2014/09/20 - 2014/09/24
55位(同エリア242件中)
makko@maさん
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ベトナム北部の中国国境近くのハザン省で少数民族の村々を訪ねました。ハザン省は、雑誌「TRANSIT」に載っていて行ってみたいと思った、外国人が立ち寄るには許可証がいる特殊な地域です。それ故か、まだ伝統的は家屋、民族衣装、生活様式が残っています。彼らは貧しいけど、素朴なステキな村人たちでした。(写真は花ロロ族の女性)
東南アジアを扱う日本の旅行会社でハザン省の旅程作成を依頼し、日本語ガイド(+ハザン省のローカルガイド)、車を手配し、5日間で回りました。
2014年
9月20日 羽田→ハノイ空港から車でバックアン泊
9月21日 ローカルガイドと合流し、イェンミンへ ボイ族、ヌン族の家庭訪 問。白モン族の機織りの村を散策
9月22日 ルンフィンの猿の日の市場見学。ヤオ族の家庭訪問。ドンヴァン へ 中国国境を立ち寄り、赤ロロ族の家庭訪問。
9月23日 花ロロ族、白モン族の村、タイ族の村訪問。バックアンへ
9月24日 細いズボンのザオ族の家庭訪問。ハノイ空港へ →ヤンゴン (ミャンマー編に続く)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 2.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ハノイ空港から4時間ちょっとでハザン省のバックアンという町に到着。今回の旅行は、意外なことに中国国境まで、ほぼ全て道路が舗装されていました。北部ではガードレールをつけている最中だったり、アスファルトにしている最中だったりしましたが、ベトナムの隅々まで急激に発展中です。
ちなみに私たちがハノイに到着した日に、ハノイからラオカイ(中国国境の町)までの高速道路が開通したそうです。今まで夜行電車で行っていたサパの観光が変わりそうです。 -
ぶた運搬中。
ぴったりのサイズの籠に入れ、3匹をバイクで運搬している様子をよく見かけました。 -
町の食堂で朝食のフォー。
フォーはどこで食べても間違いなく美味しかったです。 -
人数が少ないプーピャオ族のおばあちゃん。
ガイドさんが頼んで民族衣装を着てもらいました。頭巾に2つ、角みたいにしているのが特徴。
厚さ50センチ程の土壁の平屋で、自給自足の生活をしています。 -
プーピャオ族の土壁の家の中。家財道具は料理器具ぐらいしかありません。
少数民族の家に大体共通しますが、家の中は真っ暗です。窓がありません。明かりが入ることはよくないと考えられていたそう。 -
このお宅では、トウモロコシの自家製のお酒をいただきました。アルコール度数が40度ぐらいあり、私はゲホゲホして飲めませんでした。ダンナはごくごく。飲み切るとすぐ足され、彼は結局4杯飲みました。
ガイドさんは分かっているので、さっと逃げていました。 -
プーピャオ族の藍染の民族衣装を、キレイな川で洗濯していたお婆さん。
この村は水が豊かで、いい風景でした。 -
14歳の娘さんに民族衣装を着てもらうよう、お願いしました。
お母さんが一生懸命着せています。 -
民族衣装の着付け完成。
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おっぱい山。同じくらいのポコっという山が2つあり、麓は田園で風光明媚な景色です。
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何族だったかな?家の中で煮炊き中。ハノイのガイドさんのベトナム語が分からず、ニコニコしていた可愛いおばあちゃん。
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ちいさな女の子が、まきを背負っている様子をよく見かけました。男の子はしないの?とガイドさんに聞きましたが、これは女性の仕事ですと言われました。
それにしても、どこに行っても、女性がよく働いていました。 -
山の中の道端で、小さな女の子たちが籠を背負って働いていました。
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白モン族の機織りの村。
朝の糸を灰につけて柔らかくしているそうです。 -
機織り中。
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石の板で布をはさみ、ゴロゴロ動かし、布を平らにし、柔らかくしています。結構重労働。
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天然の素材で麻糸を染めています。
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奥がイェンミンで泊まったホテル。今回、ホテルが気がかりでしたが、バックアンのゲストハウス以外は、虫がいなかったのでよかったです。しかしどこも水洗トイレで、お湯も出て、とりあえず大丈夫でした。
シャワーは、どこもトイレと洗面所との仕切りがないので、全体がびちょぬれになります。サンダルが置いてありますが、とても履く気になれなかったので、持って行ったクロックスが大活躍でした。 -
いざルンフィンの猿の市場へ。山道をくねくね行くと、民族衣装の市場へ向かう村人が見えてきました。
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真っ暗な家の柱に、ブタの歯形を飾っています。
魔除け的な感じらしいです。 -
畑仕事休憩中
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つづら折りの道を登ってきました。ガードレールなしでスリル満点。
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市場帰りの村人。村人もこのつづら折りの道を歩いています。
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いよいよ市場入口に入り、人が増えてきました。
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交通事故発生!
酔っ払いのバイクの男性が私たちの車をよけきれず、車の横にかすって転倒!顔をすり向いて、出血して倒れました。人だかりができています。 -
男性がバイクで倒れた際に、売っていたガソリンのボトルをなぎ倒し、漏れています。引火したらどうしようと、あせった。( ゚Д゚)
その後、その男性を私たちに車に乗せ、近くの診療所へ連れていきました。警察にも来てもらったところ、先日もその男性はバイク同士の事故を起こしたそう。ドライバーは薬代を払って示談。そのごたごたで1時間程かかり再び市場へ戻りました。 -
市場で群がる村民。
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漢方薬でしょうか。
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家族で話している様子。
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民族衣装を売っていたキレイな女の子。
値段をガイドさんが聞いたけど、ちゃんとしたものだったからか5000円ぐらいだとか。
カラフルなプリーツスカートは、ほかの店で300円で売っていました。大体物は中国から入ってくるそうです。 -
アオザイ・ザオ族の女性たち。
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酔っ払い。男性は集まって強いお酒を飲むので、伸びている男性がたくさんいます。
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市場ではテレビまで売っています。山村では、商店がないので、8日に一度開催されている市場で必要なものを買います。
売買と同時に、社交の場でもあるので、みんな民族衣装で正装をして出かけます。 -
アオザイ・ザオ族のおばあちゃん。ここでは、私も同じ民族衣装を着させてもらえました。頭のターバンは何重にもぐるぐる巻きにしているので、重たーい!
おばあちゃんは眉毛と頭頂部を剃っています。 -
市場の帰り道の村民。
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市場奥の食堂エリア。主に男性がのんびりしていました。奥さん待ちかな?
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中国との国境近くの赤ロロ族の女性。チベット系なので、顔だちが他の民族と少し違います。家の中でもチベットのお宅のような仏壇がありました。
○○族とは、第3者が彼らを区別するために服装の特徴で名づけたそう。黒モン族は黒の衣装、白モン族は白の衣装、花モン族は華やかな衣装という具合です。 -
後ろ姿。ロロ系はとても民族衣装が華やかです。
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花ロロ族(チベット系)の女性。とっても華やかで、飾りが細かいです。同じロロ系の赤ロロ族の人と結婚することはできるか聞いたところ、よいそうです。
こちらのお宅でも強い地酒をいただきました。 -
中国との国境。検問なし地雷あり(山側)。
村民はそのまま通れるけど、都市部のベトナム人(キン族)は通れないとのことでした。
中国側の道は石畳で舗装されていて、最近作ったっぽい。中国の方が発展しているとこれ見よがしな感じがしたけど・・・。 -
村人が集まっていました。
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みんなで稲刈り中。
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赤ちゃんを背負ったお母さんは朗らかな笑顔でした。この光景はとても美しく、印象に残っています。
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パオ族の家。パオ族の少女という映画の舞台になった家です。大きいけど、中は真っ暗で、酔っぱらった男性が二人いました。
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パオ族の村人。
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煮炊きしていた女性。
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水汲みする女の子。ここは貧しい村でした。
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でもすぐ子供らしい笑顔も見れ、じゃれて一緒に少し遊びました。帰り際、追いかけてきて、ずっと手を振ってくれたのが忘れられません。(>_<)
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女の子の草運び。頭が下がります。
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とうもろこしの粉を蒸して、メンメンという伝統的な食事を作る様子。
少しいただきましたが、味はないけど、蒸かしたほっこりしたやさしい味でした。 -
ちょっと悪ガキ。そのうち一人が最初から最後までついてきました。
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帰り際、ここでも子供たちが追いかけてくれました。
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水牛に乗った少年。スリッパを角に差しているのが可笑しかったです。
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山道脇で渋柿を売るザオ族の親子。眉毛と頭頂部を剃っています。
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水たばこを吸っている男性は度々みかけました。初心者が吸うとクラクラするらしいです。
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ハザン省は2010年にユネスコのカルスト台地ジオパークとして認定されました。少数民族のほか、景色も素晴らしいです。
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山の中腹のつづら折りの道を車で来ました。こうして見ると、すごいところを来たもんだ。
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タイ族の村。高床式で大きい家が多かったです。みんな魚の養殖をしています。役人もタイ族が多いらしい。
他の家では、土足で入っていたのですが、タイ族の家だけは靴を脱いで入らなくてはいけません。 -
タイ族の家の中。他の民族の家に比べ、中が明るかったです。少し進んだ感じがしました。
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バックアンで泊まったHUNG VAN GUEST HOUSE.コロニアル調で趣きがありました。部屋は広かったけど、窓にガラスがなく扉式で、虫は多い。タオルは持参した方がいいです。エアコンあり。
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道すがら出会った、タイ族の方。みんなお歯黒をしています。3人がにっとする瞬間を粘って撮りました>^_^<
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タイ族のおばあちゃん。
この旅行で、何十件の家を訪問しましたが、間取りはどこも煮炊きする部屋と寝室の2間ぐらいでした。家具(家電)・物がほとんどなかったのが印象的です。風呂トイレは家の中には見当たりませんでした。
人間は何もなくても生きて行けるんだなぁとは思いましたが、彼らは蓄えることがあまりないので、大変な時期もきっとあると思います。
ハザン省は、私もスポンサーになっているプランという国際NGOが活動している地域です。実際、イェンミンのホテルでプランの車、プランの人を見かけました。またプランが援助している小学校も見かけました。少しでも子供たち(特に労働している女の子)が学校に行けるようになったらいいなと思います。
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この旅行記へのコメント (7)
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- きなこさん 2019/12/03 10:17:56
- ハザンもチベットと そして今回はインレー湖
- こんにちは、又々こちらに辿り着きました
ベトナムの少数民族に興味を持った時。
チベット族に会いたいと思った時。
そして今回はインレー湖。
Q&Aから辿りついたのですが、失礼ながら旅行記を拝見して思い出しました。
今回はニャウンシュエ周辺の情報を集めている最中です。
旅行記とても参考になりました
ミャンマー行きを楽しみにしています
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- akiraさん 2018/11/16 12:55:57
- はじめまして。
- ハザン省の旅行記は拝見させて頂きました。
とても参考になりました。
関空発で17日にベトナムに行きます。
ベトナムは6年前から毎年行きます。
ハザンは初めてなので参考になり、コメントを入れる為にID登録をしました。
今後とも宜しくお願いします。
- makko@maさん からの返信 2018/11/16 12:58:07
- Re: はじめまして。
- 旅行記を見ていただき、ありがとうございました。
素敵な旅をしてくださいね。
-
- きなこさん 2017/12/12 09:54:42
- ハザン省の旅
- こんにちは はじめまして
「ハザン省」の旅行記拝見しました。
ベトナム北部の村々とても素晴らしいですね
旅行記を通して生活の中を垣間見る事ができて興奮しました
サパに行けたら良いなぁ
と色々調べているとハザン省を見つけて恋に落ちた感じです
でも情報が少なくて・・
ある旅行社がツアーを募集していましたが日程が合わず
ベルトラはサパ発のツアーがあるみたいですね
いつか行ってみたいです
もし宜しければ手配をされた旅行社を教えて頂けませんか?
- makko@maさん からの返信 2017/12/12 20:43:33
- Re: ハザン省の旅
- 初めまして、きなこさん。
旅行記を読んでいただいて、ありがとうございました(*^-^*)
ハザン省の旅行は、いわゆる「観光地」では味わえない、少数民族の素朴だけど素晴らしい世界を見ることができました。だから印象深く感じました。
手配してもらった旅行社は、ピースインツアーという会社です。
ベトナムや東南アジアのオーダーメイドの旅行を頼めます。
http://www.pitt.jp/
日本語メールでハザン省を5日間で○○市を見ながら回りたいと
見積もりを依頼しました。サパやハザン省では曜日や日によってどこかの街で市をしているので、行きたい日程に合わせて予定を組んでくれると思います。市は絶対見るべきです。市に民族衣装を着た少数民族が集まり、活気があって旅行のハイライトになります。
私のときの日本語ガイドさんは、現地の手配会社レフォンツーリズムのハノイ支店長をしていたマンさんというベトナム人の、日本語ペラペラの方でした。彼の人柄により少数民族に上手く話しかけてくださり、写真をとることができました。マンさんは結合双生児のベトちゃんドクちゃんが来日した際に通訳・ガイドとして一緒に来日したこともあるそうです。希望が言えるなら、マン(男性)さんをお願いしたらと思います。
人に会いに行く旅行なので、ガイドさんによって充実度が左右されやすいと思います。信頼のできる会社に頼むのがよろしいかと思います。
私も最初はサパに行こうと思っていたのですが、あまり観光地化されていないハザン省のことを知り、ハザン省に行くことにして、結果良かったです。
楽しい旅行をしてくださいね。
- きなこさん からの返信 2018/01/22 22:35:31
- Re: ハザン省の旅
- こんばんは
ハザンのスケジュールはピースインツアーさんにお見積もりをお願いしました
直ぐに返信も頂きとてもいい会社をご紹介下さり有難うございます
それと少数民族繋がりで「チベット」も少し調べていました
そしたらmami-goさんの旅行記に辿り着きました
チベットも行かれているのですね
如何でしたか?
高山病を恐れて踏み切れません
mami-goさんも軽いですが高山病に苦しんだのですよね
でも旅行記のお写真を拝見していると「良いな~」と惚れ惚れしています
いま「風の旅行社」さんにコンタクトとっています
ハザンも未だなのに笑っちゃいますよね
ハザンの次はチベット?
また色々教えて下さい
宜しくお願いします
- makko@maさん からの返信 2018/01/23 21:17:34
- Re: ハザン省の旅
- きなこさん、こんにちは。
実はハザン省よりもチベットの方がいろんな面で圧倒されました。
今までで一番忘れられない旅と言っていいと思います。
というのは、普段から民族衣装を着ているチベット族、お坊さんがたくさん歩いているし、信仰心がはんぱなく、五体投地とかも驚きです。彼らの伝統が今だに濃いのです。高僧が出かけるときは民族衣装を着たチベット族がこぞってお見送りをするようで、2回ぐらい見ました。
私は自分の行きたいルートを、中国の会社にオーダーメイドしてもらいました。
西安中信国際旅行社
http://t-ts.com.cn/
ここの会社は日本人が対応してくれ、日本語でメールのやりとりをしました。
風の旅社にも見積もりを依頼しましたが、予算オーバーで断念しました。(きっとホテルやガイドさんが良いのでしょうね)
車で九寨溝から、アムドを通って青蔵鉄道の駅まで北上したのですが、このルートはあまり観光地化がされておらず、食べ物も地元の人が食べるものばかりで興味深かったです。ここが一番忘れられないかな。
遊牧民族もテントを張って生活していました。本来のチベット族の姿だと思います。
高山病は、常に深呼吸を忘れない、腹6~7分目の食事にする、はしゃいで絶対少しでも走らない、早く就寝する等を守れば、きっと大丈夫です。私はヤムドク湖(5000m近い標高)ではしゃいで少しだけ走ってしまったのが、高山病の原因と思います。
ダンナは、黄龍で早歩きと小走りしていたのが原因と思います。自分は大丈夫と過信した瞬間あとから高山病はきますので、絶対早歩き・小走り禁止です。
オーダーメイドする際は、少し大きな街では、ホテルを指定するといいと思います。ラサはチベット族の住んでいる中心地のホテルの方がいいです。新しいエリアの中国のホテルは、急速に増える観光客のために突貫工事で建設しているので、一見いいホテルだけど、洗面所の管がとれたり、天井裏をネズミが走り回りうるさくて眠れなく、途中ホテルをチベット族エリアに変えてもらいました。
こちらは景色も良く、バルコンがすぐ近くで朝散歩しました。
では、良い旅をしてくださいね。
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