クルスク日帰りツアー

2014/08/28 - 2014/08/28

【紹介】
毎年夏季限定でアイスランドの首都レイキャビクからクルスクへの日帰りツアーが催行されています。すでに旅の先輩方が旅行記を残して下さっていますので、それらを参考にしながら書かせていただきました。ツアー情報のアップデートと考えて頂ければ幸いです。

【Air IcelandのDay Tourページ】
https://www.airiceland.is/day-tours/greenland/kulusuk-day-tour

【アドバイス】
１　雨具
当日の天気にもよりますが、用意される場合は自転車に乗る時のような上下揃った雨合羽をお勧めします。折り畳み傘や上だけの安いナイロンカッパでは到底太刀打ちできません。ナイロンガッパがどんどん壊れて風で飛ばされている人も見かけました。
２　スタンプ
昔は、シロクマのスタンプがもらえたのですが、もう無くなってしまったそうです。パスポートスタンプ愛好家の皆さん、大金をはたくことはありません。あきらめましょう。

【価格】9〜10万円
2014年8月後半で、約640ユーロだったと思います（高いっ！！！）。
アイスランド語のページで取ると、アイスランドクローナで計算されます。当時は為替の関係で3000円くらい浮きました（アイスランド語はGoogle翻訳で解読しました）。
ですので、両方の価格を比較されることをお勧めします。

【所要時間】約8時間
事前の案内では、
レイキャビク国内線空港には1時間前到着
10：10往路離陸
18：05復路着陸
となっていました。空港までの移動などを加味すると10時間、丸一日取られると考えてよいものと思われます。

エリア その他の都市(グリーンランド)

• 旅行の満足度: 2.5
• 観光: 3.0
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

早速バスを乗り間違え、最寄りのバス停から空港まで約1km、徒歩・・・目の前でカモメが一斉に飛び上がり自分の横を通り過ぎるあたりで一斉にボトボトボトッと糞を落としていく、というげんなりな光景など見つつ歩いていると、レイキャビク国内線空港が見えてきました。

レイキャビク郊外にあるケブラヴィーク国際空港と間違えないように、一応レイキャビク国内線空港と書いていますが、現地語ではReykjavíkurflugvöllur（レイキャヴィーク空港）といいます。出発65分前でしたが、この後もしばらく受付が続いていました。ただ、それはすでに並んでいた人をさばいていただけなので、集合に遅れた場合、どの程度融通が利くのかは分かりませんでした。

コインロッカーもあります。値段は
Middle Size：790kr/day
Large Size：1190kr/day
当然、クレジットカードも使えます。
使い方の案内が英語と氷語で書いてありました。
（大きさを確認するのを忘れてしまいました・・・）

すごく小さな空港ですが、トイレもあります。さすが北欧、清潔です。
ちなみに、クルスク空港にも、このようなちゃんとしたトイレがありました。
台数が2〜3台くらいしかないのですが、人口が少ないから当然ですね。

私が到着した9時少し前にはすでに売店も空いていました。サンドイッチ程度であれば入手可能でした。

一応、国際線なので、保安検査場で100ml以上の液体物を没収されます。
ただ、検査場を越えると免税店があり、飲み物を買うことができます。

免税店の中にある飲み物の棚。たしか、
コーラ：130kr
水：165kr
ビール：175kr
だったと思います。
免税店は、復路到着時も利用することができます（ちなみに、これは復路到着後の写真です。ビールを買って町まで帰りましたｗ）

飛行機には、写真のようにタラップもなく直接乗り込みます。

写真のように、座席はいたって普通です。北欧の飛行機なのでヴァイキングサイズなのかと思ったのですがそうでもなく、かといって特に狭いというわけでもありませんでした。
座席数は4列×15行＝60席だったと思います。
行きはガラガラでした（つまりそれだけ帰りが混雑していたということですが・・・）。

機内販売される飲食物は、こんな感じです。
このツアーでは、往復ともにクーポンが手渡されます。たしかクーポンと引き換えにサンドイッチ類かお菓子がもらえたはずです。ただ、水以外の飲み物は付いてきません。

飛行機から見える氷河の写真は先輩方の旅行記を参照してください。
クルスク空港に着陸！
風が強い、寒い・・・とにかく空港建物内に入ります。
たしか建物内でトイレ休憩を取りつつ、点呼を取っていた記憶があります。
カッパに着替える余裕があったので、20分くらいはあったと思います。

防備を調え、いざ出発！

クルスクの町までは3kmほど。1時間かけてひたすら歩きます。
こんな荒涼とした大地にも、花が咲くんですね。暴風の中、若干、心が癒されました。

先輩方の旅行記に決まって登場する十字架は、丘の中腹にありました。色味が無い土地なので、シャッターチャンスとばかりにみんな登っていきます。

かなり小奇麗にしてあります。これと比べると、日本の墓地は殺風景ですね。

氷河！！
（厳密には氷河ではないのですが、そこはご愛嬌。）
近づいてみると土埃をかぶって汚く見えますが、それでもカチンコチンの氷の塊が山の上から海まで続いているのは壮観でした。

多くの家庭にはトランポリンが設置してありました。
真夏の今日でさえこの寒さに暴風。いったいいつ使うんだ、と思ってしまいました。
少なくともクルスク周辺では、この10年ほどの間に、子どもの遊具としてトランポリンが急速に普及したそうです。なぜトランポリンなのかは分かりませんが、決して格安ではないトランポリンを家庭ごとに購入できるということは、温暖化やグローバリズムの進展とともに、この地域の人々の経済水準が向上してきている表れなのかもしれません。

クルスクの町に到着！
手前が郵便局、奥がスーパーです。

スーパーの営業時間

スーパーに入店しました。グリーンランドらしいものがありましたよ、と同行者が教えて下さったので、撮影。私の記憶が正しければ、数万円程度だったと思います。数万円で銃が買えるのか、若干のカルチャーショックです。

野菜も売っていましたが、これは、ネギ・・・？

切手や葉書も買えます。日本行きだと、1枚出すのにコミコミで300円くらいかかった気がします。
手紙は、隣の郵便局のポストに入れておけばよいらしいです。

アザラシが息絶えていました。何があった・・・？

デジカメの袋を乗せてみました。氷の塊です。大きいですね！

とても小さな町ですが、いろどりは豊かです。
ツアーの列について歩いてきたつもりだったのですが、どうやら自由行動だったらしく、しかも町の中心に12時集合とのこと。あと25分しかないやんけ！！
急いで町まで戻り、家族に手紙を出してきました。
ということで、今後行かれる皆さんは、町に着いたら隊列に惑わされず、自分の好きなように行動されることをお勧めします。

恒例の民族舞踊が始まりました。
もう昔の写真で見た、あのおばあさんじゃないんですね。

酷い悪天候だったこともあり、帰りも問答無用で徒歩になりました、トホホ。
こんな天気で飛行機は飛べるのかな、と心配にもなりましたが、ヘリコプターが着陸したのを見て、若干安心しました。

空港に到着。カッパを脱ぎます。背負っていたバッグが酷い水浸しｗ
その間に同行した皆さんはお土産探しなどしていらっしゃいました。

空港では、記念の証明書（ツアーに行くとよくあるやつです）をもらえました。
しかし私の目当てはそれではありません。ひたすら聞きまわってスタンプを探します。

私の目当ては、このスタンプでした。
ところが実際にもらえたのは、シェンゲン圏共通のスタンプ。ヨーロッパに行ったことのある人にはおなじみの、小さい飛行機マークのついたアレです。
私が画像を見せて、「このスタンプは無いか？」と聞いたところ、「それはない（orなくなった）」とのこと。何のために大金をはたいてこんな僻地まで来たんだ！（泣）
ということで、スタンプ目当ての皆さん、諦めてください。もうこのスタンプはありません。（ため息）

飛行機はグラグラ揺れながらクルスクの町を後にしました。最初の15分くらいは若干のジェットコースター感がありましたが、なんとか安定飛行に入り、レイキャビクに到着。写真は、町まで戻ってきたところです。
8月末の18時45分ごろですが、明るいですね！