夏の沖縄宮古島、最安値ツアーへの挑戦!!

2015/07/10 - 2015/07/15

さて、フォートラベルの旅行記って、これから行くツアーのことを書けるのだろうか？
と思ったら、やはり未来の日程の投稿は出来なかった。
とりあえずは旅行期間を過去の日付にしておいて、あとで当日が過ぎたら直すことにした。

2015年の夏、夏の沖縄に行きたいという友人からこんなリクエストを受けてしまった。
(1) 夏の沖縄に行きたい。
(2) 伊良部大橋を渡りたいから宮古島へ行きたい
(3) 現地で４日は自由時間が欲しい
(4) ビーチサイドまたはシーサイドのホテルに泊まりたい
(5) 成田空港は遠いので羽田発着便を希望
(6) 4〜5万円くらいで可能でしょうか？

1,2,3,4,5はともかくとして、(6)の4〜5万円くらいって…

はい、サジ投げましたー(*´∀`*)ﾉ

・・・・では、アマチュアツアープランナーαρκαδιαを頼ってくれた友人に申し訳ない。

そこで、まずは友人にヒアリング。
つまりこれは、お金以外に何かツールをもっていないかということだ。

たとえば航空会社のマイル。
これを使って、羽田〜宮古島の航空券代を無料にできれば、旅行代金4〜5万円は余裕でクリアできる。

しかし、残念な答えだった。
マイルはＪＡＬで6000マイルしか持ってないという。
これでは、どんな特典航空券も使えない。

では他に何か、株主優待券も持っているとか、宿泊費や航空券代が格段に安くなるような会員ステータスは持っているとか、会社の福利厚生で激安で泊まれる沖縄宮古島のホテルがあるとかそういう特権は何か無いのか？
すると、全く持ってないという。

つまり誰でも使える、航空券やホテルまたはパッケージツアーなどを組み合せて、上記の願いを叶えて欲しいということなのだ。

エリア 宮古島(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: JALグループ

まず、夏の羽田〜宮古直行便の航空券代を調べてみた。
ＪＡＬグループＪＴＡが飛ばしている羽田〜宮古直行便、
ざっと見てみると、行きが27590円、帰りが24290円というのが最安値だった。
しかしこれでは、航空券代だけで５万円を超えてしまい、プランはあっさり頓挫する。

友人は嫌だと言っているが、成田〜那覇をＬＣＣで飛べば往復２万円程度、那覇〜宮古をＪＴＡやＡＮＡで乗り継げば13000円くらいなので、航空券代は33000円ほど。
残り17000円を宿泊代に回せば不可能ではないかと思ったのだが、成田空港は羽田空港と比べ交通費が3000円ほど余分にかかる。おまけに往復で時間も＋４時間のロスとなる。
時間はともかく、航空券代には余計にかかる交通費を上乗せしなくてはならない。
航空券代は36000円相当になり、宿泊代に14000円しか回せない。

羽田〜宮古の直行便なら、宮古島に朝到着し、島を出るのは夜になるから、宮古島で４日間過ごすのに３泊すれば済むが、成田発着便だと安いチケットは午後出発、そして昼帰りになってしまうので、宮古島で４日間をフルに過ごすには、５泊する必要が出てしまう。

14000円で５泊できる海辺の宿は無かった。

yahooトラベルのツアー検索で調べると、3泊4日＝48000円というツアーはあったものの、残念ながら往復直行便利用は15000円アップで63000円。しかもホテルは市街地にあるホテルニュー丸勝なので、ビーチサイド・シーサイドとは程遠い。
予算を13000円オーバーした上に、海から遠いのでは話にならない。

そこで、条件を一つ一つ洗い直してみることにした。
リクエストは「夏の沖縄宮古島」ということなのだが、なにも小中学生ではないのだから、夏休み期間ではなくても良いはずだ。
沖縄の夏はいつ頃までかと言われれば、泳げるという意味では９月いっぱいまでは余裕で夏だろう。
８月が終われば、家族連れのツアー需要も落ちるのでツアー代金が下がる。
そこで、９月１週目にスポットを当てて、ツアーを再検索してみた。

すると、９月１日出発／３泊４日のツアー検索結果には、36800円という料金が出た。ただ、往復ともに那覇乗り継ぎなので直行便に比べると、宮古島滞在時間は2時間15分ほど短くなってしまう。
ところが残念、朝出て夜帰るには飛行機の割り増しが7000円、シーサイドに泊まるには３泊で割り増しが12900円で、９月出発にしてもツアー代金は56700円と、やはり予算オーバーしてしまった。

次に現地４日という問題を何とか解決しようと思った。
休暇取得にはわりと自由度があるという友人、それなら、朝出て夜帰るフライトパターンではなく、午後に出て昼頃には返って来るフライトパターンにすればフライト差額は出ず、ツアー基本料金で行けるはずだ。
宿泊日数が増えれば、ツアー代金も上がるが、それがフライト差額よりも小さければ、ツアー代金の節約に成功したということになる。

8/31の午後に羽田を出て那覇乗り継ぎで宮古島に飛び、現地で５泊、宮古島を9/5の朝に出る飛行機で、やはり那覇乗り継ぎで帰って来る。
これなら、宮古島で中４日間をフルに遊べるだろう。
8/31出発の５泊６日最安値ツアーを探してみた。
友人は、8/31の午前中と、9/5の夕方に用事があるようだが、
8/31は用事が終わってからの夕方だし、9/5は昼過ぎには羽田に帰るので夕方の用事も問題が無いそうだ。

すると、
「ＪＡＬ＆ＪＴＡ・ＲＡＣで行く　羽田⇔宮古の直行便もお得♪　７日前ま
で受付ＯＫ！　２０１５年４月リニューアルオープン！全室ミニキッチン
が付いた滞在型ホテル♪　【ウェルネスヴィラ　ブリッサ】　メチャ得宮
古島６日間」というツアーが見つかった。

宿泊はビーチサイド（シーサイド）のコンドミニアム、8/31は羽田を15:00過ぎの飛行機で出て宮古島に19:00に着き、5泊して9/1の8:50に宮古島を離れる。
3泊4日予定だったツアーを5泊6日にするので、5つの宿泊に挟まれた4日間は自由度が非常に高い。
しかも、部屋からの眺望は珊瑚礁の海だ。
しかし残念、、、、
ツアー代金が55700円で、予算を5700円超過してしまう。
この辺で妥協してくれても良いのではないかと思ったが、やはり、５万円切ったツーをなんとか提供したい。

そこで、αρκαδιαの特技というか、秘儀というか、裏技を使って何処までこれと同内容のツアーを安くできるか挑戦してみた。

実は、ツアーというものは、たった一つのパッケージを買うようなイメージでいる人が多いかも知れないが、その内部は、行きの航空券代、帰りの航空券代、１泊目の宿泊代、２泊目の宿泊代、３泊目、４泊目、５泊目、、、というように、きちんと分かれていることが多い。
いや、分かれていないとツアー会社もツアー代金の算出が容易ではない。
そうでないと、ツアーごとにマーケティングの達人みたいな人が、経験と勘と職人技で売れそうな料金を決めていくことになる。
昔ならいざ知らず、これだけ多数のツアーを１社で発売している現在、そんな職人を育成している会社は少ないだろう。

そこで、αρκαδιαは秘密のテクニックを使い、これらのパーツを可能な限り分解して組み直す。
もちろん、旅行会社のツアーなので、バラバラにしてこちらの希望通り組直してくださいと言っても、やってくれるわけがない。

そこで、もっとも自分の希望に近いパーツの組合せであるツアーを買い、足りないところをオプショナルツアーや個別手配で埋めて繋げていく。

そして出来あがったツアーが、
『αρκαδια特製、ＪＡＬ＆ＪＴＡで行く"ウェルネスヴィラ ブリッサ"泊　宮古島６日間』
ツアー代金は４０６００円!!
ネット検索で見つけたツアーよりも、15100円安く予約ができる。

ウェルネスヴィラ ブリッサは、５泊の最安値が27000円だそうなので、羽田〜那覇〜宮古〜那覇〜羽田の実質的な航空券代は、13600円ということになる。

これなら、依頼主も満足してくれるだろうか。