おきなわ島旅紀行・久米島編【２】～「球美の島」周遊の旅　風光明媚なビューポイント＆夕陽に染まるビーチへ～

2014/04/18 - 2014/04/19

「球美の島」、久米島周遊の旅へ。

今回の「おきなわ島旅紀行」は、那覇から西に約100キロの東シナ海に位置し、海外との貿易が盛んだった琉球王朝時代より、琉球列島の中でもっとも美しい島とのことから、「球美（くみ）の島」とも呼ばれてきた「久米島」に、１泊２日の旅へ。

（前回の旅行記に引き続き）レンタカーで「球美の島」の名に違わぬ風光明媚なビューポイントを巡りつつ、もちろん蒼く透明な海が広がるビーチもということで、ホテルのすぐ目と鼻の先にある「イーフビーチ」と、東シナ海に沈む夕陽を眺めるべく「アーラ浜」へも足を延ばしてみることに☆

刻々と変わりゆく島の美しい光景に、またまた心奪われる時を過ごすことができました♪

【旅の行程】
・比屋定バンタ ～ 宇江城城跡 ～ 沖縄久米島イーフビーチホテル ～ イーフビーチ ～ アーラ浜 ～ （泊）

【おきなわ島旅紀行・久米島編】
・旅行記その１～「球美の島」周遊の旅　テッポウユリが彩りを添える城跡＆奇岩・絶壁へ～
　http://4travel.jp/travelogue/10878036
・旅行記その３～「球美の島」周遊の旅　エメラルドグリーンの海と白い砂浜…ハテの浜上陸記♪～
　http://4travel.jp/travelogue/10879496
・旅行記その４～「球美の島」周遊の旅　今も残る赤瓦の旧家に、琉球王朝時代の面影を想う～
　http://4travel.jp/travelogue/10880205


【おきなわ島旅紀行】
〔渡嘉敷島編〕
・旅行記その１～果てしなきケラマブルーの海を眺めて…～
　http://4travel.jp/travelogue/10818884
・旅行記その２～ハナリ島上陸記＆島内展望台巡り～
　http://4travel.jp/travelogue/10821307
〔宮古島編〕
・旅行記その１～美景の島・宮古１day drive①　蒼く輝く海に架かる橋を渡って…～
　http://4travel.jp/travelogue/10835986
・旅行記その２～美景の島・宮古１day drive②　どこまでも続く宮古ブルーの海を眺めて…～
　http://4travel.jp/travelogue/10843812

エリア 久米島(沖縄)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• 交通: 3.0

• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

＜ここから旅行記その１（http://4travel.jp/travelogue/10878036）の続きになります。＞


〔 比屋定バンタ 〕

「タチジャミ岩」を出発し、島の北側を通る県道242号線沿いにさらに東へ進んでゆくと、やがて道路沿いに２階建ての展望台が見えてきます。
案内表示を見てみると、「バンタ」とは崖という意味で、こちらの「比屋定（ひやじょう）バンタ」はまさに崖の上に展望台があり、絶好のビューポイントになっているとのことで、立ち寄ってみることに。

比屋定バンタ展望台 名所・史跡

さっそく赤瓦の展望台へ上って行きます。

展望台２階から眺望はというと……。

これまた見事な蒼い海が広がっています！
「うりずん」の季節に相応しい、穏やかな空が海の色をいっそう引き立てている感じ。

（比屋定バンタの風景①）

突き出た岬のさらに先に、久米島でも有数の観光スポットである「ハテの浜」も望めます♪
本当に海の中に白い砂浜だけがあるんですね〜。

（比屋定バンタの風景②）

ちなみにこの場所は「バンタ」と名付けられるだけあって、高さ約200メートルの崖の上で、（ご覧のとおり）眺望は素晴らしいのですが、下をのぞき込むと……。

こっ、こんな感じデス。

（比屋定バンタの風景③）

ちなみに展望台の前に駐車スペースと、すぐとなりに小さな売店もありました。
県道のすぐそばにあるので、これなら気軽に立ち寄れますね。

〔 宇江城城跡 〕

美しい海を十分眺めることができましたが、さらにもう１か所絶景スポットがあるということなので、そちらへ向かいましょう☆

県道から島の内陸部に入り、島内最高峰の宇江城岳の山道を進んでゆくと、その頂上付近に「宇江城城跡（うえぐすくじょうあと）」（国指定史跡）が今も残っています。

宇江城城跡 名所・史跡

こちらが城跡の全体図。

築城年代は記録がなく不明ですが、伊敷索按司（ちなはあじ）の長男が築いたとされ、1510年に尚氏による琉球統一の過程で滅ぼされたといわれているそうです。

ちなみに、城跡の１区画である「三の郭」まで車で登ってくることができます（道もそれなりに整備されていました）。

ではでは、さっそくまずは「二の郭」へ。
こちらも先ほど訪れた「具志川城跡」と同じく、今は石垣が残るだけのようです｡｡｡

（宇江城城跡の風景①）

そして標高約310メートルの宇江城岳山頂に築かれた「一の郭」へ☆

（宇江城城跡の風景②）

この「宇江城城跡」は、沖縄県内のグスクのうち最高所に位置する山城で、周囲に視界を遮るものがないため、久米島をほぼ360度眺望することができます！

まずは西側から。
写真左手奥に、かすかに「久米島空港」も見えますね〜。

次に北方向へ視線を移し…。

（宇江城城跡の風景③）

さらに東の方角を眺め…。

（宇江城城跡の風景④）

最後に島の南面へ。
こうして久米島全体を眺めてみると、思っていた以上に起伏があって緑豊かな印象かな。

ここからだとぐるっと久米島を見回すことができて、まさに文字通りのビューポイントになります☆

15世紀に繁栄したこのお城も、今は僅かな残滓を残すのみ……。
それでも多大な労力をかけてこのような場所に築城したことからも、久米島統治にかける思いが伝わってきます。

（宇江城城跡の風景⑤）

「一の郭」から「二の郭」を眺めると、グスクが山の尾根伝いに造られていることがよく分かります。

（宇江城城跡の風景⑥）

沖縄にあるグスクの、こういう丸みを帯びた石垣の造りが美しい｡｡｡

このあたりで、久米島２つめのグスク・宇江城城跡の散策を終わりに。

私的にはとってもステキな城跡でしたけど、そのスジに興味が無い方でも、この絶景を見るためだけでも訪れる価値があると思います。

最後に帰り道でそのシルエットを１枚パチリ。

〔 沖縄久米島イーフビーチホテル 〕

「宇江城城跡」からさらに車を南東方向へ走らせ、今日の宿である「イーフビーチ」のすぐそばに位置する「沖縄久米島イーフビーチホテル」へ到着。

ENリゾート久米島イーフビーチホテル 宿・ホテル

部屋は３階建ての２階にあたるこちら。

も・ち・ろ・んオーシャンビュー♪

17時くらいにホテルに着いたので、空港からだいたい３時間の観光でした。
久しぶりに歩き回ってちと疲れたので、海を眺めながらしばしこの椅子に身をゆだねましょうか……。

〔 イーフビーチ 〕

そして時刻は18時近く……最後の気力？を振り絞りつつ、「イーフビーチ」へ繰り出します。

イーフビーチ ビーチ

この「イーフビーチ」は長さ２キロにおよぶ白い砂浜で、「日本の渚百選」にも選ばれている有名なビーチなんだそうです。

さすがにまだ海水浴シーズン本番ではないので、ビーチもとっても静か｡｡｡

（イーフビーチの風景①）

（イーフビーチの風景②）

さすが沖縄の海だけあって、透明度も高いです☆

（イーフビーチの風景③）

（イーフビーチの風景④）

ここでこのままぼ〜〜としてるのもいいんですけど、何か画竜点睛を欠く感が……。

そう！
「イーフビーチ」は島の東側に面しているので、サンセットを眺めることができないんだな〜。

〔 アーラ浜 〕

……という訳で急遽ホテルから西へ車を飛ばし、製糖工場の裏あたりから続く細い道を少し不安になりながら進んでゆくと、「アーラ浜」の前に出ました。
（一応、ところどころに案内表示がありましたが）

ここならビーチが島の西側に面しているので、きれいなサンセットが見れるはず♪

アーラ浜 ビーチ

お、良かった〜〜〜間に合いました！

パラグライダーをやっている人が数名いただけで、こちらのビーチもとってものどかな雰囲気。
ではサンセットまで、もうしばしこの砂浜の上で待ちますか。

（アーラ浜の風景①）

（アーラ浜の風景②）

う〜ん、だいぶ陽も沈んできました☆
沖縄の離島で眺める東シナ海に沈む夕陽、素晴らしいですね〜。

それにしても、数か月前にはまさかこんなところに居るなんで想像もできない環境だったしな……。
これも何かのめぐり合わせ、か｡｡｡

（アーラ浜の風景③）

（アーラ浜の風景④）

そして18時45分過ぎ、夕陽は雲間に消えていきました｡｡｡

さ、あたりが完全に暗くなる前に、そろそろホテルへ戻りましょうか。
（ここまで来た細い道に街灯とかあまりなさそうでしたし…）

帰り道にあったお店でオリオンビールを調達し、ホテルの部屋でまずは一息｡｡｡
いや〜〜まだわずか半日ですけど、「球美の島」にふさわしい光景にたくさん出合うことができました♪

そして、明日はついに東洋一の美しい砂浜とも称されるあの場所へ……。


＜この続きは旅行記その３（http://4travel.jp/travelogue/10879496）で＞