人が優しすぎる穴場街＠ティトゥアン ＜海外女一人旅第３弾＞

2013/09/03 - 2013/09/04

　当初は泊まる予定がなかったのですが１泊したティトゥアン。世界遺産にも指定されている美しい白い街並みです。私はスペインから船でモロッコのタンジェに着いたのが夜遅めで、目的地のシャウエンにその日中には着けなかったので途中のこの街に泊まることになりました。着いたときは何でこの街に来なきゃいけないのかと思ったり、バスターミナルから宿まで遠かったりで文句ばかりでしたが、次の日にはすっかりこの街を好きになっていました。昨日までのヨーロッパの街並みとは打って変わった香辛料の匂いのする刺激的な混雑したメディナに魅せられたのもありますが、何よりたった１泊しかしていないのに親切な人にたくさん出会えたことが大きいです。まず道を聞いた人３、４人の方はみんな目的地まで連れて行ってくれました。初日に道を聞いた男性は、自分のお年寄りのお母さんを引き連れながら建物の４階にある宿まで案内してくれたり(お母さんは１階で待ってました)、私服警察官だと名乗る人がメディナで危ないからと警護してくれたり。チップを要求されるの覚悟だったのですが、握手だけして去って行きました。他にもバスターミナルで地べたに座って待っていたら心配した男性が食事をおごってくれたり。イスラム教の教えもあるのでしょうが、この街は観光客が本当に少ないせいか旅行者をとても大切に扱ってくれます。ただ子供たちが私を見る度に「チーノ、チーノ」と言うのはやめてほしいです笑。それからモロッコはフランスの植民地だったということは知っていたのですが、ティトゥアンはスペイン寄りの街なのでスペイン語話者もとても多いことに驚きました。つまりアラビア、フランス、スペイン語話者が混在しているわけで、アラビア人っぽい人にアラビア語でお礼を言っても、「僕はスペイン語しか使わないんだ」と言われたり困惑することが多かったです。

９/３　　２２:００ タンジェからティトゥアン着
９/４　　市内観光
　　　　１５：００ シャウエンヘ

エリア ティトゥアン(モロッコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

＜宿＞
"Pension Iberia"
・ダブル１泊約９６０円
・wi-fiあり
・水シャワー・バスタブ・トイレ共同
・洗面所つき
・収納棚つき

ムハンマド５世通りという町のメインストリートのようなところに面する宿。ビルの４階にあるため階段を毎回上るのはきついですが、経営されている親子は親切で居心地が良かったです。朝、激しく親子ゲンカしてましたが。１泊だけなのであまり思い入れはないですが、値引きしてくれましたし清潔で立地もいい宿なのでおすすめします。

＜移動手段＞
船でスペインのアルへシラスからモロッコのタンジェへ。そこからバスでティトゥアンへ到着。

市内の移動→タクシー(タンジェで)
長距離移動(シャウエン)→バス

港からバスターミナルまでのバスがもう終わっていたようだったので、モロッコ人４人とタクシーをシェアしました。バスにはCTMと民営があってCTMの方がちょっと値が張りますが、クオリティも高いです。シャウエンまで民営に乗ったのですが、窓が開かずうだるような暑さでした。

＜おすすめプラン＞
第３位、青果市場
たまたま立ち寄った市場。みんな親切にたくさん果物の試食をさせてくれてコーヒーまでいただきました。

近くには白いペリカン(？)がたくさん。魚を狙っていました。

第２位、街並みを一望
メディナから上ったところにある砦のような建物近くから、景色を一望できます。全体的に白い街並みで地中海の街という感じ。風がとても強かったです。

第１位、メディナをぶらぶら
ヨーロッパを旅していて正直”旅をしている”という感覚が湧かなかったのですが、みんな民族衣装を着ていて混沌とした雰囲気のあるこのメディナに入った瞬間、旅のワクワク感がまたわき起こりました。イスラム教徒の服装は見慣れてますが、ネズミ男のような格好やベルベル人女性の麦わら帽子は初めて見たので新鮮でした。

白だけでなく青、ピンク、黄色、緑の色も混ざり合わさった街です。

＜食事＞
ホブス
平たくて丸いアラビアパン。モロッコで朝食時によく食べていました。固めで重みがあるのですが、チーズやオリーブオイルと合わせると美味しくて、バイキングのところでは５、６個も食べてました。

ロールサンド
バスターミナルで食べたものです。野菜や米のような

ミントティー
砂糖を入れすぎていて激甘でしたが、ミント好きな人にはおすすめです。