出水・伊佐旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2015年の初旅は南九州・鹿児島へ。<br /><br />ここまでの2日間で、鹿児島県の南側のにあたる「指宿」や「知覧」をぐるっと巡ってきたので、旅の最終日は北薩地域のスポットを訪れてみることに☆<br /><br />この時期、八代海近くの出水平野に飛来する万羽の鶴の優雅に舞う姿に感嘆し、その昔、薩摩藩が領内各地に整備した“外城”のうち、今もその町並みが残る重伝建地区を(欲張りにも)2つ訪れ、最後に薩摩一之宮と称される神社にお参り。。。<br /><br />この3日間、旅の目的である鹿児島の豊かな自然と今も残る歴史にふれ、その魅力を十二分に感じることができました♪<br /><br />〔旅の行程〕<br />・鹿児島中央駅 ~ 出水駅 ~ 出水市ツル観察センター ~ 出水麓武家屋敷群(公開武家屋敷竹添邸 ~ 公開武家屋敷税所邸)~ 入来麓武家屋敷群 ~ 新田神社/可愛山陵 ~ 川内駅 ~ 鹿児島空港 ~ 那覇空港<br /><br />〔2015年初旅 南九州・鹿児島の自然と歴史にふれる旅〕<br />・1月9日(1日目)午後 ~ 10日(2日目)午前:指宿市/指宿市街散策<br /> ~「指宿のたまて箱号」に乗り、南薩の名湯・指宿で温泉三昧♪~<br />  http://4travel.jp/travelogue/10970938<br />・1月10日(2日目)午前~午後:指宿市/長崎鼻~池田湖観光<br /> ~薩摩富士・開聞岳の麓で、いち早く春の息吹を感じる~<br />  http://4travel.jp/travelogue/10972505<br />・1月10日(2日目)午後:南九州市/知覧散策<br /> ~薩摩の小京都 知覧・重要伝統的建造物群保存地区を歩く~<br />  http://4travel.jp/travelogue/10973597<br />・1月11日(3日目)午後:出水市&薩摩川内市観光(この旅行記)<br /><br /><br />〔重要伝統的建造物群保存地区を歩く(九州・沖縄編)〕<br />・秋月(福岡県朝倉市/城下町)<br /> http://4travel.jp/travelogue/10563226<br />・有田内山(佐賀県西松浦郡有田町/製磁町)<br /> http://4travel.jp/travelogue/10597026<br />・豆田町(大分県日田市/商家町)<br /> http://4travel.jp/travelogue/10563332<br />・竹富島(沖縄県竹富町/島の農村集落)<br /> http://4travel.jp/travelogue/10904833<br /> http://4travel.jp/travelogue/10905124 

2015年初旅 南九州・鹿児島の自然と歴史にふれる旅【4】~万羽の鶴が優雅に舞う姿に感嘆し、薩摩武士の鼓動が今も残る武家街を巡る~

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2015/01/09 - 2015/01/11

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2

70

紅い翼

紅い翼さん

2015年の初旅は南九州・鹿児島へ。

ここまでの2日間で、鹿児島県の南側のにあたる「指宿」や「知覧」をぐるっと巡ってきたので、旅の最終日は北薩地域のスポットを訪れてみることに☆

この時期、八代海近くの出水平野に飛来する万羽の鶴の優雅に舞う姿に感嘆し、その昔、薩摩藩が領内各地に整備した“外城”のうち、今もその町並みが残る重伝建地区を(欲張りにも)2つ訪れ、最後に薩摩一之宮と称される神社にお参り。。。

この3日間、旅の目的である鹿児島の豊かな自然と今も残る歴史にふれ、その魅力を十二分に感じることができました♪

〔旅の行程〕
・鹿児島中央駅 ~ 出水駅 ~ 出水市ツル観察センター ~ 出水麓武家屋敷群(公開武家屋敷竹添邸 ~ 公開武家屋敷税所邸)~ 入来麓武家屋敷群 ~ 新田神社/可愛山陵 ~ 川内駅 ~ 鹿児島空港 ~ 那覇空港

〔2015年初旅 南九州・鹿児島の自然と歴史にふれる旅〕
・1月9日(1日目)午後 ~ 10日(2日目)午前:指宿市/指宿市街散策
 ~「指宿のたまて箱号」に乗り、南薩の名湯・指宿で温泉三昧♪~
  http://4travel.jp/travelogue/10970938
・1月10日(2日目)午前~午後:指宿市/長崎鼻~池田湖観光
 ~薩摩富士・開聞岳の麓で、いち早く春の息吹を感じる~
  http://4travel.jp/travelogue/10972505
・1月10日(2日目)午後:南九州市/知覧散策
 ~薩摩の小京都 知覧・重要伝統的建造物群保存地区を歩く~
  http://4travel.jp/travelogue/10973597
・1月11日(3日目)午後:出水市&薩摩川内市観光(この旅行記)


〔重要伝統的建造物群保存地区を歩く(九州・沖縄編)〕
・秋月(福岡県朝倉市/城下町)
 http://4travel.jp/travelogue/10563226
・有田内山(佐賀県西松浦郡有田町/製磁町)
 http://4travel.jp/travelogue/10597026
・豆田町(大分県日田市/商家町)
 http://4travel.jp/travelogue/10563332
・竹富島(沖縄県竹富町/島の農村集落)
 http://4travel.jp/travelogue/10904833
 http://4travel.jp/travelogue/10905124 

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
交通
3.0
交通手段
高速・路線バス レンタカー 新幹線 徒歩 ソラシド エア
旅行の手配内容
個別手配

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  • 〔 鹿児島中央駅 〕<br /><br />旅の最終日の日曜日、まずは「鹿児島中央駅」から九州新幹線に乗り、鹿児島県の北西部に位置する「出水駅」まで移動します。<br /><br />費用もそれなりにかかるので、本当なら新幹線以外の手段を使いたかったところですが、ここで移動に時間をかけるとこの日の行程が破綻してしまうので、ここだけワープしちゃいます(苦笑)

    〔 鹿児島中央駅 〕

    旅の最終日の日曜日、まずは「鹿児島中央駅」から九州新幹線に乗り、鹿児島県の北西部に位置する「出水駅」まで移動します。

    費用もそれなりにかかるので、本当なら新幹線以外の手段を使いたかったところですが、ここで移動に時間をかけるとこの日の行程が破綻してしまうので、ここだけワープしちゃいます(苦笑)

    鹿児島中央駅

  • 〔 出水駅 〕<br /><br />「鹿児島中央駅」を8時24分発のさくら372号に乗り、「出水駅」についたのが8時47分なので、乗車してたのが20分ちょっとでした………新幹線の速さ恐るべし。。。<br /><br />ご覧のとおり、駅構内にも鶴のモニュメントがあるとおり、ここ出水は鶴の飛来地になっています。<br />こういう野鳥関係はまったくのシロウトなのですが、ちょうど時期的にもいいタイミングのようなので、どんなもんなのか見に行ってみようという趣向です☆

    〔 出水駅 〕

    「鹿児島中央駅」を8時24分発のさくら372号に乗り、「出水駅」についたのが8時47分なので、乗車してたのが20分ちょっとでした………新幹線の速さ恐るべし。。。

    ご覧のとおり、駅構内にも鶴のモニュメントがあるとおり、ここ出水は鶴の飛来地になっています。
    こういう野鳥関係はまったくのシロウトなのですが、ちょうど時期的にもいいタイミングのようなので、どんなもんなのか見に行ってみようという趣向です☆

    出水駅

  • 〔 出水市ツル観察センター 〕<br /><br />駅前でレンタカーを受け取り、さっそく出水平野の干拓地の一角にある「出水市ツル観察センター」へやってきました。<br /><br />建物の2階から屋上の展望所へ上がってみると……。

    〔 出水市ツル観察センター 〕

    駅前でレンタカーを受け取り、さっそく出水平野の干拓地の一角にある「出水市ツル観察センター」へやってきました。

    建物の2階から屋上の展望所へ上がってみると……。

    出水市ツル観察センター 自然・景勝地

  • !!!!!<br />ここにいるの、ぜ〜んぶ鶴ですか〜〜〜。

    !!!!!
    ここにいるの、ぜ〜んぶ鶴ですか〜〜〜。

  • 出水に渡ってくる鶴とこの場所は、「鹿児島県のツルおよびその渡来地」として国の特別天然記念物に指定されていることや、飛来するマナヅルやナベヅルが絶滅危惧種にもなっている貴重な種だそうなので、てっきりもっと少ない数なのかな〜と思っていたんですが、(良い意味で)イメージを完全に裏切られましたね☆

    イチオシ

    出水に渡ってくる鶴とこの場所は、「鹿児島県のツルおよびその渡来地」として国の特別天然記念物に指定されていることや、飛来するマナヅルやナベヅルが絶滅危惧種にもなっている貴重な種だそうなので、てっきりもっと少ない数なのかな〜と思っていたんですが、(良い意味で)イメージを完全に裏切られましたね☆

  • (出水市ツル観察センターの風景①)

    (出水市ツル観察センターの風景①)

  • (出水市ツル観察センターの風景②)

    (出水市ツル観察センターの風景②)

  • むむむ……鶴の生息区域からちょっと離れた場所にある展望所から、飛び回っている鶴を被写体として捉えるのがかなり難しい。。。

    むむむ……鶴の生息区域からちょっと離れた場所にある展望所から、飛び回っている鶴を被写体として捉えるのがかなり難しい。。。

  • (出水市ツル観察センターの風景③)

    (出水市ツル観察センターの風景③)

  • お、編隊飛行……群れの1つでしょうかね?

    お、編隊飛行……群れの1つでしょうかね?

  • ここからしばしの間、飛んでいる鶴の絵にチャレンジ。<br /><br />300ミリ望遠ズームレンズのテレ端で撮ってるんですけど、これがまた難しくて。。。<br />やっぱりちゃんとした野鳥の撮影には、もうちょっと焦点距離が長いレンズが必須だな……。<br />ま、もちろん撮影者の技量が1番の問題ですけど。<br />(ちなみに、大口径の超望遠レンズ&三脚で完全武装した方もちらほら見かけました)

    ここからしばしの間、飛んでいる鶴の絵にチャレンジ。

    300ミリ望遠ズームレンズのテレ端で撮ってるんですけど、これがまた難しくて。。。
    やっぱりちゃんとした野鳥の撮影には、もうちょっと焦点距離が長いレンズが必須だな……。
    ま、もちろん撮影者の技量が1番の問題ですけど。
    (ちなみに、大口径の超望遠レンズ&三脚で完全武装した方もちらほら見かけました)

  • (出水市ツル観察センターの風景④)

    イチオシ

    (出水市ツル観察センターの風景④)

  • (出水市ツル観察センターの風景⑤)

    (出水市ツル観察センターの風景⑤)

  • こ、これは時間がいくらあっても足りない!<br />鶴が撮影に適した距離&角度に飛んでくるのを待たないといけないし、かついい感じで来ても手ブレで写真がボツになったりと〜。<br /><br />まあ、普段では絶対にお目にかかることができない光景にこれだけ出合えたので、このくらいにしておきましょう♪

    こ、これは時間がいくらあっても足りない!
    鶴が撮影に適した距離&角度に飛んでくるのを待たないといけないし、かついい感じで来ても手ブレで写真がボツになったりと〜。

    まあ、普段では絶対にお目にかかることができない光景にこれだけ出合えたので、このくらいにしておきましょう♪

  • 観察センターの2階に、ここ出水平野に渡ってくる鶴に関する資料が展示されていて、ちなみにガラス越しにはなりますが、ここからも鶴たちの様子を眺めることができます。

    観察センターの2階に、ここ出水平野に渡ってくる鶴に関する資料が展示されていて、ちなみにガラス越しにはなりますが、ここからも鶴たちの様子を眺めることができます。

  • (出水市ツル観察センターの風景⑥)

    (出水市ツル観察センターの風景⑥)

  • いったん建物の外に出て、少し田園風景っぽい絵も。<br />あ、この鶴たちはレプリカですのでこんなに近づけます(笑)

    いったん建物の外に出て、少し田園風景っぽい絵も。
    あ、この鶴たちはレプリカですのでこんなに近づけます(笑)

  • 案内板にあるとおり、はるばるシベリアから越冬のために飛来してるんですね。<br />越冬期間はだいたい10月中旬から翌3月下旬くらいまでで、12月末から1月にかけてピークとなるそうです。<br /><br />たしか観察センターの前に、今日時点の飛来数が14,378羽と示されていたのにもなんか納得。。。

    案内板にあるとおり、はるばるシベリアから越冬のために飛来してるんですね。
    越冬期間はだいたい10月中旬から翌3月下旬くらいまでで、12月末から1月にかけてピークとなるそうです。

    たしか観察センターの前に、今日時点の飛来数が14,378羽と示されていたのにもなんか納得。。。

  • (出水市ツル観察センターの風景⑦)

    イチオシ

    (出水市ツル観察センターの風景⑦)

  • (出水市ツル観察センターの風景⑧)

    (出水市ツル観察センターの風景⑧)

  • いや〜〜〜のどかな田園風景の中に、まさかここまでの数の鶴が集まっているとは………まさに壮観でしたね☆<br />こういう貴重な渡り鳥を、360度のパノラマで間近で観察することができるスポットでした。<br />この鶴たちも春を前にシベリアへ帰ってしまいますが、また来年も元気な姿を見せて欲しいものです。

    いや〜〜〜のどかな田園風景の中に、まさかここまでの数の鶴が集まっているとは………まさに壮観でしたね☆
    こういう貴重な渡り鳥を、360度のパノラマで間近で観察することができるスポットでした。
    この鶴たちも春を前にシベリアへ帰ってしまいますが、また来年も元気な姿を見せて欲しいものです。

  • 〔 出水麓武家屋敷群 〕<br /><br />続いてやってきたのは、同じく出水市内の「出水麓武家屋敷群」です。

    〔 出水麓武家屋敷群 〕

    続いてやってきたのは、同じく出水市内の「出水麓武家屋敷群」です。

    出水麓武家屋敷群 名所・史跡

  • 江戸時代、薩摩藩が領地を“外城”と呼ばれる行政区画に分け、領主の屋敷を中心に“麓”と呼ばれる武士の居住区を設けて統治しており、ここ「出水麓」は、薩摩と肥後の国境にあり大変重要視された地で、薩摩藩最大の外城だったそうです。<br /><br />そして今も往時の武家街が残されていることから、この「出水麓武家屋敷群」が国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

    江戸時代、薩摩藩が領地を“外城”と呼ばれる行政区画に分け、領主の屋敷を中心に“麓”と呼ばれる武士の居住区を設けて統治しており、ここ「出水麓」は、薩摩と肥後の国境にあり大変重要視された地で、薩摩藩最大の外城だったそうです。

    そして今も往時の武家街が残されていることから、この「出水麓武家屋敷群」が国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

  • 〔 公開武家屋敷竹添邸 〕<br /><br />この重伝建地区内にいくつか公開している武家屋敷があるので、まずはそちらにお邪魔してみましょう。<br />最初に、肥後国の人吉・球磨城主であった相良家の一族だったという竹添家の邸へ。<br /><br /><br />・秋めく「肥薩のみち」をゆく【3】〜清流・球磨川に寄り添うように残る、相良氏700年の居城 人吉城登城記〜<br /> http://4travel.jp/travelogue/10838305

    〔 公開武家屋敷竹添邸 〕

    この重伝建地区内にいくつか公開している武家屋敷があるので、まずはそちらにお邪魔してみましょう。
    最初に、肥後国の人吉・球磨城主であった相良家の一族だったという竹添家の邸へ。


    ・秋めく「肥薩のみち」をゆく【3】〜清流・球磨川に寄り添うように残る、相良氏700年の居城 人吉城登城記〜
     http://4travel.jp/travelogue/10838305

  • (出水麓武家屋敷群の風景①)

    (出水麓武家屋敷群の風景①)

  • 昨日訪れた「知覧麓」では、見学できるのがお庭だけでしたけど、こちらは建物の中も見学できるようになっていました。<br />ちなみにこちらの建物は、大河ドラマ「篤姫」のロケ地にもなったそうです。

    昨日訪れた「知覧麓」では、見学できるのがお庭だけでしたけど、こちらは建物の中も見学できるようになっていました。
    ちなみにこちらの建物は、大河ドラマ「篤姫」のロケ地にもなったそうです。

  • (出水麓武家屋敷群の風景②)

    (出水麓武家屋敷群の風景②)

  • 奥の座敷から眺めた障子越しのお庭。<br />武家屋敷らしい質実さの中にも、凛とした雰囲気が残っています。

    奥の座敷から眺めた障子越しのお庭。
    武家屋敷らしい質実さの中にも、凛とした雰囲気が残っています。

  • おおっと………ビックリしたな〜〜。<br />昔の鎧兜を立てかけてたんですね。。。

    おおっと………ビックリしたな〜〜。
    昔の鎧兜を立てかけてたんですね。。。

  • 庭には薩摩の剣術・野太刀示現流の稽古場も。<br />さすが武の国・薩摩!

    庭には薩摩の剣術・野太刀示現流の稽古場も。
    さすが武の国・薩摩!

  • 〔 公開武家屋敷税所邸 〕<br /><br />引き続いて、「竹添邸」のとなりの「公開武家屋敷税所邸」にも寄ってみましょう。

    〔 公開武家屋敷税所邸 〕

    引き続いて、「竹添邸」のとなりの「公開武家屋敷税所邸」にも寄ってみましょう。

  • (出水麓武家屋敷群の風景③)

    (出水麓武家屋敷群の風景③)

  • (出水麓武家屋敷群の風景④)

    (出水麓武家屋敷群の風景④)

  • こちらの税所家も代々出水郷の要職を務めた家で、ここ出水麓でも最古の武家屋敷建築と言われているそうです。<br /><br />玄関から上がり、奥の上座敷へ。

    こちらの税所家も代々出水郷の要職を務めた家で、ここ出水麓でも最古の武家屋敷建築と言われているそうです。

    玄関から上がり、奥の上座敷へ。

  • (出水麓武家屋敷群の風景⑤)

    (出水麓武家屋敷群の風景⑤)

  • 黒塗りの鎧に刀そして弓と、なかなか展示品にもこだわりがありそう。。。

    黒塗りの鎧に刀そして弓と、なかなか展示品にもこだわりがありそう。。。

  • そして上座敷にちと腰を下ろし、しばしお庭を眺めてみましょうか♪<br />「竹添邸」・「税所邸」ともに邸内を案内してくれる方がいて、懇切な説明をいただきました。

    そして上座敷にちと腰を下ろし、しばしお庭を眺めてみましょうか♪
    「竹添邸」・「税所邸」ともに邸内を案内してくれる方がいて、懇切な説明をいただきました。

  • ここから、この出水麓の重伝建地区内を軽〜く散策していきます。<br />やっぱり電柱とか電線が無いと、町並みがスマートに見えますね。

    ここから、この出水麓の重伝建地区内を軽〜く散策していきます。
    やっぱり電柱とか電線が無いと、町並みがスマートに見えますね。

  • (出水麓武家屋敷群の風景⑥)

    (出水麓武家屋敷群の風景⑥)

  • 出水郷の郷社・諏訪神社も町の一角に鎮座しています。

    出水郷の郷社・諏訪神社も町の一角に鎮座しています。

  • 藩主が参勤交代などの途中に宿泊する場所である「御仮屋」の門が、「出水御仮屋門」として残されています。<br />後ろの鉄筋コンクリートの建物(小学校?)が、絵的には玉に傷ですが(苦笑)

    藩主が参勤交代などの途中に宿泊する場所である「御仮屋」の門が、「出水御仮屋門」として残されています。
    後ろの鉄筋コンクリートの建物(小学校?)が、絵的には玉に傷ですが(苦笑)

  • 武家屋敷見学+散策で1時間くらいの間、江戸時代の武家街にタイムスリップしてました♪<br />重伝建地区としての規模も比較的大きく、特にメインの公開武家屋敷周辺については、保存にも大変気を配っている印象を受けました。<br /><br />昨日、「知覧」の武家屋敷群を訪れた時にも思いましたが、商家町のような派手さは無いですが、こういう石垣や生垣が整然と残る町並みの中をぷらぷらと歩いてみるのも、なかなか趣きがあっていいですね〜。

    イチオシ

    武家屋敷見学+散策で1時間くらいの間、江戸時代の武家街にタイムスリップしてました♪
    重伝建地区としての規模も比較的大きく、特にメインの公開武家屋敷周辺については、保存にも大変気を配っている印象を受けました。

    昨日、「知覧」の武家屋敷群を訪れた時にも思いましたが、商家町のような派手さは無いですが、こういう石垣や生垣が整然と残る町並みの中をぷらぷらと歩いてみるのも、なかなか趣きがあっていいですね〜。

  • 〔 入来麓武家屋敷群 〕<br /><br />だんだんと帰りのフライト時間が近づいてきている中、さてこれからどうしようかとしばし思案。。。<br /><br />今回の旅で、鹿児島県に3つある重伝建地区のうち「知覧麓」と「出水麓」を訪れましたが、せっかくここまで来たので、ちとマイナーではありますが、最後の1つである「入来麓武家屋敷群」にも足を延ばしてみることに☆

    〔 入来麓武家屋敷群 〕

    だんだんと帰りのフライト時間が近づいてきている中、さてこれからどうしようかとしばし思案。。。

    今回の旅で、鹿児島県に3つある重伝建地区のうち「知覧麓」と「出水麓」を訪れましたが、せっかくここまで来たので、ちとマイナーではありますが、最後の1つである「入来麓武家屋敷群」にも足を延ばしてみることに☆

    入来麓武家屋敷群 名所・史跡

  • 出水市から国道328号線をひたすら南下し、薩摩川内市の内陸部にある「入来麓」へ。<br />車でちょうど1時間くらいかかったでしょうか。<br /><br />駐車場の一角に「入来麓武家屋敷群」の地図があったので、まずは位置関係を確認。<br />何せ事前の情報がかなり限られてましたので…。<br />とりあえず、この地区の中心っぽい城跡と「増田家住宅」のあたりに向かって歩いてみましょう。

    出水市から国道328号線をひたすら南下し、薩摩川内市の内陸部にある「入来麓」へ。
    車でちょうど1時間くらいかかったでしょうか。

    駐車場の一角に「入来麓武家屋敷群」の地図があったので、まずは位置関係を確認。
    何せ事前の情報がかなり限られてましたので…。
    とりあえず、この地区の中心っぽい城跡と「増田家住宅」のあたりに向かって歩いてみましょう。

  • (入来麓武家屋敷群の風景①)

    (入来麓武家屋敷群の風景①)

  • (入来麓武家屋敷群の風景②)

    (入来麓武家屋敷群の風景②)

  • お堀跡に沿ってしばらくゆくと、中世から薩摩地方の豪族として活躍したという入来院氏の城跡である「清色城跡」の碑の前へ。<br /><br />この上は小学校のようなので、さらに先へ歩を進めます。

    お堀跡に沿ってしばらくゆくと、中世から薩摩地方の豪族として活躍したという入来院氏の城跡である「清色城跡」の碑の前へ。

    この上は小学校のようなので、さらに先へ歩を進めます。

  • (入来麓武家屋敷群の風景③)

    (入来麓武家屋敷群の風景③)

  • お、美しい茅葺き屋根の建物が♪

    お、美しい茅葺き屋根の建物が♪

  • こちらの「旧増田家住宅」は、明治初期の廃仏毀釈の際に廃寺となった場所に建てられたものだそうで、薩摩地方の古い武家住宅である別棟型民家としての特徴を有しており、国の重要文化財にも指定されています。<br /><br />そう言われてみると、知覧にも2棟が並んだ建物があったような。。。

    こちらの「旧増田家住宅」は、明治初期の廃仏毀釈の際に廃寺となった場所に建てられたものだそうで、薩摩地方の古い武家住宅である別棟型民家としての特徴を有しており、国の重要文化財にも指定されています。

    そう言われてみると、知覧にも2棟が並んだ建物があったような。。。

  • まずは石藏の中で、ここ入来麓の歴史についてお勉強。<br />この「旧増田家住宅」は最近新たに整備されたようで、設備もかなり新しい感じ。<br /><br />あ、画面が知覧だ……(完全に偶然です)。

    まずは石藏の中で、ここ入来麓の歴史についてお勉強。
    この「旧増田家住宅」は最近新たに整備されたようで、設備もかなり新しい感じ。

    あ、画面が知覧だ……(完全に偶然です)。

  • (入来麓武家屋敷群の風景④)

    イチオシ

    (入来麓武家屋敷群の風景④)

  • ではでは、土間の方から中へおじゃましてみます。

    ではでは、土間の方から中へおじゃましてみます。

  • 手前の畳の間の先が、2つの棟をつなぐ「樋(て)の間」というそうで、その奥に「おもて」と呼ばれる普段主人が生活するもう1棟が続いています。<br /><br />やっぱり格式を示すためか、「おもて」の床の方が1段高く作られてますね。

    手前の畳の間の先が、2つの棟をつなぐ「樋(て)の間」というそうで、その奥に「おもて」と呼ばれる普段主人が生活するもう1棟が続いています。

    やっぱり格式を示すためか、「おもて」の床の方が1段高く作られてますね。

  • さすがに「おもて」の方が、明るくかつ内装も整えられている感じです。

    さすがに「おもて」の方が、明るくかつ内装も整えられている感じです。

  • (入来麓武家屋敷群の風景⑤)

    (入来麓武家屋敷群の風景⑤)

  • 縁側に腰掛け、ちょっとひと息。。。<br /><br />ちなみにこの日はとってもお話上手な案内役の方がいらっしゃったので、入来麓や旧増田家住宅についていろいろと教えてもらい、オールカラーで20ページくらいもあるとても立派なパンフレットまでいただいてしまいました。

    縁側に腰掛け、ちょっとひと息。。。

    ちなみにこの日はとってもお話上手な案内役の方がいらっしゃったので、入来麓や旧増田家住宅についていろいろと教えてもらい、オールカラーで20ページくらいもあるとても立派なパンフレットまでいただいてしまいました。

  • さらに重伝建地区内をぷらぷらと散策してると、昔ながらの茅葺き屋根の門を発見☆

    さらに重伝建地区内をぷらぷらと散策してると、昔ながらの茅葺き屋根の門を発見☆

  • ………と、本当はもう少しゆっくりしたかったんですが、なんと無情にもタイムアップの時間が〜〜〜。<br />ほんのわずかでしたが、飾り気のない昔から続く薩摩の素朴な“麓”に出会えうことができました。<br /><br />この後、ここから「鹿児島空港」までそのまま車で行けないこともないですが、昨日と今日の長時間の運転でちと疲れてしまったところもあり、より近い薩摩川内市中心部へ向かうことに。

    イチオシ

    ………と、本当はもう少しゆっくりしたかったんですが、なんと無情にもタイムアップの時間が〜〜〜。
    ほんのわずかでしたが、飾り気のない昔から続く薩摩の素朴な“麓”に出会えうことができました。

    この後、ここから「鹿児島空港」までそのまま車で行けないこともないですが、昨日と今日の長時間の運転でちと疲れてしまったところもあり、より近い薩摩川内市中心部へ向かうことに。

  • 〔 新田神社/可愛山陵 〕<br /><br />そして最後に訪れたのが、薩摩国一之宮と称される「新田神社」です。<br /><br />………って昨日お参りした「枚聞神社」も薩摩国一之宮だったですけども。<br />その昔からどちらが一之宮なのか論争が続いていて、それが今に至っているんだとか。<br />まあ、そのまま並立させてるところなんかがいかにも日本的対応で、個人的には白黒つけるより良いんじゃないかな〜と思います(笑)

    〔 新田神社/可愛山陵 〕

    そして最後に訪れたのが、薩摩国一之宮と称される「新田神社」です。

    ………って昨日お参りした「枚聞神社」も薩摩国一之宮だったですけども。
    その昔からどちらが一之宮なのか論争が続いていて、それが今に至っているんだとか。
    まあ、そのまま並立させてるところなんかがいかにも日本的対応で、個人的には白黒つけるより良いんじゃないかな〜と思います(笑)

    新田神社 寺・神社・教会

  • (新田神社/可愛山陵の風景①)

    (新田神社/可愛山陵の風景①)

  • この「新田神社」は、薩摩川内市の市街地にある標高70メートルの神亀山の山頂に鎮座する神社で、ニニギノミコトをご祭神としてお祀りしています。

    この「新田神社」は、薩摩川内市の市街地にある標高70メートルの神亀山の山頂に鎮座する神社で、ニニギノミコトをご祭神としてお祀りしています。

  • 安産に大変霊験があるという「子だき狛犬」。<br />狛犬の頭をなでなでするといいそうです。

    安産に大変霊験があるという「子だき狛犬」。
    狛犬の頭をなでなでするといいそうです。

  • (新田神社/可愛山陵の風景②)

    (新田神社/可愛山陵の風景②)

  • 神社の社殿のさらに奥へ進んでみると、これまた迫力ある巨木の先に陵が見えてきました。

    イチオシ

    神社の社殿のさらに奥へ進んでみると、これまた迫力ある巨木の先に陵が見えてきました。

  • (新田神社/可愛山陵の風景③)

    (新田神社/可愛山陵の風景③)

    可愛山陵 名所・史跡

  • こちらの「可愛(えの)山陵」は、「新田神社」のご祭神でもあるニニギノミコトの墳墓とされ、現在宮内庁直轄で管理されているそうです。<br /><br />神社の方は多くの参拝客で賑わっていましたが、ここだけは凛とした静けさに包まれていました。

    こちらの「可愛(えの)山陵」は、「新田神社」のご祭神でもあるニニギノミコトの墳墓とされ、現在宮内庁直轄で管理されているそうです。

    神社の方は多くの参拝客で賑わっていましたが、ここだけは凛とした静けさに包まれていました。

  • 〔 川内駅 〕<br /><br />「川内駅」のすぐ近くでレンタカーを返却し、駅前までやってきました。<br />あとはここから出ているリムジンバスに乗って、「鹿児島空港」まで移動するだけ。

    〔 川内駅 〕

    「川内駅」のすぐ近くでレンタカーを返却し、駅前までやってきました。
    あとはここから出ているリムジンバスに乗って、「鹿児島空港」まで移動するだけ。

    川内駅 (鹿児島県)

  • 出発時間まで少し間があるので、駅前の喫茶店でひと息いれましょうか。<br /><br />この日は“出水の鶴”で想定外の時間を取ってしまったためか、結局予定がキツキツで、お昼ご飯が15時近くのケーキになってしまいましたね。。。

    出発時間まで少し間があるので、駅前の喫茶店でひと息いれましょうか。

    この日は“出水の鶴”で想定外の時間を取ってしまったためか、結局予定がキツキツで、お昼ご飯が15時近くのケーキになってしまいましたね。。。

  • 〔 鹿児島空港 〕<br /><br />川内駅前を15時20分発のリムジンバスで「鹿児島空港」へ移動し、そして17時45分発のANAで沖縄への帰路につきます。<br /><br />2015年の初旅。<br />この最終日、どちらかと言えばメジャーな観光スポットではありませんでしたが、旅の目的のとおり、鹿児島の豊かな自然と今も残る歴史にふれ、その魅力を十二分に感じることができました♪<br /><br />旅行記が大部となってしまいしましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

    〔 鹿児島空港 〕

    川内駅前を15時20分発のリムジンバスで「鹿児島空港」へ移動し、そして17時45分発のANAで沖縄への帰路につきます。

    2015年の初旅。
    この最終日、どちらかと言えばメジャーな観光スポットではありませんでしたが、旅の目的のとおり、鹿児島の豊かな自然と今も残る歴史にふれ、その魅力を十二分に感じることができました♪

    旅行記が大部となってしまいしましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

    鹿児島空港 空港

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この旅行記へのコメント (2)

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  • ぺでぃまるさん 2015/02/04 08:32:03
    詰めましたね
    紅い翼さん、おはよう。

    いやー、詰めましたね!
    たぶん出水は入れてくると思いましたが、入来までいきましたか。
    タイムオーバー間違いないですね(^_^)

    仰られるよう武家町つて奥まっている、言っても個人宅なので、商家町ほどの華やかさないですよね。
    でもその静かな雰囲気、タイムスリップしたみたい。
    生垣はキレイに揃えられ、電線も整備されてて粋ですね。
    出水って鹿児島県観光地メジャーから離れているので、何か行きずらそう。
    歩き回って食事そっちのけ、あるあるです( ´∀`)

    まあでもあの鶴は衝撃ですよ!
    あれ見ると、しばらく動けなさそう。

    鶴って真っ白イメージの強すぎる
     ぺでぃまる

    紅い翼

    紅い翼さん からの返信 2015/02/04 23:17:01
    RE: 詰めましたね
    ぺでぃまるさま、こんばんは〜。
    連投ありがとうございます。

    結局今回の旅で、鹿児島県の重伝建地区3つを制覇してきました(笑)
    最初は知覧だけのつもりだったんですけど、出水に鶴が飛来してると聞き、じゃあ出水麓も→それなら入来麓もっていう流れに。。。

    鹿児島市街からそれなりに距離も離れていて、見どころもある程度限られますので、単体で行くかは……ちと悩ましいところですね。
    というわけで、なかなか北薩まで行く機会がないので、おっしゃるようにどうしても詰め込む行程になっちゃいました。

    そうそう、やっぱり武家町は商家町ほど1つ1つの建物が目立つ訳ではないので、街全体の統一感が重要かな〜と。
    中途半端だと逆にガッカリしちゃいますし。
    その意味では今回の3か所は、とてもレベルが高いんじゃないかと思いました。

    鶴はもう圧巻の一言!
    シロウトの私もそのすごさが分かりました〜。

     紅い翼

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