2013/08/11 - 2013/08/11
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neisanさん
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アテネからメテオラへの日帰り観光を計画しました。一般的にはデルファイも含め1泊2日のコースとなるのですが、一人旅かつ旅行日程にもゆとりがないため、やむなく日帰りとなりました。
メテオラへの入り口となるカランバカまでのギリシア国鉄の1等車はとても快適で、往復の時間が長いと感じることもなく列車旅を楽しむことができました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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カランバカへの直通列車は、アテネ中央駅から1日1往復。アテネ中央駅の駅前にあるアリストンホテルを2晩予約し、帰りの列車が遅くれても心配のないようにしました。アテネ旧市街より少し離れていますが、部屋はきれいで宿泊費も旧市街の同レベルホテルより安く結果として正解でした。レストランは中央駅にあるエベレスト以外は近くに見当たらず、食事には不向きなようです。
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アテネ中央駅です。意外とこぢんまりしています。駅舎の左半分はレストランチェーンのエベレストでした。
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アテネ中央駅構内にある時刻表。列車の本数も駅舎の規模に合っているようです。
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ギリシア国鉄のホームページから購入したカランバカまでの往復切符。当日はこれを印刷し持参すればOK。
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入線してきた884列車。ホームは旅行者で一杯です。列車の編成は先頭からディーゼル機関車・電源車+1等車(コンパーメント)で1両・ビュッフェ車1両・2等車(コンパーメント)・2等車(オープンサロン)数両の順になっています。旅行シーズンのためか、ビュッフェ車も指定席を持たない旅行者であふれていました。
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同室の男性から1等車は朝食が付くことを教えて頂きました。その後車掌さんが検札、先ほど予約券を見せたところ、チケットを1枚渡してくれました。これがその朝食引換券です。ギリシア語で書かれたチケットは解読不能。同室の女性が内容をギリシア語から英語に翻訳してくれ、ようやく意味が分かりました。こういうときに旅人への親切さを痛感します。客車室内で日本人と名乗り、日帰りでメテオラへ行くところだと話してからとても和やかなムードになりました。ギリシアの人にとってもメテオラはとても誇れる場所のようです。
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ビュッフェで朝食セットを頂いてきました。ケバブをピタにくるんだようなものがメイン。他にクラッカーやチョコレート菓子と飲み物がつきました。ホテルで朝食を済ましてきており、これがほどよい昼食になりました。
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しばらくの間、緑豊かな穀倉地帯を列車は走り続けます。やがて前方に大きな山塊が見え、山岳地帯に入ります。この辺りから列車の速度が落ち、線路も単線非電化になりました。
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途中険しい山岳地帯を通り抜けて行きます。同室の老人が女性に通訳を頼み、この先の橋で沢山の兵士が殺されたと教えてくれました。
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1等車コンパーメントの廊下です。車両は比較的新しく快適です。室内も2等車に比べかなり広く、前の席の人とは膝が触れることはありません。ギリシア国鉄のホームページで切符を買う際、座席の指定ができます。往路は窓側の奇数番が進行方向に向いた席でした。私は後ろ向きの席を取ってしまいましたが、同室の方が気持ちよく席を替わってくれ、外の風景を思う存分楽しむことができました。
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カランバカ駅に着くしばらく前から、列車前方に大きな岩山が見えてきます。いよいよメテオラです。
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カランバカ駅前にはタクシーが沢山客待ちをしています。ひとりのタクシードライバーに声をかけ、2時間半の貸し切りで50ユーロであることを確認しました。1時間20ユーロが協定料金のようです。
この先、どのタクシーか分からなくなると困るので車のナンバーを撮しておきました。ドライバーもこちらもカタコトの英語ですが、意志の疎通に困ることはありませんでした。
ドライバーから「4つの修道院とパノラマ展望のできるところへ案内するよ」といわれおまかせに、タクシーは狭い道を通り抜け効率よく案内をしてくれます。 -
タクシーはカストラキの街を抜け高度を上げていきます。メテオラの岩山が目前に迫ってきました。
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修道院群に到着しました。
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隣に見える修道院を見ると自分のいる所の想像がつきます。
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修道院の中庭は意外と広、くゆったりと見て歩くことができました。
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修道院のテラスからカランバカの町を見下ろします。
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荷物用リフトです。
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眼下に見える修道院。岩山にへばりついて建てられていることがよくわかります。
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人間も運べるゴンドラ。観光客は岩肌の階段をアップダウンします。
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素晴らしい展望を反対側から見るとこんな感じです。
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修道院群を一巡し下界へ降りてきました。
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カランバカ駅へ到着。2時間半の予定が3時間近くになりましたが、約束通りの50ユーロでOK。ドライバーもサンキューと言って帰っていきました。駅にはもう他のタクシーもいません。これで今日の仕事は終わり?
まだ列車の出発まで1時間以上あるのですが、暑い街中を歩き回る気力がなく、駅で一休みすることにしました。 -
朝乗ってきた列車がホームでそのまま待機しており、プラットホームへは自由に出入りできます。
近くのカフェに入って休憩をと思ったのですが、駅の近辺には見当たらず、駅前のケーキ屋さんで飲み物を買いホームのベンチで休憩することにしました。日本の夏とは違い、日陰に入ればそれになりに涼しく時間もゆっくりと流れていきます。 -
駅前からの眺め。神のいる天空に近付こうとしたことが、ここから見ればわからないでもありません。
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ビュッフェ車両の内部。よくやく扉が開き車内へ。帰りは往路ほどの乗客がないため、しばらくここで飲み物でも片手にゆっくり帰ることにしました。
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復路の軽食券。帰りは手書きの引き合え券でした。
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軽食といいながらも結構な大きさがあります。チーズ・ハム・トマトサンド。結局これが夕食になりました。他にもメニューがあり、カランバカの往復は列車内で食事が可能なことが分かりました。
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アテネ中央駅へ30分ほど遅れて到着。時刻は23時に近づいています。
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駅前のアリストンホテル。ここに宿泊したのは正解でした。
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