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シルバーウィーク最終日、奈良県は高取山をパパッと登ってきました。<br /><br />正直あまり期待していなかったのですが、行ってみると自然のままに残された城郭が魅力的な山でした。<br /><br />帰りは彼岸花で賑わう明日香をドライブ。<br />酷暑でも冷夏でも9月にお彼岸を迎えれば、時期を間違えることなく彼岸花が盛りを迎えます。<br /><br />

大和路のマチュピチュ発見!  ~高取城址から明日香へ~

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2015/09/23 - 2015/09/23

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旅行記グループ 2015

2

77

はなまま

はなまま さん

シルバーウィーク最終日、奈良県は高取山をパパッと登ってきました。

正直あまり期待していなかったのですが、行ってみると自然のままに残された城郭が魅力的な山でした。

帰りは彼岸花で賑わう明日香をドライブ。
酷暑でも冷夏でも9月にお彼岸を迎えれば、時期を間違えることなく彼岸花が盛りを迎えます。

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  • 近鉄大和高田駅で集合。<br />参加はマユユとあいぼうの3人。<br />本日ははなままがドライバーで愛車ヴィッツで走ります。<br /><br />明日香村の南にある高取町は壺阪寺の駐車場へ。

    近鉄大和高田駅で集合。
    参加はマユユとあいぼうの3人。
    本日ははなままがドライバーで愛車ヴィッツで走ります。

    明日香村の南にある高取町は壺阪寺の駐車場へ。

  • 壷阪寺の本尊十一面観音は眼病に霊験があるといわれます。<br />お里・沢市の夫婦愛をうたった人形浄瑠璃「壺阪霊験記」の舞台でもあります。<br /><br />登山口はこっちかな。<br />六地蔵さんじゃなくて五地蔵さん、行ってきまーす!

    壷阪寺の本尊十一面観音は眼病に霊験があるといわれます。
    お里・沢市の夫婦愛をうたった人形浄瑠璃「壺阪霊験記」の舞台でもあります。

    登山口はこっちかな。
    六地蔵さんじゃなくて五地蔵さん、行ってきまーす!

  • お、親子バッタ!

    お、親子バッタ!

  • 奈良盆地が一望。<br />御所市から葛城辺りでしょうか。

    奈良盆地が一望。
    御所市から葛城辺りでしょうか。

  • 舗装された車道を少し歩いて山道に入ります。<br /><br />あれ?上のほうまで車で上がれるのか〜。

    舗装された車道を少し歩いて山道に入ります。

    あれ?上のほうまで車で上がれるのか〜。

  • 五百羅漢遊歩道?

    五百羅漢遊歩道?

  • おお!この手の羅漢像はたいてい鎌倉時代に彫られています。<br />すごい密集度だ。

    おお!この手の羅漢像はたいてい鎌倉時代に彫られています。
    すごい密集度だ。

  • 岩という岩に彫られています。<br />当時はこれが修業だったたんだろうな。<br /><br />

    岩という岩に彫られています。
    当時はこれが修業だったたんだろうな。

  • にしてもまめに彫ったもんだ。<br /><br />なんだかユーモラス。

    にしてもまめに彫ったもんだ。

    なんだかユーモラス。

  • 高取山はまだそんなに知名度が高くないようで、山道は少し荒れています。<br /><br />初めての倒木。

    高取山はまだそんなに知名度が高くないようで、山道は少し荒れています。

    初めての倒木。

  • ワイルド〜

    ワイルド〜

  • おおー。ビッシリ。

    おおー。ビッシリ。

  • 程よい傾斜と距離感。

    程よい傾斜と距離感。

  • ペチャクチャおしゃべりしながら歩きます。

    ペチャクチャおしゃべりしながら歩きます。

  • 今日はマユユと女子トレの予定でしたが、直前にあいぼうが飛び入り参加になりました。<br />あまり整備されていないので、二人だとちょっと不安だったかも。

    今日はマユユと女子トレの予定でしたが、直前にあいぼうが飛び入り参加になりました。
    あまり整備されていないので、二人だとちょっと不安だったかも。

  • 息切れすることもなくラクラク♪

    息切れすることもなくラクラク♪

  • しばらく歩くとまた車道が出現。<br />どうも山道のすぐ下を車道が通っていたみたいです。<br />なーんだ、それなら女子だけでも平気だったなー。<br /><br />

    しばらく歩くとまた車道が出現。
    どうも山道のすぐ下を車道が通っていたみたいです。
    なーんだ、それなら女子だけでも平気だったなー。

  • 大きな石碑が。<br /><br />城跡はもうすぐ。

    大きな石碑が。

    城跡はもうすぐ。

  • 間もなく石垣が見えてきました。

    間もなく石垣が見えてきました。

  • なかなか立派だぞ。

    なかなか立派だぞ。

  • 石垣のすぐ下になぜか木階段が整備されていました。

    石垣のすぐ下になぜか木階段が整備されていました。

  • わぁ、思っていたより大きくていい雰囲気だわ。

    わぁ、思っていたより大きくていい雰囲気だわ。

  • 本丸に登頂!

    本丸に登頂!

  • 登ってみると、土佐街道から登ってきたグループや車で上がってきた人たち、思ったより人がいました。<br /><br />でも多すぎず寂しくもなくちょうど良い賑やかさ。

    登ってみると、土佐街道から登ってきたグループや車で上がってきた人たち、思ったより人がいました。

    でも多すぎず寂しくもなくちょうど良い賑やかさ。

  • 高取城は標高583メートルの高さに白漆喰塗りの天守や櫓が29棟も並んでいたそうで    <br />「巽高取雪かと見れば雪ではござらぬ土佐の城」とうたわれました。<br /><br />高取城築城の際に土佐の国から連れて来られた人々が、故郷を懐かしんで麓の城下町を土佐街道と名付けたのです。<br /><br />

    高取城は標高583メートルの高さに白漆喰塗りの天守や櫓が29棟も並んでいたそうで   
    「巽高取雪かと見れば雪ではござらぬ土佐の城」とうたわれました。

    高取城築城の際に土佐の国から連れて来られた人々が、故郷を懐かしんで麓の城下町を土佐街道と名付けたのです。

  • 櫓の上から〜

    櫓の上から〜

  • このお城は南北朝時代、南朝方であった越智氏が1330年頃に築城しました。<br /><br />歴史で習った南北朝時代。<br />後醍醐天皇が南朝に逃げて吉野に都を置いたとかいう話で、なんでまたそんな山深くまで?と不思議だったけど、当時この辺りは伊勢八や熊野に通じる道で、現代よりも栄えていて、重要な場所だったんですね。

    このお城は南北朝時代、南朝方であった越智氏が1330年頃に築城しました。

    歴史で習った南北朝時代。
    後醍醐天皇が南朝に逃げて吉野に都を置いたとかいう話で、なんでまたそんな山深くまで?と不思議だったけど、当時この辺りは伊勢八や熊野に通じる道で、現代よりも栄えていて、重要な場所だったんですね。

  • 天高く馬肥ゆる秋!

    天高く馬肥ゆる秋!

  • 織田信長によって大和の城は郡山城一城と定められ、高取城は一時廃城となりましたが、本能寺の変で信長がほろんだのち、大和郡山一帯を治めていた筒井順慶が本格的城塞を築きました。

    織田信長によって大和の城は郡山城一城と定められ、高取城は一時廃城となりましたが、本能寺の変で信長がほろんだのち、大和郡山一帯を治めていた筒井順慶が本格的城塞を築きました。

  • 1640年には旗本の植村氏が2万5千石の大名に取り立てられ、以降幕末まで14代続いたそうです。

    1640年には旗本の植村氏が2万5千石の大名に取り立てられ、以降幕末まで14代続いたそうです。

  • 今ではつわものどもが夢のあと・・ですな。

    今ではつわものどもが夢のあと・・ですな。

  • 大峰山系が雄大だ~

    大峰山系が雄大だ~

  • はー、気持ちい~

    はー、気持ちい~

  • ここはピクニックに最高ですぞ。<br />小さなコンロで焼き肉を楽しむマダムも。<br />ムムー、さしずめ現代のつわものどもだな。<br /><br />今度ハイク部でも豪華版ピクニックに来よう。

    ここはピクニックに最高ですぞ。
    小さなコンロで焼き肉を楽しむマダムも。
    ムムー、さしずめ現代のつわものどもだな。

    今度ハイク部でも豪華版ピクニックに来よう。

  • 後日わかったことですが、マユユがおばあちゃんに高取城に登ったことを話したところ、なんと「それはうちのご先祖やで」と言われたとのこと。<br />「ええーっ!世が世ならマユユは2万5千石のお姫様だったのね」ビックリ!<br /><br />はなままが旗本のおひい様に出会うのは大学時代、姫路の波多野大名の姫君が後輩にいて以来2人目です。

    後日わかったことですが、マユユがおばあちゃんに高取城に登ったことを話したところ、なんと「それはうちのご先祖やで」と言われたとのこと。
    「ええーっ!世が世ならマユユは2万5千石のお姫様だったのね」ビックリ!

    はなままが旗本のおひい様に出会うのは大学時代、姫路の波多野大名の姫君が後輩にいて以来2人目です。

  • これまた5年も後のことだけど、司馬遼太郎さんの短編集に、高取城にまつわる面白いお話を見つけた。

    これまた5年も後のことだけど、司馬遼太郎さんの短編集に、高取城にまつわる面白いお話を見つけた。

  • 高取城は備中松山城、岐阜県岩村城と並ぶ日本三大山城なのね。自慢だわ。<br />

    高取城は備中松山城、岐阜県岩村城と並ぶ日本三大山城なのね。自慢だわ。

  • 木がもっと整備されて眺望が良ければ竹田城にも負けないのになぁ。

    木がもっと整備されて眺望が良ければ竹田城にも負けないのになぁ。

  • 車でも上がれるのならおばあちゃんたちも連れてこられるなー。<br />ということで、10月にははなばあばとはなままの妹を乗せてまた来ました。<br /><br />高取城址の石碑のところから車道をしばらく歩き最後の山道だけを登ってみましたが、はなばあばと妹にはなかなかの難関だったらしい。<br /><br />でも山の道は舗道を歩くのとは全然魅力が違うんですよね。

    車でも上がれるのならおばあちゃんたちも連れてこられるなー。
    ということで、10月にははなばあばとはなままの妹を乗せてまた来ました。

    高取城址の石碑のところから車道をしばらく歩き最後の山道だけを登ってみましたが、はなばあばと妹にはなかなかの難関だったらしい。

    でも山の道は舗道を歩くのとは全然魅力が違うんですよね。

  • CGで再現された天守閣。

    CGで再現された天守閣。

  • 下りてきてみると、こんなかわいらしい乗り物が!<br /><br />日産のMICHIMOというそうで、狭いながらも後部座席に人も乗れますよ。<br /><br />明日香はサイクリングで人気ですが、丘陵地なので意外と坂道も多く、広いので自転車ではクタクタになりますよ。<br /><br />これなら最適!

    下りてきてみると、こんなかわいらしい乗り物が!

    日産のMICHIMOというそうで、狭いながらも後部座席に人も乗れますよ。

    明日香はサイクリングで人気ですが、丘陵地なので意外と坂道も多く、広いので自転車ではクタクタになりますよ。

    これなら最適!

  • 土佐街道。<br />お城ができたときに土佐の国から働き手として移ってきた人たちが住み着いて、ここを土佐と名付けたそうです。<br /><br />「望郷の想ひむなしく役夫らのせめて準ふ土佐てふその名」

    土佐街道。
    お城ができたときに土佐の国から働き手として移ってきた人たちが住み着いて、ここを土佐と名付けたそうです。

    「望郷の想ひむなしく役夫らのせめて準ふ土佐てふその名」

  • 道の駅、ではなくここは町の駅、noconocoさんでお茶していきましょう。

    道の駅、ではなくここは町の駅、noconocoさんでお茶していきましょう。

  • 山小屋風で落ち着くわ。<br />ランチが人気。

    山小屋風で落ち着くわ。
    ランチが人気。

  • パフェを待つおひい様と家臣その壱。

    パフェを待つおひい様と家臣その壱。

  • おおっ!土佐街道の入り口に<br />動かない人々が。

    おおっ!土佐街道の入り口に
    動かない人々が。

  • かかし祭りのかかしさんたちでした。

    かかし祭りのかかしさんたちでした。

  • ピクニックや

    ピクニックや

  • 農作業中、自転車に乗ってる子もいますよ!<br />楽しい!

    農作業中、自転車に乗ってる子もいますよ!
    楽しい!

  • せっかくなので彼岸花を見て帰りたいと思うはなままは二人に有無を言わせず、奥明日香へ向かって車を走らせる。<br /><br />

    せっかくなので彼岸花を見て帰りたいと思うはなままは二人に有無を言わせず、奥明日香へ向かって車を走らせる。

  • 少し盛りを過ぎたようですが、まだまだきれいです。<br />あ、おじいちゃんじゃなくて彼岸花のことだよ。

    少し盛りを過ぎたようですが、まだまだきれいです。
    あ、おじいちゃんじゃなくて彼岸花のことだよ。

  • ザ・明日香!

    ザ・明日香!

  • このシーズンは棚田百選にも選ばれた稲渕の棚田に咲く彼岸花が人気で、沿道にたくさんの車が停車中。<br /><br />はなままたちもこの辺りに停めてちょっと歩いてみよう。

    このシーズンは棚田百選にも選ばれた稲渕の棚田に咲く彼岸花が人気で、沿道にたくさんの車が停車中。

    はなままたちもこの辺りに停めてちょっと歩いてみよう。

  • 稲の穂も良い感じに色づいてきたよ。<br /><br />新米が楽しみ♪

    稲の穂も良い感じに色づいてきたよ。

    新米が楽しみ♪

  • 飛鳥川の飛び石。<br /><br />この上流には日本で最も長い名前の神社があるんですよ。<br />「飛鳥川上坐宇須多伎比米売女命神社」<br />さてなんと読むでしょう?<br /> 答えは最後に。

    飛鳥川の飛び石。

    この上流には日本で最も長い名前の神社があるんですよ。
    「飛鳥川上坐宇須多伎比米売女命神社」
    さてなんと読むでしょう?
     答えは最後に。

  • 「飛鳥川 明日も渡らむ 石橋の 遠き心は 思ほえぬかも」<br />毎日この石を渡って恋人に会いに行く恋人たちの様子が目に浮かぶようで微笑ましいしょう?<br />万葉集に収められている一句です。

    「飛鳥川 明日も渡らむ 石橋の 遠き心は 思ほえぬかも」
    毎日この石を渡って恋人に会いに行く恋人たちの様子が目に浮かぶようで微笑ましいしょう?
    万葉集に収められている一句です。

  • マユユも石橋を渡って・・

    マユユも石橋を渡って・・

  • 黄色と赤は豊かな実りの秋の色

    黄色と赤は豊かな実りの秋の色

  • 神社の名前は<br />「あすかかわかみにいますうすたきひめのみこと」神社でした。<br /><br />神社の名前も素敵です。

    神社の名前は
    「あすかかわかみにいますうすたきひめのみこと」神社でした。

    神社の名前も素敵です。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • ホーミンさん 2015/10/16 11:55:53
    大和路のマチュピチュ
    またまた、こんにちは。(o^v^o)

    はなままさんが行かれた日も、よいお天気ですね。

    うふふ、どうしても写真は似てしまいますよね。
    よくキャラ持ちで旅をして、キャラを写し込む人がいますが、あれは一種の著作権みたいなものかもしれません。
    「私が撮ったよ」「盗用してないよ」「盗用したらバレるよ」・・・って。

    そうでしたか!
    お姫様とお友達だったとは!(◎o◎)
    今は同じ一般庶民ですが、血は争えないので、きっとお上品な方なのでしょうね。
    皇室の方々を時々見ますが、一目見ていつも品を感じてしまいます。
    特に強烈に品を感じたのが皇太子殿下。
    チラッと拝見しただけなのに、すごいオーラでした。

    高取城址の周りの木々を伐採したら展望が良くなって、きっと竹田城以上の人気が出ると私も思います。
    でも森に隠された城跡として、これはこれで素晴らしいですよね。
    あんな立派な石垣、滅多と見られません。
    あまり有名でないのが、納得いかないです。

    お城の歴史を詳しく説明して下さってありがとうございます。
    よくわかりました!

    そうそう、日産のMICHIMOは私も見かけましたよ。
    ペーパードライバーの私でも乗れそうでしたわ。

    のこのこさんも、いい感じですね。

    はなまま

    はなまま さん からの返信 2015/10/16 19:44:14
    Re: 大和路のマチュピチュ
    そうなんですよねー。
    あまり人気が出すぎず、こんないいとこ見つけた!感がいいんですよね。

    MICHIMOでツーリングしたら楽しいでしょね。

    はなまま(*^^*)

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