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「ロシアのかわいい」発見の旅 マトリョーシカ・ツアー セルギエフパサードで工場見学、セミョーノフ民芸フェアーに参加

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2014/06/11 - 2014/06/15

299位(同エリア341件中)

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JIC旅行センター

JIC旅行センターさん

■古都 セルギエフ・ポサード

 6月11日、グループはモスクワのドモジェドボ空港に到着。バスでセルギエフ・ポサードに向かいました。

 セルギエフ・ポサードは「ロシアの鎌倉」といえるでしょう。首都から80キロぐらい離れている小さな古都です。有名なトロイツェ・セルギエフ大修道院(世界文化遺産)は、ロシア最大の修道院で、歴史的にも精神的にも重要なロシアの中心地です。創立者の聖セルギーは、ロシアで愛されている聖人の一人です。伝説によると、聖セルギーは森の中に住んでいて、木から玩具をいくつか作りました。時間が経って、セルギエフ・ポサードの多くの人が木の玩具を作り始めました。大修道院を訪れる巡礼者はいつもお土産として木の玩具を買っていきました。20世紀に入りロシアでマトリョーシカ人形が作られるようになって、轆轤工の多いセルギエフ・ポサードでマトリョーシカが数多く製造されるようになりました。ツアーの皆さんが真っ先にセルギエフ・ポサードを訪問したのもうなずけます。

 空港からセルギエフ・ポサードまで、交通渋滞に巻き込まれ5時間以上かかりました。翌12日からロシアの連休で、たくさんのモスクワっ子が郊外の別荘に向かったため、渋滞になったのです。

■マトリョーシカの絵付け体験

 12日の朝、まず「アオフィス工場」にいきました。アオフィスは、工場といっても、轆轤工が一人、画家が数人というアットホームな小さな会社です。1時間半ばかり、轆轤工の実演を見学し、マトリョーシカの絵付け体験をしました。

 その次は、セルギエフ・ポサード玩具博物館です。この博物館にはロシア最初のマトリョーシカが展示されています。1890年代にモスクワの「子供教育」という工房でサンプルとして作られた7個入りマトリョーシカです。ロシアのマトリョーシカの親戚(先祖かもしれない)と目されている日本のこけしや福禄寿の彫り物も展示されています。

 午後は、市立歴史美術館内のマトリョーシカ博物館を訪れました。数年前に設立された展示室ひとつしかない小さな博物館なのですが、50個入りマトリョーシカなど面白い展示品がたくさんあります。もちろん、トロイツェ・セルギエフ大修道院もしっかり見学しました。今年の7月は聖セルギー誕生700周年記念で大きな祭りが行われるので、準備の工事があちこちで行われていました。修道院の近くで買い物もできました。

■ロシア最大の蚤の市「ベルニサージュ」

 この日の夕方にモスクワに移動し、ヴェガ・ホテルに一泊しました。翌13日の朝、ホテル近くにあるロシアで一番有名な蚤の市「ベルニサージュ」に行きました。マトリョーシカだけでなく、ロシアの帽子、プラトーク(ショール)、サモワールなどの民芸品が数多く売られています。午前中いっぱい、ベルニサージュでのショッピングを楽しみました。

 午後は、バスでモスクワ中心部に移動して、アルバート通りのスターバックスでマトリョーシカ・タンブラーの買い物、「ドーム・クニーギ」本屋さんでチェブラーシカ絵本の買い物、「コンファエル」チョコレート屋さんでチョコレートの買い物と、買い物のハシゴです。

 夕方、赤の広場に少し立ち寄って記念写真を撮ってから、ドモジェドボ空港に移動しました。国内便でニジニ・ノヴゴロドに向かうのです。モスクワからニジニ・ノブゴロドまで約400キロ、1時間の飛行です。空港からミニバンに乗り、途中で夕食を食べて、深夜にセミョーノフという小さな町に到着しました。

■ホフロマとマトリョーシカの町、セミョーノフ

 セミョーノフ。このマトリョーシカ・ツアーの最大の目的地です。ニジニ・ノヴゴロド州の町のひとつで、ニジニ・ノヴゴロドから80キロぐらい離れています。町は1644年に創立されました。人口24000人。名前の由来は、セミョーン(Семён)という男性の名前です。伝説的な創立者は、セミョーン・ロジカーリ(スプーンを作るセミョーン)です。

 セルギエフ・ポサードと同じように、セミョーノフの人々は 昔からいろいろな木製品を作ってきました。昔は家で使う食器や家具を作っていましたが、100年ほど前からセミョーノフでもマトリョーシカを作り始め、20世紀後半にはセルギエフ・ポサードより多くのマトリョーシカを作るようになりました。ただ、同じマトリョーシカでも、絵柄は違います。セミョーノフのクラシックなマトリョーシカは、プラトークが黄色、エプロンが赤、頭に縮れ毛のような模様があるのが特徴です。

 セミョーノフが有名なのは、マトリョーシカよりもホフロマです。ホフロマは、赤と黒と金で装飾された美しい木の食器です。ホフロマ塗りのマトリョーシカはありませんが、食器をはじめいろいろな種類の小物入れが手作りで作られています。ホフロマやマトリョーシカを作る会社はたくさんありますが、ここセミョーノフには、ソ連時代から存在している工場でロシア最大の民芸工場「ホフロムスカヤ・ロスピシ」(ホフロマ絵柄)があります。そして、この工場は毎年6月にフェアーを開催しているのです。今回の私たちの訪問目的は、このフェアーに初めて参加することだったのです。フェアーは14日、15日の2日間行われます。私たちはその初日の前半に参加することになっています。

■セミョーノフの「黄金のホフロマ」フェアー

 セミョーノフの「パリージュ」という小さなホテルに一泊して、14日の朝、まずはマトリョーシカ博物館に行って、小さな民芸会議に参加しました。会議には、ホフロムスカヤ・ロスピシ工場の代表者、州政府の代表者、そしてニジニ・ノヴゴロド日本センター前所長の浜野さんも出席しました。最近、ニジニ・ノヴゴロドとこけしの故郷・宮城県鳴子温泉郷との文化交流が深まっており、私たちは日本を代表して鳴子こけしのプレゼンテーションをしました。会議の後、工場の3人の美人画家に指導されてセミョーノフ・マトリョーシカの絵付け体験をし、併せてマトリョーシカ博物館の見学や工場見学をしました。特に印象深かったのは「皇帝の間」です。その部屋はすべてがホフロマ絵柄で埋め尽くされていました。もし購入するとしたらいくらぐらいするのか、……、見当もつきません。

 午後は、メインのフェアー会場で、セミョーノフの町の中心にあるレーニン広場に行きました。広場にはたくさんの露店が出ていて、あちこちでセミョーノフやロシアの他の地方の民芸品が売られていました。しかも値段はとても安かったです。フェアーの内容が事前に詳しく分かっていなかったので、この日の夕方にはニジニ・ノブゴロドに戻る予定になっていました。時間が足りなくて買い物の時間が十分取れなかったのが残念です(もっと時間あれば、ツアー参加者の皆さんは、民芸品を全部買ってしまったかもしれません)。次は、セミョーノフにもう1泊してもいいと思います。

 午後3時過ぎにセミョーノフを出発して、バスでニジニ・ノヴゴロドへ戻りました。ニジニ・ノヴゴロドはボルガ川とオカ川の間の高地に位置する商工業都市で、人口約130万人、ロシア第4の大都市です。中心部には、モスクワ同様にクレムリン(城塞)があり、美しい街並みが広がっています。作家、マクシム・ゴーリキーが生まれた町で、ソ連時代はゴーリキー市と呼ばれる閉鎖都市でした。

■クリモフスクの玩具工場

 翌日15日の朝、飛行機でモスクワに戻りました。日本への帰国便の出発までの数時間を利用して、ドモジェドボ空港近くのクリモフスクという町に行きました。クリモフスクには、オリジナルの木の玩具を作っている工場があります。昔、クリモフスクの近くのバービンキ村に木工細工の轆轤工が多く住んでいたのです。最初のマトリョーシカを作ったズヴョーズドチキンは、バービンキの出身だと言われています。クリモフスクでは、1930年代に設立された工場の見学に行きました。絵付け体験をする時間はとれなかったのですが、工場見学や買い物はたっぷりできました。

 5日間、随分盛りだくさんのプログラムで、ハプニングもありましたが、参加者の皆さんは大満足。とくにセミョーノフのフェアーは楽しかったので、来年の6月にも是非マトリョーシカ・ツアーに来ていただきたいと思いました。

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