九州へ～（後編）さんふらわあぱーる、阪神、吹雪～

2016/01/06 - 2016/01/09

　別府からの帰路は、西大分港から神戸港までフェリー、関西では大阪城と神戸の南京町をぶらぶらして帰ってきました。その様子です。

エリア 大阪城・京橋(大阪)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: JALグループ JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

　竹瓦温泉から、歩いて別府駅に向かう途中、駅前高等温泉がありました。ここは大学四年の九州旅行の時、気にいって二日続けてきました。今はなくなった九州ワイド周遊券での旅でした。当時は入浴料100円でしたが、今は200円になりました。それでも安いですね。
　ここの湯にはつかりませんでしたが、手湯があり、二人で手を浸してきました。最後の最後まで別府の湯を堪能しました。

　そうだ、別府駅のホームはこんな看板だったと思い出しました。両隣の駅がわからんべやと20ウン年前につっこみを入れました。
　別府駅から鉄道で西大分駅へ。西大分駅から歩いて港を目指します。

　西大分駅からフェリーターミナルへは、歩いて10分くらいでした。駅を出ると案内看板があり、迷わず来ることができました。
　駅と港の間には、新湊温泉がありました。さすがに温泉県ですね、大分は。

　この日の夕食は、別府のトキハというデパートの地下で弁当等を買ってきました。なまこ酢、とり天等を船の中で食べました。

　同じ船室には、初老の男性三人組がいました。船中二泊の弾丸旅行で赤穂や姫路を観光してくるそうです。彼らの話では、金曜の夜発で日曜の朝に帰る弾丸旅行が結構人気あるようです。こうした会話が船旅の良さですね。

　西大分港を19時半に出て、翌朝の7時55分に神戸港に着く船旅は、長くなって寝られるのがいいです。風呂もついています。
　別府の夜景が船上からきれいに見えました。きれいな曲線を描いた別府湾のような場所は、鰈がよく釣れそうだと思いました。ですから、城下かれいが名産なのでしょうか。

　だんだん夜が明けてきました。6時40分頃、明石海峡大橋の真下をくぐりました。

　いよいよ神戸港に接岸です。
　「エンジン音とアンタのいびきがうるさくて眠れなかった。」と妻の弁。

　芦屋駅で妻は高校時代の友達と落ち合い、私はしばし一人旅。京都に行こうか姫路に行こうか思案しましたが、大阪城に行こうと決めました。大阪城北詰駅から歩いて15分ほどかかりました。

　「あれっ、おら、どこに来たんだべ？」
　大阪城でも韓国人旅行者が多くいました。エレベーターでは、韓国語で案内をしていたほどでした。

　ふと奇妙なことに気づきました。
　「何で韓国人は、自国を侵略しようとした人の城に来るんだべ？」と。　そういう人の城だから見に来たのだべか？それとも、そこまで深く考えず、大阪だから城という感覚で見に来たのだべか？

　天守閣のてっぺんから梅田方面をのぞみます。別府よりも関西の方があったかいような気がします。
　その旨を話すと、妻の友達は「今年は変で、すごくあったかい。例年ならもっと寒いのに。」といっていました。

　大阪城北詰駅から北新地へ。歩いて大阪駅に行きます。何年ぶりの大阪でしょうか。金券ショップがやたら多かった印象があります。JALの旭川大阪線が運休になってから、関西に来ることはめっきり減りました。

　梅田まできました。阪神デパートなんて北海道にはないです。ここで夕飯用の弁当を買いました。煮だこが入っていましたが、すごく柔らかかったです。

　妻との待ち合わせ時間を考えると、京都行きは無理と判断し、神戸南京町に行くことにしました。
　土曜のせいか、元町駅を出たらすごい人込みでした。

　せっかく来たのはいいですが、店はどこも満席。店先で胡麻団子を食べたのがせいぜいでした。

　早くも春節祭の飾りも。

　「この列、何だべ？」
　元町駅前のコロッケ屋で1つ90円の買い食いをしました。ちなみに、使われているじゃがいもは、道産だそうです。

　大阪から芦屋に戻り、妻と合流しました。妻の友達も関空へ見送りに来ることことです。
　大阪駅の発車メロディー「やっぱ好きやねん」は大阪らしくていいですね。JR北海道もこうした遊び感覚があってもいいんでないかい。
　関空快速で空港へ。この電車、関空行きと和歌山行きの編成があります。我々は和歌山行きの車両に乗ってしまい、日根野で慌てて関空行きの車両に移動しました。

　新今宮で通天閣が見えました。

　関西空港は同じターミナルで国内線と国際線の乗り継ぎができるので、私は好きです。羽田空港から成田空港への移動が金もかかり、面倒なのです。

　マニラ行きでしょうか、フィリピン航空が出ていきました。

　「さて、帰るべか。」
　離陸してすぐ、眼下に古墳が見えますが、今回はかすんでよく見えませんでした。

　白山が見えてきました。福井付近です。

　定刻よりも5分くらい遅れて新千歳空港につきました。気温は氷点下3℃。機内から出た時、空気がひんやりしていました。
　新千歳から旭川行きで帰ります。札幌から特急になりますが、滝川・旭川方面に乗り換えなしで行けるので大変便利です。しかし、3月のダイヤ改正で旭川から新千歳に乗り入れる列車は、廃止になる模様です。

　乗り換えで滝川で特急を下りたら、滝川は吹雪でした。

　芦別駅に停車中の新得行き列車です。楽しい旅行でしたが、こういう中に身を置くと、気持ちが落ち着きます。やっぱり、道産子なんですね。