ゴーストタウン化する寸前の町　アンボイ

2013/12/30 - 2013/12/30

2013年の年末年始はアメリカ旅行に出かけました。
以前に来たことのある場所もあるけど、アメリカはいつ行っても楽しい国なので、飽きることはありません。

滞在5日目は29パームスを出発し、アンボイというゴーストタウン化する寸前の町へ。
その後はジョシュアツリー国立公園を抜けてサンディエゴに向かいました。

エリア サンディエゴ(アメリカ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA

お早うございます。
Holiday INN名物（？）のシナモンマフィンの朝食です。
これを食べるために、わざわざHoliday INNを選びました。

新聞広告を撮影したものですが、AT&Tでは月額45ドル年間契約なしの条件でスマートフォンが買えるそうです。
日本の価格は高すぎると思いませんか？

今日の宿泊地はサンディエゴ。
つまり29パームスからは南方になるわけですが、まずは昨日の昼のうちに寄ろうと思っていたアンボイという町に行くため北に向けて車を走らせます。

アンボイに到着。ROY'Sと書かれた看板が目印です。

街のメインストリートはルート66。

かつてルート66の宿場町として栄えていたこの町は、今は人口わずか4人というゴーストタウン化する寸前の状況。
1995年には町ごとオークションにかけられて、サンバーナディーノでレストランチェーンを経営しているアルバート・オークラという日系人に42万5000ドルで落札されました。

Juan Pollo
http://juanpollo.com/

1999年に閉校した学校の跡は当時のまま残っています。

郵便局がポツンと。
旗が掲げられていたので、閉店はしていないようです。
隣に停まっているキャンピングカーが職員の家だったりして。

写真の右に見える小さな小屋みたいなのはモーテルです。
かつては営業していたそうですが。

ガソリンスタンドが唯一の店舗ですが、価格が高いのは言うまでもなく・・

ガソリンスタンドの店内に入ってみました。

飲み物とスナック菓子くらいしか置いていませんが、缶飲料はたったの1ドル。
他のスタンドよりも安いので2本買いました。

Tシャツは12ドル。

ここのガソリンスタンドで店番をしているのはファレル・ヘースティングという名前の保安官です。
BS-TBSでたまに再放送している「アメリカの町」という紀行番組にも出ていました。
番組の中でも語っていたけど「群じゃなくて、ここの”町”の保安官だ」といっていました。

ファレルに店内を撮影してもいいか聞いたら快諾してくれました。
しかも「この銃を撮れよ」とポーズまで決めてくれました。
テレビで見た時よりも老けているし腹も出ていますが、本人曰くかつてニューヨークで警官をやっていたとか。

町の東にはShoe Tree。
靴がくくってある樹がここ以外にもアメリカ中のあちこちにあるそうです。
一体どういう習慣なんでしょう。

こちらは2010年に倒れてしまったShoe Tree。

西には火山の噴火口の跡があります。
ポツンとそびえているので大きくは見えませんが、近くまで行ってみると思いの外大きく感じられました。

火山の名前はアンボイ・クレーター。

そこらじゅうに火山礫が転がっていました。

ジョシュアツリー国立公園の中を横切ってサンディエゴに向かいます。
サボテンがたくさん生えているところで車を停めてみました。

背丈の小さいサボテンがたくさん見られます。
急いでいたので、これくらいで公園を後にしました。

サンディエゴのホテルに到着。
高速道路では、ロサンゼルス方向への分岐のある辺りで渋滞がひどく、3時間くらいかかってしまいました。
Country INN & Suites By Carlsonが今日の宿。

ホテルの近くにはクアルコムの本社があります。

これからアメフトの試合を見に行きます。
その前に腹ごしらえ。

昼は何も食べなかったので空腹です。
ホテルの隣にあったステーキレストランでメシ。
5時くらいだったので、まだ店内には他の客は居なかったけど、
ファミレスみたいに気軽に入れるレストランです。

8オンスのステーキだったと思います。旨かった。
支払いはテーブルの上に置いてある端末で済ませることができるので、急いでいる時でも素早く店を出られます。
チップも込みで払うことができるので便利でした。

クアルコム・スタジアムにやってきました。
駐車料金は20ドルでした。
電車で来ることも出来るようですが、自家用車でやってくる人が殆どです。
今回はNFLの試合では無いのでさほど混雑はしていなかったと思います。

アメフトの試合というのは大抵の場合、夜に始まります。
試合が始まるまで、駐車場でバーベキューなんかをしている客がたまにいます。
この写真の中央に見えるのは、バーベキューで使った炭を捨てる容器。

入場口付近には聖書とか神がどうたらこうたらとうるさい人達。
多分、新興宗教の宣伝だと思います。
そういえばインディ500の観戦のときにも同じような連中を見かけました。

このイベントはホリデイ・ボウルという大学生の試合で、冠スポンサーも付いています。
対戦カードはアリゾナ州立大学vs.テキサス工科大学。

ちなみに、ワタクシはアメフトのルールが全く分かりません。
雰囲気を感じるためだけに会場にやって来たので、時間が過ぎるのがえらく長く感じました。
試合の写真は殆ど残って無かったので、チアガールの写真でも見ていってください。
この子たち、こんな格好だけど会場内は結構寒かった。
ホットココアを売っていたくらいなので。

試合開始の合図はライフルの発射音です。
試合が頻繁に中断するのでサッカーやバスケットの感覚では無いです。
ラグビーをちんたらやっているんだと思って、ノンビリ見ていました。

アメフトと言えば、豪華なハーフタイムショーは見逃せません。
NFLのスーパーボウルだと、マイケル・ジャクソン等の有名人が出演するくらい力の入ったショーになっています。
アマチュアのイベントでも、しっかりと手の込んだショーが見られたので個人的には大満足。
というか、試合よりもこっちの方が面白かった。

最後には花火が上がりました。

今夜の観客数は52930人。
東京ドームが満員になったときと大体同じくらいですが、それでも空席だらけ。
もしここが満員になったら10万人くらい入りそうな感じです。

南カリフォルニアとはいえ、12月の夜は冷えます。
特に足元が冷えるので、ひざ掛け毛布があればいいでしょう。
周囲の観客たちはしっかりと防寒対策していました。

気がつけば、試合開始直後は薄着だったチアガール達も上下ジャージ姿に。

さすがに寒さがこたえてきたので、第3クオーターが終わったところで席を立ちホテルに戻りました。
試合時間が長いので、防寒対策は必須です。