2泊3日ソウル　韓屋宿泊オンドル体験＋北村散歩

2014/12/07 - 2014/12/09

2泊3日でソウルへ行ってきました。申し込みは2週間前に、ネットで予約。

ついに10000ウォンが990円台と一気に円安が進んで、日本で購入したほうが安いかもという現象となってしまいショッピングは断念。その代わりに、景福宮・北村周辺をのんびり散策してきました。

宿泊費節約のため、韓屋に宿泊。思いがけず、オンドル体験もでき、そこで食べた朝食のおいしいこと！バストイレは共同なので、地元のチルジルバンに挑戦したり、思い出深い旅行になりました。短い滞在でしたがいつもとは違った節約ソウル旅を楽しんできました！

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 航空会社: 大韓航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: Agoda

2日目のお宿は、HyosonjaeHanok（ヒョソンジャエ　ハノック／孝宜堂）という韓屋風ゲストハウス。Agotaから予約。
最寄地下鉄安国駅から1分と便利な場所です。ただ、ちょっと場所がわかりにくく、、、

1番出口からまっすぐ行くと、空港行きシャトルバス乗り場があって、そばの道を左折。

1日目：景福宮散策
http://4travel.jp/travelogue/10960294

ハナ銀行の駐車場の横を直進します。

電柱の下に黄色で「孝宜堂」の案内があるので、そのまま直進します。

・・・私はこの矢印を左折してまっすぐと理解し、ぐるぐる5分ほど迷いました。。。

このあたりは韓屋のゲストハウスがたくさんあります。「孝宜堂」の看板と家の前のキムチ坪が目印です。

門は鍵がかかっているので、ブザーを押して中に入ります。

チェックインは14時からでしたが、部屋の準備ができていたため、部屋に案内してもらえました。案内といっても、門をくぐると中庭があってそこに面して部屋があります。3部屋程度の小さなゲストハウスです。

部屋の鍵は南京錠。門の鍵と2つセットになっている鍵をもらいました。

中は6畳ぐらいかな。二人部屋を一人で利用します。
オンドルが効いていて、床が暖かい。

部屋に布団がひいてあって、紫色のはじゅうたんではなく、掛け布団。
敷布団はシーツがあるけれど、掛け布団はなしなので、神経質な人は辛いかも。
私は、気にしないタイプ。

反対側には、鏡卓とテレビ。上に、目覚まし時計があって時間になると自然と部屋が明るくなります。

扉は二重扉ですが、音は筒抜けです。こういう宿なので皆さん静かでした。

鏡もおしゃれ。薬箱になっていて、かわいいです。
床に荷物も広げられるので便利。
床は床暖房が効いているので、明日の洋服をおいておくと、ぽかぽかに。
ただ、飲料水やチョコレートとかは温かくなるので注意。

問題点は、バス・トイレ共通。共通は問題ないけれど、バスタブなしなのと、一旦外に出ないといけないので、この時期寒い。。。

というわけで、地元のチルジルバンを利用します。事前に口コミで調べておいたドリームパレススパという場所を目指します。
鐘閣と鐘路3街の中間に位置して、不思議なオブジェの奥の地元臭漂う雑居ビルの地下2階。表記はハングルなので温泉マークが目印です。

エレベーターがなかなか来ないので階段で地下2階へ。
下りると受付がありました。7000w支払うと、タオルと鍵、サウナ着をもらえます。

アカスリなどもありますが、中に入ってからでもオーダーできそう。
アカスリ系苦手なので、お風呂のみ。このあとヨモギ蒸しをしようと思うので、サウナもちょっとのぞく程度にしておきました。

鍵と同じ番号のロッカーに靴を入れ、中に入ります。
今度は、洋服を入れるロッカーがあるので、同じく番号と同じ場所を使用します。

ここにきて、シャンプー類をもってくるのをすっかり忘れてしまい、、、
売店で購入できたのでよかったです。シャンプー・リンス・ボディソープ　各500w。ボディソープで顔もOKということで、顔も洗っちゃいます。肌の強い子でよかった。

15時すぎでしたが、結構人がいて、アカスリしてもらう人もいました。若い女性もたくさん来ていたので、韓国の日常を楽しめました。はじめ雑居ビルなので心配したけれど、中はとってもきれい。大きいお風呂は気持ちよいです。

ドライヤーは有料で、１回100wで3分ぐらいで切れてしまいます。湯冷めしないよう、しっかり髪の毛を乾かします。メーク道具も当然忘れたので、、、ノーメーク。化粧水類は無料であって、（使わなかったけど）歯磨き粉もありました。

17時過ぎとなってだいぶ暗くなってます。サウナのおかげか、湯冷めもなくカラダポカポカ。ミョンドンまで徒歩で行ってみることにします。

途中、恵民署の跡地発見。宮殿のそばにあったんですね。

ミョンドンまでは通り1本なのですが、坂道があったので、途中で右折。
大きな教会がありました。韓国はキリスト教徒が多いんですよね。

ミョンドンに到着。クリスマスイルミネーションが華やか

歩けば化粧品のお店。人も多いです。
ちょっと買いたかったけど・・・急激な円安だったので、日本で購入したほうが間違いなく安そう。

ヨモギ蒸しができるHeraマッサージへ。日本人御用達のお店です。
予約はしていなかったけど、問題なしでした。受付の人も日本語ぺらぺらで雑居ビル風の怪しげな外観とはうってかわって、中はとってもきれいでおしゃれでした。
ヨモギ蒸し（40分）と足マッサージ（40分）で3800w。

足マッサージも丁寧でかなり上のほうまで時間をかけて揉み解してくれました。
ただ、効果はどうなんだろう。。。足マッサージのあとにヨモギ蒸しでしたが、蒸されている間に、足が冷えちゃったのがちょっと残念。

ミョンドンに来たなら、やっぱり「明洞餃子」！！カルグッス(7000w）、おいしーです。スープまで飲み干して、完食。

ヨモギ蒸しして全身ヨモギ臭（セロリっぽいかも）、口からはニンニク臭漂わせて帰宅します。

南山タワー。
地下鉄かバスで帰ろうかと思っていたけど、思ったより遠くないし、通り1本まっすぐでそこそこ人通りのある通りなので、まだ8時なので歩いちゃいます。

途中のインサドンの屋台でエッグケーキ1000w。
出来立てをくれたので、ほかほかでおいしい。卵は完全に火が通っていて、スポンジケーキの上にゆで卵がのってる感じでした。

本日の夜のパックは、カタツムリパック5000w。床においておくと、オンドルであたためられて、簡単ホットパック。、、、高級すぎて顔に張るのが難しい。効果は、コスパで考えると微妙かな。

購入は、ミョンドンのお店にて。最初に入ったお店は1枚売りしてもらえなかったけど、違うお店では、わざわざ10枚セットをばらしてくれて、さらにサンプルももらえました。日本で買ったほうが安いので、大量買いはできないのです。

小銭消化のため、バナナミルク（1300w)。寒いのでビールを飲む気がしない。
ヨモギ蒸しをしたので、本日はこのまま寝ます。セロリ臭が強烈。

敷布団が薄いので、ちょっと背中が痛いんだけど、、、オンドルで下からぽかぽか。
布団も薄いから寒さの心配をしましたが、問題なしでした。連泊はちょっと辛いけど、値段が安ければ、1泊ならありですね。

翌朝は8時から朝食でしたが、、、うっかり炊飯器のスイッチを押し忘れちゃったらしく、8時30分過ぎ。その間に、ちゃちゃっとシャワーを浴びて、セロリ臭を消しますが、浸透してしまったらしく消えません。。。ま、いっか。

朝食は、もちろんビビンパ。おばちゃん手作りのナムルがフレッシュで、日本で食べるのと全然違って、おいしー。ご飯とコチュジャンを入れて混ぜ混ぜしたら、のりをまいていただきます。

生卵の黄身はご飯へ、白身は卵焼きになってました。写真には写っていないけど、味噌チゲも美味。ピリ辛で本当においしくて感動でした。アジェンマ、マシッソヨーーー

食後は、インスタントコーヒー。一息ついて、荷物を預け、北村観光へ繰り出します。

英語の話せるオーナーが不在だったので、ハングル語のみのおばちゃんと身振り手振りでコミュニケーション。土間においておけといわれたけれど、食堂に置かせてもらいました。ただ、これがうっかりするとトラブルの元になるところでした。。。

今日もいいお天気。気温はもちろん冷たくて白い息が出ます。でも、風がなく、日向を歩けば問題なし。

韓屋の裏側にある裁判所の坂を上っていきます。いちお、こちらも写真スポットになっていました。ドラマとかで見てるかもしれないけど、ぴんと来ない。

ゆるい坂道を登ると、それっぽい通りが見えてきます。

そのまま曲がらずに、直進すると、冬ソナの舞台となった学校。
冬ソナ、見ていないけど、、、きれいな学校ですね。

冬ソナ学校からは、道案内に沿って歩きます。

方向音痴な私にはとっても助かる表示でした。

9時すぎなので、まだ人は少なめ。
ちょっとのんびりしていると、次から次へと団体さんがやってきます。

無料では入れる博物館のような場所に入ってみます。
めちゃめちゃ狭いたたき。日本と似ている部分もあるけれど、全然違っていて、興味深いです。

10月に行った中国の福建土楼が家族単位になったような感じに近い気がしました。

散っちゃい展示スペースもありました。
お辞儀文化は、日本韓国の興味深い共通点ですね。

お金を入れると願いがかなうような感じの池があったので、たぶん使うことのないであろう1w硬貨を投げいれます・・・凍ってました。

散策を楽しみます。
住宅街なので、観光地だけど観光地化していないのがGood。

最後は石段を降りるとサムチョンドンへ。30分ぐらいと案外あっという間でした。

サムチョンドンからだとこの階段が大変なので、今日の冬ソナ学校スタートは楽チンコースだったのかも。

街中にはPoliceがたくさん。みなさん若い。。公益勤務の皆さんなのかな。。厳しい軍隊生活も大変だろうけど、こういう警備もモチベーションを保つのが大変そう。

こんなに平和なソウルを歩いているとこの国が休戦中の国であることがウソみたい。政治家は、国民を飢えさせないこと・戦争をしないこと。菅原文太さんの言葉をしみじみとかみ締めたくなります。

まだ11時すぎたぐらいと早いけどカンジャンケジャンを食べに、クンギワチブへ。
ランチは11時30分からということで、店内で待つこと10分。

カニやってきましたー。中サイズはないそうで大で50000w。。。
お財布が痛いけど、、、、おいしい。うに丼ですね。だいぶ雑な食べ方しましたが、完食！！何でこんなに卵があるのか不思議。。。食後に五味子茶付で、これもいろんな味が楽しめて不思議です。

次から次へと人がやってきて、表の駐車スペースは満員に。
注文するのはみんなカンジャンケジャン！

お腹が一杯になったところで、月曜定休日で入れなかった古宮博物館へ。
無料です。景福宮のすぐ横にあって、朝鮮王朝に関連したものが展示されています。

宮殿の全景がわかる地図。

王様は慶会楼にいらっしゃいました、、、ウォーリーを探せ的な遊び心ある絵だなと思ったけれど、これは近代になって描いたものみたい。

全体的に展示品が少なくて、年代もバラバラで、オリジナルなのかレプリカなのかもハングルだったりするので、ちょっと物足りない感じだったのが残念。

昨日ずっと謎に思っていた屋根の彫刻。
三蔵法師や孫悟空、猪八戒などであることを知りました。

「龍」の文字で「水」を描いた、火事防止のお札？
これもオリジナルなのかがよくわからないんだけど、、、興味深いです。

王様・王妃様の衣装展示。

これはたぶんレプリカ・再現だと思うんだけど、、、
博物館といっていいのかどうか。無料だから仕方ないのかな。

王妃様の髪飾り。
写真の説明によると、これだけの本数を一度にさしていたそう。
カチェ（付け髪）といい、朝鮮時代の高貴な女性は大変。

記録画のレプリカかな。
記録画って感じで、おもしろい。

今回入らなかったけど、もう一つ併設されている民族博物館のほうが充実していたのかもしれない。

「日月五峰図」。景福宮でもたくさん見かけたので、感動低めかな。
色が鮮やかなので、レプリカ？だと思われる。。

・・・日本軍によって焼失したとかだったら、申し訳ないですが、、、「日本による屈辱的な植民地統治時代」的な展示ブースもあったり、歴史問題は難しい。。。

1日目に宿泊したホテルに忘れ物をしてしまったので、鐘閣を経由して韓屋へ戻ります。景福宮‐鐘閣コース、何回も歩いたので、道もなれたものです。

途中で、韓国デザートカフェのソルピンへ。名前はハングルなので読めなかったんですが、、、4種類のブレンド伝統茶（5000w)で、おいしー。ほんのりおこげの味もして、ホット一息つけます。お店の雰囲気も良かったです。

荷物を取りに戻りますが、、、あとちょっと遅かったら誰もいなくなっていたかも？ちょうど掃除などを終えたおばちゃんたちが出かけようとしたところでした。

ゲストハウスなのでずっと人がいるわけではなく、危ない危ない。。。いなかったらどうなっていたんだろうかと思うと、ちょっとぞっとします。。。

安国15時10分の空港行きバスに乗って仁川空港へ。10000wを払って、バスに乗り込みます。渋滞で10分ぐらいおくれていたけど、空港へはほぼ1時間で到着しました。バスなので、飛行機の形をした空港デザインを見れました。

大韓航空のカウンターは長蛇の列。。。
オンラインチェックイン専用カウンターはそれほどでもなく良かったです。
セキュリティも大韓航空の近くはすごく込んでいたので、お隣のほうへ。こちらはガラガラでした。

飛行機の遅れもなく、20時45分に無事成田へ。
化粧品をあきらめたので、帰りも手荷物のみで、10分かからず到着ロビーへ。21時15分の東京シャトルに間に合いました。。
液体制限が面倒だけど、手荷物のみってクセになりそう。

ただ、、、乗り場が南ウィングの一番端っこなので、行き同様歩きます。遠い。。。ギリギリだったらかなり心折れる距離ですね。

21時10分にはバス乗り場到着。この日はすいていたらしく、すでにバスが待機していて外で待つことなく乗り込むことができました。
といっても、ソウルの寒さに比べたら、あたたかい東京です。

1日はライブでつぶれ、実質1日半のソウル観光で、あっという間でした。
多少不便さはあったけれど、オンドルやチルチムバンも楽しめたし、充実の3日間でした！