらはソメイヨシノのようで、まだ咲き始めと言ったところでした。

東京の桜は、いよいよ見頃となりそうです。
パッと咲いてパッと散る桜もいいですが、じわじわと咲く桜もまた良しですね。

（おしまい）

旧古河庭園 公園・植物園