2015年 チロル3つの谷とエーアヴァルト【2】 トップオブチロルとエルファーシュピッツェ（シュトゥバイタール②）

2015/06/29 - 2015/06/29

5年ぶりの海外旅行は、やっぱりオーストリアに。
今日はトップオブチロルへ。ところが中間駅まで行ってから、その先のロープウェイが動いていないことを知り・・・・・ノイシュティフトのエルファーシュピッツェへ。

（行程）2015年
□06/27（土） ミュンヘン空港着／ミュンヘン泊
□06/28（日） 移動～シュトゥバイタール（シュリック2000）／フルプメス泊
■06/29（月） シュトゥバイタール（トップオブチロル、エルファーシュピッツェ）／フルプメス泊
□06/30（火） シュトゥバイタール（シュリック2000）／フルプメス泊
□07/01（水） シュトゥバイタール（トップオブチロル、ミーダース）／フルプメス泊
□07/02（木） 移動～フネス谷／ザンクト・マクダレーナ泊
□07/03（金） フネス谷（ヴュルツヨッホ～ツァンザーアルム）／ザンクト・マクダレーナ泊
□07/04（土） 移動～エッツタール（ティンメルスヨッホ経由）／ゼルデン泊
□07/05（日） エッツタール（ホーエムート、ガイスラッハコーゲル）／ゼルデン泊
□07/06（月） エッツタール（ティーフェンバッハコーゲル、ペッツナーゼー、ガイスラッハコーゲル）／ゼルデン泊
□07/07（火） エッツタール（ヴェッタークロイツコーゲル） 移動～エーアヴァルト（イムスト経由）／エーアヴァルト泊
□07/08（水） ゼーベンゼー／エーアヴァルト泊
□07/09（木） 移動～ミュンヘン空港発

※特記が無い場合、宿泊費はダブル（ツイン）に、二人で泊まった時の一人分（1泊）の値段。交通費は一人分です。

エリア シュトゥバイタール(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝食は前もって聞いてくれた希望の時間に用意されていました。
たっぷりのコーヒーとパンとチーズとハム。定番です。果物やケーキも。
食事をしていると宿のご主人が、水は飲む？ジュースはいる？と色々持ってきてくれました。
食堂には冷蔵庫や電子レンンジもあって、使って良いよと言われたので、ワインでも買ってこようかな。

ベランダからは、遠くにエルファーシュピッツェが見えます。

ベランダはお隣の部屋と続いています。

今日はトップオブチロルに行きます。
フルプメスのバス停オルツミッテ（Ortsmitte）からインスブルックと反対方向の終点のムッターベルクアルム（Mutterbergalm）へ。
約40分で到着。

乗ってすぐに、進行方向左手にもロープウェイがあるのに気付きました。
もしかして間違えてガムスガルテン（Gamsgarten）の方に乗ってしまったと思い焦りました。
シュトゥバイカードで無料で乗れるのは、すべてのロープウェイが1日に１往復だけなので、アイスグラート（Eisgrat）で一気に上がり、帰りにガムスガルテンの頂上駅まで歩いて下って、それで降りるつもりだったので。

そのうちにガムスガルテンも中間駅がある事に気づき、ひとまず中間駅で下りてアイスグラートに乗り換えようとしたところ、係の方に「動いていない」と言われました。

ガムスガルテン ? しか動いていないというので、それで終点まで行くことにしました。

終点のガムスガルテン山頂駅から。
アイスグラート ? の山頂駅が見えます。
その先のロープウェイも今日はやっていないそうです。
強風でもなさそうだし・・・
後で知ったのですが7月3日まで点検作業でお休みだったようです。

夏スキーをする人が何人かいましたが、あたりは閑散としていて、昨日のシュリック2000とは別世界でした。
地図にはアイスゼー（Eissee）とありますが、ため池のような感じです。

ロープウェイで下りてノイシュティフト（Neustift）のエルファーシュピッツェ（Elferspitze）に行くことにしました。

トップオブチロルへは、二日後にもう一度歩きに来ました。

観光客がほとんどいないけれど、バスは30分間隔にありました。

ノイシュティフトまでは30分ほどです。

Neustift i.St.Abzw Elferlifteのバス停で下車。
ロープウェイの山頂駅を降りると、すぐ横でパラグライダーをしていました。
タンデムもやっているようでした。

実は私も昔はパラグライダーをしていたので、こちらで飛んでいるのを見るたびに恵まれたエリアをうらやましく思います。

ロープウェイを降りた所にも気持ち良さそうなテラスがあったのですが、まずはエルファーヒュッテ（Elferhuette）2004mまで、ビールはがまんがまん。

歩きやすい道が続きます。

エルファーヒュッテまで、あと15分。あっという間ですね。

こちらの山にもたくさんの花が咲いていました。

もう少し花の名前がわかるようになりたいな。

松の花？

・・・・・？

向こうに見える山は昨日行ったシュリック2000です。
ブルクシュタールの二つのトップが鬼の角のようで特徴があるので、すぐにわかるようになりました。
ベルヒテスガーデンのヴァッツマンを思い出しました。

エルファーヒュッテに到着。

シュトゥバイの谷が一望できる、すばらしい眺めです。
小屋の後ろの山はゼルレス（Serles）でしょうか。

正面にブルクシュタールの二つのトップがすぐに目に入ります。その後ろにカルククーゲル（Kalkkoegel）も。

左の山は、なんというのでしょう？

パノラマで撮りました。

今日はお昼時に、ちゃんと食事ができそうです。
チロラーグレステル（Tiroler Groestel）とシュニッツェル（Schnitzel）は山小屋での食事の定番になりました。
合わせて19.5ユーロ、ビール大が1杯3.6ユーロ。

この先は、当初は山と渓谷社の「オーストリア・アルプスハイキング案内」にあったルート（カールアルムまで下り、ピンニスアルムを通って、そのまま谷沿いを歩く）を行く予定でしたが、スタートが遅いうえにビール大を飲んでしまっては・・・ (;^_^A

とりあえず行けるところまで行く事にしました。

左手にゼルレスカム（Serleskamm）の山を見ながらパノラマヴェーク（Panoramaweg）を歩いて行きます。

どこまでも続く道・・・

振り返るとこんな感じ。

スケールが大きすぎます。
歩いても歩いても景色が変わりません。

ところどころに花の説明のパネルがありました。
この花がとても珍しく、実物を探したのですが見つかりませんでした。
ポリガラ カマエブクスス（Polygala chamaebuxus）という学名で、春から夏の標高２５００メートルあたりの林や茂みに生えるそうです。

下にも道が見えます。

ピンニスアルムへ降りる道の分岐はここではなく、まだ先のようです。
すばらしい景色なんですが、この分岐から下の道で戻る事にしました。
エルファーヒュッテを出てから約30分ですが、どうも私は平坦に景色が変わらない道を歩くのが苦手の様です。

今度は右手にゼルレスカムを見ながらルントヴァンダーヴェーク（Rundwanderweg）をロープウェイ山頂駅へ戻ります。

見上げるとエルファーシュピッツェの奇岩群が。
エルファーシュピッツェの頂上への道は、最初から上級者コースと思い込んでいて行きませんでした。
うかつにも後で気づいたのですが、地図を見ると途中までは行けたようで、試してみれば良かったと後悔しました。

あそこにはどんな世界が広がっていたのでしょう・・・

ゆるやかな下りの快適な道です。

昨日のシュリック2000のように一面に花という感じではないけれど、この山も色々な種類の花が咲いていました。

夫に「どちらがたくさんの（種類の）花を撮れるか競争しよう」と持ちかけましたが・・・

あまりに沢山の種類があり、自分が撮った花を覚えていられなくて競争になりませんでした。

ちっちゃい。

この花は日本でもありそうな・・・

この花が美味しそうに見えて好きでした。

振り返って。
花を撮るのに夢中になると景色を楽しむのを忘れてしまいます。

下の道は樹林を抜けるようです。

Tagは日という意味。
回せましたが、何のためかわかりませんでした。

パラグライダーのテイクオフの草地が見えてきました。

Sekundeは秒という意味。
どうやって使うのでしょう・・・？

いきなり目の前に、黄色の絨毯が広がりました。

その絨毯の斜面をクネクネと下りて行きます。
日本なら「九十九曲がり」という名前がついていそうです。
ロープウェイの山頂駅が見えてきました。

日時計なのでしょうか・・・？
ただのオブジェではないみたいです。

山頂駅の横のパノラマレストラン　エルファーアグラー（Elfer Agrar）で、ビールを飲んで一休み。

16時。下山します。

ノイシュティフトの町を少し散策しました。

レストランにも花、花、花。

暑いせいか、ほとんど人が出ていません。

お墓も花が色とりどりで、近づいてみると、切り花でなく直植えなのに気付きました。

フルプメスに戻り、昨日のお店へ行ったところお休みだったので、昨日満席で入れなかった広場沿いのお店へ行きました。
またまたスパゲティーです。
このお皿、下側に膨らんでいるので、ぱっと見よりも量があり満腹になりました。

(^_^) 続きは↓
https://4travel.jp/travelogue/11074339
2015年 チロル3つの谷とエーアヴァルト【3】シュリック2000 ホーアーブルクシュタールのすばらしい眺め（シュトゥバイタール③）