【α】『沖縄4泊5日レンタカー付き　33,850円』の実力は？

2015/12/16 - 2015/12/20

12/16〜20（水曜〜日曜）、沖縄本島4泊5日レンタカー付きで33,850円という格安ツアーを利用してみました。

エリア 恩納・読谷(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: JALグループ

一般的に格安ツアーというと、成田発着、ＬＣＣ、バジェット系ホテルに素泊まりして、シングルやセミダブルのベッドに２人で無理して寝て、レンタカーは免責保証料別で現地追加徴収が数千円というのが当たり前です。
確かに、旅行情報サイトで調べると、安いツアーは\26,700というのがありました。
しかし、このツアーを選んだらどういうことになるのか、想像してみましょう。
まず、羽田空港よりも往復で3000円ほど余計に料金がかかる成田空港に行きます。
これでもうツアー代金は、\26,700ではなく\29,700になったようなもので、格安感がだいぶ薄れます。そして過激に狭いＬＣＣに乗るのですが、座席の事前指定は有料（2000円）と聞いていたので、もちろんそんな料金を払ってまで事前座席指定をしなかったら、当日の搭乗手続きで割り当てられた座席は連れと離れ離れ、しかも3人掛けの真ん中席。
那覇までの3時間、外の景色も見えないし、トイレも行けない、連れとも話せない、そして膝頭が前の席の角にゴリゴリ当たって痛い、そんな苦難のフライトを耐え抜きます。
那覇空港に着いてレンタカーの手続きをしたら、5日間の免責保証料は\8,100で、しかも加入必須と言われ、2人で\8,100を支払います。一人\4,050の追加負担は痛い。
そしてこの時点でもう、本当のツアー代金は\26,700ではなく\33,750です。
那覇の安ホテルにチェックイン、ツインかダブルへ、奇跡のアップグレードを期待するも、格安ツアーにポジティブサプライズはありません。
予約した通り、シングルルームのキーを渡されます。
しかも、ベッド幅122cmって、たしかに、かつて国鉄を走っていた寝台急行銀河のベッド幅が52cmだったことを考えると、122cmに二人で寝ることは完全に不可能ではないのでしょうけど、それでも衝撃的な狭さです。それが、4泊続きます。

とりあえず、どこかツアー内容を良くしようと予約段階で思ったなら、成田発着ではなくほぼ同じ内容で羽田発着というツアーがあります。
飛行機もスカイマークなのでＬＣＣよりはちょっとマシです。
しかし、料金は\30,800。前述の\26,700より\4,100アップです。
成田までの余分な交通費を\3,000削減できる代わりに、\4,100アップですから、羽田発着にすることの実質的な料金上昇は\1,100ということになります。
それでも、成田までの移動の時間と手間（成田空港内でも徒歩やシャトルバス移動が必要）を考えたら、実質\1,100高くても羽田発の方が良いでしょう。
つまり、羽田発着の最安値ツアーは、\30,800に免責保証料（一人負担分）\4,050を加えた\34,850ということになります。
しかし、ベッド幅122cmのシングルに二人寝るというところは、ちっとも改善されていません。ツインにアップグレードするというオプションもありましたが、一人当たり1泊につき\1,000〜\1,500の追加料金となり、また、往路や復路に土日が含まれると、それぞれ\2,000〜\7,000の追加料金があり、結局のところ旅行情報サイトで見つけた\30,800は、本当は４万円以上であるということが判りました。
最初の「最安値＝\25,200」とは随分かけ離れた料金になっています。

結局のところ、格安ツアーの「格安」なんて大嘘！
必要なパーツを組み込んで行くと、結構な値段になってしまうものだ！
と、ガッカリした人も多いはずでしょう。
しかし、αρκαδιαが求める格安ツアーは、そういう質の低いまがい物では困ります。
「高品質＆低価格」これが必須条件です。

そこで、こういう風な条件でαρκαδια流ツアーを探してみることにしました。
発着空港：羽田限定
航空会社：ＪＡＬかＡＮＡ
宿泊：１泊目を那覇のシティホテル、２〜４泊目をリゾートホテル

一般的な旅行情報サイトだけでなく、自分が考えられる限りのツアー検索を駆使し、こういうツアーを予約しました。
・ 羽田〜那覇：ＪＡＬ便（事前座席指定で窓側席確保）
・ レンタカー：オリックスレンタカー（1300ccクラス）滞在中
・ 1泊目：ＪＡＬシティ那覇（ツイン／素泊まり）
・ 2泊目：リザンシーパークホテル（ツイン／朝食付き）
・ 3泊目：日航アリビラ（ツイン／朝食付き）
・ 4泊目：沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ
これで、\33,850です。

それでは旅に出ましょう！

出発は仕事の関係で昼の飛行機。

初日の予定は、那覇の友人と会って忘年会なので、昼出発で十分です。

それに、閉店まで飲んでるつもりなので、翌朝の朝食も無しにして、睡眠を優先しました。

那覇空港に着くとオリックスレンタカーで車を受け取ります。

配車されたのは、日産ノートでした。

夕方にホテルＪＡＬシティ那覇にチェックイン。

ここの難点は、駐車場が高いことです。
１泊あたり1500円。
国際通りに面した超便利な立地なので仕方ないのでしょう。

部屋に荷物を置くと、ライブ居食屋「金城（かねしろ）」さんへ。

このソーキはスパイシーですが、美味でした。

トンカツです。

ビールのおつまみに非常に良いです。

２日めは、南部を観光。

遅い朝食にと寄ったのは、「茶処 真壁ちなー」さん。

古民家ｃａｆｅで、沖縄そばが美味です。

スープ飲みきりの美味しさでした。

外観はこんな感じです。

戦災でも消失を免れた幸運の建物です。

南部の「食」といったら、あちこーこーの「天ぷら」です。

「なかよし食堂」さんは、天ぷらの人気店です。

沖縄の天ぷらは、江戸前の天ぷらよりは、西洋のフリッターに近いものです。

それから、世界文化遺産である「斎場御嶽（せーふぁうたき）」も行きました。

世界遺産登録されてからは、久しく足が遠のいていました。
なぜかというと、駐車場がめちゃめちゃ遠くなったから。
夏は、とくに以前の近さを知ってるとなおのこと、駐車場から斎場御嶽まで歩く根性が湧きませんでした。

しかし、今回は冬。あるけましたー！

それから、戦跡にも行きました。
海軍司令壕跡です。

内地の人はこれを見て、「戦争はよくない」と言うけれど、
「良くない」「やらない」ではなくて、

「どうやったら戦争をしなくて済むのか？」
「どうやったら、軍備なんて持たずに済むのか？」

その辺を、もう少し真剣に考えるべきだと思います。

そうすれば、辺野古移転だのディズニーランド誘致だの、そういう議論にはならないでしょう。

２泊目は、リザンシーパークホテルに宿泊です。

全般的に、外国人の団体客が多く、賑やかな雰囲気です。

インド資本になってからなのか、部屋の匂いはちょっと日本人に馴染まない感じでした。

夕飯は、恩納村の「しまぶた屋」さんへ

アグー豚のしゃぶしゃぶ

それに、トンカツのコースです。

リザンの外観はこんな感じでした。

客室数８００の巨大ホテルです。

３日目は恩納村周辺をドライブ。

冬でも晴れると海が青くてきれいです。

恩納村周辺でのお薦めは「おんなの駅」という、道の駅みたいな施設。

屋台っぽい感じで、色々と食事ができ楽しいです。

そして、３泊目のホテル、「日航アリビラ」にチェックイン。

３万円台前半のツアーで、このホテルが利用できるのは、異例中の異例でしょう。

文句なしの設備

文句なしの開放感

荘厳さすら感じるデザイン

窓からの景観も素晴らしいです

フレンチトーストが充実した朝食、非常に好きになりました。

日航アリビラの美しすぎるチャペルに見とれながら、ホテルをあとにしました。

ラスト４泊目は、沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ。

夕食はガーデンＢＢＱを選んでみました

プールサイドが広く開放的で良いホテルです。

朝食は２会場。
私は昨夜のガーデンＢＢＱのお店を選びました。
プールサイドで朝食です。

沖縄4泊5日レンタカー付き、\33,850の実力は、なかなかのものでした。

次はいつ発売されるのかな。

楽しみです。

大満足を胸に、嵐ジェットで羽田へと帰りました。

この旅行記へのコメント （1）

• にゃん吉くん１２さん 2015/12/23 21:10:32

  参考になりました。

  楽しく拝見させていただきました。
  この値段で超クオリティーの高いホテルが泊まれるプランは初めてです。
  毎年沖縄には行っているので是非とも参考にしたいと思います。
  貴重な情報ありがとうございました。