2015/03/25 - 2015/03/25
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河内温泉大学名誉教授さん
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大好きだった桂米朝が逝った。落語を始め、小松左京との「題名の無い番組」(通称・題無し)はラジオ大阪の看板番組だった。中学校時代に聴いたと記憶する。以来、少しの金の余裕が出来ると、いわゆるホール落語の草分け「サンケイホール」での新春独演会、夏の独演会によく通いました。内訳話になりますが、知人の父親がこのホールの入場券を請け負っていて、良い場所が取り放題であったような気がします。
ここ数日、桂米朝落語全集を引き出して、DVDで何題か聴きました。昨夜は「百年目」これも奥深い題ですね。しかし、一番印象に残るのは「地獄八景(ばっけい)亡者の戯れ」です。彼曰く、「旅ネタ」の一つで東の旅では伊勢でこれを演じることもあったという。そこで、東の旅の痕跡を大阪市及び布施周辺で巡る小旅行を企画した。加えて、手持ちの資料も添付することとする。
旅ネタは、往時の庶民のあこがれの大旅行を連想させるだけに、非常に好評だったそうです。
「三十石船夢の通い路」は玉造稲荷神社から出発した、喜六・清八が伊勢参りから帰る直前の伏見の浜からのシーンです。「兵庫舟」は金比羅参りから大坂へ入る直前のシーンです。サメとのやり取りが滑稽ですね。
当時の旅は、JTB、HISや4travelがあったわけでは無く、旅館等は行き当たりばったり、中には法外な金子を取ったり、飯盛女とセットとか、いわゆるぼったくりが多かったそうです。その様な旅行環境を改善したのが「浪花講」という組織、大阪商人の松屋甚四郎等が1804年に開設した。協定旅館を定めたり、旅人にも札を渡して旅の品質を高めたそうです。
先ずは、その浪花講と玉造稲荷神社から旅のスタートとします。その旅のタイトルは、漢字が間違っているとご指摘を受けるか分かりません。米朝は、落語の中で「冥土の大通り」を「冥道筋」、さらに小屋の看板に「桂米朝」とあるがおかしい。との指摘に「近日来演」と茶化しました。それが実現したようであります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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閻魔さんを演じる桂米朝さん
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このチケットで「サンケイホール 米朝独演会」へ。
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浪花講発祥の地と伝わる「玉造稲荷神社分社」
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浪花講記念碑
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浪花講説明板
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玉造稲荷神社内
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玉造稲荷神社の伊勢の旅案内
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同じくルート案内
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豊臣秀頼像もあります
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その秀頼寄進の鳥居
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暗がり越の道標、城東区内
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説明板もある
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布施(東大阪辺り)
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深江菅笠記念碑
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喜八・静六は菅江付近で笠を買う。
今も地域で保存されていて、伊勢神宮にも奉納されているという、菅笠。 -
松原の宿(東大阪市枚岡)、ぼちぼち生駒の登りに差し掛かる。
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いまだに二見の海岸から運んだ海水風呂でみそぎが出来る。旭湯です。
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参宮鮑で有名な「せきや」の新店舗(内宮前)。朝粥も食せます。
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伊勢には沢山のお餅屋ある。赤福さんだけでは無くこの二軒茶屋餅も美味い。
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帰路は桑名で蛤でも食べたか、「キッチン寿」は桑名城近く。蛤が美味しい。
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ここ寺田屋は大阪までの船宿。維新では坂本龍馬も世話になる。
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伏見の港を出たら橋本、枚方と夢の通い路が続く
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