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2日目はアイスフィールズ・パークウエイをぐーっと北上し、コロンビア大氷原へと出かけた。<br />本当はこの日にレイクルイーズ周辺を散策し、大氷原は翌日の予定であった。が、当日の天気予報を見ると、レイクルイーズは曇り、大氷原のあるジャスパー方面は晴れ、となっている。そして翌日は逆となる模様。そこで、急遽旅程を変更し大氷原を先にした。このフレキシブルさが個人旅行の利点だったりする。

2015年・カナダの旅(2)~コロンビア大氷原

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2015/07/20 - 2015/07/20

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norijiro

norijiroさん

2日目はアイスフィールズ・パークウエイをぐーっと北上し、コロンビア大氷原へと出かけた。
本当はこの日にレイクルイーズ周辺を散策し、大氷原は翌日の予定であった。が、当日の天気予報を見ると、レイクルイーズは曇り、大氷原のあるジャスパー方面は晴れ、となっている。そして翌日は逆となる模様。そこで、急遽旅程を変更し大氷原を先にした。このフレキシブルさが個人旅行の利点だったりする。

旅行の満足度
4.5
観光
5.0
ホテル
4.0
グルメ
4.0
同行者
乳幼児連れ家族旅行
一人あたり費用
20万円 - 25万円
交通手段
レンタカー 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 時差ぼけぎみでつらいが、まずはホテルで朝ご飯。現地時間にあわせた食事は時差ぼけの解消に有効だとか。<br />熱い紅茶がなぜか鉄瓶に入れられてきた。

    時差ぼけぎみでつらいが、まずはホテルで朝ご飯。現地時間にあわせた食事は時差ぼけの解消に有効だとか。
    熱い紅茶がなぜか鉄瓶に入れられてきた。

  • エッグベネディクトというのをはじめて食べた。半熟たまごとオランデーズソースの濃厚な味わいで朝からお腹いっぱい。<br />しかしこの物々しい料理名は何とかならないものか。私だけかもしれないが、人名部分の「ベネディクト」があまりに堅苦しい印象で、とても食べ物と結びつかない。ベネディクト16世とか、ベネディクト液とか、カトリックや化学を連想してしまう。

    エッグベネディクトというのをはじめて食べた。半熟たまごとオランデーズソースの濃厚な味わいで朝からお腹いっぱい。
    しかしこの物々しい料理名は何とかならないものか。私だけかもしれないが、人名部分の「ベネディクト」があまりに堅苦しい印象で、とても食べ物と結びつかない。ベネディクト16世とか、ベネディクト液とか、カトリックや化学を連想してしまう。

  • コロンビア大氷原に向けて出発。アイスフィールズ・パークウエイに入ると、すぐに道路脇に美しい湖が姿を現した(ハーバート湖)。さっそく車を止め、湖畔まで。

    コロンビア大氷原に向けて出発。アイスフィールズ・パークウエイに入ると、すぐに道路脇に美しい湖が姿を現した(ハーバート湖)。さっそく車を止め、湖畔まで。

    ハーバート湖 滝・河川・湖

  • 湖畔の松林もまた絵画のように美しい。

    湖畔の松林もまた絵画のように美しい。

  • 山の間を縫うように道は延びる。ダイナミックな光景に目を奪われる。

    山の間を縫うように道は延びる。ダイナミックな光景に目を奪われる。

  • 特徴的な形のドロミテ・ピーク。あのイタリアのドロミテから名を取ったのだろう。

    特徴的な形のドロミテ・ピーク。あのイタリアのドロミテから名を取ったのだろう。

  • 遠くに見えるのがヘクター湖。氷河湖特有のターコイズ・ブルーが映える。山・湖・林の最強3点セットだ。<br />レイクルイーズからコロンビア大氷原までは約130km。飛ばしても2時間近くはかかる。先を急がなければいけないが、あまりの美しさに、展望台のたびに車を止めてしまう。

    遠くに見えるのがヘクター湖。氷河湖特有のターコイズ・ブルーが映える。山・湖・林の最強3点セットだ。
    レイクルイーズからコロンビア大氷原までは約130km。飛ばしても2時間近くはかかる。先を急がなければいけないが、あまりの美しさに、展望台のたびに車を止めてしまう。

  • ほどなくして、クロウフット氷河が見渡せる場所へ到着した。もともとは三つ叉に分かれた氷河だが、現在は横V字に形状を変えている。

    ほどなくして、クロウフット氷河が見渡せる場所へ到着した。もともとは三つ叉に分かれた氷河だが、現在は横V字に形状を変えている。

    クロウフット氷河 自然・景勝地

  • クロウフット氷河下のボウ湖は、まさにトルコ石を溶かしたような色彩。

    クロウフット氷河下のボウ湖は、まさにトルコ石を溶かしたような色彩。

    ボウ湖 滝・河川・湖

  • マッターホルンのような形をしたホワイトピラミッド山。寒くなれば真っ白に変わるのだろう。山の形や表面の質感はバリエーション豊かで飽きない。

    マッターホルンのような形をしたホワイトピラミッド山。寒くなれば真っ白に変わるのだろう。山の形や表面の質感はバリエーション豊かで飽きない。

  • レイクルイーズ出発以来、久々の人工物となるドライブイン。山中にも集落があるスイスとは違い、これまでの道沿いには建物すらまったく見当たらなかった。こんなところに別荘を構えたいなあ、などと妄想してしまう風景は数あれど、残念ながら電気も水道も通っていないわけだ。<br />背後のウイルソン山が屏風のように立ちはだかる。

    レイクルイーズ出発以来、久々の人工物となるドライブイン。山中にも集落があるスイスとは違い、これまでの道沿いには建物すらまったく見当たらなかった。こんなところに別荘を構えたいなあ、などと妄想してしまう風景は数あれど、残念ながら電気も水道も通っていないわけだ。
    背後のウイルソン山が屏風のように立ちはだかる。

  • ウイルソン山と向かい合うようにそびえるマーチソン山。どちらも3000m超級。

    ウイルソン山と向かい合うようにそびえるマーチソン山。どちらも3000m超級。

  • さらにしばらく進み、ビッグ・ヒル展望台にて下車。<br />これまで走ってきた道路を見下ろす。吹き抜ける風が心地いい。

    さらにしばらく進み、ビッグ・ヒル展望台にて下車。
    これまで走ってきた道路を見下ろす。吹き抜ける風が心地いい。

  • ビッグ・ヒル展望台を過ぎると、400m近く高度が上がったためか、氷河がだいぶ地面に近くなってきた。

    ビッグ・ヒル展望台を過ぎると、400m近く高度が上がったためか、氷河がだいぶ地面に近くなってきた。

  • コロンビア大氷原のアイスフィールドセンターに到着。目の前にはコロンビア大氷原より流れる氷河の一つ・アサバスカ氷河が見える。このセンターで雪上車のチケットを買い、アサバスカ氷河をめざす。<br />なお、チケット窓口はたいへんな混雑だった。行列は遅々として進まないが、どうやら窓口の係員と雑談などをしている客などがいる模様。おいおい。しかし、進まない行列にイライラしているのはアジア人だけで、欧米人は鷹揚と構えている。国民性の違いなのか、それとも進まない行列に並ぶのに慣れているのか?

    コロンビア大氷原のアイスフィールドセンターに到着。目の前にはコロンビア大氷原より流れる氷河の一つ・アサバスカ氷河が見える。このセンターで雪上車のチケットを買い、アサバスカ氷河をめざす。
    なお、チケット窓口はたいへんな混雑だった。行列は遅々として進まないが、どうやら窓口の係員と雑談などをしている客などがいる模様。おいおい。しかし、進まない行列にイライラしているのはアジア人だけで、欧米人は鷹揚と構えている。国民性の違いなのか、それとも進まない行列に並ぶのに慣れているのか?

    コロンビア大氷原 自然・景勝地

  • センターから氷河近くの乗り換え口まで普通のバスで向かい、そこから巨大なタイヤのついた雪上車に乗り換える。

    センターから氷河近くの乗り換え口まで普通のバスで向かい、そこから巨大なタイヤのついた雪上車に乗り換える。

  • 氷河脇の小石が堆積したような悪路を進み、まもなく氷河の上へ。雪上車の運転手は案内役を兼任しており、時折ジョークをはさみつつ、饒舌に氷河の解説をする。英語なので詳しく分からないのは残念だが。

    氷河脇の小石が堆積したような悪路を進み、まもなく氷河の上へ。雪上車の運転手は案内役を兼任しており、時折ジョークをはさみつつ、饒舌に氷河の解説をする。英語なので詳しく分からないのは残念だが。

  • 氷河の深層は青く見える。これを見た日本人はこう思うだろう。「ガリガリ君だ」。

    氷河の深層は青く見える。これを見た日本人はこう思うだろう。「ガリガリ君だ」。

  • 氷河見学の時間は20分少々。滑らないよう慎重にガリガリ君の上を歩く。ところどころに水のたまった大小の穴が多数空いているので、足下には要注意。

    氷河見学の時間は20分少々。滑らないよう慎重にガリガリ君の上を歩く。ところどころに水のたまった大小の穴が多数空いているので、足下には要注意。

  • 氷河の感触を楽しむ次男。が、この数分後、小さな窪みにはまって靴をぬらす。長靴で来たほうがよかったかもしれない。

    氷河の感触を楽しむ次男。が、この数分後、小さな窪みにはまって靴をぬらす。長靴で来たほうがよかったかもしれない。

  • 長男には、こっそり鞄に氷を入れられた。

    長男には、こっそり鞄に氷を入れられた。

  • 山の向こうから押し寄せる氷河に圧倒される。この日は日射しもあって、それほど寒さは感じなかった。

    山の向こうから押し寄せる氷河に圧倒される。この日は日射しもあって、それほど寒さは感じなかった。

  • 続いて訪れたのが「グレイシャー・スカイウォーク」。先ほどの氷河ツアーを催行しているブリュースター・トラベル社が2014年の5月にオープンさせたアトラクションで、チケットもセンターで購入する。ブリュースターグループは、箱根や軽井沢における西武グループのようにバンフのあちこちで見かける。この辺りの権益を独占している模様だ。<br />センターからバスで5分ほどの崖に連れて行かれると、先のほうに何やら恐ろしげな空中回廊が見える。

    続いて訪れたのが「グレイシャー・スカイウォーク」。先ほどの氷河ツアーを催行しているブリュースター・トラベル社が2014年の5月にオープンさせたアトラクションで、チケットもセンターで購入する。ブリュースターグループは、箱根や軽井沢における西武グループのようにバンフのあちこちで見かける。この辺りの権益を独占している模様だ。
    センターからバスで5分ほどの崖に連れて行かれると、先のほうに何やら恐ろしげな空中回廊が見える。

  • 崖際の小道を進んでいき、ついに“スカイウォーク部分”へ到達。手前は下がコンクリートなのでまったく怖くないのだが、ある場所を境に素材がコンクリートから強化ガラスに変わる。<br />下は千仞の谷。偽りなしのスカイウォークであるが、とにかくおっかない。

    崖際の小道を進んでいき、ついに“スカイウォーク部分”へ到達。手前は下がコンクリートなのでまったく怖くないのだが、ある場所を境に素材がコンクリートから強化ガラスに変わる。
    下は千仞の谷。偽りなしのスカイウォークであるが、とにかくおっかない。

  • 写真ではなかなか怖さが伝わらない。下を向いて撮影することすら恐怖なのだが…。渓谷から280mの高さがあり、パリ・エッフェル塔の最上部にある展望台よりさらに4メートル高いという。

    写真ではなかなか怖さが伝わらない。下を向いて撮影することすら恐怖なのだが…。渓谷から280mの高さがあり、パリ・エッフェル塔の最上部にある展望台よりさらに4メートル高いという。

  • どういうわけか、子どもはまったく平気だ。

    どういうわけか、子どもはまったく平気だ。

  • アサバスカ氷河脇の山上の氷河3つが一気に見渡せ、景色は申し分ない。

    アサバスカ氷河脇の山上の氷河3つが一気に見渡せ、景色は申し分ない。

  • 大満足の氷河見学を終え、一路レイクルイーズへ帰還。途中にある「ウィーピング・ウォール」は、壁の隙間から流れる水が涙のように見える、ということらしい。同じような岩壁はこのあたりに無数にある気がするのだが、なぜここが代表に選ばれたのだろうか。<br />

    大満足の氷河見学を終え、一路レイクルイーズへ帰還。途中にある「ウィーピング・ウォール」は、壁の隙間から流れる水が涙のように見える、ということらしい。同じような岩壁はこのあたりに無数にある気がするのだが、なぜここが代表に選ばれたのだろうか。

  • 帰りも雄大な山々に囲まれながらのドライブ。本当はもう何箇所か立ち寄りたかったが、思ったよりはるかに距離があり、移動に時間がかかった。カナダの大自然をめぐる日程には余裕が必要だ。

    帰りも雄大な山々に囲まれながらのドライブ。本当はもう何箇所か立ち寄りたかったが、思ったよりはるかに距離があり、移動に時間がかかった。カナダの大自然をめぐる日程には余裕が必要だ。

  • 長男に「ボロっちい宿」と断じられた前夜のディアロッジは1泊だけで(予約がいっぱいだった)、この日は同じレイクルイーズ内の「マウンテニアロッジ」に宿泊する。こちらもロッジだが、「広い」「テレビがある」「冷蔵庫がある」「ドライヤーがある」「電子レンジがある(←幼稚園児には関係なかろう)」というわけで、長男も納得。ついでにいうと、目の前がレイクルイーズのショッピングの中心「サムソンモール」なので、買い物も便利だ。

    長男に「ボロっちい宿」と断じられた前夜のディアロッジは1泊だけで(予約がいっぱいだった)、この日は同じレイクルイーズ内の「マウンテニアロッジ」に宿泊する。こちらもロッジだが、「広い」「テレビがある」「冷蔵庫がある」「ドライヤーがある」「電子レンジがある(←幼稚園児には関係なかろう)」というわけで、長男も納得。ついでにいうと、目の前がレイクルイーズのショッピングの中心「サムソンモール」なので、買い物も便利だ。

  • 夕食はホテル脇のマウンテンレストランにて。ファミレス風の気楽な雰囲気だ。<br />地ビールのラベルからネイチャー感があふれだしている。

    夕食はホテル脇のマウンテンレストランにて。ファミレス風の気楽な雰囲気だ。
    地ビールのラベルからネイチャー感があふれだしている。

    マウンテン その他の料理

  • 前夜は魚だったので、この日はステーキを所望。アルバータ牛は日本の霜降り肉とは逆で、締まった身のなかにうま味が詰まっている感じがする。力強い味わいだ。

    前夜は魚だったので、この日はステーキを所望。アルバータ牛は日本の霜降り肉とは逆で、締まった身のなかにうま味が詰まっている感じがする。力強い味わいだ。

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