2016/01/03 - 2016/01/03
13位(同エリア148件中)
かっちんさん
天竜浜名湖鉄道天竜二俣の旧機関区に、昭和15年に開通した国鉄二俣線当時の転車台や扇形車庫、鉄道備品を集めた鉄道歴史館などがあります。
転車台では車両をのせて動かすところが見られ、天竜二俣駅では開業当初の古い駅舎とプラットホームが見られます。
鉄ちゃんだけでなく、親子連れにも人気のある見学ツアーは毎日開催されています。
昭和を思い出すことができる鉄道施設が十分揃っています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
転車台&鉄道歴史館見学ツアー(ポスター)
昭和15年開通の国鉄二俣線当時から使われてきた鉄道施設の見学ツアーが、天竜二俣駅で毎日開催されています。
年末年始は13:50〜1時間ほどの見学です。 -
天竜二俣駅
きっぷ売り場で、ツアー料金大人200円を支払います。
集合場所はこのあたりです。 -
見学記念硬券
ツアーに参加すると記念にもらえます。
転車台と扇形車庫写真のケースに硬券が入っています。 -
これが見学記念硬券
では、駅構内を通り転車台の施設へ向かいます。 -
国登録有形文化財のプラットホーム
昭和15年に建設された上屋とホームです。 -
古レールの柱
八幡製鉄所にて製作された古レールが使用されています。 -
イチオシ
列車が勢揃いしている車庫
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イチオシ
昭和の風情を感じるプラットホーム
SLが走っていた当時、長い編成の客車が停車していた名残りが、ホームの途中から低くなっていることでわかります。
現在はディーゼルカーが1or2両で走っており、停車する範囲のホームが高くなっています。 -
車両のヘッドマーク「ちみくる」
車庫に通じる通路に、2012年の夏休みスタンプラリー「言子(ことこ)をさがそう」で車両に付けられた12種類のヘッドマークが展示されています。
「ちみくる」とは遠州弁の「つねる」という意味で、こんなことを言ってます。
「僕の名前は ”ちみくる”だよ。
授業中に寝ていると姿を現してみんなを起こすからね。ちょっと痛いかも?」
「ミナの森」は、浜松市天竜区水窪町で2008年に廃校になった「西浦(にしうれ)小学校」を拠点に、”遠州弁”を共有する静岡県西部にて、イベント、音楽ライブ、地場産品の販売など、地域活性化のプロジェクトです。
「言子(ことこ)」とは言葉に宿る妖精です。 -
どっしりとした貯水槽
昭和15年ごろの鉄筋コンクリート造り、高さ11m60cmの高架貯水槽です。
以前はSLの炭水車への給水に使われていました。 -
天竜二俣旧機関区(運転区)の施設配置図
これから、運転区事務所、浴場、転車台、扇形車庫、鉄道歴史館(扇形車庫内)などを見学します。 -
見学ツアーの一行
当日15名ほど集まり、女性職員が案内してくれます。 -
運転区(車両区)事務所
外観だけの見学です。 -
運転区事務所
木造平屋で一部が二階建てとなっています。
外壁は杉板縦張り、ガラス窓は格子桟付の木製です。 -
広い浴場
SL全盛期の頃、煤で真っ黒になり油まみれになった機関士たちが仕事を終え、体を洗った浴場です。
今はその必要がなくなり、イベントで使われたヘッドマークが展示されています。 -
天竜浜名湖鉄道開業祝のヘッドマーク
天竜浜名湖鉄道は国鉄二俣線から引き継ぎ、昭和62年3月15日に営業開始しました。
では、これから転車台が実際に動くところを見学します。 -
転車台に進入するディーゼル車両
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車両が回転可能な桁と台上線に載り停止
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係員が転車台の運転室に入ります
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桁が円周軌道に沿って動きます
運転室からモータを制御し動かします。 -
隣の地上線(線路)の位置でとまると、車両が出ていきます
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イチオシ
昭和15年に造られた転車台と扇形車庫
転車台はSLの進行方向を転換するために造られたものです。
扇形車庫は転車台を中心に扇形に造られ、車庫の設置面積とポイントの数を大幅に節約できる特徴を持っています。 -
イチオシ
転車台の運転室
運転室には、電車のマスコンのようなコントローラーが見え、駆動するモータを制御します。
外にある大きな操作レバーは、台上線と地上線をロックさせる鎖錠装置です。 -
転車台から見た駅構内
桁の中央に設けられたやぐらの上に集電装置があり、ここからモーター駆動用の電気を取り入れています。 -
扇形車庫から見た転車台
台上線と地上線が鎖錠装置によりロックされています。 -
運転室下の車輪
モータの駆動により車輪が円周軌道を動き、車両がのる桁が移動します。 -
今でも使われている扇形車庫
SLが車庫に入っていた当時、頭上の屋根各々に煙突があったと思います。 -
腕木式信号が残されています
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イチオシ
C58形
昭和46年3月まで国鉄二俣線には、C58形SLが走っていました。 -
鉄道歴史館の駅務室
扇形車庫の工作室だったところが、鉄道歴史館になっています。 -
乗車券保管箱
昔は硬券が収納され売っていました。
当日の売り上げ金は、発売した券番号の差を見て確認していました。 -
日付印字機とはさみ
きっぷに印字する時のカチャッという音が懐かしいです。 -
運賃表
最安運賃が30円なので、昭和40年代の運賃表ですね。
平成28年現在の天浜線では200円なので、7倍弱になりました。 -
昔の信号設備
タブレット(通票)、通票閉塞器などがあります。 -
国鉄時代の駅名板
旧国名の遠江(とおとうみ)を使った懐かしい駅名板です。
現在は、遠江桜木が桜木、遠江森が遠州森になっています。 -
鉄道気象告知板
警戒標識です。
赤は乾燥・高温・風、緑は雪、青は雨、橙はそれ以外に使われていました。 -
合図灯
駅員が列車の発車・停止などを車掌・運転士に合図するときに使うものです。
昔の合図灯は大きかったですね。 -
鉄道員の腕章
伝令者は初めて聞きました。
調べてみると、故障列車を救援する時に、1列車しか入れない閉塞区間に伝令者を乗車させて救援車を向かわせるので、そのときに使います。 -
信号反応器
この装置は初めて見ました。
昔は「信号てこ」を倒して、ワイヤーで連動した腕木式信号機の腕木を45度傾け「進行」を標示させ、その状態を目で確認していました。
腕木式信号機が見通しの悪い場所に設置されている場合、この信号反応器を近くに置き、てこ操作の確認に使ったそうです。 -
国鉄の鉄道路線図
かっちんも学生時代に鉄ちゃんを始めたころ、鉄道路線図をもらったことがあります。
今では廃止された路線や駅がたくさんあり、宝物になってしまいました! -
DISCOVER JAPAN
学生時代にミニ周遊券をよく使っていました。 -
干支の記念きっぷ
毎年、干支の記念きっぷが発売されています。 -
干支の記念きっぷ
前年の11月から2,000枚限定で販売し、翌年中のどこか好きな日に乗れる1日フリー券です。
地元天竜ひのきの端材を使っているので、人気のきっぷです。 -
SL C58
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東海道線開通当時のレール
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加熱炉
国鉄時代に、SLの部品や整備作業に使う特殊な工具を、この加熱炉で鉄を加熱し製作していました。 -
ボール盤
SLの部品を製作したり加工に使われていました。 -
往復水冷式空気圧縮機
何に使ったのでしょうか? -
消防車かな
終わりに
転車台、鉄道歴史館を見学していると、昭和の思い出がたくさん出てきました。
この後、昭和の町を訪れます。
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