自転車レース＆合宿＠チェンラーイ 2014.01

2015/01/18 - 2015/01/19

メーチャンでの自転車レース（ロードレース）観戦　および
チェンラーイ県トゥン郡のナーソン・リゾートで行なわれている合宿の
トレーニングに同行させていただきましたので報告します

いや〜、やっぱプロの選手は凄いわ、ホント！

エリア チェンライ(タイ)

• 旅行の満足度: 4.5

＊　１月１８日（日）　５０ｋｍロードレース＠メーチャン

先日SOさんより、メーチャンで自転車のロードレースが開催され、日本人選手も３人出るので応援に行かないかとのお誘いがあった。　んで、行ってきたぞ。

メーチャンはチェンラーイの北３０キロほどのところにある長閑な町。　警察署周辺の道路を封鎖しての周回コースのようだ。

８時スタートと聞いていたが、２０分ほど遅刻してしまったが・・・ちょうどスタート時に間に合った。　出場者は全部で５０名くらいだろうか。

さすがにスタート前の緊張感が伝わってくる。

どれが日本人選手なのか見分けが付かない。

合図と共にいっせいにスタート。　堰を切ったように選手たちが加速していく。

町中の道路の一部を封鎖して、一周１．７キロを３０周する５０キロのレース。

接触・転倒も無く、選手たちは走り去っていった。

２分もすると先頭グループが見えてきた。　はやっ！

シャーという機械音と共に目の前を通り過ぎていく。

スタート＆ゴール地点では係員が通過順位を確認したり
残りの周回数を書いたボードをかざして選手に知らせたりしていた。

先頭グループが一列の隊列を組んで駆け引きを始めた。

トップグループの先頭は目まぐるしく変わっていく。

どれが日本人選手なのかわからないが、多分先頭グループに居るだろうと予想し
日本語で　頑張れ〜♪　と声をかける。　でも一回だけ・・・やっぱ恥ずかしい。

コーナーでもほとんどスピード落とさず駆け抜けていく。
いや〜、カッチョいいねぇ♪

ここでやっとSOさんにお会いして、日本人応援団に合流。
１０人ほどとちと寂しいが、自転車レース自体がマイナースポーツだからね。

日の丸、やっぱ美しいし目立つわ♪

中盤過ぎに一人の日本人選手がとぼとぼ自転車引いてやってきた。
何箇所かに絆創膏貼って。。。

先頭グループ走っていたが、前車が突然　斜行してきたために前輪に接触・転倒したそうだ。　目撃した人によるとかなり派手に転倒・飛ばされたらしいのだが・・・この程度の擦り傷で済むとは・・・しかも最初の言葉が「いや〜、やられちゃいましたよ♪」と明るかった。　

聞くところによると、このレースはあまり重要な大会ではないようで、日本人選手たちも足慣らし程度に捉えて参加しているとのことだった。

そんな草レースとはいえ、５０ｋｍと短いせいもあって、かなりのハイスピードレースで見応えがある。

結局残りの２人の日本人選手も入賞できなかったらしい。　まぁ、無理せず事故や怪我しないように走ったからだろう。

ここで、この選手たちをお世話・監督しているNGさんを紹介された。　（後姿の方です）。　この方、チェンラーイ県の南東部にあるトゥーン郡でリゾートを経営されていて、日本人の自転車レース関係者のお世話を長年されているとか。。。
物静かな方で、選手たちからは「とうちゃん」と呼ばれ、親しまれているそうだ。

↓　自転車雑誌に紹介された　『ナーソン・リゾートでの合宿』

http://www.cyclowired.jp/news/node/74814

自転車レース関係者にはかなり有名なお方のようです

SOさん、MSさんと『ワット・イープン（日泰寺）』に行って、しばし談笑。
今後、こうした日本人選手たちへの応援や対応をどうするべきか話し合った。

まぁ、話し合っていても腹は減るんで・・・メーファールアン大学入り口の
中華料理屋で昼飯。　中華丼　４０バーツ、餃子　４０バーツ。　それから
３人で海老チリ　１５０バーツを頼んだ。　久しぶりの海老チリ、美味かった♪

いったん自宅に戻ったが、SOさんが『ナーソン・リゾート』へ行ってみないかとの
お誘いがあり、３時過ぎに出かける。

トゥーンの町から十数キロの国道沿いにそれはあった。
写真ではわかりづらいが、手前のNGさんのご自宅の奥にコテッジが３０棟？ほど
あった。　かなり敷地はでかい。

ここは静かだし、目の前に交通量の少ない国道が走っているので練習に没頭
できる最適な合宿所だ

NGさんや合宿に参加している選手たちともお話させていただいた。
プロの選手もいればアマチュア選手もいる。　月末には全日本クラスの選手も
大挙して合宿に来るそうである。

食堂ではブッフェ形式の夕食。　ちゃっかりオイラたちもいただいてしまった。

若い選手たちばかりなのだが・・・皆さん礼儀正しく、おとなしいので
驚いてしまった。

それにしても今日は新鮮なものに出会えた充実した一日であったぞ♪

＊　１月１９日（月）　ヴィザの継続更新＆練習のお手伝い

先日　パスポートを新しいものに切り替えたので、リタイアメントヴィザも
継続更新すべくチェンラーイのワンストップ・イミグレへ行った。

出来上がるのを待っていたら・・・「いや〜、予定どおりぴったり１時間４５分だねぇ〜♪」と４人が入ってきた。　昨日、金子選手がヴィザ延長にイミグレに来るとは聞いていたのだが・・・またまたNGさんと選手たちに会った。

えっ！？　トゥーンからここまで７０〜８０キロもあるのに自転車で
１時間４５分で来たってぇ！？

ヴィザ延長済んだら、メーサロンまで練習走行するそうだ。
野次馬根性丸出しのオイラも付いていくことに。。。

合宿には１０人近い選手が今居るそうだが、今回は３人の強化選手をNGさんが
伴走・指導するとのことだ。

↑　NGさんのバイクの後ろを走る選手。

いや〜、速い速い！　どれくらい速いかって！？

遅いトラックはビュ〜ンと追い越します。

オイラの赤ブヒ号のスピードメーターで速度を計ってみると
４０〜５０キロで走り続けます。

走りながらもアドバイスしたり指示するNGさん。

今回はアマチュア選手のKさんは一人で別コースを走ることに。

んで、プロの新城選手と金子選手は地獄のメーサロンコースをNGさんと
一緒に走ることに。。。

メーチャンの町から左折してしばらくは景色の良いなだらかな道

選手紹介　（実は後で調べて凄い選手たちだと知ったのですが・・・）

＊　新城　幸也　（あらしろ　ゆきや）

日本のトップレーサー。　海外で活躍中　↓　ウィキペディアより

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%9F%8E%E5%B9%B8%E4%B9%9F

（抜粋）　＊ツール・ド・フランスとジロ・デ・イタリアの2大グランツールを初めて完走した日本人ライダー
＊日本人で初めてグランツールの表彰台に上がった選手となった
＊2013年は全日本タイトルを獲得し

彼のブログ　http://blog.livedoor.jp/cpiblog00375/

そんな凄い選手とは露知らず、昨夜は夕食いただきながら、オイラの馬鹿話やつまらない質問に付き合っていただいちゃいますた。　明るい好青年です。

ちなみに彼の乗っているロードレーサーは　ウィキペディアによると『世界で4人にしか提供されていなかった』コルナゴC５９というやつで、推定で１５０万円以上？　　冗談で乗せて〜、なんて言わなくて良かったっす。。。

＊　金子　大介　（かねこ　だいすけ）　写真は休憩したカフェでの写真です

セミプロ選手。　まだ輝かしい戦績は無いがまだ若いので今後活躍が期待される
選手。　彼も明るく爽やかな好青年ですので応援してください。

彼のブログ　http://ameblo.jp/jack158cm/

とまぁ、凄い選手２人と伴走できることになったオイラ、驚くことばかり。

平地では５０キロ前後のスピードで走り続けます。

メーサロンの手前２０キロ付近から登りになってきます。

一部砂利道があるのですが、タイヤが細いのでゆっくり。。。

急な勾配ともなるとダンシング（立ち漕ぎ）しないとスピードが落ちちゃいます

写真右側の金子選手の左足の太ももに注目！

普通の人は自転車漕ぐとき、前に出た脚でペダルを踏み込みますが、競技選手は
反対側の足（写真の左足）でもペダルを引き上げて動力とします。　そのため、
こうした競技用自転車はペダルと靴がビンディングでくっついています

僧侶も何事かと驚きの表情

急勾配が続きます

登りが得意な新城選手に遅れを取り出す金子選手

こうしたロードレーサーはギヤ比が高めなのでこうした急坂では
かなりキツイと思います。

二人の差がかなり開いてきました

久しぶりの下り坂、遅れを取り戻すべくかっ飛ぶ金子選手

コーナーリングスピードは・・・バイクより自転車のほうが速い！

どれだけの急坂かわかりますか？
歩いて上るのも大変なくらいの坂です

それでも一度も止まらず（一旦　止まったらリスタートは大変）
かれこれ１時間近く漕ぎ続けています

一番の急坂

ここでオイラがバイクで引いてやれば楽だったのでしょうが
心を鬼にして見守ります・・・っつうか、どうやって引っ張るのか知らん

山桜が咲いていましたが、そんなの愛でる余裕も無く、ひたすら漕ぐ
エッチラ、オッチラ

やっと目的のレストランに到着です

バンドゥからここまで８０キロ。　２時間少々・・・って凄くね！？

NGさんお勧めの中華レストラン

たしかにボリュームたっぷりで美味しかったっす

金子選手、途中でハンガーノック状態だったそうで
麺を２杯、食べました。

バイクで付いていっただけですが、オイラも２杯食べました♪　ただの大食い。。。

食べて飲んで・・・３０分ほどで早くも出発・・・きびしい〜！

メーサロンの町を抜け、別ルートで戻ります

１０キロほど緩い登り道のあとは下り・・・

３人とも凄いスピードで走っていきます

この下りで多分９０キロは出ていたと思います

赤ブヒ号ではなかなか追いつけません

平地に入ってからは・・・
バイクの後ろにぴったりくっついて空気抵抗を減らしてスピードアップ
７０キロくらいのスピードで走り続けます

この列から離れてしまうと・・・空気抵抗でスピードが出せず
どんどん離されてしまいます

途中、金子選手のタイヤがパンク
自分たちでホイールはずしてチューブ代えて・・・手順がいいですね

＊昔、オイラが乗っていたころのロードレーサーはチューブラータイヤだったので
大変だったのですが、今はWOタイヤが主流のようです

メーチャンの喫茶店で別コースに行っていたK選手と落ち合い
しばしお茶タイム

５時間以上走っているのに・・・３人とも冗談飛ばしあうほどまだまだ元気

メーチャンからさらに２５キロほど走ってバンドゥ温泉へ。

ここで選手たちは温泉に入って、待機していた車で帰りました。
新城選手・金子選手が今日走った距離は２１０キロほどだったそうです。
こんなハードな練習を３日間して、１日休息日というスケジュールだそうです。

今度は２月にコラートで行われるアジア選手権が本番レースだとか　↓

http://www.cyclowired.jp/news/node/156998

このハードな合宿での成果を遺憾なく発揮して活躍されて欲しいものです
お手すきの方は是非、応援に行きましょう！

この旅行記へのコメント （4）

• kochanさん 2015/01/22 10:45:15

  ツーリング

  チェンセン、メコン川沿いの食堂で日本人ツーリングのグループ１０人くらいを見かけました、中年の日本人男女がバイクで伴走。あの辺に伴走サービスをする日本人がいるみたいです？

  ブヒブヒさん からの返信 2015/01/25 02:13:17

  RE: ツーリング・・・

  > チェンセン、メコン川沿いの食堂で日本人ツーリングのグループ１０人くらいを見かけました、中年の日本人男女がバイクで伴走。あの辺に伴走サービスをする日本人がいるみたいです？
  
  へぇ〜、そうなんですか。　初めて聞きました。
  もしかしたら自転車仲間が集まってツーリングしているのかもしれませんね。　小生が良く見かけるのは単独で、あるいはカップルで自転車で旅行している欧米人ですね。
  
  そうしたツーリングとは別に北タイでは、ロードレースの練習で走っているグループも良く見ます。　タイ人グループのみならず欧米人グループもあって、やはりバイクで先導していて、とんでもないスピードで走っていますよ。　
  
  もう少し若かったら、小生も自転車で旅してみたいな・・・ホントか？
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　昔は自転車でもツーリングしていた
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　けっこうチャリ好き　　ブヒブヒ

• trat baldさん 2015/01/22 08:13:51

  いや〜やっぱブヒブヒさん凄いわ！

  どうやって写真撮ったの、バイクの後部席じゃブヒじゃなくてブレになっちゃうし。
  ロッヨンの荷台につかまりながら撮ったのかな、一枚も窓枠が写らないから車内じゃ無いよね。
  しかしモーターサイの伴走が有るとは云えど一般道を車と一緒に走るバイカーは凄すぎる、ハンパない速さで走るから事故が無かった事は喜ばしいね！

  ブヒブヒさん からの返信 2015/01/25 01:47:30

  RE: いや〜やっぱブヒブヒさん凄いわ！・・・片手運転でっせ〜♪

  
  ご訪問＆書き込み、いつもありがとうございます。
  
  片手運転しながら、写真撮ってるんですよ〜♪
  右手でアクセル、左手でカメラ・・・ちらっとモニターで確認して
  シャッター押してます。　ズーミング等の操作はできないので
  起動した状態の２８ｍｍの広角で撮ります。　もちろん AUTO MODE・・・
  んで、後でトリミングして、旅行記に載せているんです。
  
  過去のツーリング記事の写真もほとんどが運転しながら撮ってます。
  たくさん撮りまくって、その中から良い状態の画像だけを採用します。
  安物のデジカメなんで、フォーカスもシャッターも反応遅いので
  なかなか良い画像が撮れてませんね。
  
  NGさんが先導し、オイラが一番後ろで一般車両に注意を促す係り・・・
  バックミラー見ながら選手たちより車道側走るんでかなり気を使います。
  自動車も一気に追い抜いてくれれば良いのですが、中にはトロトロ横を
  抜いていく車もあって、見ていて冷や冷やしましたね。　まぁ、選手たちが
  安心して４０〜５０ｋｍ/ｈで走り続けられたんで、ちったぁ　お役に
  立てたと自負しています。
  
  過去に自動車との接触事故等は無いそうですが、突然現れた穴凹避けようと
  して転倒したりすることはあるそうです。　めっさ怖いっすよね〜！
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昔は自転車でツーリングしていた
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チャリダー　　ブヒブヒより