中国ぶらぶら歩き　内モンゴル自治区　通遼　編

2013/11/26 - 2013/11/26

中国　内モンゴル自治区の通遼に行きました。通遼は瀋陽から北に２５０ｋｍぐらいのところにある街で、鉄道の要所として栄えたところです。この街には遼河の上流が流れているので、通遼という名前になったのではと思います。
通遼市内には特に見どころは無いのですが、その途中で、瀋陽から一番近い「カルチン砂漠」が見れるというので行ってみました。というわけで、単なる列車の旅に近い旅行記ですがご覧ください。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 2.0
• グルメ: 2.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 4.0

• 交通手段: 鉄道 徒歩

新しく改装された瀋陽北駅から出発です。ホーム上に列車ごとの自動改札口ができましたので、とても便利になりました。とは言いながら押し合い文化は健在です。

今日乗る列車はＫ（快速）タイプの長距離夜行列車で使われる編成です。最近は高速鉄道（新幹線）に乗る機会が多いのですが、久々の客車なのでワクワクしますね。

この列車はＫ１５２０瀋陽北発包頭行です。包頭は内モンゴル自治区の西方にある都市で、約１３００ｋｍを約１日まるまるかけて進みます。のんびりした旅ですね。飛行機なら３時間もかからないと思いますので、さすがに包頭まで行く人は少ないと思いますが、どうでしょうか。。。。

一等寝台列車（軟臥）の通路です。私が乗った日はほとんど乗客はいなくひっそりとしていました。一等寝台は１両だけです。その他、二等寝台（硬臥）、二等座席車（硬座）、および食堂車（餐車）があります。おそらく１６両編成ぐらいだったと思います。

一等寝台車の内部です。もちろん夜を越さない利用でもＯＫです。ベッドも自由に使えますよ。

一等寝台は個室で２段ベッド、二等寝台はオープンで３段ベッドが並んでいます。一等寝台でもカーテンはありません。乗客が少なかったので貸切でした！！ラッキー。

乗車後、切符と引き換えに車掌さんからこんなカードをもらいます。降りる駅が近づくと、このカードと切符をまた引き換えますので、熟睡していても車掌さんが起こしてくれる仕組みになっています。

瀋陽北駅を出発しました。この列車の窓枠は木製です。結構古いタイプですね。

瀋陽を出て３０分もたつと、トウモロコシを収穫した後の農地が広がっていました。

瀋陽の郊外の新民という比較的大きい市の手前で遼河を渡ります。その名の通り遼寧省を縦断する河です。

こちらも遼河の支流です。今は乾季ですので川の流れは細くなっています。そして氷も張り始めていますね。

農村の間近も通ります。

トウモロコシ畑がづっと続き、砂漠はまだ先です。

こちらも、遼河の支流ですが、凍っている面積が多くなってきました。

阜新市の彰武県に入りました。農村地帯の中心街という感じのところです。

彰武駅です。意外と大きいですね。

但し街側ではないほうはこんな感じで閑散としています。

彰武を出るととうとう砂漠となりました。とはいってもサハラ砂漠のような砂の砂漠ではなく、乾燥した草原といった感じかもしれません。岩もごつごつしています。このあたりは「カルチン砂漠」と言われますが、このずっと先はゴビ砂漠となり、モンゴルへと続きます。

やはり砂漠というよりかは草原、荒地ですね。

こんな景色が１時間半ぐらい続き通遼に近づきました。

通遼に到着。鉄道の要所だけあって立派な駅です。

駅舎も大きいですね。モンゴル字も書かれていますね。

駅前にはタクシーがたくさん止まっていました。

駅前のオブジェです。

やはり建物の看板にモンゴル字が併記されていますね。
空が綺麗です。ＰＭ２．５は少なそうですが寒い！！

街の交通手段。カバー付オート三輪です。中国東北部では神牛（センニィャウ〜）と呼ばれます。

駅周辺は人民公園しか目を見張るものはありませんでした。

公園には、モンゴル式移動家屋のパオもありますが。。。もちろん人は住んでいなくオブジェです。

駅前には長距離バスも並んでいます。鉄道だけではなくバスも含めた交通の要所でした。

通遼バスターミナルは駅前にありました。こちらから瀋陽までバスで帰りましたが５時間ぐらい、長丁場でした。鉄道のほうが早いですね。ちなみに一等寝台は１４６．５元、バスは７９元。バスは半額強ですが、寝台の旅をお勧めしますよ！！