2015/02/07 - 2015/02/09
192位(同エリア537件中)
みなみんさん
春秋航空佐賀線の激安チケットを利用したエコ旅第二弾、今回は佐賀県さんに敬意を表し佐賀県内でお金を使うことと佐賀、長崎の温泉で癒やし三昧。佐賀県は火山がないので温泉がやや寂しいことから長崎の雲仙にも寄ってきました。今シーズン一番の寒波襲来でしたが雲仙ロープウェイに乗って霧氷の雲仙普賢岳も見ることができました。
今回の旅行のもう一つの目的が有田で普段使いの食器を買うことです。
目指すはチャイナ・オン・ザ・パークの「瓷器倉」で深川製磁の食器を格安で買うこと、また深川製磁本店にも格安コーナーがあった記憶が(20年程前に行ったことがあります。)。ということでデパートでは高嶺の花である深川ブルーを安く買って、その器でご飯を食べる、コーヒーを飲むという明るい未来に向かって九州へゴーしてきました。
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今回も春秋航空佐賀線の激安チケットをゲット、往路737円、復路3,000円で税等を入れても5千円弱、それにもちろん佐賀空港スペシャルの48時間レンタカー2,000円。今回は佐賀県さんに敬意を表し佐賀でお金を使う企画です。佐賀空港で車を借りてまず向かったのは公立図書館とTSUTAYAがコラボした武雄市図書館の見学です。佐賀空港から武雄まではちょうど1時間。
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いろいろな雑誌で見た武雄市図書館ですが、木をふんだんに使った落ち着きのある建物で開放的な雰囲気です。TSUTAYAの売っている本と図書館の本がミックスされていていい感じ。ほんのりとスタバのコーヒーの香りが漂い読書に集中できそうな。こんな図書館ならいつまでいても飽きないのでしょう。でも今日は温泉に浸かることを楽しみにしておりますのでそそくさと退散です。
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来ましたのが武雄温泉、竜宮城のような門です。この奥に駐車場があって温泉の建物が散在しております。
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ここに来たら元湯に入らねば、ということなのですが今日はお目当ての温泉があるので見学だけしてとっとと有田へと。最終日に時間があれば空港への途中で立ち寄ることも考えておりました。
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で、目指すは磁器のまち有田。有田市街地を通り抜けて町外れにある「有田温泉」です。ここは別名「ヌルヌル有田温泉」というだけあってお湯がヌルヌル、じゃなくてお湯に浸かった部分のお肌がヌルヌル、スベスベになります。純重曹泉ということですが口に含むと軽い硫黄臭がします。外にある水風呂が掛け流しの冷鉱泉、温泉はこの冷鉱泉を沸かしているのでしょう。しかしこのヌルスベ感は半端ではない、皮膚の表面が溶けているような感じ。サウナもあって、この泉質で600円は大満足。
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お湯を目一杯楽しんだ後は伊万里のビジネスホテルへと。いまりホテルは普通のビジネスホテルですが和室でした。一泊素泊まりで激安3千円でしたが普通に安眠できました。
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翌朝、お天気がイマイチだったのでまずは有田の有名処へと。まずは香蘭社本社。香蘭社製の磁器は結婚式の引き出物に多くてうちにもお皿やコーヒーカップなどがありました。可憐な色使いでかわいい柄が多いという印象。ご本社の売場もデパートでよく見かけるものでしたので、さらっと見ておしまい。
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香蘭社の凄いところは売場の2階が博物館のようになっていて古伊万里などが木製のケースに納められています。とても素晴らしい雰囲気でした。他にお客さんもいませんでしたのでじっくりと見て回りました。帰りがけにはもう一度売場を通りますが店員さんも感じが良くて何かを買わないといけない雰囲気は全くなし。
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ご本社裏手には工場があるようで煙突があります。
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次に向かったのが本命の深川製磁本社。ここも重厚感のある建物で入るのを一瞬躊躇しそうなのですが店員さんも感じ良く広い店内をじっくりと見て回ります。
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店内奥にはアウトレットのスペースもあり、ここでお茶碗やマグカップ、丼、お皿に目星を付けておきました。
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セットものも安く売ってます。また本店独自のものもあるようですが、いろいろありすぎてよく分かりませんでした。
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なぜかセールもやっていて5千円超買うと2割引ということでした。
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一旦深川製磁のお店を出てトンバイ塀のある裏道へ。この道沿いにも磁器工場があります。トンバイ塀のある工房は辻精磁社です。焼け焦げた煉瓦や磁器の破片が埋め込まれた塀です。
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トンバイ塀のある路地裏を歩いていると深川製磁の工場に出てきました。この表側が本店です。本店に戻ってアウトレットコーナーを再訪、マグカップや小振な丼、お皿を5千円オーバーまで見繕って2割引にしてもらいました。
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車は佐賀銀行の駐車場に停めました(土日は銀行駐車場を開放です。)のでその先にある陶山神社へと。参道の途中に踏切があって急な階段を登ると拝殿です。有名な磁器の鳥居が輝いておりました。
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次に車で泉山の磁石場へと。磁器の原料となる土の採掘現場ですが、今では掘り尽くされたのか掘る作業はされていません。結構激しく掘りまくったようです。
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ここの石はなるほど白っぽくて、これを砕いて粉のようにして磁器の粘土を作るのでしょう。現在では天草で採掘される陶石を使っているとのことです。
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有田から車で30分程、伊万里の大川内山へ。もともと伊万里は有田で焼かれた磁器を輸出する港町。東インド会社を経由してヨーロッパにもたらされた有田の磁器はその港町の名前で呼ばれ、今ではその頃の磁器を古伊万里と。その後江戸時代になり鍋島藩振興のために伊万里のこの地に藩窯が築かれ今に至っています。陶芸技術が漏れないように背後が急峻な山に囲まれたこの大川内山は関所まで設けられて人の出入りを制限したと。今では窯元がいくつも集まる磁器の里に。でも欲しい器はなかったな。
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再び有田に戻り本命のチャイナ・オン・ザ・パークへと。ここってもっとテーマパークらしいところを想像していたのですが深川製磁の工場なんです。その一画がアウトレットになっており、隣に忠次館という立派な展示施設(展示しながらも売っているようです。)があり紳士のおじさまがいろいろ説明をしてくれます。
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アウトレットの瓷器倉ですがかなり規模が大きくて種類も多いです。だいたい定価の3割引位でしょうか。本店のアウトレットコーナーになかったものも多数、そんな中でBlueWineryという青い葡萄の絵が書かれたシリーズのマグカップとお茶碗を買いました。有田の磁器の真っ白い肌に濃い青が印象的な器です。三越とかでも売ってますシリーズを安く買えて満足です。もっと買い込みたかったのですが、帰りもLCCに乗らないといけないので荷物は少なめに。
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有田では結局深川製磁の本店とアウトレットでいろいろ買い込みましたのでもう満足、本日のお宿である雲仙に向かいます。雲仙の山の上の温泉(こちらは硫黄泉)もいいのですが、その前に小浜温泉(こちらは食塩泉)に寄ってひと風呂浴びます。ということで渋い立ち寄り湯である脇浜温泉へと。
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かなり熱めのお湯でおまけに食塩泉なので温まり過ぎ。何回も出たり入ったりしながら1時間弱滞在です。
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歴史のある温泉銭湯です。番台のおじいちゃんが味のある風情です。
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小浜温泉では異例の炭酸泉が街なかにあります。ここにはもともと旅館があったらしいのですが廃業して炭酸泉だけがポツンとあります。飲んでみるとやや硫黄臭のする炭酸水です。なかなか珍しい温泉です。
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本日お世話になるのは雲仙温泉の新湯ホテル。いい温泉旅館ですが、泊まったのはここの別系統ホテルであるワンプライスホテル@新湯というホテルです。どんなホテルなんだろうと思ってましたが新湯ホテルの低層階を格安で販売しているものでした。なのでお風呂は共通、夕食は食事処でお刺身とかの付かない簡易版。朝食は共通のようでした。でもお部屋はシティホテル並みの広いツインルーム、もったいないくらいです。
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お風呂は雲仙新湯の源泉掛け流し、笹濁り程度の白濁ですがお湯の味は強酸性で酸ヶ湯とか玉川温泉と同じ激渋です。これは癒されます。日曜日なのでお客さんも入っておらず貸切状態。この日は今シーズン一番の冷え込みで夜にはしんしんと粉雪が舞うお天気。車はノーマルタイヤですので雪が積もるとアウト、ということでヒヤヒヤしながらも温泉に浸かっておりました。
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翌朝は快晴、雪も全く積もっておらず、で地獄めぐりをします。至るところから水蒸気が上がっており活発な火山活動に近いことを予感させます。
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そんな地獄の中に十字架です。江戸の頃にこの地獄の煮えたぎるお湯で隠れキリシタンへ改宗を迫るお仕置がなされたとのことです。
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お山の情報館では興味深いパネルを発見です。雲仙界隈の温泉は橘湾の地下にあるマグマ溜まりから熱源が徐々に浅くなりながら島原方面に来ており、深い方から小浜温泉(食塩泉)、雲仙温泉(硫黄泉)、島原温泉(硫化水素泉)になっているようです。マグマからの距離によって泉質が変わってくるという新しい発見です。
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湯煙は道路にも容赦なく掛かっています。車で通ると前が見えません。
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いいお天気で妙見岳もよく見えて霧氷で白くなっています。ここからは普賢岳は見えません。
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2月は雲仙ロープウェイに行く仁田峠循環道路は積雪で通行止め、ロープウェイも運休中のはずでしたが、前を通ってみるとゲートが開いていて料金所にも人がいます。聞いてみるとロープウェイも運行しているし、道も雪は少しだけでノーマルタイヤでも行けるということです。諦めていただけにラッキーで、迷わず峠へと。峠への途中では天草方面が良く見えて、回り込んだ展望台では普賢岳と平成新山の勇姿が。
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平成新山は立派な山でした。白いところは霧氷が着氷しているところです。
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仁田峠に着くとロープウェイの営業もしてました。折角の機会なので乗ってみました。ロープウェイ駅にあった寒暖計でマイナス8℃、とても寒いです。ロープウェイで山を駆けのぼってゆくと途中からは霧氷の世界となります。
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霧氷に飾り立てられた木々の向うには天草方面が良く見えます。霧氷は空気中の水蒸気が木の枝とぶつかる際にその衝撃で瞬冷されて凍りつくとのことです。見事に真っ白な世界です。
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宇土半島から天草の島々もよく見えます。
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雲仙温泉方面。1時間前にはあの下から見上げていたのです。
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霧氷の国見岳。登山道があるのですが雪の用意が全くないので見るだけです。
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ロープウェイ駅からすぐの展望台から見る普賢岳。左側のポツンとした山が普賢岳(元々雲仙岳といっていた山の最高峰)で、その右側が20年前の噴火の際にできた溶岩ドームである平成新山です。平成新山からはまだ大量の水蒸気が出ていて噴火活動を継続しているのが分かります。
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平成新山から火砕流が下り降りていった跡地。今でも不毛の地のようで、砂防ダムが幾重にも張り巡らされています。
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諫早湾方面もよく見えます。諫早湾の堤防とその堤防の内外で海の色が違っているのが良く分かります。
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下りのロープウェイから見た急斜面の霧氷です。
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ロープウェイ駅から見た普賢岳。
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雲仙岳から下って南島原の原城跡です。島原の乱の舞台で、天草四郎を筆頭にしたキリシタン一揆の現場ですが徳川幕府に破れ女子供を含む3万7千人が命を落としたところです。幕府は乱後原城を徹底的に破却、石垣も破壊されて下の部分しか残っていません。
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原城本丸跡には天草四郎の銅像、十字架、天草四郎の墓石があります。
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本丸跡から臨む雲仙普賢岳。本丸跡は海に面した高台で、普賢岳の方面に二の丸、三の丸と続いています。二の丸からは今では畑になっています。
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原城跡から車で10分弱でキリシタン戦国大名有馬晴信の居城であった日野江城跡です。原城は日野江城の支城です。今となっては普通の山ですが戦国時代においては織田信長が築城した安土城に匹敵するほどの直線的な階段が造られ、付近にはセミナリヨもあったという南肥前の中心地です。ちょうどその階段の発掘が行われておりまして、この階段の石ですがキリシタン大名有馬晴信がこの地の寺院を破却して墓石を使ったとのことです。島原の乱でのキリシタン皆殺しもすごいことですが、墓石を階段の石に使って毎日墓石を踏みつけて登城する、というのもすごいことです。数個の石には家紋のような刻印がありました。やっぱりお墓だったのでしょう。
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小高い丘の上が本丸跡です。この城跡も原城跡や長崎の教会とともに「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として世界遺産登録が近い(2016年のユネスコ世界遺産委員会で審議)ようです。世界遺産になる前に遺跡の発掘を行っておこうということなのか、多くの人が発掘作業を行っておりました。
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日野江城本丸跡から見た原城跡。海に突き出た支城です。その向うは天草です。
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日野江城の発掘現場。世界遺産登録までもう少し。それまでに城跡を整備しないといけないのでしょう。
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雲仙普賢岳の直下に来ました。ここまで来ると普賢岳ではない、平成新山が間近で見れます。
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ここが一般人が近づける限界です。1991年の噴火に伴う火砕流では大きい人的被害が出ましたが、ここも火砕流に巻き込まれた場所でしょう。
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火砕流の流れた谷である水無川に架かる橋の上から見た普賢岳。幾重にも築かれた砂防ダム。ロープウェイの上から見たところです。
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まゆやま道路という県道から平成新山が正面に見えます。1991年の噴火時にはこの辺りで報道陣が火砕流に巻き込まれたようです。
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平成新山は不気味に水蒸気をあげています。有明海を挟んだ東側では阿蘇山が噴煙を上げているのがかすかに見えます。やはりこの二つの火山は繋がっていて、その東側には別府温泉さらに中央構造線に続いてフォッサマグナに連なり富士山に至るという、日本列島ってやはり火山列島なんです。だから温泉があるのですが、地震も恐い。
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予想外にも雲仙ロープウェイに乗って妙見岳に行けたせいか、時間が押してしまい午後2時の段階でまだ島原市辺りにいました。4時半には佐賀空港に戻らないといけないのですがその見込はかなりヤバイということで諫早まで出て長崎道をぶっ飛ばして何とか4時40分すぎに佐賀空港に到着、春秋航空のチェックインを済ませてからレンタカーを返す手続きをしました。5時半すぎの定刻通り春秋航空は成田へと。佐賀空港から見た雲仙普賢岳はとても遠く見えました。
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