中国・江南地方から華中の旅【PART-3】

2015/09/25 - 2015/09/26

武漢の次は、日本人にはほとんど知られていないであろう南昌へ赴く。
実際に着くと、超高層ビルが立ち並び、巨大なスタジアムまであるような大都市であることに驚く。旧市街はあちこちで工事が行なわれていて、街ごと大改造しているように思えた。
ここは共産党発起の場所であり、政治的な匂いがある街だが、人々は親切だった。あまり外国人が訪れないからであろうか？

エリア 南昌(中国)

和諧号は大分乗り慣れてきた。
切符の購入も、スーツケースの置場の確保も手際よく出来るようになっている。

南昌西駅。敷地内に庭園なんかもあって余裕の作りだ。

バスで市内へ向かう。特に問題はなし。
途中で見かけたこのツインタワーはとても優美なデザインで気に入った。登ってみたい・・・

宿は七天連鎖酒店。ここも慣れてきた。

夜は秋水広場へ向かう。目当ては噴水ショー（「音楽噴泉」）
開始時間は8:30。ギリギリ間に合った。

すべてがコンピュータ仕掛けで同期され、なかなかの見ものだ。

あまり近づくとびしょ濡れになる。

噴水だけでなく、周囲の高層ビルの壁面も完全にシンクロしているのは素晴らしい。香港のCity of lightsにもひけを取らない。

秋水広場には台湾美食街がある。なぜ台湾なのか？不明だが全国的に台湾屋台は人気があるようだ。値段は屋台のくせに結構する。

翌朝。旧市街の「八一広場」付近の光景。ゴミゴミしている。

今回かなり感動した南昌の名物料理。
まずは「ワーグアンタン（瓦甕湯）」というスープ。小さな甕の中にコクの効いた熱いスープと具が入っている。
これがまた色んな種類がある。

それから、「チャオフェンメン（炒粉麺）」
これがまた、日本のソース焼きそばに見た目がソックリ！もちろんソースが違うので味は違うが、色といい肉の入り方といい・・・

このコンビは最高だった！

この店のメニュー。
スープは3.5元(70円)、焼きそばは6元(120円)
充実したランチ。
今度は他の種類も是非食べてみたい。

あんまり関係ないが、下の方に小さく（小籠包１篭6元）とある。これも羨ましい。日本では600円~1000円が相場だから。

やはり滕王閣は外せない。

上からの景色はなかなか良い。

贛江を望む。

吸い込まれるような天井の意匠。息を飲む。

絶賛工事中・・・手作り感溢れる工事風景だ。

次は「八一起義記念館」へ。共産党発起の記念館だ。
この手の施設は入場料を取らない。

共産党を起こした男達。イケメン揃いだ。中央は周恩来。

ここからは「共産党ワールド」
日本軍はもちろん、国民党も徹底的に悪役として描かれている。

それにしても「八一」が「はあ」に見えてしょうがない・・・

共産党の蜂起に歓喜する民衆。やけにリアル。
中央の女の子だけ冷静な雰囲気なのはなぜか？

実際の蜂起の際に使用した建物がこれ。なかなかの高級ホテルだったようだ。
保存状態も良い。

南昌駅へ戻る。さあ杭州へ出発だ。
南昌は見所が多いわけではないので、夜の秋水広場を含め１日の行程が丁度良いだろう。さらに地下鉄が開通すれば市内の動きはずいぶんと便利になるはず。